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インプラント周囲炎が気になって鏡で確認する女性

インプラント周囲炎とは?原因・治療法と予防のポイントを解説

2025年8月27日

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

インプラント治療は、失った歯を補う手段として多くの方に選ばれるようになりました。天然歯に近い見た目や噛み心地が得られることから、高齢者だけではなく若年層にも広がりを見せています。

しかし、インプラントも万能ではなく、注意すべきトラブルがあります。その中のひとつがインプラント周囲炎です。インプラント周囲炎とは、インプラントの周囲に炎症が起こった状態で、進行するとインプラントが脱落するリスクもあります。

この記事では、インプラント周囲炎とは何か、その原因や治療法、さらには日常生活でできる予防策などについて詳しく解説します。インプラント治療を検討中の方や、すでにインプラントを使用している方は参考にしてください。

インプラント周囲炎とは

インプラント周囲炎のイメージ

インプラント周囲炎とは、インプラントの周囲に炎症が起こる疾患で、進行すると歯茎や顎の骨が破壊されることもあります。

天然の歯に発症する歯周病に似た症状を示すため、インプラントの歯周病とも言われることがあります。インプラントはチタンなどの金属でできているため虫歯にはなりませんが、周囲の歯茎や骨は生体組織であるため、細菌感染により炎症を起こすリスクがあるのです。

初期段階では軽度な炎症にとどまる場合もありますが、放置するとやがて歯槽骨まで炎症が進行し、インプラント周囲炎へと悪化します。症状が進行すると、インプラントが支えを失ってグラついたり、最悪の場合、抜け落ちたりすることもあります。

インプラント周囲炎は、インプラント治療を受けたすべての人にとって無視できないトラブルといえます。予防や早期発見につなげるためには、正しい知識を持つことが大切です。

インプラント周囲炎の主な原因

タバコを吸う男性の手元

インプラント周囲炎は、一見すると突然発症するように思われがちですが、実際には日々の生活習慣やケアの不備が積み重なって引き起こされるケースがほとんどです。インプラントには歯根膜が存在しないため、細菌への抵抗力が低く、周囲の歯茎や骨が感染しやすいです。

ここでは、インプラント周囲炎の主な原因を紹介します。

プラーク(歯垢)の蓄積

インプラント周囲炎の最も大きな原因は、プラークと呼ばれる歯垢の蓄積です。天然歯と同様、口腔内の細菌が食べかすなどを分解する過程で形成されるもので、インプラントの周囲にも付着します。

プラークがたまると炎症が起こりやすくなり、やがて歯茎に腫れや出血といった症状が現れます。放置すれば、インプラント周囲粘膜炎からインプラント周囲炎へと進行するリスクが高まります。

不適切なセルフケア

歯磨きが不十分であったり、デンタルフロスや歯間ブラシを使わなかったりすることも原因のひとつです。特に、インプラントの周囲は形状が複雑なため、天然歯以上に丁寧な清掃が求められます。

自己流のブラッシングではプラークを完全に取り除けないことも多く、慢性的な炎症の温床となる可能性があります。

喫煙習慣

喫煙は血行を悪くし、歯茎の免疫力を低下させるため、細菌感染を助長します。また、治癒力が落ちることによって炎症が慢性化しやすく、インプラントが骨と結合する現象の妨げにもなります。

歯ぎしりや食いしばりなどの癖

過度な咬合力は、インプラント周囲の骨に過度な負担を与えます。特に、寝ている間に無意識で行われる歯ぎしりや食いしばりが長期間続くと、炎症や骨吸収の原因となる場合があります。ナイトガードを使用するなどの対応が有効です。

インプラント周囲炎の治療方法

インプラント周囲炎は、進行度合いに応じて治療内容が変わります。軽度の段階であれば簡単な処置で改善が見込めますが、重度になると手術が必要になることもあります。

天然歯とは違い、インプラントには歯根膜がないため炎症が進行しやすく、一度失われた骨は自然に再生しません。そのため、早期発見・早期治療が非常に重要です。

ここでは、インプラント周囲炎の主な治療方法について、症状の程度別に解説します。

PMTC(軽度な場合の治療法)

初期段階のインプラント周囲粘膜炎であれば、歯科医院での専門的なクリーニング(PMTC)で対応できることが多いです。PMTCでは、専用の器具を使ってインプラント周囲のプラークやバイオフィルムを徹底的に除去し、炎症の原因を取り除きます。

加えて、抗菌薬の塗布やうがい薬の処方が行われることもあります。定期的なメンテナンスを通じて、再発防止に努めることが大切です。

非外科的治療(中等度の場合)

中等度のインプラント周囲炎では、スケーラーや超音波機器による深部清掃が行われます。さらに、レーザー治療や局所抗菌療法を組み合わせることで炎症の広がりを抑え、歯周ポケットの改善を図ります。

骨吸収が見られる場合でも、症状の進行が緩やかであればこの段階で改善が期待できます。

ただし、日常のセルフケアの徹底が必要不可欠です。

外科的治療(重度の場合)

重度のインプラント周囲炎では、外科的な介入が必要となることがあります。例えば、歯茎を開いて直接感染部位を目視しながら除去するフラップ手術や、骨の再生を促す再生療法が行われることがあります。

骨が大きく失われている場合には、インプラントの撤去を余儀なくされることもあるため、早期治療が非常に重要です。

インプラント周囲炎を予防するには?

歯ブラシなどのセルフケア用品

インプラント周囲炎は、適切な予防策を講じることで高い確率で予防できます。インプラントは一度埋め込めば半永久的に機能すると思われがちですが、日常的なメンテナンスや生活習慣の改善がなければ、長持ちさせることはできません。

治療後も健康な状態を保ち続けるには、セルフケアとプロフェッショナルケアの両面からアプローチすることが大切です。ここでは、インプラント周囲炎を予防するために意識すべきポイントを紹介します。

毎日の丁寧なセルフケア

基本となるのは、やはり日々の歯磨きです。特に、インプラントの周囲は天然歯よりも汚れが溜まりやすいため、磨き残しが生じやすく炎症の原因となります。電動歯ブラシやインプラント専用の歯ブラシを使うことで、効果的にプラークを除去できます。

また、歯間ブラシやデンタルフロスで細部まで清掃する習慣を身につけることも大切です。

歯科医院での定期的なメンテナンス

セルフケアだけでは落としきれない汚れを落としたり炎症の初期兆候を見逃さずに発見したりするためにも、歯科医院での定期検診やケアが欠かせません。インプラント治療後は3か月〜6か月ごとの間隔で専門的なクリーニングを受けることが推奨されています。

歯科衛生士や歯科医師による口腔内のチェックと清掃によって、トラブルの早期発見・早期対処が可能になります。

禁煙

前述の通り、喫煙は血流を悪化させ、歯茎の免疫機能を低下させるため、インプラント周囲炎の大きなリスク要因になります。インプラント治療を受けた人や予定している人は、できる限り禁煙を目指しましょう。

すぐに禁煙が難しい場合でも、本数を減らす努力が予防につながります。

食生活の見直し

糖分の多い食事や頻繁な間食は、口腔内の細菌を増やす原因になります。口腔内の環境を整えるためにも、バランスの取れた食事や十分な水分補給を心がけることが重要です。また、よく噛むことで唾液の分泌を促し、自然な自浄作用が働くようになります。

ストレスコントロール

ストレスは免疫力を下げるだけではなく、無意識の歯ぎしりや食いしばりの原因にもなります。そうした咬合圧の偏りがインプラントに悪影響を与える場合もあるため、日々のリラックス方法や睡眠の質を見直すことも、間接的な予防につながります。

まとめ

笑顔のミドルからシニア世代の男女

インプラント治療は見た目や機能性に優れた選択肢ですが、その健康を保ち続けるには、インプラント周囲炎への理解と対策が欠かせません。インプラント周囲炎は、放置すれば骨の喪失やインプラント脱落といった重大な結果を招く可能性があります。

しかし、原因を正しく知り、日々のセルフケアや定期的なメンテナンスを徹底することで、十分に予防が可能です。特に、喫煙や歯ぎしり、生活習慣の乱れはリスクを高めるため、早いうちから見直すことが重要です。

インプラントを長く安心して使うためにも、自分自身の口腔環境に関心を持ち、歯科医師と連携しながら健康を守っていきましょう。

インプラント周囲炎でお悩みの方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科」にご相談ください。

当院では、虫歯・歯周病治療をはじめ、矯正治療や入れ歯・ブリッジ・インプラント治療、予防歯科などさまざまな診療を行っています。ホームページはこちらご予約・お問い合わせも受け付けております。

虫歯になり抜歯した歯

虫歯で抜歯になるのはどんなとき?抜いたあとの治療の選択肢も

2025年8月20日

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

虫歯を早期に発見できれば簡単に治療できるケースが多いですが、悪化すると歯の保存が困難になり、抜歯を避けられないことがあります。抜歯は最終手段であり、できるだけ避けたいと考える方がほとんどでしょう。

しかし、重度の虫歯や周囲の組織への影響を考慮すると、抜歯が口腔内の健康を守るために最善な選択肢となることもあります。

この記事では、虫歯で抜歯が必要になる主なケースと、その後の治療の選択肢について詳しく解説します。

虫歯で抜歯になるのはどんなとき?

