Tag Archives: 歯並び

レントゲンからより精密な治療計画を立てる方法

レントゲンからより精密な治療計画を立てる方法

2023年11月24日

こんにちは。大阪府八尾市にある歯医者医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

今回は、レントゲンから治療計画を立てる方法をお話させて頂きます。

インビザライン矯正において治療計画は命です。

歯を動かすための計画は『クリンチェック』と言われる3Dで歯をコントロール出来るソフトを使って歯並びをシミュレーションしていきます。

 

ただ、歯をコントロールする前に大切なことがあります。

それは歯を動かすための目標を作ることが大切です。

サッカーでもゴールがなければ蹴る方向がわかりません。

インビザライン矯正にしても歯を動かすためのゴールを決定することが大切です。

 

当院では矯正用レントゲン(セファロ)を用いて精密に作成しております。

『WEBCEPH(ウェブセフ)』というソフトを使っております。

 

この記事では、『WEBCEPH(ウェブセフ)』を使って治療計画を立てる様子や、分析結果から分かることなどご説明させて頂きます。

この記事の内容を動画でも公開しておりますので、そちらも併せてご覧ください。

矯正用レントゲン(セファロ)について

矯正用レントゲン(セファロ)とは?

​​​​セファロ(cephalo)は、ギリシャ語の「κεφαλή」(kephalē)から派生した言葉で、頭部や頭蓋を指す医学用語です。セファロは、頭部や顔面に関連するさまざまな解剖学的構造や症状を指す際に使用されます。特に、歯科や顎顔面外科などの医学分野で、顔の骨格や顎の位置、歯の咬合(かみあわせ)関連の問題を評価する際によく使われます。セファロメトリー(cephalometry)は、顔面や頭蓋骨の測定や分析を行う医学的手法を指します。この手法は、顎顔面外科手術の計画や歯科矯正治療の診断に役立ちます。

矯正用レントゲン(セファロ)とWEBCEPH(ウェブセフ)を使うことでより精密な計画が立てられる!

WEBCEPH(ウェブセフ)とは、セファロで撮影した情報をAIが分析してくれる最新のソフトです。

下記にWEBCEPH(ウェブセフ)を使うことで何が良くなるのか実際の画面のスクショと併せて説明していきます。

WEBCEPH(ウェブセフ)でわかることは?

矯正用レントゲン(セファロ)を撮影するだけでは意味がありません。

レントゲンで撮影した情報を分析して治療計画を立案することが重要です。

まず、WEBCEPH(ウェブセフ)で分かることを挙げていきます。

1、顔の骨格的な分析

2、顔の骨格的な分析結果

3、顔の評価

この3つを初診の状態で見ることができます。

1.顔の骨格的な分析

横からのレントゲン画像の分析

1つ目として矯正用レントゲン(セファロ)で撮影した横からのレントゲンと正面からのレントゲン2種類を分析することができます。

上顎に問題があるのか?下顎に問題があるのか?を色々な角度から分析して数値を出していきます。

基準値より小さいのか?大きいのか?によって問題がどこにあるのかなどを分析していきます。

また、正面からも分析することができます。

正面からもレントゲン画像を分析します

顎のずれが左右どちらにあるのか?など数値で分析することが可能になります。

現状の分析を歯のレントゲンだけではなく骨格的な所から分析することで現状の歯並び・噛み合せがより詳しく分析できます。

2.顔の骨格的な分析結果

2.顔の骨格的な分析結果

このように分析結果をまとめてチェックすることも可能です。

この患者さんでしたら、上顎が平均より大きく下顎が平均的な大きさだということが分かります。

このデータから問題点は上顎にあることがわかります。

分析結果を見ることで現状の状態を的確に把握することが出来て、しっかりした治療をすることが出来ます。

3.顔の評価

3.顔の評価

このように実際の顔の画像から評価することが出来ます。

鼻と上唇角度や、下唇と顎の角度など顔のあらゆる角度を測ってお顔からも矯正の治療計画を立てていきます。

また、正面から口角のずれ、顎のずれや瞳孔線のずれなども角度を測って分析していきます。

それぞれの角度を正常化させた時にどのような変化をするのかもシミュレーションを出すこともできます。

WEBCEPHによるシミュレーション

分析した後は治療計画

分析した後は治療計画

青いラインは現状で赤いラインは治療ゴールを想定した状態です。

実際に、この治療計画を実行した時にお顔の変化も見ることができて想像することが出来ます。

ウェブセフによる顔のビフォーアフター

このようにシミュレーションを作って治療計画の立案をして患者さんにとって一番理想に近い治療計画を立てていきます。

治療計画から治療終了まで追う事ができる

治療計画を立案して治療スタートしてゴールするときに自分が立案したゴールと実際のゴールを確認する事ができます。

左が矯正前に立てた治療計画です。右は実際のゴール(矯正後)です。

治療計画と実際のゴールが一致しているのがわかると思います。

このように、治療のゴールから決めることで精密な治療をする事ができます。

治療計画から治療終了まで追う事ができる

また、治療スタート時とゴール時で骨格的な変化や顔の変化を重ね合わすことも可能になります。

 

驚異的な変化

すごく変化したのがわかると思います。

皆さんも、歯並びを整えて顔立ち綺麗にしませんか?

年間200症例以上のダイヤモンドプロバイダーの治療を受けてみませんか?

いかがだったでしょうか?

今回は、レントゲンから治療計画を立てる方法でした。

治療計画は命です。このように明確にゴールを決めることで精密な治療が実現します。

しっかり治療計画を立案する医院でインビザライン矯正を受けましょう。

 

歯並びは気になるが時間がかかるのでは?や自分の歯並びがインビザライン矯正で治るの?と勇気が出ずに一歩踏み出せない方は

勇気を振り絞って是非、お問合せ下さい。

当院は、全国でも1%も獲得する事が出来ないダイヤモンドプロバイダーですので安心してご相談ください。

インビザライン矯正にご興味ある方はこちらからお問合せ下さい。

インビザライン治療の詳しい内容はこちら

医療費控除とデンタルローン

もりかわ歯科での医療費控除とデンタルローン

2023年11月6日

こんにちは。大阪府八尾市にある歯医者医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

今回のブログは『矯正治療における医療費控除とローン』です。

インビザライン矯正治療って高いイメージないですか?

昔は、現金払いが主流でしたが、今は色々な支払い方が出てきています。

当院でのインビザライン矯正での支払い方法は3つあります。

現金、カード払い、デンタルローンという方法があります。

今回のブログではではわかりにくいデンタルローンと医療費控除についてご説明させていただきます。

この記事を読んで頂くと理解出来ますので是非、最後まで読んで頂けますと幸いです。

今回のブログの内容は

1、もりかわ歯科でのインビザライン矯正治療費

2、支払い方法

3、カード払いとデンタルローンの違い

4、医療費控除で実質〇〇万円でインビザライン矯正が出来る?

5、デンタルローンと医療費控除をうまく活用する方法

この5つに分けてブログを書いております。

全てインビザライン矯正する時において大切なことになります。

1.もりかわ歯科でのインビザライン矯正治療費

もりかわ歯科でのインビザライン矯正治療費

当院でのインビザライン矯正の費用の内訳です。

⚫️検査・診断料:22,000円

⚫️精密検査:33,000円

⚫️インビザライン矯正治療費:825,000円

となります。

今回は、インビザライン矯正治療費825,000円でお話させて頂きます。

2.支払い方法について

支払い方法について

当院での支払い方法は

現金、カード払い、デンタルローンと3つの支払い方法があります。

今回は、よく質問がくる『カード払い』と『デンタルローン』の違いについて深堀りしていきます。

3.『カード払い』と『デンタルローン』の違い

「カード払い」と「デンタルローン」の違い

カード払いだとポイントはつくけど分割する場合手数料が15%程です。

当院のデンタルローンは手数料が3.9%です。

矯正の患者さんでよく利用される分割回数の36回払いで比べてみましょう。

よく利用される分割する回数の36回払いで比べた場合

例えば、825,000円 36回払い 15%  手数料204600円 1029600円

36回払い 3.9%   手数料50572円 875572円

手数料の差額15万円!

15万円程も違います。デンタルローンとカード払いの違いはここまで違いがあります。

しっかり理解してインビザライン矯正治療費を支払われることをおすすめします

4.医療費控除で実質〇〇万円でインビザライン矯正が出来る?

インビザライン矯正治療は医療費控除が使えます。

医療費控除とは?

医療費控除とは?

