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虫歯になりやすい人の特徴とは?原因と予防策を徹底解説

虫歯になりやすい人の特徴とは?原因と予防策を徹底解説

2024年7月26日

八尾市の皆さん、こんにちは! 大阪府八尾市にある医療法人甦歯会もりかわ歯科の歯科医師が、歯の疑問に勝手に答えていくこのブログ。今日のテーマは「虫歯になりやすい人の特徴とは?原因と予防策を徹底解説」です。

少しでも心当たりのある方は、ぜひ最後まで読んで予防に役立ててくださいね!

なぜ虫歯になるの?原因を分かりやすく解説

私たちの口の中には、虫歯菌が常に存在しています。彼らにとって、食べカスはごちそう。特に糖分を好み、それをエサにして酸を生成します。この酸が歯の表面のエナメル質を溶かし、虫歯を引き起こすのです。

例えば、アメやチョコレートなどの甘いお菓子や、ジュース、スポーツドリンクなどは、虫歯菌の大好物。だらだらと食べ続けたり飲んだりすると、虫歯菌はどんどん酸を作り出し、歯を溶かし続けます。

また、歯磨きが不十分だと、食べカスや歯垢が歯の表面に残り、虫歯菌の温床となります。歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシを使って、歯と歯の間や歯と歯茎の境目も丁寧に清掃することが重要です。

さらに、歯並びが悪い場合も要注意です。デコボコした歯並びは、歯ブラシが届きにくく、磨き残しが多くなってしまいます。すると、虫歯菌が潜みやすく、虫歯になりやすい環境になってしまうのです。

虫歯は、口の中の虫歯菌が糖分をエサにして酸を作り、歯を溶かすことでできます。つまり、

  • 虫歯菌が多い
  • 糖分を多く摂る
  • 歯が溶けやすい

この3つの条件が重なると、虫歯になりやすいと言えます。

虫歯ができる条件

こんな人は要注意!虫歯になりやすい人の特徴5選

こんな人は要注意!虫歯になりやすい人の特徴5選

  • 甘いものが大好き!

ダラダラ食べたり、飲み物に砂糖をたくさん入れる人は要注意です。

  • 歯磨きが苦手…

特に寝る前の歯磨きをさぼると、虫歯菌が活発になりやすいです。

  • 唾液が少ない

唾液には、口の中を洗い流したり、歯を修復する働きがあります。

  • 歯並びが悪い

デコボコしていると、歯ブラシが届きにくく汚れがたまりやすいです。

  • 定期検診に行かない

早期発見・早期治療が大切です。自覚症状がない虫歯もあります。

実は私も…!?歯科医師がこっそり教える虫歯エピソード

実は、私も小さい頃は甘いものが大好きで、よく虫歯になっていました。歯医者さんに怒られて、歯磨きを頑張るようになったのを覚えています(笑)。でも、大人になってからも、疲れて歯磨きをさぼったり、甘いものを食べ過ぎたりすると、虫歯になりそうになります。

日本人に虫歯が多いのはなぜですか?

日本人に虫歯が多いのはなぜですか?

日本人の多くは、毎日歯磨きをしており、1日2回以上磨く人も7割を超えています。これは世界的に見ても素晴らしいことです。しかし、残念なことに、日本では他の先進国と比べて虫歯が多いのが現状です。

その原因の一つとして考えられるのが、定期検診や予防処置を受ける人が少ないことです。毎日歯磨きをしていても、磨き残しや歯ブラシの届きにくい場所には汚れが溜まりやすく、それが虫歯の原因になることがあります。

定期検診では、プロによるクリーニングや歯の状態チェックを受けることで、虫歯の早期発見・早期治療が可能になります。また、予防処置を受けることで、虫歯になりにくい口腔環境を作ることができます。

つまり、毎日の歯磨きに加えて、定期的な歯科医院でのケアを組み合わせることで、より効果的に虫歯を予防できるのです。

虫歯を寄せ付けない!今日からできる予防策を徹底解説

虫歯を寄せ付けない!今日からできる予防策

虫歯予防は、毎日の積み重ねが大切です。 今日からできる簡単な予防策を取り入れて、虫歯になりにくい口内環境を作りましょう!

1.正しい歯磨きをマスターしよう!

歯ブラシの選び方

自分の歯や歯茎に合ったものを選びましょう。ヘッドが小さめで、毛先が柔らかいものがおすすめです。当院では、患者さん一人ひとりに合った歯ブラシ選びのアドバイスも行っています。

歯磨き粉の選び方

フッ素配合の歯磨き粉を選びましょう。フッ素には、歯の再石灰化を促し、歯質を強化する効果があります。

正しい磨き方

歯ブラシを歯面にきちんと当て、力を入れすぎずに丁寧に磨きましょう。歯と歯茎の境目、奥歯の裏側など、磨き残しがないように注意が必要です。歯磨きのコツは、当院のスタッフが分かりやすくお教えしますので、お気軽にご相談ください。

歯磨き後のケア

デンタルフロスや歯間ブラシを使って、歯ブラシの届きにくい歯間の汚れもきちんと落としましょう。

 

正しい歯磨き方法について

正しい歯磨き方法は過去のブログでも公開しております。

詳しくは「お口の健康を守る!歯周病を予防する歯磨きの仕方を解説!」の記事をご覧ください。

2.キシリトールを積極的に摂ろう!

キシリトールとは?

キシリトールは、白樺やトウモロコシなどから作られる天然の甘味料です。砂糖と同じくらいの甘さですが、虫歯菌のエサにならないため、虫歯予防に効果的です。

キシリトール入りの食品

ガム、タブレット、チョコレートなど、様々な食品にキシリトールが配合されています。

効果的な摂取方法

食後や間食時にキシリトール入りのガムを噛むのがおすすめです。唾液の分泌を促し、口の中を中性に戻す効果もあります。

3.唾液パワーをアップさせよう!

唾液の働き

唾液には、口の中を洗い流す、歯の再石灰化を促す、細菌の増殖を抑えるなど、様々な働きがあります。

唾液の分泌量を増やすには?

よく噛んで食べる、水分をこまめに摂る、唾液腺マッサージをするなど、様々な方法があります。

唾液の質を良くするには?

規則正しい生活、バランスの取れた食事、ストレスを溜めないようにすることが大切です。

 

唾液の知られざる機能について詳しくは過去のブログ「唾液の秘密」をご覧ください。

4.定期検診で早期発見・早期治療!

定期検診の重要性

定期検診では、虫歯や歯周病の早期発見・早期治療だけでなく、歯のクリーニングや歯磨き指導など、予防処置も行います。

検診頻度

3ヶ月〜半年に一度の検診がおすすめです。

早期発見のメリット

虫歯や歯周病は、早期発見・早期治療することで、痛みや治療期間、費用を抑えることができます。

虫歯予防は、毎日の積み重ねが大切です

医療法人甦歯会もりかわ歯科では、患者さん一人ひとりに合わせた虫歯予防プログラムをご提案しています。

歯の健康について気になることや不安なことがあれば、お気軽にご相談ください。 皆様の笑顔があふれる毎日を、私たちがサポートします!

