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開咬(オープンバイト)を3ヶ月で治したインビザライン矯正症例

 開咬(オープンバイト)を3ヶ月で治したインビザライン矯正症例

2023年12月27日

こんにちは。大阪府八尾市にある歯医者医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

今回は、「開咬(オープンバイト)を3ヶ月で治したインビザライン矯正症例」です。

矯正治療と言われるとどれくらいの期間を想像されますか?

2年や3年と想像される方が多いと思われます。

今回はなんと3ヶ月で治った症例です。

当院は、全国でも1%しか獲得できないダイヤモンドプロバイダーです。

他院で難しい、抜歯しないといけないと言われた方も当院ではインビザラインで治療可能です。是非、お問い合わせ下さい。

歯並びが気になる方、噛み合わせが気になる方は必見です。最後まで読んで頂けますと幸いです。

まず、インビザラインとは?

まず、インビザラインとは?

インビザラインは、近年急速に人気を集めている歯列矯正治療法です。従来のブラケットやワイヤーを使用しない、透明なプラスチック製のアライナー(マウスピース)を用いて歯の位置を調整するものです。

インビザライン矯正の特徴

インビザライン矯正の特徴

インビザライン矯正の一番の特徴は、アライナー(マウスピース)が透明であることです。つまり、装着していることが目立ちにくく、外見上の美観を損なうことなく歯を矯正することができるのです。これは、特に成人やプロフェッショナルな環境で働く人々にとって非常に魅力的です。

インビザラインは、個々の患者に合わせてカスタムメイドされるため、矯正の過程が非常に効率的で正確です。矯正計画は、先進的な3Dテクノロジーを活用して歯科医師によって立案され、患者には透明なアライナー(マウスピース)が一連のステップごとに交換されることによって歯列の移動が進められます。

ワイヤー矯正との比較

ワイヤー矯正との比較

従来の矯正方法であるワイヤー矯正と比較して、インビザラインにはいくつかの利点があります。まず、食事の際にアライナー(マウスピース)を外すことができるため、普段の食事や歯磨きが簡単に行えます。また、ブラケットやワイヤーがないため、口内への刺激や違和感も少なく、快適な矯正体験が期待できます。

ただし、すべてのケースに対して適しているわけではありません。治療が複雑な場合や重度の歯列不正がある場合には、他の矯正治療法が選択されることもあります。そのため、インビザラインを検討する際には、歯科医師との十分な相談と評価が必要です。

「開咬(オープンバイト)を3ヶ月で治したインビザライン矯正症例」

インビザライン矯正初診

インビザライン矯正前(初診時)

インビザライン矯正初診時です。

患者さんの主訴は前歯で噛みきれないことでした。

前歯は噛み合っていなく隙間がありました。

また、上の前歯は重なりもあり、見た目的にも悩みがありました。

問題点として

1、前歯が噛めていない

2、前歯の歯並び

この2つの問題点を軸に治療計画を立てて行きました。

インビザライン矯正3ヶ月

インビザライン矯正 3カ月後

インビザライン矯正3ヶ月後です。

初診時に悩まれていた

1、前歯で噛めない

2、前歯の歯並び

この2点は3ヶ月後に解消することが出来ました。

ここまで3ヶ月で治すことが出来ます。

開咬(オープンバイト)は奥歯の負担が強く、80歳で20本が残る確率は0%と言われています。

しっかり早期に治すことで歯の負担も減らすことが出来ます。歯の寿命は健康にも影響が出てきてしまいます。歯並びを正して全身の治療も出来ます。

顎の位置のよりいびき、偏頭痛、肩こりなど不定愁訴にも影響があります。

歯並び、顎の位置、全身まで考えてインビザライン矯正の治療計画を立てることが大切になります。

患者さんの声

開咬(オープンバイト)が3カ月で改善

「インビザライン矯正をすることで3ヶ月でここまで変化すると思ってなかった。

矯正治療は2年くらいかかるイメージがあったけどとにかく早く治ってびっくりしました。

これで笑顔にも自信を持てるようになりました。」とのことでした。

いかがだったでしょうか?

今回は、「開咬(オープンバイト)を3ヶ月で治したインビザライン矯正症例」でした。

前歯が噛み合っていないと矯正相談にこられる方は多いです。

奥歯の負担は年々積み重なっていき、歯の寿命にも影響が出てきてしまいます。

歯並びは気になるが時間がかかるのでは?や自分の歯並びがインビザライン矯正で治るの?と勇気が出ずに一歩踏み出せない方は

勇気を振り絞って是非、お問合せ下さい。

当院は、全国でも1%も獲得する事が出来ないダイヤモンドプロバイダーですので安心してご相談ください。

インビザライン矯正にご興味ある方はこちらからお問合せ下さい。

インビザライン治療の詳しい内容はこちら

八尾No. 1ダイヤモンドプロバイダー森川康司

インビザライン矯正を行う男性の口元

インビザラインのゴムかけとは?目的や種類、注意点を解説!

2023年8月26日

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

インビザラインのゴムかけとは、マウスピースに取り付けた突起物やフックにゴムを引っかけて矯正力を高める方法です。ゴムの張力を利用して、インビザライン矯正を効率的に進める役割を果たします。

今回は、インビザラインのゴムかけについて、目的や種類、注意点を解説します。

インビザラインのゴムかけとは?

顎に手を当てて考える白い服の女性

インビザラインのゴムかけとは、歯科矯正における補助的な処置です。上下の歯やマウスピースに小さなゴムを取り付けて、歯の細かい位置調整や矯正の効果を向上させます。

顎間ゴムやエラスティックゴムともよばれ、ゴムの反発力を利用して歯を希望の位置へと導きます。ゴムを誤って飲み込んだとしても、体内で消化されずに排出されるので、心配は不要です。

ゴムを固定するためには、歯やマウスピースにボタンという小さな突起物やフックを取り付ける必要があります。ボタンには、金属製やプラスチック製のものがあり、症状や位置に応じて適切なものが選ばれます。

特に、金属アレルギーの患者さまは、使用する材料に注意が必要です。事前に医師に金属アレルギーの有無を伝えることを忘れないでください。

インビザラインのゴムかけの目的

ステップを登ってビジネスを成功させるイメージ

インビザラインのゴムかけは、直接歯を動かすのではなく、主に上下の歯のズレや噛み合わせを整えることを目的に行われます。矯正のシミュレーションに従い、歯を計画どおりの位置に移動させる際の補助としてゴムかけを行うのです。

使用されるゴムの大きさは、直径3~6mm程度で、矯正の効果を最大限に引き出すことができます。

インビザラインのゴムかけの種類

机に置かれたカードのうちの一枚を選ぶ男性の手

インビザラインのゴムかけは4種類あります。動かし方や症例によって、使用されるゴムが異なるのです。ゴムかけの種類は、以下のとおりです。

Ⅱ級ゴム

Ⅱ級ゴムは、出っ歯(上顎前突)の治療に用いられます。出っ歯は、上の前歯が過度に前方に突出している状態のことです。

Ⅱ級ゴムは、下の歯列の後方から上の歯列の前方へとゴムを引っ張るように装着します。ゴムの張力によって、上の前歯を後方に引き込む動きを促進し、下の歯列を前方に移動させるよう働きかけるのです。

Ⅲ級ゴム

Ⅲ級ゴムは、受け口(下顎前突)の治療に用いられます。受け口とは、下の前歯が上の前歯よりも前方に位置している状態です。

Ⅲ級ゴムは、上の歯列の後方から下の歯列の前方へとゴムを引っ張る形で装着します。ゴムの張力により、下の前歯を後方へ移動させる動きを助けます。下の前歯が後退し、受け口の状態が徐々に正常な位置へと戻るのです。

Ⅲ級ゴムは、下の前歯を後方に引き込む効果があります。受け口の治療に効果的に対応することができ、適切な噛み合わせと整った顔のバランスを目指すことが可能になるでしょう。

垂直ゴム

垂直ゴムは、開咬を修正するために使用されます。開咬とは、通常の噛み合わせの状態では接触するはずの上下の歯が、何らかの理由で離れている状態をです。口を閉じても前歯や奥歯が接触せず、すき間が生じます。

垂直ゴムは、その名の通り垂直的に上下の歯列に装着されます。ゴムの張力によって、歯を上方もしくは下方に引き寄せ、歯を引っ張り出す挺出という動きを促すのです。

交叉ゴム

交叉ゴムは、交叉咬合や鋏状咬合(はさみじょうこうごう)の改善に用いられるゴムです。交叉咬合とは、上の歯が下の歯の内側に位置している状態を指します。

正常な噛み合わせでは、上の歯が下の歯をわずかに覆いますが、位置関係が逆転した状態が交叉咬合です。鋏状咬合は、上下の歯が鋏のようにすれ違い、適切に噛むことができない状態です。

これらの症状を修正するために、交叉ゴムが使用されます。ゴムは、歯の移動を助ける力を供給する役割を果たします。交叉ゴムの張力により、交叉咬合や鋏状咬合の状態を改善する方向へ歯をゆっくりと動かすのです。

インビザラインのゴムかけは1日何時間?