1年の医療費の合算から10万円引いた所から課税所得から割合が変わりかけたものが還付金として戻ってきます。

課税所得が330万円以上695万円未満の場合20%も還付金があります。

医療費控除の所得税率

例えば、インビザライン矯正825000円で

課税所得が330万円以上695万未満の方で考えた場合

 

825000円−100000円=725000円

 

そこに20%かけた145000円が還付金として帰ってきます。

実質68万円でインビザライン矯正を受けることが出来るのです。

医療費控除を使って賢くインビザライン矯正をして下さい。

実質の矯正治療費

5.デンタルローンと医療費控除をうまく活用する方法

デンタルローンは金利が3.9%かかります。

カードに比べて手数料が少ないと言えど金利はかかります。

当院のデンタルローンで何回払いまでが手数料がかからないのかを調べてみました。

デンタルローンと医療費控除をうまく活用する方法

結果は医療費控除を使えば、100回払いまでは実質手数料を相殺することができます。 

月々9600円の場合の手数料=142642円

 

課税所得330万円〜695万円の場合の医療費控除=145000円

 

組み合わせることで手数料を気にせずに月々1万円を切ってインビザライン矯正で美しい歯並びを手に入れることができます。

 

歯列矯正は気になるけど費用を考えるとなかなか一歩踏み出せないそこのあなた、賢く矯正を始めてみませんか?

いかがだったでしょうか?

今回は、『矯正治療における医療費控除とローン』でした。

いつもは歯の知識や症例などのブログが多いですが今回はよく質問が来てます

料金のお話をさせて頂きました。

インビザライン矯正は、費用面は高くなります。

ただ、医療費控除を受けると実質68万円で治療を受けることが出来ます。

医療費控除は皆様が受けられる所得控除です。インビザライン矯正治療をされる際は必ず医療費控除をお使いください!当院は、全国の歯医者の中でも1%も獲得する事が出来ないダイヤモンドプロバイダーですので、安心してお問い合わせください。無料相談も実施していますので是非お越しください。

インビザライン治療の詳しい内容はこちら

八尾No. 1ダイヤモンドプロバイダー森川康司

舌で前歯を触る女性

マウスピース矯正ですきっ歯を治す方法や期間、費用を詳しく解説!

2023年10月25日

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

マウスピース矯正ですきっ歯を治したいとお考えの方がいらっしゃるのではないでしょうか。「マウスピース矯正ですきっ歯を治せるのか」「マウスピース矯正ですきっ歯を治す場合、どれくらいの期間がかかるのか」など疑問に思うこともあるでしょう。

今回は、マウスピース矯正ですきっ歯を治す方法について解説します。すきっ歯になる原因や治療にかかる期間、費用も解説しますので、マウスピース矯正を検討している方やすきっ歯を治したいとお考えの方は、ぜひ最後までお読みください。

すきっ歯とは?

歯の模型で説明している歯科医師

すきっ歯とは、歯と歯の間にすき間がある状態のことで「空隙歯列」とも呼ばれます。なかでも、正中(前歯の中心)にすき間が開いている状態を「正中離開」と呼び、前歯がすきっ歯だと笑ったときに目立つため恥ずかしいと感じる人も少なくありません。

しかし、厚生労働省の健康情報サイトであるe-ヘルスネット「不正咬合の種類と実態」によると、日本人の不正咬合(歯並びや噛み合わせの問題)のうち、すきっ歯は第3位と多い症状であることがわかります。多くの人がすきっ歯で悩んでいる、もしくはそのまま生活していることがうかがえるでしょう。

参照元:厚生労働省 e-ヘルスネット「不正咬合の種類と実態」

すきっ歯は自然に治る?

永久歯が生えそろった段階ですきっ歯になっている場合は自然に治りません。

しかし、混合歯列期で犬歯が生える際、犬歯が歯を中心に向かって押すことで、すきっ歯が改善されることもあります。

混合歯列期は、顎の成長時期であり、歯並びが決まる大切な時期です。矯正歯科や小児歯科を受診して、歯並びに悪い影響が出ていないか確認してもらいながら大切な時期を見守りましょう。

すきっ歯は自力で治せる?

すきっ歯は、自力で治せません。

「輪ゴムを使ったり、押したらいいのでは?」と考える方もいますが、専門知識がない状態で歯に圧力をかけると、歯だけでなく、歯の周りの骨や歯茎など歯周組織にダメージを与えます。すきっ歯を治したいのであれば、矯正治療が必要です。

すきっ歯の原因

男性の手のひらに青いクエスチョンマークが浮いている

そもそもなぜすきっ歯になるのでしょうか。

すきっ歯の原因は、以下のとおりです。

顎や歯の大きさ、形

顎や歯の大きさ、形が原因で、すきっ歯になることがあります。

特に、以下の場合にすきっ歯になりやすいでしょう。

・顎が大きい

・歯の数が少ない

・歯が小さい

顎が大きい場合や歯が小さい場合にすきっ歯になりやすいです。また、先天的に歯の数が少ないと、歯にすき間ができやすいでしょう。

顎や歯の大きさ、形は遺伝的な要素も関係します。親がすきっ歯だと、こどももすきっ歯になる可能性は否定できません。

習癖

すきっ歯になる原因には、習癖もあります。

以下のような習癖があるとすきっ歯になりやすいでしょう。

・歯で前歯を押す

・下唇を噛む

・指しゃぶりをする

上記の習癖によって、前歯に少しずつ圧力がかかります。前歯に圧力がかかることで歯が外側や内側に倒れ、すきっ歯になるのです。また、習癖はすきっ歯だけでなく出っ歯の原因にもなるため、できるだけ早くやめましょう。

上唇小帯の付着異常

上唇小帯とは、上唇の裏側にある上唇から歯茎にかけてつながっている靭帯のことです。上唇小帯のサイズや長さは、人によって異なります。

上唇小帯が大きすぎる、また歯の近くにある場合、正中離開(上の前歯の中心が空いている状態)になる確率が高くなるでしょう。

特にこどもは、上唇小帯が大きく、上の歯の近くまであることも珍しくありません。一般的に成長とともに小さくなりますが、なかにはそのまま変わらない場合もあります。

すきっ歯を予防するためにも、歯の成長とともに上唇小帯の状態も見守りましょう。

すきっ歯をそのままにするリスク

ドミノとRISKと書かれたブロック

すきっ歯をそのままにすると、日常生活や身体に支障をきたすことがあります。すきっ歯をそのままにするリスクもしっかりと理解しておきましょう。

すきっ歯をそのままにするリスクは、以下のとおりです。

歯周病や虫歯になりやすくなる

すきっ歯をそのままにすると、歯周病や虫歯になるリスクが高くなるでしょう。

歯のすき間には食べかすやプラークが挟まりやすくなります。歯ブラシだけでは歯のすき間に挟まった汚れまできれいに落とせないため、歯間ブラシやデンタルフロスを使ってしっかりとケアをしましょう。

発音しにくくなる

すきっ歯になると、発音しにくくなります。特に、舌を上の前歯の裏側に当てて発音する「サ行」「タ行」が発音しにくくなるでしょう。

言葉を覚える大切な時期にすきっ歯になると、正しい発音を覚えられない可能性もあります。

頭痛や肩こりが起こる

すきっ歯は頭痛や肩こりの原因にもなります。

すきっ歯によって噛み合わせが悪くなり、咀嚼する力がうまく分散できないと、身体の一部分に負担がかかりやすくなります。筋肉が硬直する、また血行が悪くなると頭痛や肩こりを引き起こすのです。

マウスピース矯正ですきっ歯を治すことはできる?

マウスピースを装着している女性

では、マウスピース矯正ですきっ歯を治すことはできるのでしょうか。すきっ歯の状態にもよりますが、多くの症例ではマウスピース矯正で治すことが可能です。

マウスピース矯正ですきっ歯を治すメリット

マウスピース矯正ですきっ歯を治すメリットは、以下のとおりです。

・目立たない

・取り外しができる

・手入れが簡単

薄く透明なマウスピースを使用するため、矯正装置を付けていても目立ちません。特に、前歯のすきっ歯を治すのであれば目立たない装置を使用するマウスピース矯正がおすすめです。簡単に取り外しができるため、食事や歯磨きもしやすいでしょう。

マウスピース矯正の2つの方法

マウスピース矯正には、以下の2つの方法があります。

・部分矯正:すきっ歯などの気になる部分のみを矯正する。軽度の症例に適応できる。

・全体矯正:すきっ歯だけでなく全体的に矯正する。噛み合わせも同時に調整できる。

軽度の症例であれば、部分矯正で治療できるケースも少なくありません。部分矯正では、すきっ歯だけを矯正するため、全体矯正に比べると短期間で治療が終了し、費用も安く抑えることができます。

しかし、部分矯正では噛み合わせの調整ができません。噛み合わせも調整したい場合は、全体矯正を選びましょう。

マウスピース矯正ですきっ歯を治す方法

歯の治療器具を持っている女性

マウスピース矯正で使用するマウスピースは、現在の歯並びから少しずらした形に作られており、1〜2週間に1回の頻度で交換しながら歯を誘導していきます。「ずれ」に向かって歯を動かすことで歯並びを整えていくのです。

マウスピース矯正の流れは、以下のとおりです。

1.カウンセリング

はじめにカウンセリングを受けます。

カウンセリングではおおまかな治療方針を確認できるでしょう。また、歯並びに関する悩みや不安な点を歯科医師に伝えることも重要です。カウンセリングの際に、これから長い付き合いになる歯科医院や歯科医師の雰囲気も確認しておきましょう。