まとめ

この記事を通して、虫歯の原因や虫歯になりやすい人の特徴を理解していただけたと思います。

絶対に虫歯にならないようにするのはかなり難しいことだと思いますが、虫歯の予防はほとんどの人ができるはずです。

虫歯にならないよう日々の歯磨きや食べ物に気をつかうことももちろん大切ですが、しっかり予防ができているか定期的に歯医者にメンテナンスに来てもらうことも大切です。

歯の専門家が隅々までチェックし、虫歯を早期発見することで結果的に歯の寿命を伸ばし、治療費を抑えることに繋がります。

是非定期的なメンテナンスをおすすめいたします。
医療法人甦歯会もりかわ歯科では予防歯科にも力を入れております。

お気軽にメンテナンスにお越しください!

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医療法人甦歯会 マイデンタルクリニックもりかわ歯科

  • 住所:〒581-0803 大阪府八尾市光町2丁目3 アリオ八尾2F
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虫歯の治療費の目安は?

虫歯治療の費用の目安は?

2024年7月12日

こんにちは。大阪府八尾市の歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

歯の事やそれに関連する様々な疑問に勝手に答えていく「もりかわ歯科の勝手に解説!ブログ」です!

 

今回は、知ってるようでイマイチ知らない”虫歯治療の費用”について詳しく解説いたします!

虫歯治療にかかる費用はいくらかかる?費用が変動する要因とは?

虫歯と診断されると、治療の内容や期間によって、費用が大きく異なることをご存知でしょうか?虫歯治療費は、公的医療保険が適用されるため自己負担額は抑えられますが、それでも治療内容によっては高額になる可能性があります。

この記事では、虫歯治療にかかる費用について、治療の種類や状況によってどのように費用が変動するのか、そして費用を抑えるための方法について解説します。

虫歯治療費は、主に以下の項目で構成されます

虫歯治療費の主な項目

  1. 初診料・再診料

初めて受診する場合の初診料と、2回目以降の再診料です。

  1. 検査費用

虫歯の診断や進行度を調べるための検査費用です。レントゲン撮影などが含まれます。

  1. 処置費用

虫歯の除去や詰め物・被せ物などの費用です。治療内容によって費用は異なります。

  1. その他費用

麻酔代、歯のクリーニング代、診断書料などが含まれます。

虫歯治療費の変動要因

虫歯治療費は、以下のような要因によって変動します。

  1. 虫歯の進行度

虫歯の進行度合いによって、必要な治療内容が異なり、費用も変動します。初期の虫歯であれば費用は比較的安く済みますが、重度の虫歯の場合は神経治療や抜歯が必要になる場合があり、費用が高額になることがあります。

  1. 治療法の選択

詰め物や被せ物の種類によって費用は異なります。保険診療で適用される素材と、自由診療でしか選択できない素材があります。

  1. 歯の位置

治療する歯の位置によって費用が異なる場合があります。奥歯の方が治療が難しく、費用が高くなる傾向があります。

  1. 医療機関の種類

歯科医院や歯科大学病院など、医療機関の種類によって費用は異なります。

  1. 保険の種類

加入している公的医療保険や歯科保険の種類によって、自己負担額は異なります。

虫歯治療費を抑えるには?

虫歯治療費を抑えるには?

虫歯治療費を抑えるためには、以下の方法が考えられます。

  1. 早期発見・早期治療

早期の虫歯であれば、比較的簡単な治療で済むため費用を抑えられます。定期的な歯科検診を受け、虫歯を早期発見・早期治療することが大切です。

  1. 保険診療の範囲内で治療を受ける

保険診療で適用される治療法や素材を選択することで、自己負担額を抑えることができます。

  1. 歯科医院の比較検討

複数の歯科医院で費用を見積もり、比較検討することで、より費用を抑えられる場合があります。

  1. 予防歯科の徹底

定期的な歯磨きやフロス、歯科医院でのクリーニングなど、日頃から虫歯予防を徹底することで、虫歯になるリスクを減らし、治療費を抑えることができます。

初診の歯医者、いくら持っていけば安心?

初診の歯医者、いくら持っていけば安心?

初めて歯医者に行くとき、「いくら持っていけばいいですか?」と質問されることがあります。

金額が分からないのは不安ですよね。

正確には人によって異なるのですが、参考程度にお読みください。

初診時の費用の目安は?

一般的に、初診時の費用は3,000円~4,000円程度が目安となります。

内訳としては、

  • 初診料: 2,000円~3,000円程度
  • 検査費用(レントゲンなど): 500円~1,000円程度

となります。

ただし、虫歯の進行具合や治療内容によっては、さらに費用がかかる場合もありますので、5,000円程度持っていくと安心です。

注意点

  • 上記はあくまでも目安であり、歯科医院によって費用は異なります。心配な場合は、事前に電話で確認しておくと良いでしょう。
  • 保険証を忘れずに持参しましょう。保険証があれば、自己負担額が3割で済みます。
  • クレジットカードが使えるかどうかも確認しておくと安心です。

 

★初めて歯医者に来院される場合は、5,000円程度持ってきていただけば安心です。事前に費用や支払い方法を確認しておくと、より安心して治療を受けていただけます。

歯医者の治療費はどこも同じ?

保険診療の場合、治療内容に応じて国が定めた診療報酬点数表に基づいて費用が決まるため、基本的にはどの歯科医院でも同じになります。

しかし、以下の要素によって最終的な支払額が異なる場合があります。

  • 初診料・再診料
      • 初めて受診する場合の初診料は、歯科医院によって若干の差があります。
  • 院内処方箋料
      • 薬を院内で処方する場合にかかる費用で、歯科医院によって異なります。
  • 特定保険医療材料料(金属床など)
      • 一部の保険診療で使用する材料費は、歯科医院が独自に価格を設定できるため、若干の差が生じることがあります。
  • その他
    • レントゲンフィルムの種類(デジタルかアナログか)などによっても費用が異なる場合があります。

そのため、「保険治療の治療費はどこの歯医者でも同じ」という表現は、厳密には正確ではありません。

ただし、これらの差は一般的に数百円程度であり、全体的な治療費に大きな影響を与えることは少ないです。

 

保険診療の場合、治療費は基本的に全国一律ですが、上記のような要素によって若干の差が生じることがあります。

歯科医院を選ぶ際は、治療費だけでなく、医師の技術や設備、雰囲気なども考慮して総合的に判断することが大切です。

歯医者に行くお金が足りない時はどうすればいい?

