当院では、上顎（うわあご）に付ける装置「MSE」とインビザライン矯正と併用しながら治療する治療法があります。

歯を抜かずに矯正治療を行いたい場合など、「MSE」拡大装置を使用することがあります。

「MSE」を使用することで、上顎を歯がきれいに並ぶ正常な大きさに広げることができます。

MSE 拡大装置 とは

MSEは、上顎（上あご）の幅を拡大するために効果的に活用されています。

MSEは「Maxillary Skeletal Expander」の略であり、特に狭い上顎によって歯並びが悪い患者にとって画期的な治療法です。

狭い上顎は、噛み合わせの不調や顔貌のバランスに影響を及ぼすことがあります。

MSEメリット、デメリット

MSEをすることでメリットもあり、デメリットもあるのでそれぞれご紹介させて頂きます。

メリットについて

１、治療の期間が短い

インビザライン矯正前

インビザライン矯正８カ月後

MSEで治療すると上顎を広げて治療するので治療期間が短く出来ます。
イベントまでに治したい方、治療期間を短くしたい方にいいです。

インビザライン矯正やワイヤー矯正でも歯並びを整えるためにスペースを作らないといけません。
MSEを使うと本来、スペースを作るのに１年位かかるはずのスペースも１カ月、２カ月で作ることが可能になります。

このように八重歯の方が10カ月でここまで歯並びが綺麗になります。

３、歯を抜かずに矯正が出来る

MSEを使って矯正することでこのように前歯と前歯の間にスペースをつくる事が出来ます。
大体、1～2カ月程の期間です。

本来、このスペースを作るために前から4番目（第一小臼歯）を抜歯を進めていきます。
ただ、MSEはこのように抜歯をせずにスペースをつくることが可能になってきます。
8カ月程で歯を並べていきます。

デメリットについて

２、見た目が気になる

インビザライン矯正前

インビザライン矯正８カ月後

MSEの一番のデメリットは見た目です。
前歯と前歯の間にスペースを作るので一時期「すきっ歯』になります。

左はMSEやり始めて2カ月です。右はMSEやりはじめて5カ月です。
このようにすきっ歯にしてからスペースを閉じていきますので5カ月経つと隙間はなくなります。

1、シミュレーションを立てて治療するので安心できる

もりかわ歯科ではインビザラインと併用できる特殊な技術があるからこそシミュレーションと併用する事が出来ます。

１ヶ月

２ヶ月

３ヶ月

４ヶ月

このようにシミュレーションと実際のお口を照らし合わせながら進めていきますので安心して進める事が出来ます。

また、自分の歯並びがどうなるのかわかるので安心できます。

２、マウスピースをつけながら治療するので見た目が目立ちにくい

インビザライン矯正とMSE治療を併用する事でマウスピースをつけながら治療ができます。

つけていない時

つけている時

マウスピースをつけることでデメリットである見た目を目立たないようにできます。
もりかわ歯科ならではの技術があるので実現する事が可能になります。

医療費控除とは、その年の1月1日から12月31日までの間に、家族全員で10万円以上の医療費を支払った場合、税務署へ確定申告することで所得税が減額され、医療費の一部が還付される制度です。歯科医院で支払った家族全員の合計額ではなく、怪我や病気などで支払った家族全員の医療費のすべてになるため、意外と1年で10万円以上払っている可能性があります。

インビザライン治療が医療費控除の対象となるのは「歯の機能に問題があること」が条件となります。

例えば、噛み合わせが悪いため発音に支障が出ている場合や、子供の成長を阻害するような噛み合わせの悪さを矯正するためであれば対象となります。審美を目的とする場合は対象となりませんのでご注意下さい。

対象と認められると、インビザライン矯正にかかるすべての費用が医療費控除の対象になります。

治療費はもちろん、病院への交通費なども対象になるので、レシートをしっかりと保管しておきましょう。
その他ご不明点がございましたら、管轄の税務署までご確認下さい。