2.精密検査・診断

歯並びや顎の状態を確認するために、レントゲン・歯型・口腔内写真などをとります。その結果をもとに歯科医師が治療方針・計画を立てるのです。歯科医師から治療方針・計画の説明を受ける際に疑問点・不安点がある場合は、治療開始前に必ず確認しておきましょう。

3.マウスピースの型取り・作成

型取りをして、マウスピースを作成します。マウスピースが完成したら治療開始です。

4.治療開始

歯科医師の指示に従って、マウスピースを装着します。

マウスピースの交換頻度や通院頻度は、歯並びの状態によって異なるため、歯科医師の指示に従いましょう。また、定期的に歯科医院を受診し、計画どおりに歯が動いているか確認してもらう必要があります。

5.治療終了・リテーナー装着

治療が終了したら、後戻りを防ぐためのリテーナーを装着します。リテーナーを装着しないと、せっかく治療した歯がもとの位置に戻ってしまうため、必ず決められた時間装着しましょう。

また、治療終了後も定期的に歯科医院を受診し、歯並びや噛み合わせのチェックを受けます。

マウスピース矯正の注意点

黄色の背景の前にある白いメガホン

マウスピース矯正はメリットが多い治療法ですが、注意点もあります。すきっ歯の治療をスムーズ、かつ計画どおりに進めるためにも、以下のことに注意しましょう。

装着時間を守る

マウスピースは、1日20〜22時間以上の装着が必要です。マウスピースを決められた時間装着しないと、計画どおりに治療が進みません。治療期間が延長になるケースもあるでしょう。

また、マウスピースを外している時間が長いと、歯がもとの位置に戻ろうと動くこともあります。計画どおりに治療を進めるためにも、マウスピースの装着時間は守りましょう。

正しく装着する

マウスピースを装着する際は両手で奥歯からゆっくりと装着しましょう。正しく装着できていないと、思いもよらない方向に歯が動いてしまうリスクがあります。

通院日を守る

歯科医院の通院日は守りましょう。治療中、定期的に歯科医院を受診することで、計画どおりに歯が動いているか、口腔トラブルはないかなどチェックしてもらえます。

通院日を守らないと、万が一虫歯などの口腔トラブルの発見・対処が遅れ、結果として治療期間が延長になるケースもあるでしょう。

マウスピース矯正ですきっ歯を治すための期間

カレンダーと赤ペン

マウスピース矯正ですきっ歯を治すための期間は、以下のとおりです。

・部分矯正:2か月〜1年程度

・全体矯正:1〜3年程度

治療期間は、すきっ歯の状態によって異なります。部分矯正のほうが、全体矯正に比べると治療期間は短いです。

マウスピース矯正ですきっ歯を治すための費用

電卓・ノート・財布・現金が置かれている

マウスピース矯正ですきっ歯を治すための費用は、以下のとおりです。

・部分矯正:100,000〜700,000円

・全体矯正:600,000〜1,000,000円

費用もすきっ歯の状態によって異なります。また、マウスピース矯正は自由診療のため、歯科医院によって費用が異なるのです。

また、カウンセリングや精密検査、通院費用、リテーナー費用など、矯正治療とは別途で費用が発生する可能性もあるでしょう。

まとめ

両手人差し指で口元を指差す女性

「すきっ歯を治して、思いっきり笑いたい」と思っている方が多くいらっしゃるでしょう。

すきっ歯をそのままにすると虫歯や歯周病になるリスクが高まります。また、肩こりや頭痛など身体にも支障をきたすため、矯正治療を検討したほうがよいでしょう。

すきっ歯はマウスピース矯正で治すことが可能です。マウスピース矯正は透明の装置を使用するため、見た目を気にせずに矯正治療を受けられます。

マウスピース矯正を検討されている方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科」にご相談ください。

インビザライン矯正についてよく質問される内容

インビザライン矯正についてよく質問される内容

2023年10月18日

こんにちは。大阪府八尾市にある歯医者医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

今回は、「インビザライン矯正について」をご説明させて頂きます。

当院は年間150症例インビザライン矯正を始める患者さんがいます。

矯正相談に来られた患者さんからよくいただく質問を集めてブログにしました。

インビザライン矯正を考えている方におすすめの内容です。

まず、インビザラインとは?

まず、インビザラインとは?

インビザラインは、近年急速に人気を集めている歯列矯正治療法です。従来のブラケットやワイヤーを使用しない、透明なプラスチック製のアライナー(マウスピース)を用いて歯の位置を調整するものです。

インビザライン矯正の特徴

インビザライン矯正の特徴

インビザライン矯正の一番の特徴は、アライナー(マウスピース)が透明であることです。つまり、装着していることが目立ちにくく、外見上の美観を損なうことなく歯を矯正することができるのです。これは、特に成人やプロフェッショナルな環境で働く人々にとって非常に魅力的です。

インビザラインは、個々の患者に合わせてカスタムメイドされるため、矯正の過程が非常に効率的で正確です。矯正計画は、先進的な3Dテクノロジーを活用して歯科医師によって立案され、患者には透明なアライナー(マウスピース)が一連のステップごとに交換されることによって歯列の移動が進められます。

ワイヤー矯正との比較

ワイヤー矯正との比較

従来の矯正方法であるワイヤー矯正と比較して、インビザラインにはいくつかの利点があります。まず、食事の際にアライナー(マウスピース)を外すことができるため、普段の食事や歯磨きが簡単に行えます。また、ブラケットやワイヤーがないため、口内への刺激や違和感も少なく、快適な矯正体験が期待できます。

ただし、すべてのケースに対して適しているわけではありません。治療が複雑な場合や重度の歯列不正がある場合には、他の矯正治療法が選択されることもあります。そのため、インビザラインを検討する際には、歯科医師との十分な相談と評価が必要です。

インビザライン矯正に関する質問内容

1、痛みは?

2、見た目は?

3、治療の進め方は?

4、歯を抜くの?

5、期間は?

6、来院頻度は?

この6つの内容について書かせて頂きます。

最後まで是非ご覧ください。

矯正治療中の痛みは?

インビザライン矯正で患者さんがいつも不安に思われることは『痛み』です。

従来の矯正治療『ワイヤー矯正』においてよく矯正治療中に痛みが強くご飯が食べれないと経験された方がおられます。

インビザライン矯正はマウスピースを1枚1枚交換しながら歯並びを整える方法なのですが1枚につき歯は0.25㎜しか動きませんので『痛み』は少ないです。

大体、ワイヤー矯正の痛みの1/4程度と言われています。

また、当院はオリジナルの動かし方をしているので歯の負担がさらに少ないです。

通院中の患者さんで痛みを訴えられる方はほとんどいません。

インビザライン矯正は『痛み』があるのではと不安に感じられている方はご安心ください。

矯正器具を着けた見た目は?

矯正器具を着けた見た目は?

インビザライン矯正で患者さんがいつも不安に思われることは『見た目』です。

従来の矯正治療『ワイヤー矯正』においてよく矯正治療中に見た目が悪いと悩むことが多いです。

ワイヤー矯正は針金を歯につけている矯正なので笑った時に見た目が悪いです。

ただ、インビザライン矯正は透明なマウスピースを使う矯正なので矯正治療中に見た目で目立つことはありません。

インビザライン矯正は『見た目』があるのではと不安に感じられている方はご安心ください。

矯正治療の進め方は??

インビザライン矯正 治療の進め方は?

インビザライン矯正でよく患者さんから質問がきます。

治療の進め方についてご説明させて頂きます。

インビザライン矯正は3Dシミュレーションを使って治療計画を立案します。

0.1㎜単位で歯を動かして理想的な歯並びを計画します。

ゴールの歯並びまでスタートからゴールまでどのように動くのかを事前に組み立てて治療が進んでいきます。

ワイヤー矯正ではよく先生の頭の中ではゴールがあるけどそれが患者さんに伝わっていなくいつ終わるかわからないと質問があります。

インビザライン矯正は最初から3カ月後、6カ月とシミュレーションを立てて、実際に口腔内が一致してるのかを見比べながら進めていきます。

ですので、患者さんも歯科医師も双方が治療進度を理解しながら進める事が出来るため、インビザライン矯正は治療を安心して進める事が出来ます。

この進め方は、こどもの矯正『インビザライン ファースト』でも同様です。

インビザライン矯正はシミュレーションを作成し、それに沿って治療が進んで行きます。

矯正時に歯は抜くの?

歯を抜かずに矯正した症例

インビザライン矯正で相談来られた方から『歯を抜きますか?』と質問がきます。

基本的には、歯を抜きません。1本でも大切な歯を抜かない考えを基本としています。

ただ、歯並びの状態では歯を抜く場合もございます。

今回、歯を抜かずにインビザライン矯正で治した症例がありますのでご紹介させて頂きます。

この患者さんは下の前歯の重なりが強く、他院では「歯を抜いて治す」と提案があったそうです。

ただ、患者さんは歯を抜きたくなくて当院にご相談に来られました。

 

当院では、歯を抜かずに治療するために診査・診断を大切にしております。

しっかりした治療計画を立てることで、これだけ重なっている症例でも歯を抜かずに治療することができます。

このようにインビザライン矯正で『歯を抜かず』歯並びを綺麗にすることが出来ます。

矯正にかかる期間は?