虫歯で抜歯になるのはどんなときか考える女性

虫歯は初期段階であれば、削って詰める治療で対応できるケースがほとんどです。

ただし、症状が進行すると歯を残せなくなり、最終的には抜歯が必要になる場合もあります。ここでは、虫歯で抜歯が必要になる代表的なケースを詳しく解説します。

歯の大部分が失われた場合

虫歯が進行すると、歯の表面だけでなく内部の象牙質や歯髄まで細菌が侵入し、歯の構造が大きく破壊されます。

補綴(被せ物)で修復できる範囲を超えて歯質が失われると、土台が不十分で被せ物を安定させられず、治療しても長期的に持たせることが難しくなります。このような場合、無理に歯を残すよりも抜歯を行い、その後の機能回復を検討することが望ましいとされています。

感染が根の先や周囲の骨にまで広がった場合

虫歯菌が歯の根の先にまで到達し、歯根の周囲に膿がたまる根尖性歯周炎を起こすと、激しい痛みや腫れを伴います。通常は根管治療で改善を試みますが、感染が広範囲に広がり、歯を支える骨の吸収が進んでいる場合は、抜歯を選択することがあります。

歯を残すと再発を繰り返し、ほかの歯や全身に悪影響を及ぼす危険性もあるため、早めの対応が必要です。

歯の根が割れている場合

強い咬合力や外傷、再治療による負担で歯根に亀裂が入ると、そこから細菌が侵入し、炎症や骨の吸収が進みます。歯根の破折は修復が難しく、ほとんどの場合で抜歯となります。

特に奥歯は噛む力が強いため、歯根破折が起こりやすい部位です。強い痛みや歯ぐきの腫れが続く場合は、早めに歯科医院で検査を受けることが重要です。

歯周病が進行している場合

虫歯だけでなく、歯周病によって歯を支える骨が大きく失われている場合も、歯を残せない原因になります。歯周病で歯が大きく動揺し、噛む機能を維持できない状態では、抜歯によって口腔内の健康を回復するほうが適切な場合があるのです。

虫歯になった歯を抜くメリット

虫歯になった歯を抜くメリットのイメージ

虫歯で抜歯を行うのは、一般的に最終手段と考えられています。

しかし、歯を残せないほど虫歯が進行した場合や、無理に保存することで口腔内に悪影響を与える場合は、抜歯を選択するほうがよいこともあります。ここでは、虫歯になった歯を抜くことで得られる主なメリットを解説します。

感染の拡大を防げる

虫歯が進行すると、歯の内部だけでなく、根の先や周囲の骨にまで感染が広がることがあります。

感染した歯をそのまま残すと、炎症が悪化し、強い痛みや腫れを引き起こすだけでなく、顎骨や隣接する歯にも悪影響を及ぼすリスクがあります。さらに、細菌が血流に乗って全身に広がると、体調不良や重篤な合併症につながる恐れもあるのです。

抜歯を行うことで、感染の原因を取り除くことが可能で、こうしたリスクを回避できます。

慢性的な痛みや不快感を解消できる

重度の虫歯は、治療を繰り返しても痛みや違和感が残ることがあります。根管治療などで改善が見込めない場合、抜歯を行うことで慢性的な痛みから解放され、生活の質を取り戻すことができます。

痛みが続くことで食事や睡眠に支障が出ている方にとって、抜歯は大きなメリットとなります。

周囲の歯や歯ぐきを守ることができる

無理に虫歯の歯を残すと、隣接する歯や歯ぐきに悪影響を与えることがあります。感染が広がると、隣の歯に虫歯が移ったり、歯周病を悪化させたりする原因になります。また、噛む力のバランスが崩れることで歯全体に負担がかかり、さらにトラブルを引き起こすこともあります。

抜歯によって問題のある歯を取り除くことで、口腔内全体の健康を守ることができます。

噛み合わせや口腔機能の改善につながる

重度の虫歯で歯が大きく欠けていたり、歯の高さが変わったりすると、噛み合わせに悪影響を及ぼします。この状態を放置すると、顎や咀嚼筋に過度な負担がかかり、顎関節症などを引き起こすこともあるでしょう。

抜歯後にインプラントやブリッジ、入れ歯で歯を補うことで、噛み合わせを正しく整え、口腔機能を回復できる点もメリットです。

虫歯になった歯を抜くデメリット

虫歯になった歯を抜くデメリットのイメージ

次に、虫歯で抜歯を行うことによるデメリットを解説します。

噛み合わせのバランスが崩れる

歯は1本抜けるだけでも噛み合わせに大きな影響を与えます。歯は互いに支え合っているため、1本を失うと隣接する歯が倒れたり、噛み合う歯が伸びたりして、全体のバランスが崩れることがあるのです。

この状態を放置すると、食べ物をしっかり噛めなくなるだけでなく、顎関節や咀嚼筋に負担がかかり、顎関節症を引き起こすこともあります。

咀嚼力が低下する

歯を失うと、噛む力が低下し、食べ物を十分に細かく砕けなくなります。結果として、胃や腸への負担が大きくなり、消化不良や栄養吸収の低下につながる可能性があります。

特に、硬い食材や繊維質の多い食品を避けるようになると、食生活のバランスが崩れ、全身の健康に悪影響を及ぼす恐れがあります。

発音や見た目に影響が出る

前歯を抜歯した場合、発音がしづらくなることがあります。特にサ行やタ行などの音に影響が出やすい傾向があります。また、笑ったときや会話中に歯の欠損が目立つと、見た目の印象が変わり、心理的な負担を感じる方も少なくありません。

このような見た目や発音の問題は、日常生活の質を下げる要因となります。

虫歯になった歯を抜いたあとの治療の選択肢

虫歯で抜歯した歯をインプラントで補うイメージ

虫歯で抜歯を行ったあとは、そのままにせず適切な処置をすることが重要です。ここでは、代表的な3つの選択肢を解説します。

インプラント

インプラントは、人工の歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工歯を装着する方法です。天然歯に近い噛み心地と見た目を再現できるのが大きな特徴です。また、隣接する歯を削る必要がないため、ほかの歯に負担をかけずに治療できます。

ただし、外科手術が必要で、骨の量や全身の健康状態によっては適応とならない場合があります。治療期間が数か月に及ぶことや、高額な費用がかかる点も理解しておく必要があります。

ブリッジ

ブリッジは、失った歯の両隣の歯を削り、橋のように連結した人工歯を装着する治療法です。治療期間が短く、インプラントに比べて外科的処置が不要である点がメリットです。

しかし、両隣の健康な歯を削る必要があるため、歯への負担が大きいことがデメリットです。また、清掃性がやや劣るため、定期的なメンテナンスが欠かせません。

部分入れ歯

部分入れ歯は、金属や樹脂の義歯をクラスプ(バネ)で固定する方法です。外科手術が不要で、費用が抑えられるため、多くの症例で適応できます。

ただし、装着感に違和感を覚える方も多く、噛む力は天然歯やインプラントに比べて弱めです。また、取り外して清掃する必要があるため、日常的なケアがやや手間になります。

虫歯の進行を防ぐためには

虫歯の進行を防ぐために使用するデンタルケア用品

虫歯は一度進行すると自然に治ることはなく、放置すると、抜歯が必要になる恐れがあります。そのため、早期に発見し、進行を防ぐことが何より大切です。ここでは、虫歯の悪化を防ぐために心がけたいポイントをご紹介します。

正しいブラッシングを毎日行う

虫歯予防の基本は、歯垢を取り除くことです。歯垢は細菌の塊であり、虫歯の原因となる酸を生み出します。特に、歯と歯の間や奥歯の溝は磨き残しやすいため、丁寧なブラッシングが欠かせません。

フッ素入りの歯磨き粉を使うと、歯の再石灰化を助け、虫歯予防効果を高められます。また、デンタルフロスや歯間ブラシを活用することで、歯ブラシだけでは届かない部分の汚れも取り除けます。

食生活を見直す

砂糖を多く含む食品や飲み物は、虫歯のリスクを高めます。間食や甘い飲料を頻繁に摂ると、口の中が酸性の状態に傾く時間が長くなり、歯の表面が溶けやすくなります。

おやつの回数を減らし、飲み物は水やお茶を選ぶなど、日常の食生活を工夫することが重要です。また、キシリトール入りのガムを噛むことは、唾液の分泌を促し、虫歯予防に効果的です。

定期的に歯科検診を受ける

自宅でのケアだけでは、完全に虫歯を防ぐのは難しい場合があります。歯科医院で定期的に検診を受けることで、虫歯の早期発見・早期治療が可能になります。

歯石やバイオフィルムは通常のブラッシングでは取り切れないため、歯科医師や歯科衛生士によるプロフェッショナルケアが有効です。3~6か月に1回の受診を目安にすることで、口腔内の健康を維持できます。

フッ素塗布やシーラント処置を受ける

フッ素は歯質を強化し、虫歯に強い歯を作ります。歯科医院で行われるフッ素塗布は、特にお子さんや虫歯になりやすい方に有効です。また、奥歯の噛み合わせ部分は溝が深く、虫歯が発生しやすいため、シーラントでコーティングする方法も予防に役立ちます。

まとめ

虫歯を治療して笑顔を見せる女性

虫歯で抜歯が必要になるのは、歯の大部分が失われた場合や、感染が歯根や周囲の骨に広がっているケース、歯根破折や重度の歯周病を伴う場合などです。

抜歯には感染源を取り除くといったメリットがありますが、噛み合わせや見た目、咀嚼機能に影響を与えるデメリットもあります。そのため、抜歯後はインプラント・ブリッジ・入れ歯などで欠損部を補うことが大切です。

早期に対応すれば抜歯を避けられることもあるため、違和感や痛みがある場合は放置せず、歯科医師に相談しましょう。

虫歯にお悩みの方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科」にご相談ください。

当院では、虫歯・歯周病治療をはじめ、矯正治療や入れ歯・ブリッジ・インプラント治療、予防歯科などさまざまな診療を行っています。ホームページはこちらご予約・お問い合わせも受け付けております。

ホワイトニング後に歯の色を確認する様子

ホワイトニングのデメリットとは?安心して施術を受けるためのポイントも

2025年8月13日

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

美しく白い歯を手に入れる手段として、人気があるのがホワイトニングです。歯が白くなるだけで、清潔感が格段に上がることは、すでに多くの人が感じていることでしょう。

しかし、ホワイトニングにはメリットだけでなく、デメリットやリスクも存在しています。

この記事では、事前に知っておきたいホワイトニングのデメリットと安心して施術を受けるために役立つポイントも紹介します。ホワイトニングに興味がある方は、ぜひ参考にしてください。

ホワイトニングとは

ホワイトニングのビフォーアフター

ホワイトニングは、普段の歯磨きやクリーニングでは落とせない歯の着色汚れを専用の薬剤で白くする方法です。表面についた汚れだけでなく、内部に浸透している黄ばみまで分解して漂白します。

ホワイトニングの種類

歯科医院で行うホワイトニングには、オフィスホワイトニングとホームホワイトニング、デュアルホワイトニングの3種類があります。

オフィスホワイトニング

歯科医院で、歯科医師もしくは歯科衛生士が施術するホワイトニングです。医療機関でしか扱えない高濃度の過酸化水素水と専用のレーザーを使用するため、歯の内部まで白くする効果が期待できます。また、即効性があり1回で効果を感じる人も多くいます。

ホームホワイトニング

歯科医院で自分専用のマウスピースを作り、そこに処方された薬剤を入れ1日2時間程度、2週間ほど装着します。オフィスホワイトニングとは使用する薬剤が異なり、数日をかけて歯を白くしていきます。