歯がボロボロでもお金がない…そんな時の対処法

歯がボロボロなのに、お金がないと諦めていませんか?そんな時でも、状況に合わせて様々な対処法がありますので、下記を参考にしてみてください。

貯金・収入がない場合

  1. 無料低額診療事業の利用

    • 低所得者向けの制度で、無料でまたは低額で治療を受けられる場合があります。
    • 各市区町村の窓口やホームページで確認できます。
  2. 生活保護の利用

    • 生活が困窮している場合に、医療費の助成を受けられる制度です。
    • 市区町村の福祉事務所で相談できます。

収入はないが貯金がある場合

保険診療の利用

  • 医療保険に加入していれば、治療費の自己負担は3割で済みます。
  • 保険証を忘れずに持参しましょう。

貯金はないが収入がある場合

  1. クレジットカード払い

    • 一括払いまたは分割払いが選べます。
    • 分割払いの場合は、金利や手数料に注意しましょう。
  2. デンタルローン

    • 歯科治療費専用のローンです。
    • 金利や返済期間をよく確認しましょう。
  3. 銀行や消費者金融からの借入

    • 銀行のカードローンや消費者金融でお金を借りる方法もあります。
    • 金利や返済計画に注意が必要です。

その他の対処法

自治体の歯科検診

  • 定期的に無料または低額で歯科検診を行っている自治体もあります。
  • お住まいの自治体のホームページなどで確認してみましょう。

大学病院の歯科

  • 実習を兼ねて、比較的安価で治療を受けられる場合があります。
  • 待ち時間が長い場合があるので注意が必要です。

大切なこと

諦めずに相談

  • お金がないからと諦めずに、まずは歯科医院や自治体の窓口に相談してみましょう。
  • 状況に応じて、適切な対処法を提案されます。

予防を心がける

  • 定期的な歯磨きやフロス、歯科検診で虫歯予防を徹底しましょう。
  • 早期発見・早期治療で、治療費を抑えることができます。

お金がなくても、諦めずに歯の治療を受けましょう。健康な歯は、心身ともに健康な生活を送る上で欠かせないものです。

歯医者の支払いは現金払いだけ?

多くの歯科医院では、保険診療の支払いは現金のみとされていることが多いです。

保険診療の支払いが現金のみの理由としては

手数料の問題

  • クレジットカードや電子マネーでの支払いは、歯科医院側に手数料が発生します。
  • 保険診療の費用は国によって定められており、歯科医院が自由に価格を設定できないため、手数料を上乗せすることが難しく、結果として現金のみの対応となることが多いです。

事務処理の簡素化

  • 現金払いの場合は、会計処理がシンプルで済みます。
  • クレジットカードや電子マネーの場合、専用の端末が必要となり、事務処理も複雑になります。

しかし、近年では..キャッシュレス化の流れを受けて、保険診療でもクレジットカードや電子マネーでの支払いに対応する歯科医院も徐々に増えてきています。

特に、自費診療の割合が高い歯科医院や、都心部の歯科医院では、キャッシュレス決済に対応しているところが多い傾向があります。
もちろん我々医療法人甦歯会もりかわ歯科もクレジット払い、デンタルローンなど、様々な支払い方法に対応しております。

詳しくは当院HPの「治療料金表」ページをご覧ください。

まとめ

虫歯治療費は、虫歯の進行度や治療法によって大きく異なります。早期発見・早期治療を心掛け、保険診療の範囲内で治療を受けることで、自己負担額を抑えることができます。虫歯と診断された場合は、歯科医師に相談し、費用のことについてもしっかりと話し合いましょう。

お気軽にご相談ください

いかがでしたでしょうか?

 

歯列矯正をご検討される方は勿論、歯に関する不安がある方も遠慮なくご相談ください。

まずは無料診断にお越しください。きっと満足いただけると思います。

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もりかわ歯科「ご予約・お問い合わせ」のページからお気軽にご連絡ください!

 

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虫歯を放置したらどうなるの?-

虫歯を放置したらどうなるの?

2024年6月28日

こんにちは。大阪府八尾市の歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

歯の事やそれに関連する様々な疑問に勝手に答えていく「もりかわ歯科の勝手に解説!ブログ」のお時間です!

 

今回は、”虫歯を放置したらどうなるの?”と疑問に思うことを深掘りしていきたいと思います!

 

この記事をご覧いただいているあなたは「歯がちょっと痛いけど、我慢できないほどでもないし、とりあえず放置でいいか」と歯医者に行くのが煩わしく、つい放置しがちになっていませんか?

軽い気持ちで放置すると取り返しのつかない事になりかねません!

めんどくさくても腰が重くても、虫歯を疑う時はすぐに歯医者を受診してください!

はじめに虫歯のメカニズムとは?

虫歯は、口の中にいる細菌が原因で起こる感染症です。そのメカニズムは以下の通りです。

1.プラーク(歯垢)の形成

1.プラーク(歯垢)の形成

口の中には常に多くの細菌が存在しています。食べ物の残りかすや唾液中の成分と細菌が混ざり合い、歯の表面に粘着性の物質であるプラークを形成します。

2.酸の産生

2.酸の産生

プラークの中の細菌、特にミュータンス菌は、糖分を分解して酸を産生します。

3.脱灰

3.脱灰(だっかい)

細菌が産生した酸は、歯の表面のエナメル質を溶かしていきます。これを脱灰といいます。

再石灰化

通常、唾液には歯の成分であるカルシウムやリンが含まれており、酸によって溶かされたエナメル質を修復する働きがあります。これを再石灰化といいます。

※通常は「脱灰」→「再石灰化」のサイクルを繰り返します

4.虫歯の進行

4.虫歯の進行

しかし、糖分の摂取回数が多いなどにより、脱灰が再石灰化を上回ると、歯の表面のエナメル質が溶け続け、虫歯が進行していきます。エナメル質の内側にある象牙質にまで虫歯が進行すると、冷たいものや熱いものがしみたり、痛みを感じたりするようになります。さらに進行すると、歯髄(歯の神経)にまで達し、激しい痛みを引き起こします。

虫歯をどれくらい放置するとやばいですか?

虫歯の進行は、まるで個人個人で異なる物語を紡ぐように、そのスピードや症状に大きな差があります。ある人は、ほんの数か月から1年という短い期間で、歯の表面のエナメル質が溶け始め、内部の象牙質にまで達し、やがて歯の神経(歯髄)が死んでしまう「C4」と呼ばれる末期の状態にまで進行してしまうことがあります。これは例えるならば、小さな穴が開いたダムが、放置することで一気に決壊してしまうようなものです。

一方で、中には数年もの間、虫歯を放置していても、ほとんど症状が進まない人もいます。これは、唾液の量や質、歯磨き習慣、食生活、さらには遺伝的な要因など、様々な要素が複雑に絡み合って起こる現象です。まるで、ゆっくりと時間をかけて浸食される岩のように、少しずつではありますが確実に進行している可能性もあるため、油断は禁物です。

虫歯は、早期発見・早期治療が何よりも大切です。初期の段階であれば、削る量も少なく、簡単な処置で済むことが多いですが、進行するにつれて治療も複雑になり、痛みや費用も増大してしまいます。定期的な歯科検診を受け、虫歯の早期発見に努め、適切な治療を受けることで、大切な歯を守り、健康な口腔環境を維持を心がけてください。

ひどい虫歯を放置するとどうなる?