矯正にかかる期間は?

矯正といわれると3年、4年というイメージがあると思います。

当院では、平均1年半です。

なぜ治療期間が短く出来るのか?

治療期間を短くできる要因1

スタートからゴールを事前に立てて逆算するから無駄な治療期間がありません。

治療期間を短くできる要因2

矯正治療が長引く原因は歯の動かす量が多いからです。

歯を抜いて矯正するとどうしても歯の移動量が増えてしまい治療が長引きます。

当院では、インビザライン矯正を理解し歯の動かし方を1歯ずつ考えて計画を立てているので治療期間が短いです。

矯正は治療期間が長いイメージがあると思いますが、当院のインビザライン矯正は治療期間が短いです。ご安心ください。

歯医者への来院頻度は?

歯医者への来院頻度は?

歯医者に行く回数は患者さんにとって大切なことです。

子育て、お仕事など色々お忙しいと思います。

当院のインビザライン矯正は3カ月に1回という来院頻度をベースにしています。

遠方(沖縄、東京、香川県など)から通われている方もいるので6カ月に1回で通われている方もおられます。

インビザライン矯正はシミュレーションに沿って治療が進みますので再現性も高く安心です。

来院頻度も少なく歯並びを綺麗にすることも出来ます。

患者さんによってカスタマイズ出来ますのでご要望を伝えて頂けますと叶える事が出来ます。

いかがだったでしょうか?

今回は、「インビザライン矯正について」でした。

従来のワイヤー矯正に比べてインビザライン矯正は色々なメリットがあります。

矯正相談に患者さんが来られた時によく質問がくる内容をこのブログで書かせて頂きました。

是非、参考にして頂けると幸いです。

歯並びは気になるが時間がかかるのでは?や自分の歯並びがインビザライン矯正で治るの?と勇気が出ずに一歩踏み出せない方は

勇気を振り絞って是非、お問合せ下さい。

当院は、全国でも1%も獲得する事が出来ないダイヤモンドプロバイダーですので安心してご相談ください。

インビザライン治療の詳しい内容はこちら

2年連続大ヤモンドプロバイダー年間150症例達成

 

マウスピースを持って笑う女性

マウスピース矯正で抜歯が必要になるケースと抜歯をするメリット!

2023年10月11日

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

マウスピース矯正で抜歯が必要になるケースは、虫歯や歯周病がある場合や、前歯が大きく突出している場合などが挙げられます。

今回は、マウスピース矯正で抜歯が必要になるケースやマウスピース矯正で抜歯をするメリット・デメリットなどをご紹介します。マウスピース矯正で歯を動かす仕組みも解説するので、ぜひ参考にしてください。

マウスピース矯正で歯を動かす仕組み

顎に手を当てて考える白い服の女性

マウスピース矯正では、形状の異なるマウスピースを複数作成し、治療計画に沿って交換することで歯を動かします。適度に歯に力がかかるように、40〜50枚のマウスピースを装着して理想の歯並びを目指すのが一般的です。

基本的にマウスピースの交換は1〜2週間に一度行い、一度使用したマウスピースを再度使用することはありません。

マウスピース矯正で抜歯が必要になるケース

歯科医院で抜歯された歯を拡大する

マウスピース矯正で抜歯が必要になるケースは、以下のとおりです。

・虫歯や歯周病がある

・前歯が大きく突出している

・歯並びがガタガタしている

・上の前歯よりも下顎が前に出ている

それぞれ解説します。

虫歯や歯周病がある

重度の虫歯や歯周病がある場合は、抜歯が必要になるでしょう。歯の神経を抜くだけでは治らないほど虫歯が悪化している場合や、歯周病が重症化して歯茎や歯槽骨が弱くなっている場合などは、抜歯を行います。

マウスピース矯正に限らず歯列矯正では、歯や顎の骨に負荷がかかります。重度の虫歯や歯周病があると、治療途中で歯が抜け落ちるリスクがあるので、治療前に抜歯をするのです。

前歯が大きく突出している

前歯が大きく突出しているケースも、抜歯が必要になることがあります。前歯が大きく突出している場合は、歯がきれいに並ぶためのスペースが足りていません。抜歯によってスペースを確保する必要があります。

前歯が大きく突出してしまう原因としては、幼少期のおしゃぶりの使用や指しゃぶりの癖、口呼吸などが挙げられます。可能であれば改善しましょう。

前歯の突出度合いによって、抜歯が必要かどうかは異なります。事前に歯科医師に確認するとよいでしょう。

歯並びがガタガタしている

歯並びがガタガタしている叢生をマウスピース矯正で治療する場合、抜歯が必要になることがあります。叢生は、歯が正しい位置に生えるためのスペースが足りていないことが原因の場合が多いです。きれいに並ぶスペースが足りないことで、歯が重なり合って生える、ねじれて生えるなど、叢生になります。

顎が小さい場合や、顎のサイズに対して歯が大きい場合なども、叢生になることがあるでしょう。

軽度の叢生の場合は抜歯が必要ないこともあるので、事前に確認しましょう。

上の前歯よりも下顎が前に出ている

上の前歯よりも下顎が前に出ている反対咬合をマウスピース矯正で治療する場合、歯を動かすスペースを確保するために抜歯が必要になります。反対咬合は、上下の噛み合わせが反対になっている状態で、受け口ともよばれます。

マウスピース矯正では対応できず、ワイヤー矯正や外科手術などが必要になることもあるでしょう。

マウスピース矯正で抜歯をするメリット・デメリット

merit demeritと書かれた看板が建てられている

マウスピース矯正で抜歯をするメリット・デメリットをご紹介します。マウスピース矯正を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

抜歯をするメリット

マウスピース矯正で抜歯をするメリットは、以下のとおりです。

・歯が動きやすくなる

・顎や顔の輪郭に悪影響が出にくい

・複雑な症例でも治療できる

それぞれ解説します。

歯が動きやすくなる

マウスピース矯正で抜歯を行う最大のメリットは、歯が動きやすくなることです。歯を1本抜歯するだけで、歯を動かせるスペースを大きく確保できます。重度の出っ歯や叢生などの治療が可能になる場合もあるでしょう。

歯を動かせるスペースが大きくなれば、確実に歯が移動します。治療計画どおりに歯を動かせるので、治療計画が立てやすく、スムーズに治療を進められるでしょう。

顎や顔の輪郭に悪影響が出にくい

マウスピース矯正で抜歯をすると、治療完了後に顎や顔の輪郭などに悪影響が出にくいです。例えば、歯のスペースがあまりない状態で抜歯をせずに矯正を進めた場合、前歯が前に押し出されて口元が盛り上がるリスクがあるでしょう。

歯並びだけを重視してマウスピース矯正を進めると、顎や顔の輪郭に悪影響を与えます。歯が移動するスペースが少なく歯科医師から抜歯を勧められた場合は、抜歯をしたほうがよいでしょう。

複雑な症例でも治療できる

抜歯をすると歯を動かすスペースを確保できるので、複雑な症例でも治療できます。抜歯をすることで治療可能になる複雑な症例は、以下のとおりです。

・重度の叢生

・出っ歯

・受け口

ガタつきが多い歯並びでも、抜歯をすることで理想の歯並びを目指せるでしょう。

抜歯をするデメリット

マウスピース矯正で抜歯をするデメリットは、以下のとおりです。

・身体への負担が大きい

・費用がかかる

・治療期間が延びる

それぞれ解説します。

身体への負担が大きい

抜歯をすると、身体への負担が大きくなります。抜歯が必要なほど使えなくなった歯であれば問題ありませんが、健康な歯を抜くことに抵抗がある方もいるでしょう。身体的にも大きな負担がかかります。

抜歯後は、激しい運動ができない、湯船に入れないなど、生活の制限もあります。抜歯をすることで、骨や神経を傷つけるリスクもあるでしょう。

費用がかかる

抜歯をするには、費用がかかります。マウスピース矯正を進めるうえで健康な歯を抜く場合は保険が適用されず、1本あたり15,000円程度かかるでしょう。

マウスピース矯正の費用とは別で抜歯の費用がかかる歯科医院も多いので、事前に確認することが重要です。

治療期間が延びる

抜歯をすると、抜歯した部分の傷口を治す必要があります。抜歯をしない場合と比較すると、治療期間が延びるでしょう。

また、抜歯をするということは、歯を大きく動かす必要があるということです。歯の移動距離が大きい場合も、治療期間が延びやすいです。

矯正治療後は、保定装置を装着して後戻りを防ぐ期間が必要になります。保定期間は矯正治療にかかった期間と同程度とする歯科医院も多いので、矯正治療にかかる期間が延びると保定期間も延びるでしょう。

矯正治療にかかるトータルの期間が長期化する可能性があります。

どのタイミングで抜歯をする?