青い背景に置かれた赤い時計

インビザラインのゴムかけはマウスピースの装着時間と同様、1日20~22時間とされています。そのため、マウスピースをつけている間は、常にゴムかけも行っている状態です。

ただし、インビザラインのゴムかけの時間は、歯並びの状態や担当する歯科医師の判断により異なります。夜間だけの装着を指示される場合もあるでしょう。

インビザラインのゴムかけをする期間

机に置かれたカレンダーと植物

インビザラインのゴムかけをするタイミングや期間は、患者さまの口の中の状態や治療の進行度によって異なります。

初めから歯並びや噛み合わせが比較的整っている場合、ゴムかけを早い段階で開始することができるでしょう。出っ歯や叢生など矯正に時間がかかる症状の場合、治療の中盤から後半にゴムを使用するのが一般的です。

ゴムかけは、噛み合わせの最終調整だけでなく、特定の歯の動きを促進する効果も期待できます。そのため、いつからゴムかけをするかは一概にはいえず、患者さま一人ひとりの状態や治療計画によって最適な時期が選ばれます。

ゴムを使用する期間についても、噛み合わせの状態によって異なるでしょう。簡単な調整の場合、1か月程度でゴムかけを終えることもありますが、大きなズレがある場合は半年以上の使用が必要になることもあります。

インビザラインのゴムかけに関する注意点

黄色い背景に置かれた!マーク

インビザラインのゴムかけは、マウスピースと同様に自分で行う必要があります。インビザラインのゴムかけに関する注意点は、以下のとおりです。

正しく装着する

インビザライン矯正におけるゴムかけは、初めて行う場合難易度が高いと感じることがあります。マウスピースに取り付けられた突起状のボタンが非常に小さいため、ゴムを引っ掛けるのが難しいのです。

ゴムを取り扱うエラスティックホルダーの正しい使い方や、どの大きさのゴムを使用すべきかなどの具体的な指示は、歯科医師がお伝えします。指示を正確に理解し、適切にゴムかけを行えるようにしてください。

最初のうちは、ゴムを取り付けるのに手間取るでしょう。繰り返し行ううちに徐々に慣れるので、焦らず少しずつ習得してください。

装着時間を守る

ゴムかけは、マウスピースを装着する時間と同じ時間、つまり1日20~22時間つけ続けなければなりません。食事や歯磨きのためにマウスピースを外した際は、再度マウスピースを装着するときにゴムも一緒に装着する必要があります。

指示された時間よりもゴムかけの時間が短いと、治療が計画どおりに進行しません。インビザライン矯正の効果を最大化し、予定された期間内に治療を終えるためには、ゴムの装着時間を守ることが非常に重要といえるでしょう。

毎日ゴムを取り替える

ゴムは、毎日新しいものに取り換えるのが基本です。

いくらきれいな状態だと感じても、2日以上同じものを使用するのは避けましょう。何日も同じゴムを使い続けと、ゴムの伸縮性が低下してゴムかけの効果が十分に得られなくなるからです。日々の使用でゴムは一定の伸縮性を失うため、新しいものに変えることで矯正の効果を保つことができます。

ゴムが切れた場合は、切れた方だけでなくもう一方も新しいゴムに取り替えてください。片方だけ交換すると、ゴムの伸縮性が左右で変化し噛み合わせの調整に悪影響を及ぼす可能性があります。

予備のゴムを持ち歩く

ゴムかけを行っている途中でゴムが切れた場合、すぐに新しいものに交換しなくてはいけません。日常の外出や、特に長期の旅行などを計画する際は、ゴムとホルダーを必ず携帯しましょう。

長期間の移動や滞在を予定している場合は、突然の事態やトラブルを想定して、通常以上に多く予備のゴムを携帯してください。

まとめ

マウスピースを手で持って掲げる

インビザラインのゴムかけは、インビザライン矯正の精度を上げるために非常に重要です。ゴムかけには4つの種類があり、それぞれ対象とする症例が異なります。

装着時間は1日20~22時間以上と、マウスピースと同様です。ゴムかけを指示されている期間は、マウスピースを装着したら同時にゴムかけも行いましょう。装着期間は歯並びや治療の進行具合によって異なります。

ゴムかけの装着時間が短いと、治療が計画どおりに進まない可能性があります。そのため、外出時には予備のゴムを持ち歩きましょう。

インビザライン矯正の効果を最大限引き出すためには、ゴムかけの取り扱いが重要です。

インビザライン矯正を検討している方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科」にご相談ください。

下あごの模型にマウスピースをかぶせる歯科医

マウスピース矯正で受け口を治せるのか?治療法と費用も解説!

2023年7月25日

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

軽度の受け口であれば、マウスピース矯正で治療が可能です。

ただし、抜歯が必要な重度の受け口や、歯並びではなく骨格に問題がある受け口の場合は、マウスピース矯正では治せません。

今回は、受け口の原因やリスク、マウスピース矯正の適応条件と費用について解説します。

受け口とは

ルーペで拡大された女性のあご

受け口(反対咬合)とは、上下の歯並びが通常とは逆になっている状態を指します。

通常、上の前歯が下の前歯よりわずかに前に出ている(噛み合わせる時に上の前歯が下の前歯を覆う)状態が正常ですが、受け口の人では下の前歯が上の前歯より前に出てしまうのです。

受け口は先天的な要素、つまり遺伝的な骨格や歯並びの遺伝による場合がありますが、成長期における口元の悪習慣や癖など、習慣的な要素で引き起こされることもあります。

また、受け口の状態によっては、噛み合わせの問題から食事時の不便さや発音の問題、顔の形状の影響など、さまざまな問題を引き起こす可能性があります。歯科矯正や口元の習慣の改善など、早期の発見と対策が重要です。

受け口になる原因

レントゲン写真と模型で説明する歯科医の手元

受け口になる主な原因は「遺伝」「歯や顎の発達の問題」「口元の悪習慣」の3つです。それぞれ詳しく解説します。

遺伝

受け口(反対咬合)の原因として、遺伝が大きく影響していることがわかっています。これは主に2つの要素から成り立っています。

1つ目は、骨格の遺伝です。親から受け継いだ骨格の形状が、口腔内の骨格の形状や位置関係を決定します。これにより、下顎骨が上顎骨よりも前に突出した受け口の状態が形成されることがあります。

2つ目は、歯並びの遺伝です。親の遺伝により生まれつき歯の生え方や並びが不均衡であると、その結果として受け口になることがあります。

歯や顎の発達に問題

こどもは約6歳頃に初めて乳歯が抜け始め、永久歯が生えてきます。このとき、何らかの理由で下の前歯が上の前歯よりも出てしまうと、噛み合わせが逆の状態になることがあります。逆の状態がそのまま成長期に持ち越されると、受け口の原因となるのです。

また、顎の成長に関しては、通常、上顎が先に成長し、それに続いて下顎が成長します。

しかし、上顎の成長が不十分な場合、下顎が上顎を超えて大きくなることがあります。その状態が続くと、下顎がどんどんと前に突出していき、受け口の原因となるのです。

 口元の悪習慣

遺伝や発達以外にも、口元の悪習慣や癖によって歯並びや噛み合わせが変化することがあります。その代表例が「口呼吸」です。

口呼吸が習慣化すると、舌の位置が安定しない結果、下の前歯を押し出すことにつながります。この押し出しにより、下の歯列が日常的に前に出てしまい、受け口の一因となるのです。

また、常に下顎を前に突き出している癖がある人も注意が必要です。下顎を突き出した状態が続くと、顎周りの筋肉がその形に慣れてしまい、それが受け口を引き起こす可能性があります。

こうした悪習慣は無意識に続けてしまうものですが、口元のバランスが崩れることで噛み合わせの問題を引き起こす場合があるのです。日々の小さな習慣が、歯並びや顎の位置に大きな影響を与えることを認識し、正しい噛み合わせや呼吸の方法を意識することが重要です。

受け口を放置してしまうと

ショックで顔をおおう男性

受け口を放置すると、見た目への影響だけでなく、虫歯や歯周病のリスクが高まるなどのリスクがあります。受け口を放置することにより発生するリスクについて、5つ紹介します。

見た目に影響を及ぼす

受け口は、その程度によりますが、見た目に影響を及ぼすことがあります。

たとえば、笑顔になると下の歯が見えるため、人前での笑い方や写真に写る際の表情など、無意識のうちに影響を受けているかもしれません。これがコンプレックスとなり、自己表現や対人関係に支障をきたすことがあるでしょう。