虫歯菌が引き起こす病気として、あまり知られていない「脳静脈血栓症」があります。これは、口腔内の虫歯菌が血流に乗って脳に到達し、脳の静脈に血栓を生じさせる病気です。脳の静脈は、脳内で発生した老廃物や二酸化炭素などを含んだ血液を心臓に戻す役割を担っており、この血流が滞ると脳機能に深刻な影響を及ぼします。

脳静脈血栓症の症状

脳静脈血栓症の症状は、頭痛、嘔吐、意識障害など、脳梗塞と類似していますが、重篤な場合には脳出血や脳浮腫を引き起こし、死に至るケースも報告されています。特に、免疫力が低下している高齢者や基礎疾患を持つ方は、重症化しやすい傾向があります。

また、口腔内は血管が非常に豊富であるため、虫歯や歯周病を放置すると、そこから多くの細菌が血液を通じて全身に拡散するリスクも潜んでいます。例えば、心臓弁膜症や人工関節などを患っている方は、口腔内の細菌がこれらの部位に感染し、重篤な合併症を引き起こす可能性も否定できません。

このように、口腔内の問題は、脳や全身の健康にも大きな影響を与える可能性があるため、日頃から口腔ケアを徹底し、定期的な歯科検診を受けることが重要です。

虫歯を放置しすぎて歯医者で診てもらうのが恥ずかしい

虫歯を放置しすぎて歯医者で診てもらうのが恥ずかしい

その気持ち、とてもよく分かります。歯のことで悩んでいる方は、実は同じように感じている方がたくさんいらっしゃいます。

「こんなに悪くなってからだと、先生に呆れられてしまうのでは…」 「治療が痛そうで怖い…」 「何を言われるか不安…」

このような心配をされている方もいるかもしれません。でも、どうか安心して下さい。

我々歯医者は、お口の健康を取り戻すお手伝いをするのが仕事です。どんな状態のお口でも、決して驚くことはありませんし、ましてや呆れたり、責めたりすることもありません。

むしろ、「勇気を出して来てくれてありがとう」という気持ちでいます。治療が怖い場合は、麻酔など痛みを和らげる方法もありますので、遠慮なくご相談ください。

例えば、虫歯が進行してしまった場合でも、削る量を最小限に抑えたり、神経を残す治療法を選択したりと、患者さまの負担を減らす方法を提案いたします。

また、歯周病が気になる方にも、歯石除去やブラッシング指導など、症状に合わせた治療プランをご提案いたします。

まずは、勇気を出して一歩踏み出してみませんか?私たちと一緒に、健康な歯を取り戻しましょう。

虫歯は放置で治ることもある?

虫歯は放置で治ることもある?

虫歯は自然治癒しません。

一時的に痛みが消えても、それは治癒の兆候ではなく、むしろ悪化している可能性が高いのです。

虫歯は、口の中の細菌が歯を溶かすことで進行します。初期段階では自覚症状がないこともありますが、放置すると歯の内部にまで細菌が侵入し、神経にまで達すると激しい痛みを引き起こします。

「昨日は痛かったのに今日は痛くない」という経験はありませんか?これは、虫歯が進行し、歯の神経が死んでしまったために痛みが感じられなくなった状態です。痛みがなくなったからといって安心するのは危険で、虫歯は着実に進行しています。

また、虫歯菌は歯だけでなく、全身の健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。心臓病や糖尿病などのリスクを高めるという研究報告もあり、決して軽視できません。

虫歯の治療は、早期であれば比較的簡単な処置で済みますが、進行するほど治療期間や費用も増え、場合によっては歯を失うことにもつながります。

「痛くないから」「忙しいから」と放置せず、少しでも気になる症状があれば早めに歯科医院を受診しましょう。定期的な検診で早期発見・早期治療を心がけることが、健康な歯を保つ秘訣です。

放置すると根尖性歯周炎などの深刻な病気のリスクも

虫歯は、残念ながら自然に治ることはありません。放置すると、虫歯菌が出す酸によって歯がどんどん溶かされてしまいます。 最初は小さな穴でも、次第に神経にまで到達し、耐え難い痛みを引き起こすことも。 さらに進行すると、神経が死んでしまい、歯の根の先から細菌が広がり、根尖性歯周炎などの深刻な病気を招く可能性もあります。

虫歯治療で銀歯にしたくないのですが、どうすれば良い?

銀歯は見た目が目立つため嫌がられる患者さまが多いです。

近年、保険診療でも白い歯(CAD/CAM冠など)を選択できるケースが増えてきました。しかし、虫歯の大きさや場所、歯の種類によっては、強度や耐久性の面から銀歯が推奨される場合もあります。

まずは歯科医院を受診し、虫歯の状態を詳しく診てもらいましょう。その上で、白い歯にできる可能性や、保険診療で可能な白い素材、自費診療で選択できる素材など、様々な治療オプションについて詳しく説明を受けることをおすすめします。

保険診療で白い歯を選ぶ場合、一部条件を満たす必要がありますが、適用できるケースも増えてきています。また、自費診療では、より自然な色合いや透明感のある素材を選ぶことも可能です。

費用面も重要なポイントですので、それぞれの治療法にかかる費用や、保険適用される範囲についても確認しておきましょう。

ご自身の希望や予算、そして虫歯の状態を総合的に考慮し、納得のいく治療法を選択できるよう、まずはお気軽にもりかわ歯科までご相談ください。

当院のブログではより歯に馴染みやすく審美性が高いセラミックについても詳しく解説しております。

興味がある方は「セラミックの歯の値段は?高額な理由と選ばれる理由!」も併せてご覧ください。

まとめ

虫歯を放置し続けると脳の病気にまで進行する恐れがあります。

絶対に放置せず歯医者に来てください!

 

根本的に虫歯になりにくい口腔内を作るために、もりかわ歯科ではインビザライン矯正をおすすめしております。

歯並びが良くなると歯磨きがしやすくなり、虫歯になるリスクも格段に減ります。

長い目で見ると歯列矯正で歯磨きしやすい歯並びを手に入れることで結果的に虫歯のリスクを減らし、歯医者に通う頻度が少なく済みます。

 

もりかわ歯科ではインビザライン矯正を扱う全国の歯科医院で1%しか獲得できない「ダイヤモンドプロバイダー」の認定を受けております。

それだけ治療実績があり様々な症例をインビザラインで治療してきております。

これから歯列矯正をご検討される方は勿論、今治療中だけど歯列矯正について不安がある方も遠慮なくご相談ください。

 

もりかわ歯科のインビザライン矯正は「歯並びを治して全身を正す」”口腔内から全身へ。”をコンセプトに歯列矯正治療を行っております。

詳しくはもりかわ歯科の矯正ページをご覧ください。

 

正しい治療で歯並びを改善すると様々な恩恵が得られます。

インビザライン専門ドクター 森川 康司(もりかわ こうじ)が、お一人お一人の患者様に合わせた治療プランを丁寧にご提案いたします。

まずは無料診断にお越しください。きっと満足いただけると思います。

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歯列矯正のメリット・デメリット

歯列矯正のメリット・デメリット

2024年6月21日

こんにちは!大阪府八尾市の歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

歯の事やそれに関連する様々な疑問に勝手に答えていく「もりかわ歯科の勝手に解説!ブログ」です!

 

今回は、”歯列矯正のメリット・デメリット”について詳しく解説いたします!