歯科医院で治療を受ける女性患者

マウスピース矯正において抜歯をするタイミングは、歯並びや治療計画によって異なります。基本的には、マウスピース矯正を開始する前に抜歯を行うでしょう。

特に、親知らずを抜かずに矯正治療を進めると、歯が動きにくいです。親知らずがある場合は矯正治療前に抜歯するでしょう。

出っ歯の場合は、歯並びを整えてから抜歯をするケースも多いです。治療中のトラブルを避けるためにも、事前に治療計画を確認しましょう。

まとめ

両手でマウスピースをもって装着する女性

今回は、マウスピース矯正で抜歯が必要になるケースや、マウスピース矯正で抜歯をするメリット・デメリットなどをご紹介しました。

マウスピース矯正で抜歯が必要になるケースは、虫歯や歯周病がある、前歯が大きく突出しているなどが挙げられます。抜歯をするデメリットは、身体への負担が大きい、費用がかかる、治療期間が延びるなどが挙げられるでしょう。

マウスピース矯正で抜歯が必要になるケースやメリット・デメリットを理解したうえで、治療方法を決定しましょう。

マウスピース矯正を検討している方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科」にご相談ください。

マウスピースをはめて笑う女性

インビザライン治療では歯を削る必要がある?メリットを解説!

2023年10月4日

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

インビザラインは、マウスピースを使って歯並びを整える矯正治療ですが、歯を削る処置が必要になることがあります。健康な歯を削ることに抵抗がある方もいるのではないでしょうか。

今回は、インビザライン治療で歯を削る理由や、メリット・デメリットなどを解説します。歯を削る量や痛みなども解説するので、歯を削ることに不安がある方はぜひ参考にしてください。

インビザライン治療では歯を削る必要がある?

歯科医院で治療を受ける男性患者

インビザライン治療では、歯並びや歯の形などによって歯を削る処置が必要になることがあります。歯を削る処置は、IPRやディスキングとよばれ、インビザラインだけでなく矯正治療全般で行われる処置です。

歯を削ると聞くと、虫歯治療のように大きく削るイメージをもつかもしれません。

しかし、インビザラインで行う歯を削る処置は、紙やすりや機械で歯の側面を研磨するというイメージが近いといえます。

虫歯治療などで大きく歯を削ると、歯の寿命が縮む可能性や、しみるなどの症状が現れる可能性があります。インビザラインで削る歯の量はごくわずかなので、歯に与える影響は限りなく少ないでしょう。

インビザライン治療で歯を削るのはなぜ?

歯科医院でカウンセリングを受ける女性

ガタガタした歯並びや、出っ歯など、歯並びが悪くなる原因の多くは、顎が小さいことや歯のサイズが大きいことで、歯がきれいに並ぶためのスペースが足りないことです。スペースが足りないままインビザライン治療を行っても、歯並びは改善されません。そのため、歯を削って歯を並べるスペースを確保するのです。

歯を削る方法以外に、歯を抜くことで歯を並べるスペースを確保することもあります。抜歯すると1本あたり7mm程度のスペースを確保できるため、歯を並べるスペースが大きく足りない場合は効率的に治療を進められるでしょう。

歯を並べるスペースがわずかに足りない場合は、抜歯するとすき間が大きくなりすぎるため、歯と歯の間を少しずつ削ることで歯を並べるスペースを確保します。

もともと顎が大きくすきっ歯になっている場合などは、歯を削る必要がないこともあります。抜歯が必要と判断された場合でも、歯を削る処置によって抜歯を避けられるケースもあるでしょう。

インビザライン治療で歯を削る処置が必要になるかどうかは、もともとの歯並びや口内の状態によって異なるため、歯科医師と相談して治療方針を決めてください。

インビザライン治療で歯を削るメリット・デメリット

merit demeritと書かれたメモが机に置かれている

インビザライン治療で歯を削るメリット・デメリットをご紹介します。

メリット

インビザライン治療で歯を削るメリットは、以下のとおりです。

抜歯せずに歯並びを整えられる

歯を削ることで、抜歯しなくてもスペースを確保できます。抜歯すると歯を並べるスペースを確保できますが、虫歯や歯周病になっていない健康な歯を抜くことは避けたいと思う方が多いです。

インビザライン治療において健康な歯を抜くことを避けたい方は、歯を削る処置を受けるとよいでしょう。

効率的に出っ歯を改善できる

出っ歯を改善するには、歯を後方に引っ込める必要があります。そのため、後方にスペースを確保しなければなりません。

しかし、出っ歯になる原因の多くは、歯を並べるスペースが足りないことです。歯を削る処置を行うことで歯を引っ込めるスペースを確保できるため、効率的に出っ歯を改善できるでしょう。

歯の見た目を整えられる

上下左右の歯の大きさや形が均一である状態が、美しい歯並びとされています。

しかし、歯の大きさが左右非対称な方や、形が整っていない方もいるでしょう。インビザライン治療では歯の見た目を整えるために歯を削ることがあります。口元のバランスが整うため、矯正後の仕上がりが美しくなるでしょう。

ブラックトライアングルを改善できる

加齢によって歯茎が下がったことや歯並びが影響して、歯と歯の間に黒い三角形のすき間(ブラックトライアングル)が生じることがあります。

歯を削って歯の形を整えながらインビザライン治療を進めることで、ブラックトライアングルを改善できるでしょう。

インビザライン治療後の後戻りを防止できる

歯を削る処置を行うことで、インビザライン治療後の後戻りを防止する効果を期待できます。

通常、歯は根本に向かって細くなっているので、歯と歯は点で接します。歯と歯が接する部分を面になるように削ることで、隣り合う歯の密着度が高まるでしょう。密着度が高まれば、歯が動きづらくなります。

デメリット

インビザライン治療で歯を削るデメリットは、以下のとおりです。

健康な歯を削る必要がある

歯を削る処置では、健康な歯を削ります。歯と歯の間をわずかに研磨する程度なので、歯に与える影響は限りなく少ないとされていますが、健康な歯を削ることには変わりありません。

健康な歯を削ることに抵抗がある方は、担当の歯科医師としっかりと相談して治療方針を決めましょう。

対応できない症例がある

インビザライン治療で歯を削る量はごくわずかであるため、歯を削ることで得られるスペースには限度があります。そのため、歯を削っても十分なスペースを確保できない場合があるため注意してください。

歯の重なりが大きい重度の叢生や重度の出っ歯などは、歯を削るだけでは対応できず、抜歯が必要になることが多いでしょう。抜歯してもわずかにスペースが足りない場合や、歯の向きの微調整が必要な場合、抜歯と併せて歯を削る処置が必要になることもあります。

歯茎から出血することがある

インビザライン治療で歯を削る場合、歯と歯が隣り合う側面を削ります。歯の先端から歯茎に近い部分まで削るため、歯茎の状態によっては出血することがあるでしょう。

特に、もともと歯磨きが不十分で歯茎が腫れている方や、歯周病によって歯茎の状態が悪い方は、器具が歯茎に少し触れるだけでも出血する可能性があります。歯を削ることによる歯茎の出血は、すぐに治まるので心配ありません。

インビザライン治療で歯を削る量

歯科医院で治療を受ける男性患者

インビザライン治療で歯を削る量は、0.1~0.2mm程度、最大でも0.25mmです。歯は、外側に人体で最も硬いエナメル質があり、エナメル質の中に神経を守る柔らかい組織の象牙質、象牙質の中に神経があるという3層から成り立ちます。

エナメル質の厚さは2mm程度なので、インビザライン治療で削る歯の量はエナメル質の厚さの1/10程度です。歯への影響は限りなく少ないでしょう。

歯を削ったことで虫歯になりやすくなるのでは、と不安に思う方もいるかもしれません。歯を削る処置をしたあと、そのままの状態ではザラザラした歯面に汚れが溜まりやすくなるため、虫歯のリスクは上がります。

しかし、歯を削ったあとは、歯面が滑らかになるように研磨します。研磨のあとは、歯を強くする効果と虫歯予防の効果があるフッ素を塗布するので、虫歯になるリスクについても心配ないでしょう。

歯を削るのは痛くないのか?