また、受け口の影響は、見た目だけでなく機能的な問題も引き起こします。噛み合わせが適切でないため、食事時の動作が乱れ、他人から見て食事マナーが悪く見える可能性があるのです。

これらの問題は、対人面で大きな影響を及ぼす可能性があり、自己評価や自尊心を低下させ、人との関わりを避けるようになる可能性もあります。

発音に悪影響を与える

受け口を放置すると、口腔内の構造が正常な状態とは異なるため、発音に影響を及ぼす可能性があります。特に「サ行」や「タ行」の音は、歯と舌の位置関係が重要な役割を果たしますが、受け口の状態では正確な位置取りが難しく、発音する際に空気が漏れやすくなります。正確な音の発生が難しく、聞き手には意図した音と異なって聞こえることがあるのです。

また、自分ではしっかりと発音しているつもりでも、実際には他人からは不明瞭に聞こえることがあります。さらに、母国語である日本語では問題なく発音できていても、英語などほかの言語で特定の音を出すのが難しくなることもあるでしょう。

虫歯や歯周病になりやすい

受け口を放置すると、歯並びが整わず、口腔内の衛生状態が悪化し、虫歯や歯周病のリスクが高まる可能性があります。特に、前歯部分が受け口となると、歯並びがガタガタになることが多く、歯ブラシが届きにくい部位が出てくるでしょう。

歯ブラシが届かない部位には食べかすや歯垢(プラーク)が蓄積しやすく、虫歯や歯周病を発症しやすくなります。早期に発見して治療しないと、歯の抜け落ちや骨の吸収など深刻な問題を引き起こす可能性があるので注意が必要です。

また、口腔内の不衛生な状態は口臭の原因にもなります。細菌の繁殖や死滅による化学反応が口臭を引き起こし、程度によっては対人関係に影響を及ぼすこともあるでしょう。

胃腸に負担がかかる

受け口などが影響し噛み合わせが適切でない場合、食事の際の咀嚼(噛み砕いてすりつぶす行為)が十分に行えません。その結果、大きな食べ物の塊を飲み込むことになり、胃腸がそれを消化するために余計な労力を必要とします。長期的に見ると胃腸の機能低下を引き起こすことも考えられるでしょう。

また、咀嚼が十分でないと、食事中に唾液が十分に分泌されないという問題も生じます。唾液には口腔内を清潔に保つ自浄作用がありますが、唾液の分泌が不十分になると口内環境が悪化し、虫歯や口臭の原因となります。

顎関節症のリスクが高まる

受け口を放置すると、顎関節症のリスクが高まる可能性があります。

顎関節症とは、口を開け閉めする際に使われる顎関節が痛む、クリック音がするなどの症状が出る病気です。

通常、下顎は前後左右に自由に動かせるようになっていますが、受け口の場合は下顎の動きが制限され、顎関節に負担をかけます。食事や話す際も、正常な噛み合わせができないために顎関節に常に負荷がかかる状態となり、長期化すると顎関節症の発症につながります。

マウスピース矯正で受け口は治せる?

口元に手を当てて祈るような女性

マウスピース矯正で受け口を治せるケースと、そうでないケースがあります。

まず、軽度の受け口の場合、マウスピースで矯正できる可能性があるでしょう。

受け口は、原因によって「骨格性反対咬合」と「歯槽性反対咬合」に分けられます。

骨格性反対咬合は、顎の骨の成長や位置がずれていることが原因で受け口になっています。これは「重度」の受け口といわれ、顎の骨のずれを整えることが必要であり、マウスピース矯正だけで治すことができません。

一方、歯槽性反対咬合は、歯の生え方や位置に問題があることが原因の受け口です。このケースは、マウスピース矯正が適応となり、治療が可能とされています。

ただし、マウスピース矯正の適応は個々の症状によって異なることがあるため、専門医の診断を受けることが重要です。

マウスピース矯正で受け口を治す方法

笑顔で患者を迎える男性医師

マウスピース矯正は、透明なプラスチック製のマウスピースを用いて歯並びを徐々に整える治療法です。特に、歯の生え方が原因で受け口になってしまった場合(歯槽性反対咬合)に有効です。

まず、担当の歯科医師が口腔内の状態を詳しく診察し、3Dスキャナーを使用して歯の動き方を計画します。そして、それに基づいて各段階の形状をもったマウスピースが作られます。このマウスピースは、特定の歯に圧力をかけて歯並びを徐々に改善していくものです。

患者さんは、医師の指示に従って1~2週間ごとに新しいマウスピースに取り替えます。新しいマウスピースは、それぞれ前のマウスピースよりも微妙に形状が変わっており、このわずかな変化が歯を予定の位置に移動させることを可能にするのです。

受け口の矯正は、上顎の歯を後退させるか、あるいは下顎の歯を前進させるか、または両方の方法を用いて行います。マウスピース矯正の大きなメリットは、マウスピースが透明であるため目立ちにくく、また取り外しが可能なため食事や歯磨きが容易であることです。

ただし、治療を成功させるためには、1日20~22時間以上マウスピースを装着することが重要です。

マウスピース矯正で受け口を治すためにかかる期間

カレンダーの5日にペンで赤丸をつける手

受け口のマウスピース矯正の治療期間は症状によりますが、おおよそ1~3年が目安でしょう。

ただし、抜歯が必要な症例では、非抜歯治療に比べて治療期間が長くなる傾向があります。

また、矯正治療が終わったあとも、歯が元の位置に戻らないように、保定装置を使用することが必要です。この保定装置は、1年以上の使用が推奨されています。全体的な治療期間を考える際には、この保定期間も考慮に入れることが重要です。

マウスピース矯正で受け口を治すためにかかる費用

診療費の請求書

マウスピース矯正には、部分矯正と全体矯正の2種類が存在します。部分矯正は前歯のみなど一部の歯並びを整えるもので、全体矯正は全体の歯並びと噛み合わせを整えるものです。

部分矯正の費用は、約10〜40万円です。ほかの治療方法と比較してコストを抑えることが可能ですが、一部の歯並びのみを対象にした治療なので、受け口など全体的な矯正が必要なケースには適応できないことがほとんどでしょう。

一方、全体矯正の費用は、約60~100万円です。全体矯正は治療範囲が広く、使用するマウスピースの枚数も増えるため、費用は部分矯正より高額になります。全体矯正は、受け口の軽度な症例に対して適応されることがあります。

抜歯が必要となるような重度の症例の場合は、ワイヤー矯正が適応となることが多いです。治療費は個々の症状や歯科医院によって変動するため、具体的な金額は担当の歯科医師に確認してください。

 まとめ

鏡で歯を確認する笑顔の患者と歯科医

軽度の受け口ならマウスピース矯正で治せることがあります。

しかし、抜歯が必要な重度の症例の場合は、ワイヤー矯正が適応されることが多いです。また、歯並びではなく、骨格に問題がある受け口の場合は、外科手術が必要になる可能性があります。

症例によって適切な治療法が異なるため、まずはカウンセリングなどでマウスピース矯正が適応になるかどうかを相談しましょう。矯正治療は自費診療であり、治療期間も長くなります。マウスピース矯正で失敗しないためには、治療実績が豊富な歯科医院を選ぶことをおすすめします。

受け口でお悩みの方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科」にご相談ください。

インビザライン矯正症例ブログ 開咬③

2023年7月24日

インビザライン矯正症例ブログ-開咬3

こんにちは。大阪府八尾市にある歯医者医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。
今回は、「インビザライン矯正症例ブログ 開咬③」です。

今回の症例は、20代の開咬矯正症例です。

元々、歯のお掃除でもりかわ歯科に通ってくださっていた方です。
下の前歯には隙間があり毎回、歯石がすごくついており噛み合わせは前歯が噛み合っていない開咬という噛み合わせでした。
奥歯の負担が大きく、時々歯が痛むことに悩まされていました。
今回は、インビザライン矯正でどのように歯並びが変化するのかをこの記事では解説させて頂きます。
インビザライン矯正にご興味ある方は是非、最後までお読み下さい。

まず初めにインビザライン矯正とは

インビザライン(Invisalign)は、透明なプラスチック製のマウスピースを使用して歯列矯正を行う方法です。従来のブラケットやワイヤーを使用する矯正治療とは異なり、透明なアライナー(マウスピース)を使って歯の位置を調整します。

インビザライン矯正の最大の利点は、透明で目立たないため、外見的な影響が少ないことです。また、アライナーは取り外し可能であるため、食事や歯磨きの際には外すことができます。ただし、治療の効果を最大限に得るためには、アライナーを1日22時間装着することを推奨しております。

「開咬」矯正治療の流れ

インビザライン矯正前の状態(初診)