 

歯並びは、人の印象を大きく左右する重要な要素です。歯並びが整っていると、清潔感や健康的な印象を与え、笑顔もより魅力的に見えます。

近年、多くの人が歯並びの悩みを抱えています。出っ歯、受け口、八重歯、乱ぐい歯などをはじめ歯並びが悪いと見た目の問題は勿論、意外と知られていないのですが、虫歯や歯周病になりやすく、噛み合わせが悪くて顎関節症などの症状を引き起こすこともあります。

歯列矯正は、こうした歯並びのお悩みを解決するための治療法です。矯正装置を使って歯を動かし、歯並びを改善します。

 

歯列矯正治療とは

歯列矯正治療とは

歯列矯正治療は、不正咬合と呼ばれる歯並びや噛み合わせが悪い状態を改善するための治療です。

具体的には、矯正装置を使って歯や顎の骨に力をかけてゆっくりと動かして、歯並びと噛み合わせを治していきます。

歯列矯正のメリット

歯列矯正のメリット

歯並びが良くなることで、審美面や機能面、健康面など、様々なメリットがあります。

1. 審美面

  • 笑顔に自信が持てる
    悪い歯並びでは人前で笑うのが恥ずかしくなったり、口元を手で隠したりしてしまうことがあります。歯並びが良くなると、笑顔に自信が持てるようになります。
  • 顔立ちが整って見える
    歯並びが整っていると、顔全体のバランスが整って見えるようになります。
  • 第一印象が良くなる
    人は初めて会った人の顔をよく見ると言われています。いい歯並びで、清潔感や好感度の高い印象を与えることができます。

2. 機能面

 

  • 噛み合わせが良くなる
    歯並びが悪いと、食べ物がうまく噛めなかったり、顎関節に負担がかかります。歯並びが良くなると、噛み合わせが改善され、食べ物がスムーズに噛めるようになります。また、顎関節への負担も軽減されます。
  • 発音が良くなる
    歯並びが悪いと、サ行やタ行などの発音がしにくくなることがあります。しかし、歯並びが良くなると、発音が良くなり、滑舌が良くなります。
  • 口呼吸が改善される
    歯並びが悪いと、口呼吸になりやすくなります。口呼吸は、虫歯や歯周病の原因となるだけでなく、口臭の原因にもなります。しかし、歯並びが良くなると、口呼吸が改善され、虫歯や歯周病、口臭のリスクを減らすことができます。

3. 健康面

 

  • 虫歯や歯周病になりにくくなる
    歯並びが悪いと、歯磨きが難しくなり、虫歯や歯周病になりやすくなります。しかし、歯並びが良くなると、歯磨きがしやすくなり、虫歯や歯周病のリスクを減らすことができます。
  • 顎関節症の予防・改善
    歯並びが悪いと、顎関節に負担がかかり、顎関節症の原因となることがあります。しかし、歯並びが良くなると、顎関節への負担が軽減され、顎関節症の予防・改善に役立ちます。
  • 全身の健康にも良い影響を与える
    噛み合わせが悪いと、消化不良や肩こり、頭痛などの原因となることがあります。しかし、歯並びが良くなると、噛み合わせが良くなり、これらの症状の改善に役立ちます。

歯列矯正治療のデメリット

大人になってからの矯正のデメリットは?

大人になってからの矯正は、小児矯正に比べていくつかのデメリットがあります。

1. 治療期間が長くなる

大人の場合は、骨や歯周組織の代謝が低下しているため、歯を動かすのに時間がかかります。そのため、小児矯正に比べて治療期間が長くなります。一般的には、小児矯正が1.5~2年なのに対し、大人矯正は2~3年程度かかります。

2. 痛みを感じる

子供は痛みに対する感受性が低いため、大人よりも痛みを感じにくいと言われています。一方、大人になると痛みに対する感受性が高いため、痛みを感じやすいと言われています。ただし、痛みには個人差があり、中には強い痛みを感じる人もいます。

3. 費用がかかる

大人矯正は、小児矯正に比べて費用がかかります。これは、大人矯正の方が治療期間が長くなり、使用する装置の種類や数が増えるためです。また、虫歯や歯周病などの治療が必要な場合もあります。

4. 抜歯が必要になる場合がある

歯並びによっては、歯を動かすために抜歯が必要になる場合があります。抜歯は歯を失うことになるため、抵抗を感じる人もいるでしょう。

5. 装置が目立つ

矯正装置には、金属製のブラケットやワイヤーを使用するものと、透明なマウスピースを使用するものがあります。金属製の装置は目立ちますが、透明なマウスピースであれば目立ちにくい程度です。

6. 虫歯や歯周病のリスクが高まる

矯正装置を装着していると、歯磨きが難しくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。そのため、矯正中は特に念入りな口腔ケアが必要です。

7. 後戻りしやすい

子供は成長期のため、顎の骨がまだ発達段階であり、歯の周りの組織が柔軟です。そのため、歯を動かした後の安定性が高く、後戻りしにくいと言われています。一方、大人になると顎の骨が固まっているため、歯を動かした後の安定性が低くなり、さらに治療期間も長くなることで後戻りしやすいと言われています。

 

このように、歯列矯正治療ではメリットだけでなくデメリットも存在します。

これらの問題点はとくに従来の治療方法でみられるもので、もりかわ歯科ではマウスピース矯正の中でもデメリットの少ない「インビザライン矯正」を推奨しております。

もりかわ歯科でおこなう「インビザライン矯正」

インビザライン矯正とは、従来のブラケットやワイヤーを使用せず、透明なプラスチック製のアライナー(マウスピース)を用いて歯の位置を調整する矯正方法です。

目立たない、取り外しができる、痛みが少ない、といったメリットがあります。

インビザライン矯正の代表的な特長

インビザライン矯正の代表的な特長

目立たない

透明なマウスピースを装着するため、近距離でじっくり見ないと分からない程目立ちません。

取り外しができる

食事や歯磨きなどの際には自由に外せるため歯磨きがしやすく、口腔内を清潔に保てます。

虫歯・歯周病のリスクが低く、金属アレルギーの心配もない

自由に取り外せるマウスピース型のため、歯磨きがしやすく、虫歯や歯周病のリスクを低減できます。また歯科用のプラスチックで作られているため、金属アレルギーの方でも安心して治療を受けられます。

計画的・段階的に歯を動かせる

3Dシミュレーションで治療計画を確認できるため、計画的・段階的に歯を動かすことができます。

痛みが少ない

マウスピースが少しずつ力を加えることで歯をゆっくりと動かしていくため、痛みはあまり感じません。

もりかわ歯科のインビザライン矯正

インビザライン社 ダイヤモンドプロバイダー認定

もりかわ歯科では様々な症例の治療実績が認められ、全国に約1%しかいないと言われる「ダイヤモンドプロバイダー」に認定されました。

当院はインビザライン社の矯正用マウスピースを用いて、インビザライン認定医師が治療します。

もりかわ歯科はダイヤモンドプロバイダー認定

カウンセリングは無料

もりかわ歯科はインビザライン矯正を検討されている方へ、現在の歯の状態を把握するため無料でのカウンセリングを行っています。

患者様の歯並びに関するお悩みや、マウスピース矯正に関するご質問などもお気軽にご相談いただけます。

5年間の長期保証

「マウスピースを紛失してしまった」「マウスピースを規定時間装着していなかった」などの理由で、計画通りに治療が進行しなかった場合でも、治療開始日から5年以内であればマウスピースの作り直しをいたします。もちろん保証内ですので、別途費用は発生いたしません。

 