顎に指を当てて悩む女性

インビザライン治療で行う歯を削る処置は、麻酔なしでも行えます。歯を削る処置をしても、しみる・痛む症状が現れることは少ないでしょう。

エナメル質の内部にある象牙質から神経に刺激が伝わることで、初めて「歯が痛い」と感じます。インビザライン治療で行う歯を削る処置では、エナメル質の1/10程度のわずかな量しか歯を削りません。

エナメル質の表層部分をわずかに削るだけなので、神経まで刺激が伝わることはないでしょう。痛いと感じることは少ないといえます。

ただし、歯を削る際の研磨の摩擦による熱で、痛みや不快感をおぼえるかもしれません。歯茎に近い部分の歯を削った際は、一時的に知覚過敏のような症状が出ることも考えられます。

歯を削る処置中にしみる・痛む症状がある場合は、我慢せずに歯科医師に伝えましょう。知覚過敏の症状を抑える薬を塗布することで、改善が見込めます。

まとめ

マウスピースを持って笑う女性

インビザライン治療では、ガタガタした歯並びや出っ歯などを改善する際、歯を並べるスペースを確保するために歯を削ることがあります。

歯を削ることで、抜歯しなくても歯並びを整えられる、効率的に出っ歯を改善できるなど、さまざまなメリットがあるでしょう。歯の形を整えるために歯を削ることで、口元のバランスが整い、インビザライン治療の仕上がりが美しくなります。

しかし、健康な歯を削ることや、歯を削るだけでは対応できない症例があるなど、デメリットも存在します。歯がしみる・痛むなど、一時的に知覚過敏のような症状が出る方もいるでしょう。

削る歯の量は最大で0.25mmと、歯と歯の間をわずかに研磨する程度のため、歯に与える影響は限りなく少ないといわれています。

しかし、虫歯や歯周病になっていない健康な歯を削ることには変わりありません。担当の歯科医師としっかりと相談して治療方針を決めましょう。

インビザライン治療を検討している方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科」にご相談ください。

反対咬合を2ヶ月で治療した50代のインビザライン症例

反対咬合を2ヶ月で治療した50代のインビザライン症例

2023年9月18日

こんにちは。大阪府八尾市にある歯医者医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

今回は、「反対咬合を2ヶ月で治療した50代のインビザライン症例」です。

『反対咬合』は下顎が前に出ている状態です。「しゃくれ」とも言われています。

反対咬合は骨が前に出ているので骨を切る必要な場合があります。

ただ、骨は出来るだけ切らずに治せることが理想だと思います。

今回は、インビザライン矯正でどのように『反対咬合』を治すのかをご説明させて頂きます。しっかりインビザライン矯正を理解することで難しい症例もこなす事が出来ます。

50代の方でも歯並びを治療することが出来ます。『反対咬合』で悩まれている方は是非、最後まで読んで頂けますと幸いです。

 

まず、インビザラインとは?

まず、インビザラインとは?

インビザラインは、近年急速に人気を集めている歯列矯正治療法です。従来のブラケットやワイヤーを使用しない、透明なプラスチック製のアライナー(マウスピース)を用いて歯の位置を調整するものです。

 

インビザライン矯正の特徴

インビザライン矯正の特徴

インビザライン矯正の一番の特徴は、アライナー(マウスピース)が透明であることです。つまり、装着していることが目立ちにくく、外見上の美観を損なうことなく歯を矯正することができるのです。これは、特に成人やプロフェッショナルな環境で働く人々にとって非常に魅力的です。

インビザラインは、個々の患者に合わせてカスタムメイドされるため、矯正の過程が非常に効率的で正確です。矯正計画は、先進的な3Dテクノロジーを活用して歯科医師によって立案され、患者には透明なアライナー(マウスピース)が一連のステップごとに交換されることによって歯列の移動が進められます。

 

ワイヤー矯正との比較

ワイヤー矯正との比較

従来の方法であるワイヤー矯正と比較して、インビザラインにはいくつかの利点があります。まず、食事の際にアライナー(マウスピース)を外すことができるため、普段の食事や歯磨きが簡単に行えます。また、ブラケットやワイヤーがないため、口内への刺激や違和感も少なく、快適な矯正体験が期待できます。

ただし、すべてのケースに対して適しているわけではありません。治療が複雑な場合や重度の歯列不正がある場合には、他の矯正治療法が選択されることもあります。そのため、インビザラインを検討する際には、歯科医師との十分な相談と評価が必要です。

 

反対咬合を2ヶ月で治療した50代のインビザライン症例治療の流れ

インビザライン矯正前(初診)

インビザライン矯正前(初診時)

インビザライン矯正前(初診)の状態です。

患者様は『しゃくれを治したい』という事で当院に来院されました。

当院に来院される前に3医院で矯正相談されていました。

よその医院では『手術が必要』、『3年くらいかかる』、『被せ物があるから難しい』

などと言われたそうです。

当院では、難しい症例でもインビザライン矯正のみでおこなっております。

当院のインビザライン矯正でどのように変化したのか見てみましょう。

インビザライン矯正2ヶ月後

インビザライン矯正2ヶ月後

インビザライン矯正2ヶ月後です。

なんと2ヶ月で反対咬合が解消されました。

インビザライン矯正をしっかり使えば2ヶ月でここまで変化させることが出来ます。

顎も切らなくていいですし、時間もかかりません。

患者さんからは

『2ヶ月でここまで変化するなんて信じられない。もりかわ歯科でインビザライン矯正をしてよかったです。』とすごく喜んでくれていました。

 

インビザライン矯正はどこも同じと思われるかもしれませんが全然違います。

先生の考え方、知識によって最終ゴールが変わります。

当院のインビザライン矯正ドクターはインビザライン矯正を教えてる先生なのでご安心ください。

反対咬合は奥歯の負担が強く歯に負担がかかってしまいます。

噛み合わせの負担はすごく怖いです。反対咬合の方で80歳で歯が20本残る方はほぼいません。

インビザライン矯正は見た目的はもちろん、健康面も改善することが期待出来ます。

困っている方は是非、ご相談ください。

いかがだったでしょうか?

今回は、「反対咬合を2ヶ月で治療した50代のインビザライン症例」でした。

反対咬合が気になると矯正相談にこられる方は多いです。

今回は、2ヶ月の変化でした。 また続編も出しますので見てもらえると嬉しいです。

虫歯、歯周病の悪化にも繋がりますので早期に治療されることをおすすめします。

年齢は関係ありません。今や100歳時代になり健康寿命が大切になってきます。

歯並びを整えて歯の健康を守ることが大切になってきます。

 

歯並びは気になるが時間がかかるのでは?や自分の歯並びがインビザライン矯正で治るの?と勇気が出ずに一歩踏み出せない方は勇気を振り絞って是非、お問合せ下さい。

 

当院は、全国でも1%も獲得する事が出来ないダイヤモンドプロバイダーですので安心してご相談ください。

インビザライン矯正にご興味ある方はこちらからお問合せ下さい。

来週の月曜日もインビザライン矯正症例ブログをお楽しみ下さい。

インビザライン治療の詳しい内容はこちら

八尾No. 1ダイヤモンドプロバイダー森川康司

インビザライン矯正を行う男性の口元

インビザラインのゴムかけとは?目的や種類、注意点を解説!

2023年8月26日

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

インビザラインのゴムかけとは、マウスピースに取り付けた突起物やフックにゴムを引っかけて矯正力を高める方法です。ゴムの張力を利用して、インビザライン矯正を効率的に進める役割を果たします。

今回は、インビザラインのゴムかけについて、目的や種類、注意点を解説します。

インビザラインのゴムかけとは?

顎に手を当てて考える白い服の女性

インビザラインのゴムかけとは、歯科矯正における補助的な処置です。上下の歯やマウスピースに小さなゴムを取り付けて、歯の細かい位置調整や矯正の効果を向上させます。

顎間ゴムやエラスティックゴムともよばれ、ゴムの反発力を利用して歯を希望の位置へと導きます。ゴムを誤って飲み込んだとしても、体内で消化されずに排出されるので、心配は不要です。

ゴムを固定するためには、歯やマウスピースにボタンという小さな突起物やフックを取り付ける必要があります。ボタンには、金属製やプラスチック製のものがあり、症状や位置に応じて適切なものが選ばれます。

特に、金属アレルギーの患者さまは、使用する材料に注意が必要です。事前に医師に金属アレルギーの有無を伝えることを忘れないでください。

インビザラインのゴムかけの目的

ステップを登ってビジネスを成功させるイメージ

インビザラインのゴムかけは、直接歯を動かすのではなく、主に上下の歯のズレや噛み合わせを整えることを目的に行われます。矯正のシミュレーションに従い、歯を計画どおりの位置に移動させる際の補助としてゴムかけを行うのです。

使用されるゴムの大きさは、直径3~6mm程度で、矯正の効果を最大限に引き出すことができます。

インビザラインのゴムかけの種類

机に置かれたカードのうちの一枚を選ぶ男性の手

インビザラインのゴムかけは4種類あります。動かし方や症例によって、使用されるゴムが異なるのです。ゴムかけの種類は、以下のとおりです。

Ⅱ級ゴム

Ⅱ級ゴムは、出っ歯(上顎前突)の治療に用いられます。出っ歯は、上の前歯が過度に前方に突出している状態のことです。

Ⅱ級ゴムは、下の歯列の後方から上の歯列の前方へとゴムを引っ張るように装着します。ゴムの張力によって、上の前歯を後方に引き込む動きを促進し、下の歯列を前方に移動させるよう働きかけるのです。