インビザライン矯正前の状態(初診)

インビザライン矯正前の状態(iTeroによるスキャン結果)です。
下の前歯には隙間があり前歯が噛み合っていない状態でした。
開咬は奥歯しか噛んでいないので奥歯の負担が大きい状態でした。

iTeroとは

iTeroはデンタルインプレッション(歯の印象)を取るためのデジタルスキャナーで、口腔内の3Dスキャンを行い、精密なデジタルモデルを作成します。これにより、より正確で快適な歯科治療が可能となります。

iTeroによる噛み合せ診断

当院では、iTeroという口腔内スキャンを使ってこのように噛み合わせの強さを見ることでどこの歯に負担がかかっているのかを分析することが出来ます。
青が弱いところ、赤が強いところと色によって噛み合わせの強さがわかります。

iTeroによる噛み合せ診断

この患者さんは奥歯の噛み合わせが赤で強く当たっています。
それに対して前歯は色がついていません。噛み合わせが当たっていないことを示します。

患者さんはインビザライン矯正で噛み合わせを治すことを決心されて矯正ライフが始まりました。

インビザライン矯正6ヶ月後

インビザライン矯正6ヶ月後

インビザライン矯正6ヶ月後です。
初診の時に比べると前歯の隙間も少なくなりました。
下の前歯の隙間はあっという間に閉じて歯も磨きやすくなりましたと患者さんは喜んでいました。
麺類も少し噛めるようになったと仰っていました。

インビザライン矯正10ヶ月後

インビザライン矯正10ヶ月後

インビザライン矯正10ヶ月後です。
10ヶ月前は前歯が噛み合っていなかったですがインビザライン矯正を始めてたった10ヶ月でここまで改善することが出来ます。
患者さんも思い切ってインビザライン矯正してよかったと喜んでくれていました。

インビザライン矯正のビフォーアフター

インビザライン矯正前とインビザライン矯正10ヶ月後です。
すごい変化です。
見た目もそうですが噛み合わせが変わり前歯でも噛む事が出来るようになり奥歯の負担を減らすことが出来ます。

開咬を放置しないでください

開咬は80歳で20本自分の歯を残せる確率は0%です。
今は大丈夫でもいつかは問題が起きてしまう噛み合わせです。
開咬に該当する方はお早めに治す事をお勧めします。
なかなか矯正まではと踏みとどまっている方はこのブログで矯正によってどのように歯並びが変化するのかをみて勇気ある1歩を踏み出してもらえたら幸いです。

いかがだったでしょうか?

今回は、「インビザライン矯正症例ブログ 開咬③」でした。
10ヶ月でここまで変化してきます。
前歯が噛み合っていなく噛み合わせに困っている方必見です。

当院は全国でも1%も獲得する事が出来ないダイヤモンドプロバイダーですので安心してご相談ください。
インビザライン矯正にご興味ある方はこちらからお問合せ下さい。
来週の月曜日もインビザライン矯正症例ブログをお楽しみ下さい。
インビザライン治療の詳しい内容はこちら

2年連続プラチナプロバイダー獲得

開咬(オープンバイト)ってどんな状態?

2023年7月12日

開咬(オープンバイト)ってどんな状態?

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。
今回は、患者さんから『開咬』って何?という質問を頂いたので『開咬』について説明させて頂きます。

まず初めにインビザライン矯正とは

インビザライン(Invisalign)は、透明なプラスチック製のマウスピースを使用して歯列矯正を行う方法です。従来のブラケットやワイヤーを使用する矯正治療とは異なり、透明なアライナー(マウスピース)を使って歯の位置を調整します。

インビザライン矯正の最大の利点は、透明で目立たないため、外見的な影響が少ないことです。また、アライナーは取り外し可能であるため、食事や歯磨きの際には外すことができます。ただし、治療の効果を最大限に得るためには、アライナーを1日22時間装着することを推奨しております。
す。

開咬(オープンバイト)とは?

開咬(オープンバイト)とは?

ここから本題に入っていきます。
「開咬」というのは前歯がかみ合っていない状態の噛み合わせを表します。
別の名では「オープンバイト」と言われています。
前歯が咬んでいないので奥歯の負担が過多になり奥歯から失う事が多い噛み合わせです。
80歳で20本を達成することは難しいと言われています。
また、前歯が嚙み合っていないので食べ物を咬みちぎることが難しいです。
『開咬』は非常に危険な噛み合わせなので、該当される場合は歯科医院を受診することをおすすめします。

開咬の原因は?

開咬には歯性開咬と骨格性開咬の2種類があります。

歯性開咬

歯性開咬の原因は幼少期に指吸いにより上の前歯が指に押されて前歯に隙間が出来てしまいそこに舌を入れるので隙間が大きくなってしまいます。 歯が傾斜することで開咬が生じてしまいます。

骨格性開咬

骨格性開咬の原因は親知らずが関係しています。
親知らずが生えてこようと一番奥の歯を押してきます。そうするとで噛み合わせの高さが上がり顎が後ろに下げられてしまい関節にダメージを受け開咬が引き起されてしまいます。

開咬はインビザライン矯正で治りますか?

開咬はインビザライン矯正で治療できるの?

『開咬』は実はワイヤー矯正で治すよりインビザライン矯正で治した方が早く終わります。
インビザライン矯正での得意な動きで『開咬』は治すことが可能になります。

実際の症例で治療期間を見てみましょう。
インビザライン矯正開始から6ヶ月後
6カ月でここまで変化します。
元々前歯で物が嚙めなかったのですが、インビザライン矯正開始からわずか6カ月でしっかり噛めるようになりました。
他院では「ワイヤー矯正では3年くらいかかると」言われ一度は矯正を断念された患者さんでしたが、当院で無料矯正相談を受けて下さりインビザライン治療を開始することになりました。
わずか6カ月でここまで綺麗になり、喜んでいただけました。
その時の詳しい矯正経過の内容はこちら

いかがだったでしょうか?

今回は、「開咬(オープンバイト)ってどんな状態?」でした。
自分の噛み合わせはなかなか把握できません。
当院では、iTeroといってお口の中を3Dでスキャンする機器を使って無料相談を実施しています。
是非、一度ご相談下さい。
ダイヤモンドプロバイダーの森川康司

両手でマウスピースをもって装着する女性

マウスピース矯正で顔の印象が変わる?美しい笑顔を手に入れよう!

2023年6月27日

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

出っ歯やすきっ歯、ガタガタした歯並びなど、さまざまな歯並びの悩みを持つ方がいます。歯並びの悩みを改善したくても、目立つ矯正装置をつけるのは嫌だと思う方も多いです。

ワイヤー矯正は矯正していることが目立つので、周りにあまり気付かれずに矯正をしたい方にはマウスピース矯正が向いています。歯並びがよくなると噛み合わせが改善し、顔の印象もよくなるでしょう。

今回は、マウスピース矯正とはどのような矯正方法なのか、マウスピース矯正をすることで顔の印象がどのように変わるのかをご紹介します。歯科矯正を検討している方やマウスピース矯正に興味がある方は、ぜひご覧ください。

マウスピース矯正とは?

顎に手を当てて考える白い服の女性

マウスピース矯正は、透明なマウスピースを装着して歯を動かす方法です。透明なマウスピースを装着するため周りに気づかれにくく、矯正中の審美性を気にする方から人気があります。

マウスピースは、患者さまの治療計画に沿って一度に複数枚作られます。歯科医師の指示に従ってマウスピースを交換しながら、徐々に歯を動かすのです。

マウスピースは取り外しが可能なため、矯正中もふだんどおりに食事ができ、しっかり歯磨きできることが特徴です。

しかし、1日20〜22時間以上マウスピースを装着する必要があり、洗浄や歯磨きを丁寧に行わなければならないため、慣れるまで大変に感じる方もいるかもしれません。

マウスピース矯正で歯を動かす仕組み

歯科医院で鏡で自分の歯並びを確認する女性

マウスピース矯正は、患者さまの歯並びのデータをとって分析し、マウスピースを作ることから始まります。

マウスピースは、実際の歯並びとずれが生じるように作られます。現在の歯並びと少しずれたマウスピースを装着することで、歯に圧力がかかり徐々に移動するのです。マウスピースの歯並びに歯が移動したら、次のマウスピースに交換して矯正治療を進めます。

歯の移動とマウスピースの交換を繰り返すことで、徐々に理想の歯並びに近づけます。マウスピースの矯正力を高めるために、歯にアタッチメントとよばれるパーツを付けることもありますので、念頭に置いておきましょう。

マウスピース矯正のメリット・デメリット

吊るされたMERITとDEMERITのメモ

マウスピース矯正のメリットとデメリットを確認しましょう。

メリット

マウスピース矯正のメリットは、矯正装置が目立たず周囲に気づかれにくい点です。食事や歯磨きの際はマウスピースを外せるので、ふだんどおり食事や歯磨きができることもメリットといえるでしょう。

1日のほとんどの時間でマウスピースを装着していなければなりませんが、ワイヤー矯正のように装置の調整をする必要がないので通院回数が少ないことも特徴です。

マウスピース矯正では奥歯を後ろに動かすことが容易なため、抜歯せずに出っ歯を治したい場合にも適しています。金属アレルギーの心配がなく、体にやさしい治療法ともいわれています。

デメリット

マウスピース矯正のデメリットは、食事や歯磨きのとき以外はマウスピースを外せない点です。装着時間が短いと治療が長引くおそれがあります。

また、飲食をする際は必ずマウスピースを外し、マウスピースの洗浄と歯磨きを行ってから装着する必要があります。マウスピースの洗浄や歯磨きをせずに装着すると細菌が増殖し、虫歯になる可能性があるため、常に清潔に保ちましょう。

マウスピース矯正をすると顔が変わる?