自宅で好きなタイミングで、他のことをしながらできるメリットがあります。

デュアルホワイトニング

ホワイトニングの効果を高めたり持続させたりするために、オフィスホワイトニングを終えた後にホームホワイトニングを追加する方法です。もっとも高い効果が期待できます。

ホワイトニングのデメリット

ホワイトニングのデメリットのイメージ

ホワイトニングは、通常のクリーニングでは手に入れることができない白い歯を手に入れるために有効な手段ですが、デメリットも存在しています。

知覚過敏の発生の可能性

歯の表面は、タンパク質の一種である薄い膜で覆われています。ホワイトニングでは、その薄い膜が一時的に剥がれた状態になるので、外部からの刺激に敏感になります。冷たいものが染みるなど、知覚過敏の症状が起こることがあります。多くの場合は数日で改善されます。

効果の持続期間が限定的

歯が白くなっても、時間の経過とともに後戻りします。その時間には個人差があり、毎日のケアでも変わってきます。

効果の持続期間の目安は、以下のとおりです。

・オフィスホワイトニング:3~6ヶ月
・ホームホワイトニング:6~12ヶ月
・デュアルホワイトニング:12ヶ月以上

費用が高額

ホワイトニングは疾患を治す治療ではないので、保険が適用されず、一般的に費用が高額になる傾向があります。費用は歯科医院によって異なります。以下が費用の目安になります。

・オフィスホワイトニング:2〜7万円
・ホームホワイトニング:2〜5万円
・デュアルホワイトニング:7万円〜10万円

効果が出ない歯がある

神経を失って変色した歯や、抗生物質の影響で変色した歯は、ホワイトニングをしてもあまり効果が出ません。また、レジンやチタンなどの人工歯や被せ物はホワイトニングに対応していません。

そのため、人工歯や被せ物が多い場合は、他の歯が白くなって人工歯が目立ち、違和感が出ることがあります。

ホワイトニングできない場合がある

ホワイトニングは、薬剤を使用することから18歳以下や妊娠中は、施術を推奨されていません。知覚過敏や重度の歯周病も施術は避けるべきです。虫歯や歯周病があれば、治療が優先されます。

オフィスホワイトニングでは、過酸化水素水とレーザーを使用するため、光過敏症の人と無カタラーゼ症の人は受けられません。無カタラーゼ症は、過酸化水素を分解できない疾患です。

ホワイトニングのメリット

ホワイトニングのメリットのイメージ

ホワイトニングのデメリットを先述しましたが、ホワイトニングすることにより、多くのメリットがあります。

見た目に清潔感が出る

歯が白くなることは、想像以上に清潔感が出ます。とくに大事なイベントを控えているときや、人前に出る機会の多い職業の人は、歯が白くなることで自信を持てるようになるかもしれません。

若々しい印象になる

加齢で歯が黄ばむことから、歯が白くなると若々しく健康的な印象になります。印象が変わったことでモチベーションが上がる人も多くいます。

口腔内への意識が高まる

ホワイトニングするために、事前に歯科医院でクリーニングを行い、虫歯や歯周病があれば先に治療します。ホワイトニング施術後は、白くなった歯を維持しようとケアを念入りにするようになるなど、施術をきっかけに口腔内に対して意識を持つ方は多くなります。

結果的に虫歯や歯周病予防になり、歯の健康維持がしやすくなります。

歯を削らずに済む

ホワイトニングは、薬剤を塗布することで歯を白くする方法ですので、健康な歯を削ったりする必要はありません。

安心してホワイトニングを受けるためのポイント

安心してホワイトニングを受けるためのポイントのイメージ

ホワイトニングを安心して受けるためには、いくつかの注意すべきポイントがあります。詳しく確認しましょう。

事前カウンセリングを受ける

ホワイトニングは受けられない人もいるため、必ず事前のカウンセリングを受けましょう。どの程度まで白くしたいのか、事前に希望の仕上がりをしっかり伝え、そのために必要な治療回数などを確認しておくことが必要です。

口腔内の健康を維持する

ホワイトニングは、口腔内が健康でないと行えません。虫歯や歯周病は治療が優先されます。ホワイトニングをする前には必ず、歯や歯茎に問題がないか状態の確認が必要です。

自己判断はしない

ホームホワイトニングの際、自己判断で薬剤を増やしたり、回数を増やしたりすると歯や歯茎にダメージが出ることがあります。必ず歯科医師が推奨する薬剤の量、回数を守り、何か異常を感じたらすぐに歯科医師へ相談するようにしましょう。

施術後は飲食物に注意する

ホワイトニング施術後、48時間程度は、歯の表面を保護している膜が剥がれた状態になります。普段以上に着色汚れがつきやすくなるので、コーヒーやワイン、カレーやトマトソース、キムチなど着色しやすい飲食物は施術後の数日は避けるようにしましょう。

また、柑橘類や炭酸衣料などの酸性度の高いものは、歯の表面を一時的にやわらかく、エナメル質を傷つける可能性があります。虫歯のリスクが上がるため、同様に控えた方がいいでしょう。

時間が経って着色しやすいものを食べる場合は、食べた後にすぐに口をゆすぐことで、ある程度着色汚れを防げます。

喫煙は控える

喫煙は歯にヤニが着色するので、禁煙するのが望ましいです。

毎日のケアは丁寧に行う

施術後の歯はデリケートです。強い力でのブラッシングは避け、やさしく細かく、丁寧に磨くようにしましょう。研磨剤入りの歯磨き粉も、歯の表面を傷つける可能性があるので注意が必要です。

歯科医院で受ける

歯科医院のホワイトニングは、事前に口腔内の状態を確認して、医療機関でしか扱えない薬剤を使用して行われます。サロンなどで行われているホワイトニングとは全く異なるものなので、安全性や効果の持続性を重視する方に人気です。

まとめ

綺麗な白い歯を見せて笑う男女

ホワイトニングは、美しく白い歯を手軽に手に入れられる有効な手段です。

しかし、デメリットや注意点もあり、間違った施術を選ぶと白くならないだけでなく、口腔内にトラブルを抱えることになります。ホワイトニングについて知識を持ち、疑問や不安は自己判断ではなく、信頼できる歯科医院に相談することが大切です。

ホワイトニングでお悩みの方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科」にご相談ください。

当院では、虫歯・歯周病治療をはじめ、矯正治療や入れ歯・ブリッジ・インプラント治療、予防歯科などさまざまな診療を行っています。ホームページはこちらご予約・お問い合わせも受け付けております。

小児矯正中の女の子

小児矯正はいくらかかる?費用相場と負担を抑える方法

2025年8月6日

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

小児矯正にはどれくらいの費用がかかるのか気になられている保護者の方がいるのではないでしょうか。矯正治療は一般的に費用が高額になりがちです。では、小児矯正の場合はどれくらいの費用がかかるのでしょうか。

今回は、小児矯正の費用相場から保険適用の可能性、さらには費用負担を軽減する方法まで詳しく解説します。

小児矯正の費用相場

小児矯正の費用相場のイメージ

小児矯正の費用について理解するためには、まず治療の種類と段階を把握することが重要です。小児矯正は主に第1期治療と第2期治療に分けられ、それぞれかかる費用が異なります。

第1期治療の費用

第1期治療は、乳歯と永久歯が混在する5〜12歳頃に行われる治療です。あごの成長を利用して治療が行われます。第1期治療の費用相場は、30万〜50万円程度です。

第1期治療では、上下のあごのバランスを整えたり、永久歯が正しく生えるためのスペースを確保したりすることを目的とした治療が行われます。使用する装置は、拡大床や機能的矯正装置などが中心となります。

治療期間は通常2〜3年程度で、月に1回程度の通院が必要となるでしょう。調整料は1回につき3,000円〜5,000円程度が相場です。

第1期治療の大きなメリットは、成長期のあごの発達を利用することで、将来的な抜歯のリスクを回避できたり、第2期治療の期間を短縮できたりすることです。結果として、総合的な治療費用を抑えられる可能性があります。

第2期治療の費用

第2期治療は、永久歯が生えそろった12歳以降におこなわれる治療で、基本的に成人矯正と同様の方法が用いられます。第2期治療の費用相場は、60万〜100万円程度です。

第2期治療では、ブラケットとワイヤーを用いた方法や、マウスピースを用いた方法で歯並びを整えていきます。治療期間は2〜3年程度です。調整料は第1期治療と同様に、1回につき3,000円〜5,000円程度かかるケースが多いです。

第1期治療から継続して第2期治療をおこなう場合、第2期治療の費用を割引する歯科医院もあります。

そのほかにかかる費用

小児矯正では、治療費用以外にもさまざまな費用が発生します。

初診・相談料は、0円〜5,000円程度が相場です。多くの歯科医院では初回相談を無料としていますが、詳細な診査・診断をおこなう場合は別途費用が発生することがあるでしょう。

精密検査・診断料は、2万〜5万円程度が相場です。レントゲン撮影や歯型採取、口腔内写真撮影などが含まれ、適切な治療計画を立てるために必要な費用になります。

矯正治療終了後は歯並びを安定させるためにリテーナーと呼ばれる保定装置を使用します。保定装置代は、2万〜5万円程度が相場です。保定期間中も定期的に歯科医院を受診して歯並びの状態を確認してもらう必要があり、1回につき3,000円〜5,000円程度かかります。

保定期間は通常2〜3年程度で、この間の通院費用も考慮する必要があるでしょう。

小児矯正に保険は適用される?

小児矯正に保険は適用されるか説明するイメージ

小児矯正の費用について考える際、多くの保護者の方が気になるのが保険適用の可能性ではないでしょうか。

基本的に、小児矯正は健康保険の適用外となります。通常の歯並びの改善や噛み合わせの修正は、健康保険の適用基準に該当しないため、全額自己負担となるケースがほとんどです。これは、子どもの矯正治療であっても同様で、年齢に関係なく保険適用外となるのが一般的です。

保険適用されるケース

特別なケースでは、小児矯正にも保険が適用される場合があります。厚生労働大臣が定める疾患に起因する咬合異常の場合、保険適用の対象となります。具体的には、唇顎口蓋裂やダウン症候群、筋ジストロフィーなどの先天的な疾患に起因する咬合異常が該当します。

顎変形症と診断された場合も保険適用の対象となるでしょう。あごの骨格に著しい変形があり、外科手術が必要な場合に限り、術前・術後の矯正治療が保険適用の対象となります。また、前歯の3歯以上の永久歯萌出不全による咬合異常の場合も、保険適用の対象となることがあります。

ただし、これらのケースでは、指定された医療機関での治療が必要となります。また、保険が適用される場合でも、使用できる装置や治療法に制限がある可能性があります。

小児矯正の費用負担を抑えるためには

小児矯正の費用負担を抑えるデンタルローンのイメージ

小児矯正の費用負担を抑える方法を事前に知っておくことで、経済的な負担を軽減しながら質の高い治療を受けることができるでしょう。

医療費控除を活用する

小児矯正の費用負担を軽減する方法のひとつに、医療費控除の活用があります。

医療費控除とは、1年間に支払った医療費が一定額を超える場合に確定申告することで受けられる所得控除のことです。生計を一にする家族分の医療費も合算できます。また、治療費だけでなく通院する際に利用したバスや電車などの公共交通機関の交通費も控除対象となります。