Ⅲ級ゴム

Ⅲ級ゴムは、受け口(下顎前突)の治療に用いられます。受け口とは、下の前歯が上の前歯よりも前方に位置している状態です。

Ⅲ級ゴムは、上の歯列の後方から下の歯列の前方へとゴムを引っ張る形で装着します。ゴムの張力により、下の前歯を後方へ移動させる動きを助けます。下の前歯が後退し、受け口の状態が徐々に正常な位置へと戻るのです。

Ⅲ級ゴムは、下の前歯を後方に引き込む効果があります。受け口の治療に効果的に対応することができ、適切な噛み合わせと整った顔のバランスを目指すことが可能になるでしょう。

垂直ゴム

垂直ゴムは、開咬を修正するために使用されます。開咬とは、通常の噛み合わせの状態では接触するはずの上下の歯が、何らかの理由で離れている状態をです。口を閉じても前歯や奥歯が接触せず、すき間が生じます。

垂直ゴムは、その名の通り垂直的に上下の歯列に装着されます。ゴムの張力によって、歯を上方もしくは下方に引き寄せ、歯を引っ張り出す挺出という動きを促すのです。

交叉ゴム

交叉ゴムは、交叉咬合や鋏状咬合(はさみじょうこうごう)の改善に用いられるゴムです。交叉咬合とは、上の歯が下の歯の内側に位置している状態を指します。

正常な噛み合わせでは、上の歯が下の歯をわずかに覆いますが、位置関係が逆転した状態が交叉咬合です。鋏状咬合は、上下の歯が鋏のようにすれ違い、適切に噛むことができない状態です。

これらの症状を修正するために、交叉ゴムが使用されます。ゴムは、歯の移動を助ける力を供給する役割を果たします。交叉ゴムの張力により、交叉咬合や鋏状咬合の状態を改善する方向へ歯をゆっくりと動かすのです。

インビザラインのゴムかけは1日何時間?

青い背景に置かれた赤い時計

インビザラインのゴムかけはマウスピースの装着時間と同様、1日20~22時間とされています。そのため、マウスピースをつけている間は、常にゴムかけも行っている状態です。

ただし、インビザラインのゴムかけの時間は、歯並びの状態や担当する歯科医師の判断により異なります。夜間だけの装着を指示される場合もあるでしょう。

インビザラインのゴムかけをする期間

机に置かれたカレンダーと植物

インビザラインのゴムかけをするタイミングや期間は、患者さまの口の中の状態や治療の進行度によって異なります。

初めから歯並びや噛み合わせが比較的整っている場合、ゴムかけを早い段階で開始することができるでしょう。出っ歯や叢生など矯正に時間がかかる症状の場合、治療の中盤から後半にゴムを使用するのが一般的です。

ゴムかけは、噛み合わせの最終調整だけでなく、特定の歯の動きを促進する効果も期待できます。そのため、いつからゴムかけをするかは一概にはいえず、患者さま一人ひとりの状態や治療計画によって最適な時期が選ばれます。

ゴムを使用する期間についても、噛み合わせの状態によって異なるでしょう。簡単な調整の場合、1か月程度でゴムかけを終えることもありますが、大きなズレがある場合は半年以上の使用が必要になることもあります。

インビザラインのゴムかけに関する注意点

黄色い背景に置かれた!マーク

インビザラインのゴムかけは、マウスピースと同様に自分で行う必要があります。インビザラインのゴムかけに関する注意点は、以下のとおりです。

正しく装着する

インビザライン矯正におけるゴムかけは、初めて行う場合難易度が高いと感じることがあります。マウスピースに取り付けられた突起状のボタンが非常に小さいため、ゴムを引っ掛けるのが難しいのです。

ゴムを取り扱うエラスティックホルダーの正しい使い方や、どの大きさのゴムを使用すべきかなどの具体的な指示は、歯科医師がお伝えします。指示を正確に理解し、適切にゴムかけを行えるようにしてください。

最初のうちは、ゴムを取り付けるのに手間取るでしょう。繰り返し行ううちに徐々に慣れるので、焦らず少しずつ習得してください。

装着時間を守る

ゴムかけは、マウスピースを装着する時間と同じ時間、つまり1日20~22時間つけ続けなければなりません。食事や歯磨きのためにマウスピースを外した際は、再度マウスピースを装着するときにゴムも一緒に装着する必要があります。

指示された時間よりもゴムかけの時間が短いと、治療が計画どおりに進行しません。インビザライン矯正の効果を最大化し、予定された期間内に治療を終えるためには、ゴムの装着時間を守ることが非常に重要といえるでしょう。

毎日ゴムを取り替える

ゴムは、毎日新しいものに取り換えるのが基本です。

いくらきれいな状態だと感じても、2日以上同じものを使用するのは避けましょう。何日も同じゴムを使い続けと、ゴムの伸縮性が低下してゴムかけの効果が十分に得られなくなるからです。日々の使用でゴムは一定の伸縮性を失うため、新しいものに変えることで矯正の効果を保つことができます。

ゴムが切れた場合は、切れた方だけでなくもう一方も新しいゴムに取り替えてください。片方だけ交換すると、ゴムの伸縮性が左右で変化し噛み合わせの調整に悪影響を及ぼす可能性があります。

予備のゴムを持ち歩く

ゴムかけを行っている途中でゴムが切れた場合、すぐに新しいものに交換しなくてはいけません。日常の外出や、特に長期の旅行などを計画する際は、ゴムとホルダーを必ず携帯しましょう。

長期間の移動や滞在を予定している場合は、突然の事態やトラブルを想定して、通常以上に多く予備のゴムを携帯してください。

まとめ

マウスピースを手で持って掲げる

インビザラインのゴムかけは、インビザライン矯正の精度を上げるために非常に重要です。ゴムかけには4つの種類があり、それぞれ対象とする症例が異なります。

装着時間は1日20~22時間以上と、マウスピースと同様です。ゴムかけを指示されている期間は、マウスピースを装着したら同時にゴムかけも行いましょう。装着期間は歯並びや治療の進行具合によって異なります。

ゴムかけの装着時間が短いと、治療が計画どおりに進まない可能性があります。そのため、外出時には予備のゴムを持ち歩きましょう。

インビザライン矯正の効果を最大限引き出すためには、ゴムかけの取り扱いが重要です。

インビザライン矯正を検討している方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科」にご相談ください。

20代男性のインビザライン矯正症例

2023年8月14日

20代男性のインビザライン矯正症例こんにちは。大阪府八尾市にある歯医者医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。
今回は、「20代男性のインビザライン矯正症例」です。
インビザライン矯正では女性のイメージがあると思います。
当院では、男性の矯正患者さんも多数いらっしゃいます。
元々、虫歯治療と歯のお掃除で通ってらっしゃった患者さんなのですが定期的に歯医者に通っているのに虫歯がよく発見されるので歯並びを治療した方がと担当の衛生士さんに勧められて矯正相談に来られました。
今回の症例は男性の症例です。
インビザラインスタートする前から終わりまでどう変化をしたのかや苦労していたことなど色々お話をさせて頂きます。
歯並びは気になるけどなかなか1歩踏み出せない方に必見です。

まず、インビザラインとは?

まず、インビザラインとは?

インビザラインは、近年急速に人気を集めている歯列矯正治療法です。従来のブラケットやワイヤーを使用しない、透明なプラスチック製のアライナーを用いて歯の位置を調整するものです。

インビザライン矯正の特徴

インビザライン矯正の一番の特徴は、アライナーが透明であることです。つまり、装着していることが目立ちにくく、外見上の美観を損なうことなく歯を矯正することができるのです。これは、特に成人やプロフェッショナルな環境で働く人々にとって非常に魅力的です。
インビザラインは、個々の患者に合わせてカスタムメイドされるため、矯正の過程が非常に効率的で正確です。矯正計画は、先進的な3Dテクノロジーを活用して歯科医師によって立案され、患者には透明なアライナーが一連のステップごとに交換されることによって歯列の移動が進められます。

ワイヤー矯正との比較

従来の方法であるワイヤー矯正と比較して、インビザラインにはいくつかの利点があります。まず、食事の際にアライナーを外すことができるため、普段の食事や歯磨きが簡単に行えます。また、ブラケットやワイヤーがないため、口内への刺激や違和感も少なく、快適な矯正体験が期待できます。
ただし、すべてのケースに対して適しているわけではありません。治療が複雑な場合や重度の歯列不正がある場合には、他の矯正治療法が選択されることもあります。そのため、インビザラインを検討する際には、歯科医師との十分な相談と評価が必要です。

インビザライン矯正の治療期間について

インビザラインの治療期間は個人によって異なりますが、通常は一般的なブラケット矯正と比較して短く済む場合もあります。
インビザラインは、透明で効果的な歯列矯正治療法として、多くの患者に選ばれています。その美観と利便性から、歯を矯正したいと考えている方にとって、優れた選択肢の一つとなるでしょう。しかし、最適な治療法を見つけるためには、経験豊富な歯科医師との相談が欠かせません。

「20代男性のインビザライン矯正症例」の治療の流れ

インビザライン矯正前(初診)

インビザライン矯正前(初診時)

インビザライン矯正前の状態です。
上は前から2番目の歯が少し内側に入ってしまい歯並びが少し悪い状態です。
下は前歯が全体的に窮屈になっておりガタガタです。
奥歯も少し内側に倒れており特に左側は噛み合わせも悪くなっており、常に右で噛むことが多く筋肉のバランスや顔の歪みも見られていました。
噛み合わせが全身のバランスにも繋がってきます。
どのように治療計画を立てたのかシミュレーションを基に説明していきます。

iTeroによるシミュレーションは?