※ 片顎や部分的な矯正の場合は保証期間に入りません。

※ メーカーの規定変更などの理由により予告なく終了する場合がありますのでご了承下さい。

「インビザライン矯正」治療のながれ

もりかわ歯科ではお客様のお悩みやご要望に応じて、丁寧な説明を心がけております。

1. 初診相談

インビザライン認定医師と相談し、検査を行います。

歯並びや噛み合わせの状態、虫歯や歯周病などの口腔内の状態を詳しく調べ、インビザライン矯正が適しているかどうかを診断します。

2. 診断・治療計画の作成

検査結果に基づいて、診断と治療計画を作成します。

治療期間や費用、使用するマウスピースの種類などを説明します。

患者さまと相談しながら、治療計画を決定します。

3. 型取り

歯列矯正後の歯並びをシミュレーションするために、歯型を取ります。

デジタルスキャンやCTスキャンを用いて、精密な型取りを行います。

4. シミュレーション

歯列矯正後の歯並びをシミュレーションします。

3D画像で治療後の歯並びを確認することができます。

シミュレーション結果に基づいて、マウスピースを製作します。

5. マウスピースの装着

製作したマウスピースを装着します。

最初のマウスピースは、歯を少しずつ動かすために、弱い力で作られています。

6. 定期的な通院

定期的に通院し、マウスピースの交換と調整を行います。

歯を少しずつ動かすため、約2週間ごとに調整した新しいマウスピースに交換します。

7. 治療完了

歯並びや噛み合わせが正常になったら、治療完了です。

治療期間は、症例によって異なりますが、一般的には2〜3年程度です。

8. 保定

治療後も、後戻りを防ぐために保定装置を装着する必要があります。

保定装置は、歯並びを安定させるために、数ヶ月〜数年程度装着します。

 

もりかわ歯科では無料の矯正相談を行っております

インビザライン矯正は治療段階はもちろん、治療前の計画も同じくらい大切です。

どこで診てもらっても良いわけではございません!

数多くの症例を治療している実績のあるもりかわ歯科でまずは無料診断を受けてみてください。

もりかわ歯科のホームページで矯正相談の1日の流れがわかるコラムを公開しております。一度「矯正相談の1日に密着してみた」コラムをご覧いただき、無料でもいかにしっかり診断させていただくかをご覧ください。

もりかわ歯科はダイヤモンドプロバイダー認定

歯列矯正で人生100歳時代を快適に

世界に類を見ないほどのスピードで高齢化社会に突入している日本ですが、生活の中での楽しみは「お食事」であり、家族やご友人と一緒に過ごす大切な時間だと思います。

 

半世紀以上に渡り地域に根ざした医療法人甦歯会もりかわ歯科は、これからも高齢者からお子さまのお口の健康をサポートしてまいります。

 

歯列矯正をご検討される方は勿論、治療中でも歯列矯正について不安がある方も遠慮なくご相談ください。

 

まずは無料診断にお越しください。きっと満足いただけると思います。

矯正無料相談

もりかわ歯科「ご予約・お問い合わせ」のページからお気軽にご連絡ください!

これって虫歯なの?

これって虫歯なの?

2024年6月14日

こんにちは。大阪府八尾市の歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

歯の事やそれに関連する様々な疑問に勝手に答えていく「もりかわ歯科の勝手に解説!ブログ」のお時間です!

 

今回は、”これって虫歯なの?”と疑問に思うことを深掘りしていきたいと思います!

 

誰でも一度くらいは鏡で自分の歯を見ていて、何やら黒い点みたいな物や黄色っぽく変色した部分を見つけた経験があるのではないでしょうか?

そんな時「すぐに歯医者に行かないと!」と思いたちダッシュで歯医者に行く人は少ないと思います。

勿論それらが全て虫歯とは限りません。食べかすや汚れの可能性だって十分あります。

しかし、それがもし虫歯の始まりだったとしたら…

はじめに、虫歯とはどんな状態?

虫歯は、口の中のミュータンス菌などの細菌が糖分を分解する際に作り出す酸によって、歯の表面のエナメル質が溶かされ、徐々に内部の象牙質まで進行していく病気です。初期段階では自覚症状がほとんどなく、痛みを感じ始めるのはかなり進行してからというケースが多いです。例えば、冷たいものがしみたり、甘いものが歯にしみたりするといった症状が現れた時には、すでに虫歯がかなり進行している可能性があります。

虫歯の発生には、以下の3つの要素が深く関わっています。

虫歯が発生する3つの要因

糖分(ショ糖)

ミュータンス菌などの細菌は、糖分を分解して酸を作り出すため、糖分の摂取量が多いほど虫歯のリスクが高まります。特に、だらだらと長時間甘いものを口にする習慣は要注意です。

原因菌(ミュータンス菌など)

口の中には様々な細菌が存在しますが、その中でもミュータンス菌は虫歯の原因菌として特に有名です。ミュータンス菌は歯の表面に付着しやすく、プラーク(歯垢)と呼ばれる細菌の塊を形成します。

歯質(エナメル質・象牙質)

歯の表面を覆うエナメル質は人体で最も硬い組織ですが、酸に弱いため、繰り返し酸にさらされると溶け出してしまいます。エナメル質の下にある象牙質はさらに酸に弱いため、虫歯が象牙質に達すると急速に進行します。

 

これらの要素に加えて、唾液の分泌量や歯並び、歯磨き習慣なども虫歯のリスクに影響を与えます。唾液には酸を中和したり、歯の再石灰化を促したりする働きがあるため、唾液の分泌量が少ない人は虫歯になりやすい傾向があります。また、歯並びが悪いと歯ブラシが届きにくく、プラークが溜まりやすくなるため、虫歯のリスクが高まります。

虫歯は早期発見・早期治療が重要です。定期的な歯科検診を受け、歯のクリーニングやフッ素塗布などを受けることで、虫歯のリスクを低減することができます。

虫歯の判断はどうやるの?

虫歯は早期発見・治療が鍵です。歯の健康を守るためには、日頃から虫歯をチェックすることが重要です。ここでは、自分で虫歯を見つける方法を紹介します。

痛みによる見分け方

初期の虫歯は無症状ですが、進行すると痛みや違和感が現れます。虫歯だけでなく、知覚過敏の可能性も考えられます。

  • 知覚過敏とは? 歯や歯茎が刺激に過敏に反応し、痛みを感じる症状です。冷たいもの、熱いもの、甘いもの、酸っぱいもの、空気など、様々な刺激で痛みを感じます。歯の表面が削れたり、歯茎が後退したりすることで、歯の神経が刺激されることが原因です。

虫歯と知覚過敏は痛みの点で似ていますが、痛みがすぐに引く場合は知覚過敏の可能性が高いです。歯茎が下がっていたり、歯にひび割れがある場合は、見た目で判断できることもあります。

どちらか判断が難しい場合は、歯科医に相談しましょう。

見た目による見分け方

歯の見た目で初期の虫歯を発見できます。

  • 初期症状 歯の表面に白い斑点が現れます。これは虫歯菌が付着している状態ですが、歯質はまだ健康です。
  • 進行すると 放置すると茶色や黒色の色素が付着し、最終的には穴が開いたようになります。歯の色や形が変化している場合は、虫歯の可能性が高いです。
  • 虫歯になりやすい場所 歯の表面の溝や凹凸は、歯ブラシやフロスが届きにくく、汚れが溜まりやすいので虫歯になりやすいです。特に子どもの6歳臼歯は溝が多く、注意が必要です。
  • 歯が黒ずんでいる場合 虫歯が進行している可能性があります。放置すると痛みや腫れが生じ、最悪の場合は歯を失うことになります。

歯科医院での定期検診で早期発見・治療を

定期検診で虫歯を早期発見・治療できます。

虫歯かどうか分からない場合や自己判断が難しい場合は、歯科医院で診察を受けましょう。初期の虫歯は無症状で進行することもあり、見た目では分からない部分に虫歯があることもあります。

虫歯と診断された場合は、早期治療が重要です。虫歯が進行すると治療が難しくなり、歯を失うリスクも高まります。

少しでも虫歯が疑われる場合は、迷わず歯科医院を受診しましょう。

 

もりかわ歯科では予防歯科にも力を入れておりますので、虫歯になる前に定期的に予防歯科に通っていただくことをおすすめします。

詳しくはもりかわ歯科の予防ページをご覧ください。

虫歯があるサインは?