治療にかかる費用を安くすることはできませんが、医療費控除を活用することで経済的な負担軽減にはつながるでしょう。

分割払いを利用する

小児矯正の費用負担を軽減するために、支払い方法を工夫することも有効です。分割払いを利用できれば、1回に大きな費用を支払う必要がなくなります。また、クレジットカード決済を利用することでポイント還元などの特典を受けられるケースもあります。

デンタルローンを利用する

デンタルローンとは、歯科治療専用のローンです。治療にかかる費用を金融機関や信販会社が立て替えて支払い、患者さんは分割して返済していきます。一般的なローンよりも金利が低く設定されているケースが多く、長期間の分割払いが可能です。

審査が必要ですが、月々の負担を大幅に軽減できます。なお、デンタルローンを利用しても医療費控除の対象となりますが、金利手数料は対象外となる点には注意が必要です。

早期からの治療を検討する

小児矯正においては、早期に治療を開始することで、結果的に費用を抑えることができる場合があります。

あごが成長する時期に矯正治療を開始できれば、歯を並べるスペースを確保しやすくなります。これによって、短期間で第2期治療を終えられたり、第2期治療自体が不要になったりする場合があり、結果として費用を抑えることにもつながるのです。

歯並びの問題が深刻化する前に治療を開始することで、より簡単で費用の安い治療法を選択できる場合があります。

複数の歯科医院でカウンセリングを受ける

費用を抑えながら質の高い治療を受けるためには、歯科医院の選び方も重要です。同じ治療内容でも、歯科医院によって費用に差があることは珍しくありません。そのため、複数の歯科医院でカウンセリングを受け、治療内容と費用を比較検討することが推奨されます。

また、費用の内訳を明確に説明してくれる歯科医院を選ぶことが大切です。追加費用についても事前に確認し、総額を把握したうえで治療を開始しましょう。

治療後のアフターケアの充実度も考慮し、保定期間中のフォローアップや緊急時の対応体制が整っている歯科医院を選ぶことも、長期的な安心感を得るうえでは重要です。

まとめ

小児矯正をして綺麗な歯並びになった男の子

小児矯正の費用は、第1期治療で30万〜50万円程度、第2期治療で60万〜100万円程度が相場となっています。検査や調整料などを含めると、総額では30万〜150万円程度の費用がかかるでしょう。

小児矯正は基本的に保険適用外となるため、全額自己負担となりますが、医療費控除の活用や支払い方法の工夫により、実質的な負担を軽減することが可能です。早期治療の開始や適切な歯科医院の選択により、長期的な費用を抑えることもできます。

お子さまの健やかな成長のために、費用面での不安を解消し、適切な治療を受けられるよう、まずは信頼できる歯科医院で相談しましょう。

小児矯正を検討されている保護者の方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科」にご相談ください。

当院では、虫歯・歯周病治療をはじめ、矯正治療や入れ歯・ブリッジ・インプラント治療、予防歯科などさまざまな診療を行っています。ホームページはこちらご予約・お問い合わせも受け付けております。

歯のブリッジのイメージ

歯のブリッジ治療とは?メリットやデメリットも解説

2025年7月30日

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

歯のブリッジ治療は、歯を失った部分の機能と見た目を補うために行う補綴治療のひとつです。両隣にある天然歯を支えとして橋のように人工歯をかけます。短期間で完了でき、さらに保険が適用されるケースもあるため、多くの患者さまに選ばれている治療法です。

一方で、ブリッジには、周囲の健康な歯を削る必要がある、清掃がやや難しいといった注意点も存在します。

ここでは、ブリッジ治療の基本構造や特徴、利点・欠点、費用について解説します。歯を失った場合に選択できる他の治療法もご紹介するので、参考にしてください。

歯のブリッジ治療とは

歯のブリッジのイメージ

ブリッジとは、歯が抜けてしまった部分の前後にある歯を利用して人工歯を固定する方法です。ブリッジという名称は、その見た目と構造が橋のようになっていることに由来しています。

仕組みと構造

ブリッジは基本的に3本セットで構成されており、欠損している部分の両側の歯を削って被せ物を装着し、その間に人工歯を連結して固定します。3本の歯が一体となっており、外れる心配が少なく、見た目も本来の歯と似た自然な仕上がりになります。

土台となる歯が健康であれば、ブリッジはしっかりと安定し、食事や会話の際にも違和感がほとんどありません。前歯・奥歯のどちらにも適応できますが、噛み合わせや歯の状態によりブリッジが適さない場合もあるため、事前の診察が重要です。

ブリッジが適応される症例

一般的には、1本〜複数本の歯が連続して欠損しており、両側の歯がしっかりと残っているケースに対応可能です。これらの支台歯が健全で、ブリッジを支える力に耐えられることが前提となります。

もし隣接する歯が虫歯や歯周病で弱っている場合、ブリッジではなく他の方法が検討されるでしょう。

ブリッジ治療のメリット

ブリッジ治療のメリットのイメージ

ブリッジ治療を選択することには、さまざまなメリットがあります。主なメリットは、以下の通りです。

見た目と機能を自然に回復できる

ブリッジは固定式なので、噛んだときの安定感が高く、日常生活での違和感が少ないことが特徴です。装着中に外れることがなく、入れ歯のような煩わしさもありません。

審美性に優れており、とくに前歯の補綴においては自然な見た目を求める方にとって非常に満足度の高い選択肢といえるでしょう。

メンテナンスしやすい

ブリッジは取り外しの必要がないため、通常の歯みがきと同様にケアが可能です。入れ歯のように毎回外して洗浄する手間がなく、日常生活に取り入れやすいのも大きなメリットです。

また、ブリッジ下にはわずかな隙間があるため、フロスや歯間ブラシを使用して汚れを取り除くことが可能です。定期的なケアを行えば、長期間の使用が見込めます。

治療へのハードルが低い

外科的な手術が不要なため、高齢者や持病を持つ方、あるいは手術が難しい方にも適応しやすい治療法です。個人差はありますが、治療期間は2〜4週間ほどで済むことが多く、通院回数も少ないです。

身体への負担が少ないことも、ブリッジの大きな魅力といえるでしょう。

ブリッジ治療のデメリット

ブリッジ治療のデメリットのイメージ

ブリッジは優れた治療方法ではありますが、メリットばかりではなく、いくつかのリスクや制限事項も存在します。後悔のない選択をするためには、デメリットも正しく理解することが重要です。

健康な歯を削らなくてはならない

ブリッジを装着するには、支えとなる左右の歯を削る必要があります。場合によっては神経を取り除く処置が必要になるケースもあり、その歯の寿命に影響することもあるでしょう。

将来的に、支台の歯が虫歯や歯周病のリスクにさらされることもあり、慎重に検討が必要です。

清掃が難しい箇所がある

ブリッジの下部は、食べかすやプラークが溜まりやすい部分です。とくにブリッジと歯茎の隙間部分は歯ブラシが届きにくいため、歯周病や虫歯の原因になることがあります。日頃から綺麗に歯磨きをすることが大切です。

しかし、自宅での歯磨きだけでは不十分なこともあり、定期的に歯科医院での清掃が推奨されます。

支台の歯に負担がかかる

ブリッジは複数の歯を連結して機能させる構造のため、支台歯にかかる負荷が通常より大きくなります。とくに、噛み合わせが強い人や、歯ぎしり・食いしばりの癖がある人の場合、支台歯への負荷が大きく、破損や脱落の可能性もあります。

また、支台歯の神経がすでに処置されている場合は、歯の内部がもろくなりやすいため、さらに注意が必要です。場合によってはブリッジ全体を再製作しなければならず、時間的にも費用的にも負担が大きくなります。

長期使用による骨の吸収

ブリッジ治療をすれば、人工歯の部分に直接の噛む力が骨に伝わらないため、失った歯の周囲にある顎の骨が次第に痩せていく骨吸収が起こることがあります。インプラントとは異なり、ブリッジでは歯根が再建されません。

そのため、時間の経過とともに骨量が減少する可能性があります。骨が痩せればブリッジと歯茎の間に隙間が生じやすくなり、食べ物が詰まりやすくなったり、見た目の違和感が強まったりするでしょう。

ブリッジ治療の費用

ブリッジ治療の費用のイメージ

ブリッジ治療の費用は、選ぶ素材や治療方法によって大きく異なります。

保険診療でのブリッジは、銀歯(パラジウム合金)を使用するのが一般的です。3本連結のブリッジで、1万5,000円~3万円程度が目安です。

ただし、これは前提として支台となる歯が健康であり、追加処置が不要な場合に限られます。

一方、自費診療になると費用は患者さまの全額自己負担になるため、費用が高くなります。オールセラミックのブリッジでは、1本あたり約10万〜15円が相場で、3本連結ならば合計で30万円〜45万円ほどになることもあります。

また、支台歯の根管治療や土台の形成、仮歯の装着などが必要な場合は、それぞれ追加で5,000円〜2万円程度かかることがあります。

失った歯を補うブリッジ以外の治療法

インプラントでのブリッジ治療のイメージ

失った歯を補うための治療方法は、ブリッジだけではありません。他にも、以下のような選択肢があります。

インプラント治療

歯根から人工的に再建する方法であり、天然歯に近い機能と審美性が得られます。ブリッジのように隣の歯を削る必要がなく、周囲の歯に影響を与えずに済むのが大きな利点です。

しかし、外科手術が必要であり、治癒期間も平均3~6カ月と長くなります。費用は、インプラント1本あたり30万~50万円程度が目安です。

外科手術を伴うため、全身状態や骨の状態によっては適応が難しいケースもあります。また、メンテナンスを怠るとインプラント周囲炎のリスクがあるため、定期的な歯科受診と日々の口腔ケアが不可欠です。

部分入れ歯

部分入れ歯は、ブリッジやインプラントに比べ治療期間や費用の面で低負担な選択肢です。保険適用の部分入れ歯ならば5,000円〜1万5,000円ほどで作成でき、金属のバネで固定する構造が一般的です。

自費診療の場合は、バネが目立ちにくいノンクラスプデンチャーや、薄くて丈夫な金属床義歯を選ぶことができ、10万円〜30万円程が費用目安です。入れ歯は着脱式なので、清掃がしやすいというメリットがあります。