男性患者のカウンセリングをする女性歯科衛生士

「マウスピース矯正をすると顔が変わる」と聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。マウスピースと歯並びのずれは小さく、マウスピース本体も薄いため、口の中に矯正装置を入れることで顔が変わることはありません。

しかし、歯が動くことによって顔が変わるように見える場合はあります。主なケースは、以下のとおりです。

口元が伸びて見える

マウスピースの厚みの分、口元が伸びたように感じる方がいます。マウスピースを装着することによる違和感は、2~3週間で消えることが多いので問題ありません。

矯正によって噛み合わせが改善されると口元が伸びたように見える場合がありますが、皮膚の状態が変化したわけではないので安心してください。

顔がたるんで見える

出っ歯の方が矯正治療を受けて歯が引っ込むと、顔の突っ張りがなくなり顔がたるんで見える場合があります。実際は顔がたるんだわけではなく、歯が正しい位置に移動しただけなので問題ありません。

出っ歯が治ることで、横顔が美しくなるメリットもあります。

小顔になる

マウスピース矯正によって噛み合わせが改善されることで、小顔になる場合があります。例えば、噛み合わせが悪く口元が閉じなかった方が、矯正後に口が閉じるようになった場合があげられるでしょう。

閉じることができなかった口が閉まるので、小顔になったと感じるのです。

マウスピース矯正で治せる歯並び

マウスピースを両手に持って前に出す女性

マウスピース矯正で治せる歯並びは、以下のとおりです。

・すきっ歯

・出っ歯

・受け口

・ガタガタした歯並び(叢生)

・前歯が閉じない歯並び(開咬)

・深い噛み合わせ(過蓋咬合)

それぞれ解説します。

すきっ歯

歯と歯の間にすき間がある状態のことをいいます。

歯列全体にすき間がある空隙歯列(くうげきしれつ)と、前歯の間にすき間がある正中離開(せいちゅうりかい)に分類されますが、どちらもマウスピースで矯正できる場合が多いです。

出っ歯

上顎が前に出て前歯が目立つ状態、下顎が後退していて前歯が目立つ状態、前歯が前方に傾いて生えている状態のことをいいます。

顎の位置が原因の場合はマウスピース矯正での治療は難しいですが、前歯の生え方が問題の場合はマウスピースで矯正できる場合があります。

受け口

下の前歯が前方に傾いて生えている状態や下顎が上顎よりも前に出ている状態のことをいいます。

出っ歯と同様に、前歯の生え方が問題の場合はマウスピース矯正で治療が可能です。

ガタガタした歯並び(叢生)

歯が部分的に重なった歯並びのことをいいます。歯が前後に重なる場合や、横向きに生えている場合、本来生えるべき場所からずれた位置に生えて場合などがあります。

歯がきれいに並ぶためのスペース不足が原因なため、歯をごくわずかに削ったり抜歯をしたりすることでスペースを確保できれば、マウスピース矯正が可能です。

前歯が閉じない歯並び(開咬)

奥歯を噛んだ際に、上下の前歯にすき間ができる状態のことをいいます。前歯が前方に傾斜して生えている場合や奥歯の高さが適切でない場合などがあります。

どちらの場合もマウスピース矯正での治療が可能です。

深い噛み合わせ(過蓋咬合)

噛み合わせが深く、上の歯が下の歯を覆って下の歯がほとんど見えない状態をいいます。

歯の高さを調整し、上下の噛み合わせを適切な状態にすることで改善されることが多いです。バイトランプとよばれる専用のアタッチメントを使用することで、マウスピース矯正での治療が可能です。

マウスピース矯正の期間

緑の机に置かれたカレンダーと時計

マウスピース矯正の期間は6か月~3年程度といわれており、矯正を行う範囲や歯並びの乱れの度合いによって変わります。個人差はありますが、部分矯正の場合は6か月〜1年程度で終了することが多いです。全体矯正の場合は3年ほどかかると考えるとよいでしょう。

また、矯正が終わったあとは保定装置を使って歯の後戻りを防ぐ治療が必要です。保定期間についても2~3年必要な場合が多いので、矯正にかかる治療期間は長いことを理解しましょう。

マウスピース矯正の費用

机に置かれた手帳とペンと電卓

マウスピース矯正にかかる費用は、以下のとおりです。

<マウスピース矯正の費用>

項目 かかる費用(平均額)
カウンセリング・相談料 ~5,000円
診察料 ~60,000円
矯正装置(マウスピース)料 200,000~1,000,000円
装置調整料 ~10,000円(1回あたり)
保定装置料 ~60,000円
保定観察料 ~10,000円(1回あたり)

マウスピース矯正は基本的に自費診療なので、歯科医院や選択したプラン、矯正する範囲によって費用が変動します。あくまでも目安なので、実際にかかる費用を知りたい方は、歯科医院を受診して相談するとよいでしょう。

まとめ

歯科医院で矯正用のマウスピースを嵌めようとしている女性

マウスピース矯正は歯並びをきれいにするだけでなく、顔の印象を大きく変える効果があります。口元や輪郭、歯並びが整うことで、人前で歯を見せて笑うことに抵抗がなくなる方もいるでしょう。笑顔が増えることも、マウスピース矯正で顔の印象が変わるといわれる要因かもしれません。

しかし、矯正によって噛み合わせが改善したことで、患者さまの理想と異なる顔の印象になったと感じるケースもあります。マウスピース矯正を始める前のカウンセリングの段階で矯正後のイメージを歯科医師と共有することで、イメージと違うと感じることを避けられるでしょう。

歯科医院を選ぶ際は、矯正の技術はもちろん、親身に話を聞いてくれるかどうかも重要視してください。

マウスピース矯正でお悩みの方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科」にご相談ください。

 

インビザライン矯正症例ブログ 開咬②

2023年6月5日

インビザライン矯正症例ブログ 開咬②

こんにちは。大阪府八尾市にある歯医者医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。
今回は、「インビザライン矯正症例ブログ 開咬②」です。
もりかわ歯科に歯のお掃除で通われている40代の主婦です。
前歯を噛んでいなく奥歯しか噛んでいないことが長年の悩みの方です。
たまに奥歯の痛みがあり矯正相談に来られました。
初診からどのように変化していったのかを経過と共に徹底的に説明させて頂きます。

インビザライン矯正症例経過

インビザライン矯正前の状態(初診)

インビザライン矯正前の状態(初診)

初めて矯正相談に来られた時の写真です。
歯並びが少し悪く、前歯が噛み合っていない状態です。
噛み合わせも確認したところ奥歯しか当たっていない状態でした。
噛んだ時に奥歯の痛みを感じることがあり、虫歯かもしれないと訴えられていました。
前歯が噛んでいない「オープンバイト」、「開咬」とも言われる噛み合わせです。
奥歯しか噛んでいなく奥歯に負担がかかってしまい痛みを感じてしまいます。

噛み合わせを治すため、歯並びを改善することで歯周病の予防、虫歯の予防をするためにインビザライン矯正を開始していきました。

インビザライン矯正1ヶ月後

インビザライン矯正1ヶ月後

インビザライン矯正を開始して1ヶ月目です。
まだ、見た目的な変化は少ないです。
1ヶ月はいきなり歯が動くと大変なので当院ではインビザライン矯正開始して1ヶ月目は慣れるための期間になりますので歯の動きは少なくしております。
ただ、患者さんは今までお口の中にマウスピースを入れた事がないので違和感が強いです。
患者さんからの1ヶ月目の感想は
「マウスピースは透明で薄いから違和感少ないのかなと思ったけど口に入れたら違和感が強くびっくりした。ご飯の時に外したりするのが面倒くさくこれからやっていけるか不安です。」