虫歯があるサインは?

虫歯は初期段階では自覚症状がないことが多く、気付きにくい病気です。しかし、いくつかのサインを見逃さなければ、早期発見・早期治療につながります。

歯の表面がいつもと違ってザラザラする

例えば、歯の表面がいつもと違ってザラザラしたり、白や茶色に変色したりしていませんか?これは虫歯菌が歯を溶かし始めているサインかもしれません。

歯茎の境目が白っぽい・奥歯の溝が黒ずんでいる

歯と歯茎の境目が白っぽくなっていたり、奥歯の溝が黒ずんでいたりする場合は要注意です。

冷たい飲み物や甘い物が歯にしみる

冷たい飲み物や甘いものが歯にしみるのも初期虫歯のサインの一つです。これは、虫歯菌によって歯の表面のエナメル質が溶かされ、象牙質が露出している可能性があります。

 

これらの変化に気づいたら、早めに歯科医院を受診しましょう。初期の虫歯であれば、削る量も少なく、治療期間も短くて済みます。

さらに、毎日の歯磨き後には鏡で歯をチェックしたり、デンタルフロスを使って歯と歯の間の汚れを取り除いたりする習慣をつけましょう。定期的な歯科検診も、虫歯の早期発見に役立ちます。

虫歯は早期発見・早期治療が大切です。日々のセルフケアと定期的な歯科検診で、大切な歯を守りましょう。

歯の表面に黒い点が…これは虫歯なの?

歯の表面に黒い点が…これは虫歯なの?

「歯の表面に黒い斑点があり、歯磨きでは取れません。これは何でしょうか?」と心配される患者様は少なくありません。実は、この黒い斑点は必ずしも虫歯とは限りません。歯の着色汚れの可能性もあります。

歯に黒い部分ができる主な原因

  1. 歯の着色(ステイン)

コーヒー、紅茶、タバコなどに含まれる色素が歯の表面に付着し、ステインと呼ばれる着色汚れとなります。ステインは通常の歯磨きでは落とせないため、歯科医院でのクリーニングが必要です。

  1. 虫歯

黒い斑点は虫歯の可能性もあります。しかし、斑点の大きさだけで虫歯の進行度を判断することはできません。小さな斑点でも、内部で虫歯が進行している場合もあります。レントゲン検査などで正確な診断が必要です。

対策と治療法

  1. 歯の着色対策

食後のうがいや歯磨きである程度の着色を防ぐことができます。研磨剤入りの歯磨き粉である程度落とせますが、使いすぎると歯を傷つける可能性があるので注意が必要です。定期的な歯科検診とクリーニングが効果的です。ホワイトニングは歯を白くしますが、着色を予防するものではありません。

  1. 虫歯の対策・治療法

ごく初期の虫歯は自然治癒する場合もありますが、それ以外は進行度に応じた治療が必要です。虫歯予防には、食後のセルフケアと定期的な歯科検診が重要です。

歯の黒い斑点でお悩みの方は、自己判断せず、歯科医院にご相談ください。

虫歯になりかけの黒い点は治りますか?

虫歯になりかけの黒い点は治りますか?

初期の虫歯に見られる黒い点は、注意信号です。これは、歯の表面のエナメル質が虫歯菌によって溶かされ始めたサインであり、放置すると穴が開いてしまいます。しかし、この段階ではまだ自然治癒の可能性が残されています。

虫歯の進行は、エナメル質の表面にとどまっている限り、適切なケアによって食い止めることができます。毎日の丁寧なブラッシングに加え、フッ素配合の歯磨き粉を使用することで歯の再石灰化を促進し、虫歯の進行を抑制することができます。さらに、キシリトールガムを噛む、歯科医院での定期的なクリーニングを受けるなどの対策も有効です。

例えば、初期の虫歯を発見した場合、歯科医師は経過観察をしながら、セルフケアの方法を指導します。そして、定期的な検診で虫歯の進行度合いをチェックし、必要に応じてフッ素塗布などの処置を行います。

ただし、虫歯が進行してエナメル質の下の象牙質に達してしまうと、自然治癒は難しくなります。冷たいものがしみたり、歯に穴が開いて痛みを感じたりするなどの症状が現れることもあります。そうなると、削って詰め物をする治療が必要になるため、早期発見・早期治療が重要です。

初期の虫歯は、適切なケアと歯科医師の指導によって、進行を食い止め、歯を削ることなく治せる可能性があります。毎日の歯磨きを丁寧に行い、定期的な検診を受けることで、大切な歯を守りましょう。

まとめ「虫歯の判断は歯医者に任せる」

虫歯は、残念ながら自然に治ることはありません。放置すると悪化の一途をたどり、大切な歯を失う原因にもなりかねません。

虫歯を防ぐためには、毎日の歯磨きなどのセルフケアに加え、歯科医院での定期的な予防処置が欠かせません。

虫歯が進行する前に、ぜひ信頼できる歯科医院で予防を始めましょう。

もりかわ歯科では、虫歯予防にも力を入れています。詳しい予防メニューについては、もりかわ歯科の予防歯科ページをご覧ください。

スタッフ一同、皆様のお口の健康を守るために最善を尽くします!

 

虫歯にならないためには歯並びもとても重要です。

ご自身の歯並びが虫歯になりにくい歯並びなのか気になる方は一度お気軽に矯正無料相談にお越しください。

無料の矯正相談では3Dスキャンを使って歯を立体的にスキャンすることができます。

それを使って虫歯になりそうな箇所や歯磨きしにくい箇所を明確に知ることができます。

 

もりかわ歯科ではインビザライン矯正を扱う全国の歯科医院で1%しか獲得できない「ダイヤモンドプロバイダー」の認定を受けております。

それだけ治療実績があり様々な症例をインビザラインで治療してきております。

これから歯列矯正をご検討される方は勿論、今治療中だけど歯列矯正について不安がある方も遠慮なくご相談ください。

 

正しい治療で歯並びを改善すると様々な恩恵が得られます。

インビザライン専門ドクター 森川 康司(もりかわ こうじ)が、お一人お一人の患者様に合わせた治療プランを丁寧にご提案いたします。

まずは無料診断にお越しください。きっと満足いただけると思います。

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虫歯の秘密

虫歯の秘密

2024年5月31日

こんにちは。大阪府八尾市の歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

歯の事やそれに関連する様々な疑問に勝手に答えていく「もりかわ歯科の勝手に解説!ブログ」です!

 

今回は、誰もがなりたくないあの”虫歯”の秘密について詳しく解説いたします!