その反面で、最初は違和感が出やすく、慣れるまでに時間がかかるケースもあるでしょう。また、支えになる歯に負担がかかるため、定期的な調整と点検が必要です。

まとめ

歯のブリッジ治療をして快適に食事を楽しむ女性

ブリッジは固定式で違和感が少なく、審美性や機能性に優れた治療です。

その一方で、健康な歯を削る必要があり、メンテナンスが重要という特性があります。保険適用ならばより手軽に始められる治療ですが、清掃や支台歯の健康管理を怠ると将来的に再治療のリスクが高まります。

インプラントや部分入れ歯など他の選択肢とも比較し、ライフスタイル・予算・口腔環境などを考慮して最善策を選ぶことが大切です。信頼できる歯科医師とよく相談しながら、後悔のない補綴治療を目指しましょう。

歯のブリッジ治療でお悩みの方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科」にご相談ください。

当院では、虫歯・歯周病治療をはじめ、矯正治療や入れ歯・ブリッジ・インプラント治療、予防歯科などさまざまな診療を行っています。ホームページはこちらご予約・お問い合わせも受け付けております。

むし歯の治療後に痛みが出ている男性

虫歯を治したのにまだ痛い?治療後の痛みの原因と対処法

2025年7月23日

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

虫歯の治療を終えたにもかかわらず、痛みが残っていると不安になる方は多いのではないでしょうか。治療は完了したはずなのに、ズキズキとした違和感が続くと本当に治ったのかと疑問を抱く方も少なくありません。

本記事では、虫歯治療後に痛みが生じる主な原因や、痛みを和らげる方法について詳しく解説します。虫歯治療後の痛みにお悩みの方はぜひ、参考にしてみてください。

虫歯治療後に痛くなる原因

虫歯治療のイメージ

歯科治療後の痛みにはさまざまな理由があります。治療の種類や虫歯の深さ、歯の神経の状態などが影響し、それぞれ対処法が異なります。

ここでは、代表的な原因を具体的に紹介します。

治療時の刺激による神経の反応

虫歯治療では、歯を削る際に熱や振動、乾燥、使用する薬剤などの影響により歯の神経が刺激されます。なかでも神経の近くを処置した場合、神経が敏感になり痛みを感じやすくなることがあります。神経が刺激に対して過剰に反応してしまっている状態です。

削る際に使用される高速回転の器具は摩擦熱を発生させるため、神経に熱が伝わりやすく、炎症のきっかけになることもあります。また、詰め物を詰める時の接着剤や薬剤によって神経が刺激され、術後にしみるような痛みが出ることもあります。

詰め物・被せ物の不適合

詰め物や被せ物の高さや形が適切でないと、噛み合わせに影響を及ぼし、違和感や痛みの原因になります。

たとえば、被せ物が高すぎると、噛むたびに歯根や歯周組織に強い力が加わり、慢性的な痛みや炎症を引き起こします。低すぎたり、隙間があると、食べ物が詰まりやすくなることで不快感や二次虫歯を引き起こす可能性もあります。

麻酔の影響で治療直後には違和感に気づかず、麻酔が切れた後に痛みや不適合を自覚することもあるため、違和感があれば早めに調整を依頼しましょう。

象牙質の露出に伴う知覚過敏

虫歯が深くまで進行していてエナメル質の下にある象牙質を削った場合、知覚過敏の症状が現れることがあります。象牙質には神経に通じる管が多数存在しており、これが露出することで外部からの刺激が神経に直接伝わりやすくなります。

この状態では、通常の飲食でも鋭い痛みを感じることがあり、非常に敏感になります。

根管治療後の炎症反応

根管治療では、感染した神経や組織を取り除いた後、根の内部を洗浄・消毒・封鎖する処置がおこなわれます。

しかし、この処置により、一時的に周辺の歯根膜や歯茎の組織に炎症が生じる場合があります。また、使用した薬剤や器具が根の先端から逸脱した場合、組織への刺激となり腫れや痛みを引き起こすこともあります。

通常は数日で落ち着きますが、炎症が強い場合や根の形状が複雑な場合には痛みが長引くこともあります。

残存した神経組織の影響

根管治療を施したにもかかわらず、根管内に神経組織が一部残ることがあります。特に、根が曲がっていたり分岐していたりする複雑な形状の場合、器具が完全に届かず、すべての神経を取り除けないことがあります。

このような場合、残った神経が後に感染を起こし、再度痛みや腫れが発生することがあります。違和感や痛みが長期間続くようであれば、再根管治療が必要になります。

虫歯治療後の痛みが続く期間

虫歯治療後の痛みが続く期間のイメージ

痛みが続く期間は、処置内容などによって変動します。ここでは、主な治療ごとの目安と注意点について紹介します。

一般的な虫歯治療による痛みの持続期間

軽度な虫歯治療後であれば、通常2〜3日以内に痛みが和らぎます。刺激を受けた神経が徐々に回復していくためです。

ただし、治療の範囲が広い場合や複数の歯を処置した場合は、1週間ほど違和感が続くこともあります。痛みが徐々に軽減しているなら基本的に問題ないですが、逆に強くなる場合や急に再発するような場合は、感染や治療の不備が考えられるため注意が必要です。

象牙質への刺激による痛みの持続期間

象牙質の露出による知覚過敏の痛みは、一般的に1〜3か月ほどで軽減していきます。これは神経につながる管が徐々に自然閉鎖していく過程で、外部刺激への反応が減少するためです。

症状が続く間は、冷たい飲み物や甘い食べ物を避け、知覚過敏専用の歯磨き粉を使用しましょう。

根管治療後の痛みの持続期間

根管治療後の痛みは、一般的に4〜5日以内に落ち着くことが多いとされています。

ただし、感染の重症度や根管の形状などにより、症状が長引く場合もあり、咬むときの痛みや違和感が数か月から半年程度続くこともあります。なかには、1年以上違和感が残るケースもありますが、炎症の治癒に時間がかかっているだけで重篤な異常ではないこともあります。

虫歯治療後に痛いときの対処方法

虫歯治療後の痛みの応急処置として痛み止めを飲む男性

治療後に痛みがある場合、自宅でのセルフケアを行いながら、必要に応じて歯科医院を受診することが大切です。ここでは、症状を和らげる具体的な対処法を紹介します。

応急処置としての痛み止めの服用

市販されている非ステロイド性抗炎症薬には、炎症を抑えると同時に痛みを軽減する効果があります。服用の際は、決められた用量・用法を守り、空腹時の服用を避けるようにしましょう。3日以上服用しても効果が感じられない場合は、歯科医師への相談が必要です。

冷却による痛みの緩和

患部が腫れている場合には、外側から冷やすことで痛みを和らげられるでしょう。氷や保冷剤をタオルで包み、15〜20分程度を目安に当てて冷やしてください。

ただし、冷却を長時間続けたり、直接肌に当てたりするのは避けてください。また、知覚過敏が原因の痛みには冷却が逆効果になることもあるため、状況に応じて判断する必要があります。

食事や飲み物を考慮する

治療後の歯は敏感な状態にあるため、食事内容にも配慮が必要です。極端に冷たい・熱い・甘い・酸っぱい飲食物は避け、常温の柔らかい食べ物を選ぶようにしましょう。

また、硬い食べ物や粘着性のある食べ物も避けることで、患部への刺激を最小限に抑えられます。痛みがあるときは、痛みを誘発する可能性がある飲食物を避けましょう。

口腔内を清潔に保つ

治療後の炎症や感染を予防するためには、適切な口腔ケアが重要です。歯磨きの際は柔らかめの歯ブラシを使い、治療部位を強くこすらないように注意しましょう。

アルコールが含まれたマウスウォッシュは刺激が強いため、治療直後はノンアルコールタイプのうがい薬を使用するのが望ましいです。

噛み合わせを調整する

詰め物・被せ物の高さが原因で痛みが生じている場合は、速やかに歯科医院で調整を受けることが重要です。痛みが改善されない場合は、歯科医院で噛み合わせの高さを確認してもらいましょう。

また、治療した歯で硬いものを噛んだり、歯ぎしりや食いしばりをしたりすると、痛みが増強することがあります。治療後しばらくは、反対側の歯で噛むようにし、治療した歯に過度な力がかからないよう注意しましょう。

夜間の歯ぎしりが心配な場合は、マウスピースの使用を検討することもできます。歯科医院で相談し、適切な対策を講じることが大切です。

まとめ

リラックスした時間を過ごす夫婦

虫歯治療後の痛みは、決して珍しいことではありません。治療時の刺激による一時的な神経の反応や詰め物の適合不良・象牙質の露出・根管治療後の炎症反応などが原因として考えられます。

多くの場合、痛みは数日から数週間で自然に軽減していきますが、長期間続く場合は何らかの問題が生じている可能性があるため注意が必要です。痛みがある際は、適切な対処法を実践し必要に応じて歯科医院を受診することで、痛みを和らげられるでしょう。

治療後の経過に不安を感じた際は、速やかに歯科医院を受診して歯科医師に相談してください。

虫歯治療後の痛みでお悩みの方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科」にご相談ください。

当院では、虫歯・歯周病治療をはじめ、矯正治療や入れ歯・ブリッジ・インプラント治療、予防歯科などさまざまな診療を行っています。ホームページはこちらご予約・お問い合わせも受け付けております。

歯ブラシを手に持った家族のイメージ

自己流に要注意!ブラッシング指導を受けるメリットと流れ

2025年7月16日

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

「毎日きちんと歯を磨いているのに、虫歯や歯周病になってしまう」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。その原因のひとつに、間違った自己流のブラッシングがあるかもしれません。

歯磨きは毎日の習慣だからこそ、正しい方法を身につけることがとても大切です。

しかし、自己流では「どこが磨けていないか」「どんな癖があるか」には気づきにくいです。そのときに役立つのが、歯科医院で受けられるブラッシング指導です。

この記事では、ブラッシング指導の内容や流れ、受けるメリット、自宅で実践する際のポイントまで、わかりやすく解説します。

ブラッシング指導とは

ブラッシング指導について説明するイメージ

ブラッシング指導とは、専門的な技術と知識を持った歯科衛生士が、それぞれの患者さまの歯並びや磨き方の癖を確認し、正しい歯の磨き方の指導を受けることです。口の中の状態は人によって異なるため、誰にでも当てはまる磨き方はありません。

ブラッシング指導では、実際に歯ブラシを使いながら、一人ひとりに合った磨き方・力加減・道具の選び方などを教えてもらえます。磨き残しが多い場所や、力の入れすぎで歯ぐきを傷つけている部分など、自分では気づきにくいポイントも見つけてくれるでしょう。

歯科医院でブラッシング指導を受けるメリット

歯科医院でブラッシング指導を受けるメリットのイメージ

ブラッシング指導では、正しい歯の磨き方を教えてもらえるだけでなく、口腔内の健康を守るための多くのメリットが得られます。実際にどのような利点があるのかを具体的に見ていきましょう。