インビザライン矯正4ヶ月後

インビザライン矯正4ヶ月後

インビザライン矯正4ヶ月後です。
歯並びが改善し、前歯が噛み合っていなかった「開咬」という噛み合わせが改善されました。
患者さんが矯正相談に初めて来られた時に訴えられていた所をなんと4ヶ月で改善することが出来ました。
奥歯の痛みもインビザライン矯正をしてから感じることもなくなったそうです。
患者さんからの4ヶ月目の感想は
「始めた頃はどうなるかと思っていたけどマウスピースにも慣れてきて逆にマウスピースがないと不安と思うくらい慣れてきました。噛み合わせも歯並びも良くなってよかったです。」

インビザライン矯正6ヶ月後

インビザライン矯正6ヶ月後

インビザライン矯正6ヶ月後です。
インビザライン矯正をスタートして6ヶ月で綺麗になりました。
変化としては見た目が綺麗になり、噛み合わせも良くなりました。
他にも、肩こりや頭痛など体の悩みに対しても改善をすることが出来ました。
まだ、終わりではありませんが6ヶ月程でゴールは見えてきます。

インビザライン矯正前と6ヶ月後の比較

噛み合わせで悩まれている方は多いです。
なかなか矯正相談にいくのは勇気が入ります。気持ちがすごく分かります。
ただ、噛み合わせによって歯の寿命は変わってきます。
歯を失ってからでは戻すことは出来ません。
インビザライン矯正症例ブログでは色々な歯並びの経過を書いていきます。
是非、自分の噛み合わせに該当する記事を読んでもらい勇気を出してもらいたいです。
勇気ある一歩がお口の中の運命が変わります。

いかがだったでしょうか?

今回は、「インビザライン矯正症例ブログ 開咬②」でした。
開咬は噛み合わせの緊急性が高いです。
80歳で20本歯が残っている人は0%です。歯を失ってからでは遅いです。
勇気を振り絞って是非、お問合せ下さい。
当院は、全国でも1%も獲得する事が出来ないダイヤモンドプロバイダーですので安心してご相談ください。
インビザライン矯正にご興味ある方はこちらからお問合せ下さい。
来週の月曜日もインビザライン矯正症例ブログをお楽しみ下さい。
インビザライン治療の詳しい内容はこちら

ダイヤモンドプロバイダーの森川康司がご相談内容を伺います

インビザライン矯正症例ブログ 開咬①

2023年5月15日

インビザライン矯正症例ブログ開咬1

こんにちは。大阪府八尾市にある歯医者 医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。
今回は、「インビザライン矯正症例ブログ 開咬①」です。
皆様は「開咬」ってご存じですか?
「オープンバイト」とも言われています。

開咬(オープンバイト)

このように前歯が噛み合っていなく奥歯しか噛んでいない状態が「開咬」です。
前歯の負担が奥歯に集約されるので奥歯の負担が強くなってしまいます。
この「開咬」という噛み合わせは80歳で20本の達成率0%と言われています。
今回は「開咬」の治療経過をご紹介させて頂きます。
この噛み合わせに該当される方は是非、参考にしてもらえたら幸いです。

インビザライン矯正症例経過

インビザライン矯正前の状態(初診)

インビザライン矯正前の状態(初診)

30代女性 前歯で噛み合わないことを気にされて来院されました。
また、前歯の歯並びもガタつきが気になることも気にされていました。

お口の中を見ると左上の奥歯が外に出ているのがわかって頂けるかなと思うのですが
それによって噛み合わせが逆転してしまう所謂「クロスバイト」という状態でした。

噛み合わせが逆転してしまう「クロスバイト」の状態

この症例の問題点は主に下記の3つです

1、開咬 2、歯並び 3、クロスバイトという状態でした。
インビザライン矯正の計画を立てる時に難しい所から解消していく考えで組み立てていきます。

今回の症例は

1、歯並び、クロスバイトをまず解消する。
2、開咬を解消する
といったような順番で計画を立てていきました。

歯並び、クロスバイトの矯正計画の動画はこちら

インビザライン矯正1ヶ月後

インビザライン矯正前と1ヶ月後の比較

インビザライン矯正1ヶ月後

1カ月後、計画通り歯並びがある程度改善されました。
また、クロスバイトも矯正前と矯正1ヶ月と比べると改善されたのがわかります。

矯正1ヶ月でクロスバイトが改善

ゴムの力を使って矯正を補助

では実際どのようにクロスバイトを解消したのかと言いますと左右の奥歯に自分でゴムを掛けてもらいゴムの力でインビザライン矯正の補助をしていきます。
本来、クロスバイトをインビザライン矯正のみで治療すると時間がすごくかかります。
このようにゴムの力を使うことでたった1ヶ月で解消することが可能になってきます。

患者様は滑舌に支障をきたすので慣れるまでなかなかしんどかったと仰っていました。
ただ、矯正期間が短くなったのでやってよかったと喜んでいただけました。

インビザライン矯正4カ月後

インビザライン矯正4カ月後_1

インビザライン矯正1カ月で計画していた歯並び、クロスバイトを解消することが出来たので次のステップの開咬の改善に進んでいきました。
インビザライン矯正4ヶ月程でこのように開咬も解消することが出来ました。
患者様はずっと前歯で食べ物を噛み切れなかったが4ヶ月程で前歯で食べ物が噛み切れるようになり喜んで頂けました。

この状態で最後は上の前歯の正中と下の前歯の正中が合っていない所を最後に調整することを計画していきました。

インビザライン矯正6カ月後

インビザライン矯正6カ月後

インビザライン矯正6カ月後 最後に計画をしていました正中のずれを治療していきました。
このように6カ月後には計画していた治療が完了することが可能になってきます。

6ヶ月間の矯正治療 Before After

インビザライン矯正前、インビザライン矯正6カ月後でこんなに変化があります。
「開咬」は奥歯の負担が過多になり奥歯を失ってしまうリスクが高くなる危険な噛み合わせです。
歯並びは見た目的に綺麗になることもメリットですが噛み合わせによる健康にアプローチもできることもメリットです。
《美》と《健康》を両方獲得することが出来るので該当する歯並びの方は是非、インビザライン矯正をされることをおすすめ致します。

いかがだったでしょうか?

今回は、「インビザライン矯正症例ブログ 開咬①」でした。
毎週月曜日は色々な歯並びの変化を紹介させて頂きます。
インビザライン矯正が気になるけどなかなか1歩踏み出せない方は是非、インビザライン矯正症例ブログをチェックしてもらい、もし自分がインビザライン矯正したらと想像してもらいながら見てもらえたら幸いです。
当院は、全国でも1%も獲得する事が出来ないダイヤモンドプロバイダーですので安心してご相談ください。
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来週の月曜日もインビザライン矯正症例ブログをお楽しみ下さい。
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ダイヤモンドプロバイダーの森川康司がご相談内容を伺います

顎を手でおさえている女性

マウスピース矯正で顎関節症は治せる?顎関節症の原因から詳しく解説!

2023年4月14日

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

顎関節症は、歯並びの悪さやストレス、姿勢の悪さなど、さまざまな要因によって引き起こされる顎の病気ですが、マウスピース矯正で症状が改善されるのはご存じでしょうか。

今回は、マウスピース矯正で顎関節症が治せるケースや治せないケースについて解説します。顎関節症の原因や、マウスピース矯正中に顎が痛くなった際の対処法もあわせて解説しているので、歯並びが原因の顎関節症に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

顎関節症とは

顎を痛そうに手でおさえている女性

顎関節症とは、痛みなどの症状をともなう、顎の関節や筋肉の病気のことです。

顎関節症の主な症状は、以下のとおりです。

・顎が痛む(顎関節痛、咀嚼筋痛)

・口が開かない、開けづらい(開口障害)

・顎を動かすと異音がする(顎関節雑音)

顎の筋肉や関節に負担がかかり、大きいものや硬いものが食べづらいなどの症状がでるのが顎関節症です。また、口を開けたときや顎を動かすたびに、「カクカク」「パキッ」「ジャリジャリ」など、異音がする症状がでることもあります。

上記の症状のうち、1つでもあてはまり、ほかの症状を引き起こす原因が見あたらない場合に顎関節症と診断されます。

これ以外にも、関節円板のズレや骨の変形などの原因で顎関節症と診断されることがありますが、顎関節症については診断基準が明確でないことが多く、原因がひとつとは限りません。

顎関節症の原因

自分の顎のあたりを虫眼鏡で拡大している男性

顎関節症は、生活習慣や噛み合わせなど、複数の要因が合わさって顎関節症を引き起こすと考えられています。

顎関節症の主な原因は、以下のとおりです。

・歯ぎしりや食いしばり

・悪い噛み合わせ

・ストレス

・悪い姿勢

・外傷

顎関節症は、噛み合わせの問題だけでなく、歯ぎしりや食いしばり、猫背や頬杖をつくことなど、姿勢の悪さも原因になることもあります。こうした習慣は無意識で行っていることが多く、ご自身で気づくのは難しいかもしれません。

軽度の顎関節症は自然に治ることもありますが、顎関節症の原因を取りのぞかなければ、再発する可能性があります。顎関節症を予防するには、意識的に生活習慣を改善することが重要です。

また、ストレスは筋肉の緊張だけでなく、歯ぎしりや食いしばりの原因となります。趣味の時間をもつ、運動でリフレッシュするなど、なるべくストレスをためないようにしましょう。

マウスピース矯正で顎関節症は治せる?

