こんにちは!大阪府八尾市の歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。
歯の事やそれに関連する様々な疑問に勝手に答えていく「もりかわ歯科の勝手に解説!ブログ」です!
「以前から歯並びが気になってるけど、どういった治療があるのか分からない…」
「矯正は高いって聞くけど、本当?」
「矯正したいけど、何から始めたらいいか分からない…」
そんな風に悩んでいませんか?
実は、歯列矯正って一言で言っても色々な方法があるんです。
今回はそんな矯正治療について分かりやすくご説明します。
この記事を読めば、あなたにピッタリの矯正方法が見つかるハズですよ!
歯列矯正の必要性
歯並びは、十人十色。お顔立ちと同じように、あなたの個性の一つです。
「美しい歯並び」の基準は時代や文化によって移り変わりますが、 一般的には以下の要素が組み合わさって、その人の歯並びが決まります。
歯の位置
それぞれの歯が顎の骨の中でどのように生えているか、ということです。
理想的な位置はすべての歯がそれぞれの役割を果たせるように、適切な位置に生えている状態となります。
それぞれの歯の役割
前歯
食べ物を噛み切る歯です。上の前歯は下の前歯を2〜3mm程度覆っているのが理想的とされています。
犬歯
食べ物を引き裂く役割を担います。口角のカーブに沿って位置し、笑顔の表情を豊かにします。
小臼歯
食べ物を細かく砕きます。前歯と奥歯の橋渡し的な存在で、噛み合わせの安定に貢献します。
大臼歯
食べ物をすりつぶす役割の歯です。最も奥に位置し、噛む力の要となります。
問題となる位置
叢生(そうせい)
歯が重なり合っている状態。
歯磨きがしにくく、むし歯や歯周病等のリスクが高まります。
空隙歯列(くうげきしれつ)
歯と歯に隙間がある状態。
見た目の問題だけでなく、発音に影響が出たり、食べ物が挟まりやすくなることがあります。
埋伏歯(まいふくし)
歯が骨の中に埋まったまま生えてこない状態です。
埋伏歯になりやすい歯は、親知らずや上顎の犬歯が多く、周りの歯に悪影響を与えたり、嚢胞(のうほう)という病気を引き起こすこともあります。
歯の向き
歯がどの方向を向いて生えているか、ということです。
噛み合わせや歯並びに調和するように、正しい方向を向いている状態が良いとされています。
問題となる向き
捻転(ねんてん)
歯がねじれている状態。歯磨きがしにくく、むし歯や歯周病のリスクが高まります。
傾斜(けいしゃ)
歯が内側や外側に傾いている状態。噛み合わせが悪くなったり、見た目の問題が生じることがあります。
歯と歯の間隔
歯と歯の間隔とは、歯と歯の間にどの程度の隙間があるか、ということです。
適切な隙間があり、歯ブラシが通りやすい状態が適切な間隔と言えます。
問題となる位置
空隙歯列(くうげきしれつ)
歯と歯の間に隙間がある状態。見た目の問題だけでなく、発音に影響が出たり、食べ物が挟まりやすくなることもあります。
叢生(そうせい)
歯が重なり合っている状態。歯磨きがしにくく、むし歯や歯周病のリスクが高まります。
噛み合わせ
上下の歯がどのように接触しているか、すべての歯がバランス良く接触し、食べ物を効率よく噛み砕ける状態が理想的です。
問題となる位置
反対咬合(はんたいこうごう)
下の前歯が上の前歯よりも前に出ている状態。「受け口」とも呼ばれます。
過蓋咬合(かがいこうごう)
上の前歯が下の前歯を覆いすぎている状態。「出っ歯」とも呼ばれます。
交叉咬合(こうさこうごう)
一部の歯だけが反対に噛み合っている状態。
開咬(かいこう)
奥歯で噛んだ時に、前歯が噛み合わない状態。
歯並びが良いことは多くのメリットをもたらします。
歯並びが悪いと起こる問題
歯並びが悪いと、見た目の問題だけでなく、様々な悪影響を及ぼす可能性があります。
むし歯や歯周病になりやすい
歯並びが悪いと、歯ブラシが隅々まで届きにくく、歯垢(プラーク)や食べカスが残りやすくなります。特に、歯が重なっていたり、傾いていたりする場合は、歯ブラシの毛先が届かず、汚れが溜まりやすい状態です。
歯垢は、むし歯の原因となる細菌の温床です。また、歯垢が石灰化して歯石になると、歯周病を引き起こす原因となります。歯周病は、歯ぐきが腫れたり、出血したりするだけでなく、進行すると歯を支える骨が溶けて、最終的には歯を失ってしまう可能性もあります。
噛み合わせが悪くなる
歯並びが悪いと、上下の歯が正しく噛み合わず、特定の歯に過度な負担がかかることがあります。
顎関節症
噛み合わせが悪いと、顎関節に負担がかかり、顎関節症を引き起こすことがあります。顎関節症は、顎の関節が痛んだり、口が開けにくくなったりする病気です。
偏咀嚼(へんそしゃく)
噛み合わせが悪いと、片方の歯でばかり噛む癖がついてしまうことがあります。偏咀嚼は、顎の関節や筋肉に負担をかけ、顔の歪みや肩こりなどを引き起こす可能性があります。
発音障害
歯並びが悪いと、舌や唇の動きが制限され、正しい発音がしにくくなることがあります。特に、サ行やタ行の発音が不明瞭になりやすいです。
見た目に自信が持てない
歯並びが悪いと、口元にコンプレックスを感じ、笑顔に自信が持てなくなることがあります。人前で話すときや笑うときに口元を隠してしまう、写真撮影を避けるなど、消極的な行動につながることもあります。