虫歯・歯周病の予防につながる

正しいブラッシングを習得することで、毎日のセルフケアでプラーク(歯垢)を効果的に除去できるようになります。プラークは虫歯や歯周病の大きな原因となるため、毎日のケアでしっかり除去することが求められます。

特に歯周病は、自覚症状が出ないまま進行してしまうことが多く、気づいたときには悪化しているケースも少なくありません。こうしたリスクを防ぐためにも、自分に合った適切なブラッシングを、毎日丁寧に続けることが大切です。

口腔内トラブルの早期発見につながる

ブラッシング指導の際には、歯科衛生士が口腔内の状態も確認してくれます。そのため、自分では気づきにくい磨き残しや炎症、初期の虫歯などを早めに発見できる可能性が高いです。

口腔内にトラブルが生じた際にも、早いうちに治療できるでしょう。また、日頃から気になっていることを相談できる良い機会にもなります。

モチベーションの維持につながる

自分の磨き方をチェックしてもらい、改善点が明確になることで「しっかり磨こう」「うまくなりたい」という意識が高まります。少しずつ上達を実感できるため、日々のケアへのモチベーション維持にも効果的です。

また、歯科衛生士との対話は、歯の大切さを改めて実感する機会にもなります。繰り返すうちに自然と予防意識が高まっていくことが期待できるでしょう。こうした意識の変化が、長期的な口腔の健康につながります。

ブラッシング指導の流れ

歯科医院でブラッシング指導を受けている患者

初めてブラッシング指導を受ける場合「どんなことをするの?」と不安に思う方もいるかもしれません。ここでは、歯科医院で行われるブラッシング指導の一般的な流れをご紹介します。どのようなステップで進むのかを知っておけば、安心して指導を受けられるでしょう。

1.口腔内のチェックとヒアリング

まずは歯科衛生士が、現在の口腔内の状態を確認します。歯ぐきの腫れや出血の有無、プラークの付きやすい場所、歯並びや噛み合わせなどを一通りチェックするのが一般的です。あわせて普段の歯磨きの習慣や使用している道具についてヒアリングされることもあります。

2.染め出しによる磨き残しの確認

次に、染め出し液を使って歯の表面に残ったプラークを目に見えるように染め出します。赤や青に染まった部分が、普段の歯磨きで磨き残している箇所です。

プラークは白っぽい色をしているため、通常では見えにくいです。磨き残しがあっても自分ではなかなか気づけません。磨き残しを視覚的に確認することで、改善すべきポイントが明確になり、ブラッシングへの意識も自然と高まります。

3.正しいブラッシング方法の指導

磨き残しが多かった部分を中心に、歯科衛生士がその人の口腔状態に合わせたブラッシング方法を、実際に歯ブラシを使いながら指導してくれます。歯ブラシの持ち方や角度、力の加減、ストロークの動かし方など、鏡を見ながら一緒に確認していきます。

必要に応じて、デンタルフロスや歯間ブラシなどの補助用具の使い方についても説明してもらえます。

4.自宅でのケアに向けたアドバイス

ブラッシング指導の最後には、自宅で正しい磨き方を継続するためのアドバイスが行われます。歯ブラシの選び方や、気をつけるべきポイント、自分に合った補助用具の取り入れ方など教えてもらえるでしょう。

ブラッシング指導は定期検診と同時に行われることが多く、3ヶ月〜半年に一度の頻度で受けるのが理想です。定期的にチェックを受けることで、磨き癖が戻るのを防ぎ、口腔内の健康状態もより安定しやすくなります。

自宅で歯磨きをする際のポイント

自宅で歯磨きをする際のポイントのイメージ

ブラッシング指導で学んだ内容を、日々の習慣に落とし込むことが大切です。どれだけ正しい磨き方を教わっても、自己流に戻ってしまえば意味がありません。ここでは、自宅での歯磨きを効果的にするためのポイントを紹介します。

自分に合った歯ブラシを選ぶ

歯ブラシは、ヘッドのサイズ・毛先の形・柄の握りやすさ をチェックし、自分の口や手にフィットするものを選びましょう。歯科衛生士にアドバイスをもらって選んだものを継続して使うと、より安定したケアが可能になります。

以下に、歯ブラシの毛の硬さの特徴をまとめたので、歯ブラシを選ぶ際の参考にしてください。

<歯ブラシの特徴(硬さ別)>

硬さ特徴
ふつう(標準)汚れ落ちと歯ぐきへのやさしさのバランスが良い 基本的にふつうを選ぶと良い
かためプラーク除去力が高い 力を入れすぎると歯ぐきやエナメル質を傷める恐れがある
やわらかめ歯ぐきへの刺激が少ない 汚れが落ちにくいため、丁寧なケアが必要

基本的にはふつうを基準に選び、口腔の状態や目的に応じてかためや、やわらかめを使い分けるとよいでしょう。歯ブラシの交換目安は1ヶ月程度です。

デンタルフロスや歯間ブラシも取り入れる

歯と歯の間の汚れは、歯ブラシだけでは落としきれないことが多く、虫歯や歯周病の原因になりやすいです。そのため、歯ブラシに加えてデンタルフロスや歯間ブラシなどの補助用具を使いましょう。

デンタルフロスは糸状のアイテムで、歯と歯のすき間に通し、プラーク(歯垢)を取り除きます。歯間ブラシは小さなブラシ状になっているアイテムで、歯ぐきが下がってすき間が広くなっている部分の汚れを除去できます。

デンタルフロスや歯間ブラシは、ブラッシングの前に使うのが効果的といわれています。使い方がよくわからない方は、ブラッシング指導の際に質問すると良いでしょう。

手鏡を使って磨き残しをチェックする

歯磨きの際には、手鏡を使って歯ブラシの当たり方や磨き残しを確認する習慣をつけましょう。しっかり磨いたつもりでも、毛先が届いていない場所が意外と多いことに気づくかもしれません。

特に、歯と歯の間、歯ぐきとの境目、歯の内側などは、磨き残しが多い部分です。目で確認しながらブラッシングを行うことで、より精度の高いセルフケアが可能になるでしょう。

まとめ

歯科医院でブラッシング指導を受けて健康な歯の家族

毎日きちんと行っている歯磨きでも、自己流のままでは磨き残しが発生し、虫歯や歯周病の原因になってしまうことがあります。そのため、歯科医院でのブラッシング指導を受け、自分に合った正しい磨き方を身につけることが大切です。

一人ひとりの口の状態に合った丁寧に指導してもらうことで、毎日のケアの精度が上がり、予防意識も高まります。定期的なブラッシング指導は、虫歯や歯周病の早期発見にも繋がります。

将来の歯の健康を守るためにも、日々のセルフケアと定期的なプロのサポートを上手に活用していきましょう。

ブラッシング指導を受けようと考えている方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科」にご相談ください。

当院では、虫歯・歯周病治療をはじめ、矯正治療や入れ歯・ブリッジ・インプラント治療、予防歯科などさまざまな診療を行っています。ホームページはこちらご予約・お問い合わせも受け付けております。

インビザライン・ファーストできれいな歯並びの女の子

インビザライン・ファーストの治療期間はどれくらい?長くかかるケースも

2025年7月9日

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

近年、インビザライン・ファーストはお子さまの歯並びを整える手段として注目を集めています。他の矯正方法と比べて目立ちにくく、取り外しも可能なことから、特に成長期の子どもをもつご家庭で人気が高まっています。

しかし、保護者の方にとって気になるのが、治療にどれくらいの期間がかかるのかという点ではないでしょうか。

この記事では、インビザライン・ファーストの治療期間の目安や治療が長引くケース、スムーズに終わらせるためにできることなどを詳しく解説します。お子さまの歯の矯正を検討している保護者の方にとって、安心して治療を進めるための参考になれば幸いです。

インビザライン・ファーストとは

インビザライン・ファーストを装着している子供の口元

インビザライン・ファーストとは、透明なマウスピースを使用して行う矯正治療です。主に乳歯と永久歯が混在している混合歯列期(6歳~10歳前後)の子どもを対象としており、子どもの成長過程に合わせて矯正を進めます。

マウスピースを1日20時間以上装着することで歯を少しずつ移動させ、アーチの拡大や噛み合わせの誘導を行います。また、デジタル技術によって治療計画が立てられ、3D画像をもとに最初から最後までの歯の動きがシミュレーションされるため、より正確な治療が期待できます。

装置の取り外しが可能で、口腔内を清潔に保てるという利点もあります。そのため、学校生活や日常生活でのお子さまへの負担を最小限に抑えられます。食事や歯磨きの際のストレスが少なく、虫歯や歯周病のリスクも下げられます。

インビザライン・ファーストの治療期間は?

インビザライン・ファーストの治療期間のイメージ

インビザライン・ファーストの治療期間は、一般的に6か月から18か月程度です。多くの場合1年を目安に治療が進められますが、お子さまの歯の状態や治療の進行状況によって、かかる期間には幅があります。

インビザライン・ファーストは、歯並びだけではなく噛み合わせのバランスを整えることも目的としています。そのため、歯の生え変わりのスピードや、顎の成長の進み具合によっても治療期間は変動します。

また、治療の初期に行う精密な診断とシミュレーションに基づいて作成される治療計画は、お子さま一人ひとりに合わせて立てられます。治療計画の内容によって、必要なマウスピースの数や交換頻度が異なります。

さらに、日常生活における装着時間の管理も治療期間に大きく影響します。インビザライン・ファーストでは1日20時間以上の装着が推奨されていますが、これが守られないと歯の動きが予定通りに進まず、治療が長引く原因となることもあります。

インビザライン・ファーストは、他の矯正方法と比べて短い期間で効果が期待できる一方で、計画的に進めるためには一定のルールを守る必要があります。お子さまと一緒に治療に取り組む姿勢が、より良い結果とスムーズな治療完了につながるのです。

インビザライン・ファーストで治療に時間がかかるケース

インビザライン・ファーストで治療に時間がかかるケースはと考える子ども

インビザライン・ファーストの治療は、短期間で効果が期待できるとされていますが、すべてのケースで順調に進むわけではありません。中には、想定よりも治療期間が長くなるケースも存在します。

保護者としては「なぜうちの子は治療が終わらないのか」と不安になるかもしれませんが、その背景にはいくつかの明確な理由があります。

治療の遅れを引き起こす要因としては、お子さまの歯並びの状態や成長スピード、生活習慣、装着時間の管理、そして協力度の違いなど、さまざまなものが挙げられます。ここでは、実際に治療が長引くことがある代表的なパターンについて詳しく解説します。