マウスピースと歯の模型を手に持っている女性

歯並びや噛み合わせが悪いことで顎関節症を引き起こしている場合、マウスピース矯正で改善できることがあります。

ここでは、マウスピース矯正で顎関節症が改善できるケースをご紹介します。

開咬(かいこう)

歯並びが悪いことで顎関節症を引き起こしている場合、前歯の噛み合わせが悪い方に多いです。特に、噛み合わせたときに、上下の前歯が噛み合わない方は注意が必要です。前歯でものを噛めないことで、奥歯に負担がかかりやすく、顎関節症を引き起こす要因となるからです。

また、前歯は噛むだけでなく、顎の動きをガイドする役割もあります。前歯が噛み合わない開咬は、顎の運動が過剰となり、顎関節にかなりの負担がかかります。マウスピース矯正は、外側に開いた前歯をひっこめ、奥歯の歯並びをととのえられるので、顎関節への負担を軽減するのに効果的です。

開咬の方には、歯並びが悪くなる原因になる「舌癖」をもっている方が多くいます。マウスピース矯正によって、舌が与える前歯への圧力を減らし、顎への負担軽減にも効果が期待できるでしょう。

過蓋咬合(かがいこうごう)

過蓋咬合とは、奥歯で噛んだときの噛み合わせが深いことで、下の前歯が見えない歯並びのことです。過蓋咬合は噛む力が強いため、奥歯に負担がかかり、顎関節に負担がかかる原因となります。

また、噛み合わせが深いことで、下の前歯が上顎にあたり、上の前歯の裏付近に傷ができることがあります。マウスピース矯正で、噛む力を分散させ、顎関節への負担を軽減できるでしょう。

交叉咬合(こうさこうごう)

交叉咬合とは、噛み合わせたときに上下のどこかの歯がずれる歯並びのことです。一般的に、上の奥歯が下の奥歯の内側に入っている状態で、上下の歯列の真ん中がずれていることが多いです。

交叉咬合は、歯並びがずれていることで、左右の噛む力や顎にかかる負担が均等ではありません。そのため、顎関節症を引き起こすだけでなく、顎の変形の原因となります。

交叉咬合が重度で顎変形症と診断される場合、マウスピース矯正では治療が難しいケースもあるため、注意が必要です。

症状が軽度な歯ぎしりや食いしばり

噛み合わせの悪さが原因で、軽度の歯ぎしりや食いしばりをするケースは、マウスピース矯正が効果的です。

マウスピースをはめることで、歯のすり減り予防だけでなく、顎の位置も安定できます。顎関節への負担を軽減できるでしょう。

マウスピース矯正で顎関節症が治せない方とは

注意、警告のマーク

ここでは、マウスピース矯正で顎関節症が治せないケースをご紹介します。

歯並びが原因ではないケース

マウスピース矯正で顎関節症が治せるケースは、歯並びが原因であるときだけです。

顎関節症は、必ずしも歯並びが悪いことだけで引き起こしているわけではありません。ストレスや姿勢が悪いことなど、生活習慣が影響していたり、複数の要因が重なっていることもあります。そのため、マウスピース矯正で歯並びがよくなっても、顎関節症の症状は改善しないことがあります。

歯ぎしりや食いしばりの症状が重度なケース

歯ぎしりや食いしばりの症状が強い場合、マウスピース矯正の治療が難しい場合があります。

睡眠時や集中しているときなど、無意識下で行う歯ぎしりや食いしばりは、ふだんの3倍の負担が歯や顎にかかります。マウスピースに穴があいたり破損したりする可能性が高いため、マウスピース矯正が適切ではないケースがあるのです。

顎関節症の症状が重度のケース

顎関節の症状によって、マウスピース矯正でも症状が改善しないことがあります。

以下の症状があると、重度の顎関節症かもしれません。

・指1~2本分ほどしか口が開かない

・顎関節以外の部分が痛む

・顎関節症によって発熱している

・耳鳴りやめまいなどを引き起こしている

顎関節症の開口障害を見分ける基準は、3本の指を縦にしてお口に入れられるかどうかで見分けます。指が1~2本分しか入らない場合、開口障害かもしれません。開口障害は顎関節症の中でも一番重い症状で、放置すると関節円板の癒着などを引き起こすおそれがあります。

また、重度の顎関節症は、顎関節や顎周辺の筋肉だけでなく、全身の健康に影響をおよぼします。顎関節症によって、頭痛や肩こり、耳鳴り、めまい、発熱などの症状がみられる場合は、なるべく早く顎関節の専門医にみてもらうのがよいでしょう。

マウスピース矯正中に顎が痛くなってしまったら

左手で自分の顎に手を当てている女性

マウスピース矯正で、顎関節症を引き起こす可能性は少ないと考えられています。まれに治療中に顎が痛むことがあるかもしれませんが、顎の痛みは一時的なので安心してください。

マウスピース矯正中に顎が痛くなったら、以下を試してみましょう。

・安静にして様子をみる

・正しい位置にマウスピースがはまっているか確認する

・食いしばらないように意識する

・顎をマッサージする

マウスピース矯正中に顎が痛む原因として考えられるのは、マウスピース矯正を始めたばかりでマウスピースに慣れていないことや矯正治療に対するストレスなどが挙げられます。特に、初めてマウスピースをはめたときは、圧迫感や歯が覆われている違和感から、顎に痛みを感じることがあるかもしれません。

マウスピースは2~3日で慣れることがほとんどなので、安静にして様子をみましょう。食いしばらないように意識したり、側頭筋(耳の上あたり)やエラのあたりをマッサージして、顎まわりの筋肉の緊張をやわらげたりするのも効果的です。

また、マウスピースが正しい位置にはまっていないことで、歯や顎が痛むことがあります。正しい位置に歯が動かない原因にもなるため、心配な場合は担当医に確認してもらいましょう。

まとめ

ポイントを指さす女性

歯並びや噛み合わせが悪いことで顎関節症を引き起こしている場合、マウスピース矯正で改善できる場合があります。マウスピースをはめるだけで、歯並びをととのえながら顎関節症の症状を改善できるだけでなく、舌癖の改善や歯のすり減りの予防にも効果があります。

しかし、顎関節症は歯並びが悪いことだけが原因ではありません。ストレスや姿勢の悪さなど、複数の要因が重なって顎関節症を引き起こすこともあります。このようなケースでは、マウスピース矯正で歯並びをととのえても、症状は改善されないでしょう。

また、マウスピース矯正が顎関節症を引き起こす可能性は低いですが、まれにマウスピースが正しい位置にはまっていないことで、歯や顎が痛むことがあります。正しい位置に歯が動かない原因となるので、心配な方は担当医に確認してもらいましょう。

顎関節症でお悩みの方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科」にご相談ください。

黒の背景の前に置かれた2つのマウスピース

マウスピース矯正とは?ほかの治療法との違いやメリット、費用について詳しく解説!