特に、成長期のお子さんの場合は、歯並びのコンプレックスが、いじめの原因になることもあります。また、大人になってからも、歯並びのせいで就職活動や婚活に影響が出る可能性も否定できません。
このように、歯並びが悪いことは、見た目の問題だけでなく、お口の健康や全身の健康、さらには精神的な健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。
歯並びは、あなたの健康と笑顔に大きく影響します。
「歯並びは、多少悪くても大丈夫」と安易に考えるのではなく、
「歯並びは、良いに越したことはない」という認識を持つことが大切です。
もし、少しでも歯並びで悩んでいるなら、ぜひ一度矯正歯科医に相談してみましょう。
あなたの歯並びの状態やライフスタイル、ご希望に合わせて、最適な治療方法を提案してくれます。
歯列矯正に最適な時期は?
歯列矯正に最適な時期は、年齢や歯並びの状態によって異なります。
治療の開始時期は「早ければ早いほど良い」と思われがちですが、一概にそうとは言い切れません。 歯並びの状態や年齢、成長段階によって最適な時期は異なります。
子供の場合
一般的に、子供の歯列矯正は、顎の骨が成長段階にある時期に行うのが効果的です。
第一期治療(混合歯列期)
6歳〜12歳頃。永久歯と乳歯が混在している時期に行います。顎の成長を利用して歯並びや噛み合わせを改善し、永久歯が生えるスペースを確保します。
第二期治療(永久歯列期)
12歳以降。永久歯が生え揃ってから行います。歯並びや噛み合わせを細かく調整し、より美しい歯並びを目指します。
歯並びの状態によっては、3歳頃から矯正治療を開始する場合もあります。 早期に治療を開始することで、顎の成長をコントロールし、抜歯をせずに歯並びを改善できる可能性が高まります。
特に以下のような場合は、早めのご相談をおすすめします。
- 乳歯の時期から歯並びが悪い
- 永久歯が生え変わる時期に歯並びが気になる
- 顎の成長に異常を感じる
- 噛み合わせが悪い
- 口呼吸をしている
大人の場合
大人の歯列矯正は、基本的に何歳からでも可能です。
ただし、歯周病などがある場合は、先に治療を行う必要があります。
大人の場合は、顎の骨の成長が止まっているため、子供の頃のように顎の骨を動かすことはできません。
そのため、抜歯が必要になる場合や、治療期間が長くなる場合があります。
近年では、マウスピース矯正など、目立たずに治療できる方法も増えており、大人でも気軽に矯正治療を始められるようになってきました。
歯列矯正の種類
歯並びを美しく整える歯列矯正治療ですが、その方法は大きく分けてワイヤー矯正とマウスピース矯正(インビザライン)の2種類があります。それぞれの特徴は以下のようになります。
ワイヤー矯正
ワイヤー矯正は、歯の表面に接着したブラケットと呼ばれる小さな装置にワイヤーを通し、そのワイヤーの弾性を利用して歯に力を加え、徐々に歯を動かしていく方法です。ワイヤーの太さや形状、ブラケットの位置などを調整することで、歯を効率的に動かし、美しい歯並びを目指します。
ワイヤー矯正のメリット
ワイヤー矯正は、様々な歯並びや噛み合わせに対応できる柔軟性と、歯の動きを細かくコントロールできる精密性を持ち合わせています。また、長年の歴史と豊富な実績により、その効果と安全性が確立されているという点も大きなメリットです。
ワイヤー矯正のデメリット
ワイヤー矯正は、装置が目立ちやすく、見た目が気になる場合があります。また、装置が固定されているため、歯磨きがしにくく、食べ物が挟まりやすいというデメリットもあります。さらに、治療初期には痛みや違和感を感じることがあります。
マウスピース矯正(インビザライン)
マウスピース矯正(インビザライン)は、透明なマウスピースを装着して歯並びを矯正する画期的な治療法です。患者さん一人ひとりの歯型に合わせて作られたオーダーメイドのマウスピースを装着し、定期的に新しいマウスピースに交換することで、少しずつ歯を動かし、徐々に歯並びを改善していきます。
マウスピース矯正(インビザライン)のメリット
目立たない
透明なマウスピースなので、装着していてもほとんど気づかれません。
取り外し可能
食事や歯磨きの際は取り外せるので、普段通りの生活を送れます。
快適
ワイヤー矯正に比べて痛みや違和感が少なく、金属アレルギーの心配もありません。
衛生的
取り外して洗浄できるので、清潔に保てます。
治療計画を事前に確認できる
3Dシミュレーションで治療後の歯並びを事前に確認できるので、安心して治療を始められます。
マウスピース矯正(インビザライン)のデメリット
適応症例が限られる
複雑な歯並びや骨格的な問題がある場合、マウスピース矯正では対応できないことがあります。
費用が高い
マウスピース矯正(インビザライン)は保険適用外のため、全額自己負担となります。
当院のおすすめするマウスピース矯正(インビザライン)
ワイヤー矯正は、様々な歯並びに対応でき、精密な歯の移動が可能です。しかし、装置が目立ち、痛みや違和感を感じやすいというデメリットもあります。
一方、マウスピース矯正は、透明で目立たず、取り外し可能なため、快適に治療を進められます。食事や歯磨きも普段通りに行え、金属アレルギーの心配もありません。さらに、3Dシミュレーションで治療後の歯並びを事前に確認できるため、安心して治療を始められます。
気になる費用や治療期間は?