こうしたポイントをあらかじめ理解しておくことで、今後の治療をよりスムーズに進められるでしょう。

歯並びや骨格の状態が複雑なケース

インビザライン・ファーストの治療期間に大きく影響するのが、お子さまの歯並びや顎の骨格の状態です。特に、歯の重なりが大きい場合や上下の顎のバランスが大きくずれているような場合は、歯の移動に時間がかかる傾向があります。

装着時間が不足しているケース

インビザライン・ファーストの効果を最大限に発揮するには、1日20時間以上装着する必要があります。

しかし、学校生活や習い事などの影響で、装着時間が足りなくなるお子さまも少なくありません。マウスピースを外したまま長時間過ごすと、歯が予定どおりに動かず、計画の修正や再スキャンが必要になることもあります。

装着時間の管理は、お子さまだけに任せず、保護者が日々チェックすることが非常に重要です。

歯の生え変わりが予想と違うケース

インビザライン・ファーストは、混合歯列期の歯の生え変わりを見越して進める治療ですが、永久歯の萌出時期には個人差があります。思ったよりも長く乳歯が残っていると、歯の移動が計画どおりにいかなくなり、治療の進行が遅れる可能性があります。

このような場合、経過観察の期間を設ける必要があり、全体の治療期間が延びる要因となります。

医師の指示が守られていないケース

治療中には、マウスピースの交換タイミングや装着方法など、歯科医師の指示を守ることが不可欠です。

しかし、日々の忙しさの中で装着ルールが徹底されていなかったり、通院のスケジュールが遅れたりすると、計画がずれることがあります。特に、小児矯正では本人だけではなく、保護者のサポートも非常に重要です。

治療を計画どおり進めるためには、医師との連携と家庭内での協力体制が求められます。

計画どおりにインビザライン・ファーストでの治療を終わらせるためには

笑顔の親子

ここでは、インビザライン・ファーストで予定通りに治療を完了させるために、実際に意識しておくべきポイントをいくつかに分けてご紹介します。

装着時間を守る

インビザライン・ファーストによる治療では、1日20時間以上の装着を前提として計画が立てられます。そのため、お子さまが日々の生活の中で自然とマウスピースを装着する習慣を持つことが必要です。

例えば、朝起きたらすぐ装着する、食後すぐに歯を磨いて再装着するなど、一定のルールを家庭内で設定すると良いでしょう。初期の段階で装着時間が不足すると、その後の治療全体に悪影響を及ぼすことがあるため、最初の数週間が特に重要です。

保護者や周囲の大人がサポートする

インビザライン・ファーストは取り外しが可能な分、自己管理が求められます。小さなお子さまに完全な自己管理は難しいため、保護者のサポートが不可欠です。装着時間を記録したり、マウスピースの紛失や破損がないか確認したりすることで、治療が円滑に進みます。

また、装着の習慣が身につくまでは、声かけや一緒にスケジュールを確認するなどの工夫も有効です。

定期的に通院しマウスピースを交換する

インビザライン・ファーストでは、定期的に通院し、チェックと指導を受けることが非常に重要です。治療計画に沿ってマウスピースを一定期間ごとに交換していくため、交換タイミングを守ることが結果に直結します。

予約を忘れたり通院が遅れたりすると、次のステップに進めず、治療期間が延びるリスクが高まります。スケジュール管理をしっかり行い、計画どおりの進行を心がけましょう。

生活リズムを安定させる

歯の動きや顎の成長は、子どもの健康状態や生活リズムにも影響を受けます。睡眠不足や不規則な食生活は、成長に悪影響を与え、矯正治療にも間接的な影響を及ぼします。

また、風邪や体調不良が続くと、装着時間が守れない日が出てくることもあるため、体調管理も大切なポイントです。規則正しい生活と、バランスの取れた食事を意識することで、治療のスムーズな進行が期待できます。

まとめ

笑顔で寝転がる子どもたち

インビザライン・ファーストは、多くの家庭で選ばれている治療法です。治療期間は6か月から18か月程度が目安とされますが、歯並びの状態や装着時間の管理、日常の生活習慣などによって長引くケースもあります。

計画どおりに治療を進めるためには、保護者のサポートとお子さま自身の意識づけが重要です。お子さまの将来の笑顔のために、ぜひ正しい知識と心構えを持って治療に取り組んでください。

インビザライン・ファーストでお悩みの方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科」にご相談ください。

当院では、虫歯・歯周病治療をはじめ、矯正治療や入れ歯・ブリッジ・インプラント治療、予防歯科などさまざまな診療を行っています。ホームページはこちらご予約・お問い合わせも受け付けております。

すきっ歯のイメージ

すきっ歯を矯正したい!放置するリスクや矯正方法、費用を解説

2025年6月25日

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

「すきっ歯を治したいけれど、どんな矯正方法があるの?」とお悩みではありませんか。すきっ歯は見た目の問題だけでなく、放置すると噛み合わせや虫歯・歯周病などのトラブルにもつながる可能性があります。

この記事では、すきっ歯の原因や放置することで起こり得るリスク、すきっ歯を矯正する方法、治療期間、費用について詳しく解説します。この記事を参考に、ご自身に合った治療法を見つけて、健康で自信の持てる口元を手に入れてください。

すきっ歯とは

すきっ歯のイメージ

すきっ歯とは、正式には空隙歯列(くうげきしれつ)と呼ばれる歯並びの状態で、歯と歯の間に目に見えるすき間があることを指します。上の前歯に見られるケースが多く、なかでも前歯の中央に生じるすき間は正中離開(せいちゅうりかい)と呼ばれています。

すきっ歯は生まれつきの骨格によるものもありますが、成長過程や生活習慣などが影響することも少なくありません。見た目だけでなく、歯の健康や発音、咀嚼(そしゃく)機能にも関係するため、単なる見た目の問題と軽視すべきではありません。

すきっ歯になる原因

すきっ歯の原因になる指しゃぶりをする子ども

すきっ歯の原因は一つではなく、さまざまな要素が重なって生じることがあります。以下に主な原因を詳しく解説します。

遺伝的な要因

生まれつき歯が平均よりも小さい、あるいは顎の骨が大きすぎるなど、歯と顎の骨の大きさのバランスが悪い場合、すき間が生じやすくなります。これは骨格的な特徴によるもので、ご両親やご兄弟にも同じような歯並びが見られる場合があります。

永久歯の本数が少ない

生まれつき歯の本数が通常よりも少ない先天性欠如の場合も、歯列に隙間が生じてすきっ歯になることがあります。このようなケースでは矯正だけでなく、歯を補うための補綴治療(ブリッジやインプラント)を併用することがあります。

生活習慣や癖

舌で前歯を押す癖(舌癖)や口呼吸などが原因ですきっ歯になることもあります。また、子どものころに指しゃぶりやおしゃぶりを長く続けていた場合にも、歯に力がかかり、すき間ができることがあります。

こうした癖や習慣は歯並びに大きく影響を与えるため、早期の対応が重要です。

歯周病による歯の移動

大人になってからすきっ歯になった場合、歯周病の進行により歯が動いた可能性があります。歯を支える顎の骨などの歯周組織が弱くなると歯をしっかりと支えられず、徐々に歯列が乱れてすき間が生じることがあるのです。

すきっ歯を放っておくリスク

すきっ歯を放置して虫歯になった女性

「すき間があるだけだから大丈夫」と思ってそのままにしておくと、次のようなさまざまな問題が生じるおそれがあります。ここでは、すきっ歯を放っておくリスクについて解説します。

発音が不明瞭になる

すきっ歯の場合、歯と歯の間から空気が漏れることで、発音にも影響を与えることがあります。特に、サ行やタ行などの発音が不明瞭になり、コミュニケーションに支障をきたす可能性も否定できません。

虫歯や歯周病の原因になる

歯と歯の間に隙間があると、食べ物が挟まりやすくなります。さらに、清掃もしにくくなるため、虫歯や歯周病になるリスクが高まるでしょう。

噛み合わせが悪くなる

歯は1本1本が隣の歯と支え合って機能していますが、隙間があると全体のバランスが崩れ、特定の歯に過度な負担がかかることがあります。これにより、歯の寿命が短くなったり、顎関節に負担がかかり、顎関節症を引き起こしたりすることがあります。

また、奥歯に隙間がある場合は、しっかりと食べ物を噛むことが難しくなり、消化不良を引き起こす可能性もあるでしょう。

見た目がコンプレックスになる

前歯のすき間は、見た目に大きく影響します。見た目のコンプレックスから、人前で話すことや笑うことに抵抗を感じ、自己肯定感の低下につながることがあります。

大人のすきっ歯を矯正する方法

大人のすきっ歯を矯正する方法であるマウスピースとワイヤー矯正を手に持った歯科医

大人のすきっ歯を矯正する方法にはいくつかあります。ご自身の歯の状態やライフスタイル、そして費用などを考慮して、ご自身に合った方法を選ぶことが重要です。

ワイヤー矯正(表側矯正・裏側矯正)

ワイヤー矯正は、歯の表面にブラケットと呼ばれる装置を取り付け、そこにワイヤーを通して歯を動かしていく矯正方法です。さまざまな歯並びに対応できるため、すきっ歯の程度が大きい場合や、ほかの歯並びの問題も同時に解決したい場合に選択されています。

歴史が長く実績のある治療法ですが、装置が目立ちやすい点がデメリットとして挙げられます。

しかし、近年では、審美面でのデメリットが解消できるよう、金属製のブラケットだけでなく、白くて目立ちにくいセラミック製のブラケットも登場しています。また、歯の裏側に装置を取り付ける裏側矯正を選択すれば、さらに装置が目立ちにくくなります。

ただし、裏側矯正は高度な技術が必要となるため治療費用が高めで、装置を歯の裏側に装着するため、舌に当たって発音しにくくなることもあります。

マウスピース矯正

マウスピース矯正は、プラスチック製のマウスピースを装着することで歯を動かしていく矯正方法です。

ワイヤー矯正と比べて装置が目立ちにくい点が大きなメリットです。また、装置は取り外しが可能なため、ふだんどおりに食事や歯磨きができます。近年、技術が進歩し、以前は難しかった症例にも対応できるようになってきています。

しかし、すべての症例に対応できるわけではありません。すきっ歯の状態によっては適応とならない場合もあります。

すきっ歯を矯正する場合にかかる期間

すきっ歯の矯正にかかる期間のイメージ

治療期間は選択する矯正方法やすきっ歯の程度によって異なりますが、矯正治療は開始から終了までにある程度の期間が必要です。また、治療期間中は、定期的な通院が必要となるため、ご自身のライフスタイルを考慮して治療計画を立てることが大切です。