まずiTeroとは?

3Dスキャナー「iTero」は、歯科医師が患者様の口腔内を非侵襲的にスキャンし、精密なデジタルモデルを作成できるツールです。
従来の印象採りに比べて正確さと患者様の快適さを向上させ、治療計画の立案や製作物の作成に役立ちます。

インビザライン矯正前の状態(初診時)

インビザライン矯正前の状態(初診時)

初診の状態です。
まず、左は内側に倒れている歯を動かすために奥歯を後ろに下げていきます。

矯正3ヶ月後(シミュレーション画像)

矯正3ヶ月後(シミュレーション画像)

3ヶ月後です。
左の奥歯を後ろに下げて内側に入っている歯を動かすためのスペースを作ります。

矯正6ヶ月後(シミュレーション画像)

矯正6ヶ月後(シミュレーション画像)

次に、6ヶ月後です。
内側に入っていた歯は治っている状態です。
ここからは前歯のガタつきを取るためにまずは奥歯を後ろに動かし、右下の3番目4番目の間にスペースを作っていきます。

矯正10ヶ月後(シミュレーション画像)

矯正10ヶ月後(シミュレーション画像)

次に、10ヶ月後です。
最後に前歯を動かして歯並びを綺麗にしていきます。

シミュレーション通りに治療は進み歯並びは綺麗になったのでしょうか。
実際のお口の中を見てみましょう。

インビザライン矯正10ヶ月後(実際の写真)

インビザライン矯正10ヶ月後

インビザライン矯正10ヶ月後です。
シミュレーションで緻密に設計した通りに歯が動いています。
たった10ヶ月で歯並びを治療する事が出来ました。
元々、歯並びが悪いせいで歯が磨きにくく、虫歯ができやすかったのですが、歯並びが綺麗になることで歯が磨きやすくなり結果として虫歯のリスクも下げる事が出来ます。

インビザライン矯正10ヶ月後の患者さんからの感想

「装着時間22時間を守るのが大変だったのとマウスピースの取り外しにしばらく苦戦して大変でした」とインビザライン矯正で苦労することはあるそうです。
ただ、歯並びが綺麗になり、やってよかったと喜んで下さりました。

矯正前とインビザライン矯正10ヶ月後の比較

矯正前とインビザライン矯正10ヶ月後の比較

インビザライン矯正前とインビザライン矯正10ヶ月後です。
10ヶ月で見た目の変化があります。また、噛み合わせも左右でバランスが良くなり筋肉のバランスも変わり全身のバランスも変わりました。
インビザラインでお顔立ち綺麗にしませんか?
噛み合わせとお顔立ちは関係しています。
正しい歯並び、正しい噛み合わせを手に入れましょう。

いかがだったでしょうか?

今回は、「20代男性のインビザライン矯正症例」でした。
下の歯並びがわるいと矯正相談にこられる方は多いです。
虫歯、歯周病の悪化にも繋がりますので早期に治療されることをおすすめします。

歯並びは気になるが時間がかかるのでは?や自分の歯並びがインビザライン矯正で治るの?と勇気が出ずに一歩踏み出せない方は
勇気を振り絞って是非、お問合せ下さい。
当院は、全国でも1%も獲得する事が出来ないダイヤモンドプロバイダーですので安心してご相談ください。
インビザライン矯正にご興味ある方はこちらからお問合せ下さい。
来週の月曜日もインビザライン矯正症例ブログをお楽しみ下さい。
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ダイヤモンドプロバイダーの森川康司

もりかわ歯科での出っ歯の治療の仕方を大公開!

2023年8月9日

もりかわ歯科での出っ歯の治療の仕方を大公開!

こんにちは。大阪府八尾市にある歯医者医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。
今回は、「もりかわ歯科での出っ歯の治療の仕方を大公開!」です。
前回は、出っ歯の原因などを詳しく「出っ歯の原因を大公開!」でご説明させて頂きました。

今回は、出っ歯を治療する方法を解説していきます。
もりかわ歯科では、沖縄、東京、四国など遠方からインビザライン矯正に通ってくださる患者様がいらっしゃいます。
その中で、香川県からの患者さんの症例を基にお話しさせて頂きます。

初めて来られた時の一番の訴えは「前歯が出ているのが気になる」でした。
当院を受診される前は香川県で3医院ほど矯正相談に行かれて「前歯を引っ込めるには抜歯をしないといけないです」と言われたみたいです。
ただ、抜歯はどうしてもしたくないということで当院を見つけて下さり来院されました。
どのように出っ歯の治療を考えて計画を立ててそして変化するのかを解説していこうと思います。
出っ歯は気になるけどなかなか矯正治療のハードルが高くて一歩踏み出せない方は是非、ご覧ください。

出っ歯の治療方法は?

出っ歯の治療方法は?

一言に出っ歯の治療と言ってもいくつかの治療方法があります。
下に主な治療方法を挙げていきます。

【1. 歯列矯正治療】

歯列矯正は、出っ歯の最も一般的な治療法です。歯の位置を調整することで、歯並びを改善します。従来のブラケットとワイヤー矯正法から、透明なアライナーを使用したインビザラインまで、さまざまな歯列矯正オプションがあります。アライナーは透明で目立ちにくく、装着時の違和感も少ないため、成人にも人気です。

【2. 口腔外科手術】

重度の出っ歯の場合、歯列矯正だけでは改善が難しいことがあります。このような場合、口腔外科手術が検討されることがあります。手術によって、顎の骨を修正することで出っ歯を改善します。手術は、歯列矯正と併用される場合もあります。

【3. その他の治療法】

出っ歯の症状によっては、他の治療法も適用されることがあります。例えば、軽度の出っ歯にはボンディングやホワイトニングなどの対応が考えられます。また、口呼吸や舌の癖によって出っ歯が進行している場合には、関連する問題を解決するために専門的な治療が必要です。
治療法は様々あります。今回詳しくご説明させて頂くのは『歯列矯正』での出っ歯の治療方法です。

もりかわ歯科での出っ歯の治療方針

『歯列矯正』での治療方針でも様々あります。
当院で一番大切にしていることは『歯を抜かない』ことです。
勿論、症例によってはやむを得ず歯を抜かないといけない症例もございます。
ただ、歯を抜いてしまうと戻ってきません。
では、どのようにして前歯が出ている状態を治していくのか?という所を1症例を基に詳しくご説明させて頂きます。

インビライン矯正 『出っ歯』治療方針

インビザライン矯正前(初診)

インビザライン矯正前の状態(初診時)

インビザライン矯正前の状態です。
前歯が出ている状態でした。大体、親指が1本分位入るスペースがありました。
問診を進めていくと偏頭痛や肩こりや顎の痛みなど身体の不調もありました。
骨格をレントゲン撮影した分析結果
骨格のレントゲン撮影をして分析した結果
上顎は正常、下顎が後方位という分析がでました。
この患者さんの『出っ歯』になっている原因は、上顎が出ている訳ではなく、下顎が後ろに下がっていることが原因だと診断しました。
治療計画としては下顎を前に誘導して『出っ歯』を解消するような治療計画になりました。

インビザライン矯正8カ月後

インビザライン矯正8カ月後

インビザライン矯正8カ月後の状態です。
下顎を前に誘導する事と上の前歯の角度を改善することによってここまで『出っ歯』を解消することが出来ます。
もし、歯を抜いて(抜歯して)いたと思うと未来は変わってしまいますよね。
身体のことなので必ず下顎を前に誘導出来るわけではありません。
ただ、まずは戻れる治療から開始することは大切だと思います。

インビザライン矯正のビフォーアフター
インビザライン矯正前とインビザライン矯正8カ月後です。
たった8カ月で『出っ歯』は解消することが出来ます。
『出っ歯』で悩まれている方は一度、是非お問合せ下さい。

いかがだったでしょうか?

今回は、「もりかわ歯科での出っ歯の治療の仕方を大公開!」でした。
前回は出っ歯の原因を解説し、今回は実際の症例を基にもりかわ歯科での出っ歯へのアプローチを解説させて頂きました。
8カ月でここまで変化します。
口元にコンプレックスを抱えてなかなか思いっきり笑えないと悩んでらっしゃる方は是非、勇気を振り絞ってお悩みを打ち明けて下さい。

当院は、全国で1%しか獲得できないダイヤモンドプロバイダーです。
安心してご相談ください。皆様にお会いできることを楽しみにしております。

2年連続大ヤモンドプロバイダー年間150症例達成