当院のインビザライン矯正は、患者様にご安心いただけるように明確な料金体系を採用しています。
費用
当院では、インビザライン矯正の費用を825,000円(税込)でご案内しています。
追加料金なし
マウスピースの紛失や破損、追加のアタッチメント装着などによる追加料金は一切かかりません。
調整料なし
月々の調整料も不要です。
万が一の安心
治療期間の延長や装置の追加が必要な場合でも、最初にご提示した金額以上の費用は発生しません。
「トータルフィー」 の安心価格でご提供
トータルフィー制度(治療費定額制度)とは、矯正治療にかかる費用を、治療開始前に総額で提示するシステムです。
通常、矯正治療の費用は、
- 初診相談料
- 検査費用(レントゲン、口腔内写真など)
- 診断料
- 治療費(装置代、調整料など)
- 保定装置費用
など、様々な項目に分かれています。
トータルフィー制度では、これらの費用をすべて含めた総額を治療開始前に提示します。
そのため患者様は、
- 治療費が明確で安心: 治療中に追加費用が発生する心配がないため、安心して治療に臨めます。
- 予算計画が立てやすい: 総額が分かっているので、無理のない資金計画を立てられます。
- 通院のたびに支払う手間がない: 都度支払いの手間が省け、スムーズに通院できます。
といったメリットがあります。
治療期間
歯並びの状態によって異なりますが、1年~2年程度が一般的です。 当院では、3Dシミュレーションで治療計画を立て、患者様と一緒に治療期間の目安を確認します。
症例によっては短期間で治療が完了することも!
当院では、症例によっては短期間で治療が完了することもあります。
例えば以下の動画のような八重歯が気になる40代女性のケースでは、マウスピース矯正と抜歯を併用することで、わずか8ヶ月で美しい歯並びと健康な口腔内を実現しました。
『教えて‼︎こうじ先生』八重歯の人必見‼︎抜歯矯正もこんなに早く治るの?
動画のような事例がすべてに当てはまるわけではありませんが、症例によっては短期間で治療が完了することもありますので、まずは無料相談にお越しいただき、お気軽にご相談ください!
詳しくこちらから。
マウスピース矯正(インビザライン)
まとめ「自分に合った歯列矯正方法で、人生を豊かに!」
当院のインビザライン矯正は、透明で目立たず、快適に治療を進められるだけでなく、「トータルフィー制度」で費用も明確なので、安心して治療に専念できます。
歯並びのお悩みは、ぜひ当院にご相談ください。インビザライン専門ドクター 森川 康司(もりかわ こうじ)が、お一人お一人の患者様に合わせた治療プランを丁寧にご提案いたします。
医療法人甦歯会 マイデンタルクリニックもりかわ歯科
- 住所:〒581-0803 大阪府八尾市光町2丁目3 アリオ八尾2F
- 電話番号:072-922-8148
- 診療時間:10:00~13:00 / 14:00~19:00(年中無休)
- URL:https://yao-shika-morikawa.or.jp/
医療法人甦歯会 リノアス診療所もりかわ歯科
- 住所:〒581-8680 大阪府八尾市光町2丁目60 リノアス7F
- 電話番号:072-992-8148
- 診療時間:10:00~13:00 / 14:00~19:00(年中無休)
- URL:https://yao-shika-morikawa.or.jp/
医療法人甦歯会 もりかわ歯科 志記診療所
- 住所:〒581-0031 大阪府八尾市志紀町2丁目45 小枝ビル1階
- 電話番号:072-949-4673
- 診療時間:9:30~13:00 / 14:00~18:30(休診日:日・祝)
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