さらに、歯周病などの口腔トラブルを抱えている場合は、それらの治療を優先して行う必要があるため、治療開始時期が延びることもあります。

全体矯正の場合

ワイヤー矯正やマウスピース矯正で歯列全体の矯正を行う場合、1年半から3年程度の期間が必要となるのが一般的です。歯を大きく移動させる必要がある場合や、複雑な歯並びを改善する場合は、さらに期間が長くなることもあります。

部分矯正の場合

すきっ歯が軽度で、部分的な矯正で済む場合は、半年から1年程度の期間で治療が完了することもあります。全体矯正に比べて、短い期間で効果を実感できることが多いでしょう。

すきっ歯を矯正する場合にかかる費用

すきっ歯の矯正にかかる費用のイメージ

すきっ歯の矯正にかかる費用も、治療方法や使用する装置、通院する歯科医院によって異なります。

ワイヤー矯正の費用相場

ワイヤー矯正の費用は全体矯正を行う場合で80万円〜120万円程度、部分矯正では30万円〜60万円程度が相場です。裏側矯正はより高額になり、100万円〜170万円程度かかるケースが多いでしょう。

マウスピース矯正の費用相場

マウスピース矯正の費用相場は、全体矯正で80万〜100万円程度、部分矯正なら30万〜50万円程度です。マウスピース矯正には複数のブランドがあるため、どれを選択するかによっても費用は異なります。

そのほかの費用

治療費のほかにも、診断料、調整料、整えた歯が元の位置に戻るのを防ぐ保定装置(リテーナー)代などが別途必要になるのが一般的です。これらを含めると総額での費用が変動するため、事前にしっかりと見積もりを確認しましょう。

まとめ

すきっ歯を矯正して笑顔の女性

すきっ歯は見た目の問題にとどまらず、虫歯や歯周病、発音障害などさまざまなリスクを引き起こす可能性があります。原因は遺伝や生活習慣、歯周病などさまざまですが、矯正治療によって改善が可能です。

矯正方法には主にワイヤー矯正とマウスピース矯正があり、それぞれ期間や費用が異なります。自分に合った方法を見つけるためには、信頼できる歯科医院でカウンセリングを受けることが大切です。

この記事を参考に、ご自身の悩みに合った矯正方法を検討し、健康で美しい口元を手に入れましょう。

歯列矯正を検討されている方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科」にご相談ください。

当院では、虫歯・歯周病治療をはじめ、矯正治療や入れ歯・ブリッジ・インプラント治療、予防歯科などさまざまな診療を行っています。ホームページはこちらご予約・お問い合わせも受け付けております。

歯が黒くて虫歯を心配する女性

歯の黒い部分は虫歯?治療法や予防法も

2025年6月18日

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

歯に黒い変色がみられると、不安に感じる方も多いのではないでしょうか。

しかし、黒くなっているからといって、必ずしも虫歯ができているとは限りません。実際には、虫歯の場合もあれば、着色汚れや歯石などの場合もあります。

今回は、歯の黒い部分が虫歯かどうか確認する方法や、黒くなった歯の治療法、変色を予防する方法について詳しく解説します。

歯の黒い部分は虫歯?

溝が黒くなっている奥歯

先にも述べたとおり、歯が黒くなっているからといって、原因が虫歯とは限りません。ここでは、歯が黒くなる主な原因を確認しましょう。

虫歯

虫歯になると、表面のエナメル質から順に溶かされていきます。エナメル質が溶かされたことによる変色の場合、初期は白や茶色の変色から始まり、エナメル質の下にある象牙質まで達すると黒っぽく見えるようになります。

初期段階であっても、虫歯が慢性化して硬くなると黒っぽく見えることがあります。このような変色は、歯の表面や溝に発生したケースで多くみられます。

着色汚れ

普段からコーヒーや紅茶、赤ワインなどの色素が多い飲み物を口にする方や、喫煙習慣のある方は、着色汚れやヤニ汚れによって黒っぽくみえることがあります。着色汚れは、カレー粉やケチャップ、ソースなどの調味料によって付着することもあり、小さなお子さまにも見られます。

歯石

歯に付着したプラークは、唾液の成分と結びつくことで硬い歯石へと変化します。通常、歯石は白っぽい色をしていますが、ハグキから出た血液が混じって黒っぽくなることがあります。

このような歯石のことを縁下歯石といい、ハグキで覆われた部分に付着します。縁下歯石は黒褐色をしており、通常の歯石よりも硬く、除去しにくいのが特徴です。

神経が死んだ

知らず知らずのうちに歯が衝撃を受けて、変色することが考えられます。口元を強くぶつけるなどすると、歯の神経が死んで黒っぽく変色します。普段から人と接触するスポーツをしている方や球技をしている方などは、リスクが高いでしょう。

この場合、歯の一部が変色するのではなく全体的に黒くなるため、見分けがつきやすいです。なお、神経が死んだ場合には、根管治療によって神経を取り除き、内部を洗浄・消毒する必要があります。痛みなどの症状がみられない場合でも、クリニックを受診しましょう。

黒い部分が虫歯か確認する方法

黒い部分が虫歯か確認するためにレントゲンを撮り説明する歯科医師

変色した部分が虫歯かどうかを患者さまが目視で判断することは難しいですが、クリニックでは以下の2つの方法で判断できます。

レントゲン検査

1つ目は、レントゲンを撮る方法です。レントゲンを撮ることにより、目には見えない歯の内部の状態を確認できます。レントゲンでは、硬いものは白く、柔らかいものは黒く写ります。

つまり、エナメル質が溶かされていると、レントゲンでは黒く写るのです。また、虫歯の有無だけでなく、どの程度深くまで進行しているのか、神経との距離がどのくらいかなどを確認することも可能です。

レーザー光で計測する

2つ目は、レーザー光を用いた虫歯測定器で計測する方法です。虫歯測定器とは、レントゲン検査でも確認しにくいような隠れた虫歯を数値化できる医療機器のことです。

虫歯菌の代謝物にポルフィリンという物質があり、この物質にレーザーの光が当たると反射します。大きな虫歯がある箇所ほどポルフィリンの量が多いため、反射の数値が高くなるので、レーザーの光を様々な角度から当てれば虫歯の状態の確認が可能です。

虫歯測定器のレーザーには、低出力のレーザーが用いられているため照射時に痛みはありません。小さなお子さまでも検査が受けられます。

また、放射線を心配しなくてよいため、妊娠中の方でも安心して検査が受けられます。

黒くなった歯はどうやって治療する?

虫歯の治療説明する歯科医師

黒い変色を改善するためには、原因に合った治療を受ける必要があります。ここからは、原因別の治療法についてみていきましょう。

虫歯が原因の場合

エナメル質がわずかに溶かされた状態であれば、フッ素塗布や適切なブラッシングのみで改善できることもあります。歯に穴が開いている場合には、虫歯を削って詰め物を施す治療が必要です。削る箇所が大きい場合には、型取りをして被せ物を装着することもあります。

着色が原因の場合

黒いものが着色汚れだった場合には、特に治療は必要ありません。気になるようであれば、クリーニングで除去が可能です。

歯石が原因の場合

歯石が原因の場合には、普段のブラッシングで取り除くことはできません。クリニックで歯石除去を受ける必要があります。歯石をそのままにしておくと、虫歯や歯周病のリスクが高まりますので、できるだけ早めに対処することが望ましいでしょう。

神経が死んでいる場合

神経が死んで歯が変色している場合、クリーニングやホワイトニングといった外側からのアプローチで白くすることはできません。このような場合には、歯の裏側に小さな穴を開けて内部を清掃し、漂白剤を注入するウォーキングブリーチという方法が有効です。

保険適用外のため費用はかかりますが、歯を大きく削ったり健康な歯を失ったりせずに、白い歯を手に入れることができます。

歯が黒くなるのを防ぐためには

歯が黒くなるのを防ぐためにブラッシング指導する歯科衛生士

最後に、歯の変色を防ぐ方法についてご紹介します。

丁寧なブラッシング

歯が黒く変色するのを防ぐためには、毎日の丁寧なブラッシングが重要です。特に、奥歯の溝や歯間にはプラークや汚れが付着しやすくなるため、丁寧にケアすることを心がけましょう。

歯ブラシが行き届きにくい箇所には、タフトブラシや歯間ブラシ、デンタルフロスなどを使用してください。

食生活の見直し

虫歯菌は、食べ物や飲み物に含まれる糖分をエサとして増殖します。そのため、普段から甘い食べ物や飲み物を多く口にしている方は、控えることも必要です。

また、コーヒーや紅茶、緑茶、ワイン、カレー、ケチャップなど、色素の多い物は着色汚れの原因となります。飲食をした後には早めにうがいやブラッシングするよう意識しましょう。

禁煙

タバコに含まれるタールは、歯の黄ばみや黒ずみの原因となります。歯の黒ずみが気になるようであれば、禁煙するのも方法のひとつです。

なお、喫煙習慣のある方はそうでない方に比べて歯周病を発症しやすく、進行するスピードが早くなるといわれています。全身の健康のためにも、禁煙を検討してはいかがでしょうか。

マウスガードの装着

歯に強い衝撃が加わると、歯の神経が死んで黒くなることがあります。そのため、普段から口元にボールが当たりやすい球技や人と接触するコンタクトスポーツをしている方は、マウスガードを装着しましょう。

また、歯の神経は、食いしばりや歯ぎしりによってダメージを受けることもあります。歯ぎしりや食いしばりの癖がある方は、ナイトガードの装着を検討するのもよいでしょう。

定期的な歯科受診

丁寧なブラッシングや食生活の見直しを行っていても、虫歯や着色汚れが起こることはあります。そのため、定期的にクリニックを受診して、クリーニングを受けることが大切です。

定期的なチェックを受けていれば、万が一トラブルが見つかった場合でもスムーズに対処できるでしょう。

まとめ

きれいな歯で笑顔の三世代家族

歯が黒くなる原因には、虫歯や着色汚れ、神経の壊死などがあります。その中でも、虫歯や着色による変色は鑑別が難しいケースもあります。放っておくと虫歯が重症化する可能性もありますので、早めにクリニックで詳しい検査を受けるようにしましょう。

なお、初期段階の虫歯の場合は痛みを感じないこともあります。「痛くないから大丈夫だろう」と思わずに、まずはクリニックを受診しましょう。

歯に黒い部分があってお悩みの方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科」にご相談ください。

当院では、虫歯・歯周病治療をはじめ、矯正治療や入れ歯・ブリッジ・インプラント治療、予防歯科などさまざまな診療を行っています。ホームページはこちらご予約・お問い合わせも受け付けております。

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