2023年2月21日

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

近年、矯正治療を希望する人が増えています。厚生労働省が2020年に行った患者調査によると、矯正治療の初診者数は、2017年と比較して3.6倍にもなっています。また、男女別に見ると、男性患者は1.7倍、女性患者は4.8倍に増えています。矯正治療が年々人気になっていることがわかるでしょう。

参照元:「3年間で3.6倍と増加、最新の厚労省患者調査からわかる歯科矯正初診患者数」

そこで今回は、矯正治療の中でも特に人気のあるマウスピース矯正について説明したいと思います。

マウスピース矯正とほかの治療法の違い

右手に歯の治療器具を持ち、左手で左上を指差す女性

矯正治療には、大きく分けてワイヤー矯正とマウスピース矯正の2種類があります。これらの違いを以下にまとめてみました。

歯を動かす仕組み

ワイヤー矯正は、ブラケットという小さな矯正装置とワイヤーを歯に装着することで行う治療法で、ワイヤーの元に戻る力を利用して歯を動かします。

一方、マスウスピース矯正は、現在の歯並びから少しずれたマスウスピースを装着し、このずれにより生じる力を利用して歯を動かします。

適応症例の範囲

ワイヤー矯正は、歯を大きく動かすことができるため、広い範囲の歯並びを治療することができます。

一方、マウスピース矯正は、歯を大きく動かすことができないため、治療できる歯並びは限られています。

取り外しの有無

ワイヤー矯正では、歯に矯正装置を装着するため、矯正治療中は矯正装置を取り外すことができません。

一方で、マウスピース矯正はマウスピースを自由に取り外すことができます。

矯正中のトラブルの頻度

ワイヤー矯正では、治療中に矯正装置が外れる可能性があり、場合によっては矯正装置が頬の粘膜や歯茎を傷つけることがあります。

一方、マウスピース矯正ではこのようなトラブルは比較的少ないです。

食べ物の制限

ワイヤー矯正では、食べ物が当たると矯正装置が外れる可能性があります。そのため、硬い食べ物を食べるときは注意が必要です。また、キャラメルなどの粘着性のある食べ物は矯正装置に付着する可能性があるため、控える必要があります。

一方、マウスピース矯正は、マウスピースを取り外して食事ができるため、食べ物の制限は特にありません。

マウスピース矯正のメリット・デメリット

赤色で描かれた困り顔のスマイリーと、黄色で描かれた笑顔のスマイリーがあり、黄色のスマイリーマークを指でタッチしている

次に、マウスピース矯正のメリット・デメリットについて解説していきます。

メリット

マウスピース矯正のメリットは、以下の2つです。

自由に着脱できる

マウスピースは自由に取り外すことができるため、装置を取り外した状態での飲食や歯磨きができます。そのほかにも、人前で話す必要があるときや運動を行うときなどにも装置を取り外すことができるため、日常生活におけるストレスは少ないでしょう。

目立たない

マウスピース矯正では、透明なマウスピースを使用し自由に取り外しができるため、目立ちにくいという特徴があります。

デメリット

マウスピース矯正のデメリットは、以下の2つです。

1日の装着時間が長い

マウスピース矯正で歯を動かすためには、マウスピースを1日20〜22時間以上装着する必要があります。装着時間が短いと、歯に十分な力を与えられず、治療期間が長引く可能性があります。

噛み合わせが変わることがある

マウスピースは、歯全体を覆っています。奥上から押さえつけられる力が奥歯に働くため、結果として奥歯の高さが低くなり、奥歯の噛み合わせが変化することがあります。

マウスピース矯正で治療できる症例・できない症例

左手にマウスピースを持ち、右手でグッドサインをしている女性

専門用語で悪い歯並びのことを不正咬合(ふせいこうごう)といいます。不正咬合には、さまざまな種類があり、マウスピース矯正で治療できる不正咬合は限られています。

以下に、マウスピース矯正で治療ができる症例とできない症例をまとめました。

マウスピース矯正で治療できる症例

マウスピース矯正で治療できる症例は、以下の5つです。

軽度の叢生(そうせい)

叢生とは、歯並びが不揃いでボコボコしている歯並びのことをいいます。「乱杭歯」や「八重歯」がこれに該当します。本来の歯列から歯が大きくずれていない軽度の叢生であれば、マウスピース矯正で治療できます。

空隙歯列(くうげきしれつ)

空隙歯列とは、歯と歯の間に隙間が空いている歯並びのことをいいます。いわゆる「すきっ歯」がこれに該当します。この症例もマウスピース矯正で治療できます。

上顎前突(じょうがくぜんとつ)

上顎前突とは、上の歯が出ている歯並びのことをいいます。いわゆる「出っ歯」がこれに該当します。上顎前突には、歯が前に出ている場合と骨格的に上顎骨全体が前に出ている場合があります。歯が前に出ている場合はマウスピース矯正が適応となりますが、骨格的な原因がある場合は手術が必要になります。

下顎前突(かがくぜんとつ)

下顎前突とは、下の歯が出ている歯並びのことをいいます。いわゆる「受け口」がこれに該当します。下顎前突も、上顎前突と同様に歯が前に出ている場合と骨格的に下顎骨全体が前に出ている場合があり、歯が原因の場合のみマウスピース矯正で治療できます。

過蓋咬合(かがいこうごう)

過蓋咬合とは、噛み合わせが深いため奥歯で噛んだときに上の前歯が下の前歯に覆いかぶさって、下の前歯が見えなくなる歯並びのことをいいます。奥歯の噛み合わせに問題がある場合は、マウスピース矯正で治療できます。

しかし、骨格的な問題がある場合は手術が必要です。

開咬(かいこう)

開咬とは、歯を噛み合わせた時に上下前歯が噛み合わず、隙間がある歯並びのことをいいます。舌を噛む癖などの舌癖(ぜつへき)などが原因で起こることがあります。マスウスピース矯正と並行して、舌癖がある場合はそちらの改善も行います。

マウスピース矯正で治療できない症例

マウスピース矯正で治療できない症例は、以下の4つです。

重度の叢生

マウスピース矯正では、歯を大きく動かすことができません。そのため、本来の歯列から歯が大きくずれていて歯を大きく動かす必要がある場合は、マウスピース矯正で治療ができません。

インプラントがある場合

インプラントは、骨に直接埋め込まれています。そのため、マウスピース矯正のような弱い力では動かすことはできません。

重度の歯周病

重度の歯周病がある場合、顎の骨が溶けています。この状態で矯正をすると、歯に加わる力が原因で歯が抜けてしまう場合があるため、マウスピース矯正では治療ができません。

骨格的な不正咬合

顎の骨格が原因で起こる不正咬合の治療は、手術を行う必要があります。そのため、マウスピース矯正では治療ができません。

マウスピース矯正の治療の流れ

PCの画面に映し出されたレントゲン写真と歯の模型で説明をする歯科医師と説明を聞く患者

マウスピース矯正の治療の流れは、以下のとおりです。

1.カウンセリング

マウスピース矯正を行う前にカウンセリングを行います。

カウンセリングでは、現在の歯並びのお悩みや矯正治療に対する疑問などをうかがい、説明を行います。また、お口の中を確認し、マウスピース矯正が可能であるかの判断も行います。

2.精密検査

カウンセリングを受けていただき、矯正治療をご希望される場合は精密検査を行います。

精密検査では、現在のお口の中の写真やレントゲンの撮影、歯型の採取などを行います。

3.治療計画の説明

精密検査の結果から歯並びの状態を評価し、治療計画を立てます。治療計画の決定後、治療のスケージュールや期間、費用などの説明を行います。

4.術前処置

マウスピース矯正を始める前に虫歯や歯周病がある場合は、こちらの治療を優先して行うことがあります。歯に汚れが付いている場合は、歯のクリーニングを行います。

5.マウスピース矯正

マウスピースの着脱の仕方や注意点などを説明します。

歯科医師の指示に従い、決められた期間装着したあとは、新しいマウスピースを装着します。お口の中や矯正の進行具合くを確認する必要があるため、定期的に通院します。

6.保定期間(ほていきかん)

矯正治療が終了してしばらくは、歯を支えている骨が不安定のため歯並びが元に戻ってしまうことがあります。これを防ぐために、保定装置と呼ばれる歯並びを保つための装置を一定期間装着します。

マウスピース矯正にかかる期間

水色のテーブルの上に歯の模型と歯鏡、カレンダーが置かれている

マウスピース矯正にかかる期間の目安は、部分的に矯正が必要な場合は2か月~1年、全体的に矯正が必要な場合は1~2年程度必要です。また、矯正治療終了後は、元の歯並びに戻ることを防ぐために保定装置を1~2年装着する必要があります。

マウスピース矯正にかかる費用

テーブルの上にパソコン、聴診器、ノート、メガネ、白い電卓が置かれている

マウスピース矯正は自費診療のため、歯科医院ごとにかかる費用は異なります。

大まかな目安としては、部分的に矯正を行う場合は約300,000~400,000円、全体的に矯正を行う場合は約700,000~100,000円です。

マウスピース矯正中に注意すること

青い白衣を着て、首に聴診器を掛けた女性

マウスピース矯正中に注意することは、以下の3つです。

食事中はマウスピースを取り外す

マウスピース矯正中に食事をする際は、マウスピースを取り外してください。マウスピースを装着した状態で食事をすると、マウスピースが割れたり、マウスピース内に食べ物が溜まり虫歯や歯周病の原因になります。

装着時間を守る

マウスピース矯正で歯を動かすためには、マウスピースを1日20〜22時間以上装着する必要があります。装着時間が短いと、治療期間が長くなるため注意しましょう。

マウスピースの交換期間を守る

マウスピースは概ね10日ほど装着します。決められた期間マウスピースを装着したあとは、新しいマウスピースを装着しましょう。

まとめ

手の平に置かれたマウスピース

今回は、マウスピース矯正についてご説明しました。当院では、マウスピース矯正のカウンセリングを行っております。マウスピース矯正に少しでも興味がございましたら、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科」にお気軽にご相談ください。