 

歯並びは、人の印象を大きく左右する重要な要素です。歯並びが整っていると、清潔感や健康的な印象を与え、笑顔もより魅力的に見えます。

近年、多くの人が歯並びの悩みを抱えています。出っ歯、受け口、八重歯、乱ぐい歯などをはじめ歯並びが悪いと見た目の問題は勿論、意外と知られていないのですが、虫歯や歯周病になりやすく、噛み合わせが悪くて顎関節症などの症状を引き起こすこともあります。

歯列矯正は、こうした歯並びのお悩みを解決するための治療法です。矯正装置を使って歯を動かし、歯並びを改善します。

はじめに、虫歯とは?

虫歯とは、口の中にいる細菌が食べかすや飲みかすに含まれる糖質を分解して酸を作り、その酸によって歯の表面のエナメル質が溶けてしまう病気です。エナメル質は体の組織の中で最も硬い組織ですが、酸には弱いため、酸によって溶け出すと修復することはできません。

虫歯が進行すると、エナメル質の内側にある象牙質まで溶け出して、冷たいものや熱いものがしみるようになります。さらに進行すると、歯髄と呼ばれる神経組織まで達し、激しい痛みを感じるようになります。

虫歯は、放置すると歯を失う原因になるだけでなく、全身の健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。そのため、早期発見・早期治療が大切です。

虫歯の原因

虫歯は主に以下の3つの要因が重なって発生します。

  • ミュータンス菌:口の中に住む細菌で、糖質を分解して酸を作り出す。
  • 糖質:食べ物や飲み物に含まれる。
  • 歯の質:唾液の量や質などによって左右される。

虫歯の症状

虫歯の進行度によって、症状は異なります。

  • 初期:歯の表面が白く濁ったり、茶色くなったりする。
  • 中期:冷たいものや甘いものがしみるようになる。
  • 後期:歯に穴が開き、痛みを感じたり、食べ物が詰まったりする。
  • 末期:歯髄(神経)が死んでしまい、激しい痛みを感じたり、歯がぐらぐらしたりする。

虫歯治療

虫歯の治療は、進行度によって異なります。

  • 初期:フッ素塗布や歯磨き指導など。
  • 中期:削って詰め物をする。
  • 後期:神経を取って被せ物をする。
  • 末期:抜歯する。

虫歯予防

虫歯を予防するには、以下のことが大切です。

  • 適切な歯磨き:1日2回、2分以上、歯垢をしっかり落とす。
  • フッ素入り歯磨き粉の使用:フッ素が歯の表面を強化し、酸から守る。
  • 定期的な歯科検診:最低年に2回程度、虫歯の早期発見・早期治療を受ける。

その他

  • 虫歯は、放っておくと歯を失うだけでなく、全身の健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。
  • 虫歯は、早期発見・早期治療が大切です。
  • 虫歯予防のためにも、定期的な歯科検診を受けましょう。

 

当院Youtubeで虫歯のお話を詳しく紹介していますので、是非そちらも併せてご覧ください。

「虫歯の進行度って!?人は何故虫歯になるのか?徹底解説」

歯の構造について

歯の構造について

 

歯は大きく分けて2つの部分からできています。

  • 歯冠:歯茎の上に見える部分
  • 歯根:歯茎の下に埋まっている部分

歯冠はさらに3つの層で構成されています。

  • エナメル質:体の組織の中で最も硬い組織。透明で光沢があり、虫歯菌から歯を守ります。
  • 象牙質:エナメル質の内側にある層。黄色く、エナメル質よりも柔らかい。冷たいものや熱いものがしみるのは、この層が刺激されるからです。
  • 歯髄:象牙質の中央にある神経組織。血管やリンパ管も含まれています。虫歯が進行すると、この層まで達して激しい痛みを感じます。

歯根はセメント質という層で覆われています。セメント質は歯根を歯槽骨に固定する役割を果たします。

歯周組織は歯を支える組織です。歯肉、歯根膜、歯槽骨、セメント質から構成されています。

歯周組織は歯周病によって破壊されます。歯周病は歯を失う原因の第1位です。

歯の構造を理解することの大切さ

歯の構造を理解することは、虫歯や歯周病を予防するために大切です。

  • エナメル質は虫歯菌に弱いため、歯磨きでしっかりと汚れを落とすことが重要です。
  • 象牙質は冷たいものや熱いものがしみやすいので、知覚過敏を防ぐための歯磨き粉を使用するのも効果的です。
  • 歯周組織は歯周病によって破壊されるので、定期的に歯科検診を受け、歯周病の早期発見・早期治療を受けることが大切です。

虫歯の進行度合い

虫歯の進行度合いは、COからC4までの5段階に分類されます。C0は初期虫歯で、C4は末期の虫歯です。進行度合いによって、症状や治療方法が異なります。

虫歯の進行度を表す「C」は、英語で虫歯を意味する「Caries(カリエス)」の略です。数字が大きくなるにつれて、虫歯が進行していることを表します。

CO:初期虫歯

CO:初期虫歯

COの「O」は、英語で「観察」を意味する「Observation」の頭文字。つまり、虫歯のような症状が確認されたものの、まだ治療が必要ない段階の歯を指します。

  • エナメル質のみが溶け出す段階
  • 自覚症状はない
  • フッ素塗布や歯磨き指導で進行を止めることができる

C1:象牙質浅層虫歯

C1:象牙質浅層虫歯

  • エナメル質の内側にある象牙質の浅い層まで虫歯が進行
  • 冷たいものや熱いものがしみる
  • 虫歯の部分を削って詰め物をする

C2:象牙質深層虫歯

C2:象牙質深層虫歯

  • 象牙質の深い層まで虫歯が進行
  • 冷たいものや熱いものがしみ、痛みを感じる
  • 虫歯の部分を削って詰め物やかぶせ物をする

C3:歯髄炎

C3:歯髄炎

  • 歯髄と呼ばれる神経組織まで虫歯が進行
  • 激しい痛みを感じる
  • 根管治療が必要になる

C4:根尖性歯周炎

C4:根尖性歯周炎

  • 歯髄が死んで、歯根の先端にある根尖部と呼ばれる組織に炎症が起こ
  • 歯根の周囲に膿が溜まり、腫れたり、痛んだりする
  • 抜歯が必要になることもある

虫歯の進行速度

虫歯の進行速度は、個人差があります。一般的には、COからC1になるまでに数ヶ月から1年、C1からC2になるまでに1年から2年、C2からC3になるまでに2年から3年かかるとされています。しかし、生活習慣や口腔内の状態によっては、もっと早く進行することもあります。

虫歯を放置するとどうなりますか?

虫歯の進行速度は人によって異なります

虫歯は、放置すればするほど進行し、歯の神経にまで達すると激しい痛みを感じたり、歯を失ったりする可能性があります。しかし、虫歯の進行速度は個人差が大きく、数ヶ月から1年程度で末期(C4)にまで達するケースもあれば、数年放置してもそれほど症状が進行しない人もいます。

なぜ個人差が生じるのか?

  • 口腔内の環境: 歯垢や酸性度、唾液量などの違い
  • 食生活: 糖分の摂取量や食事の頻度
  • 歯磨き習慣: 歯磨きの丁寧さや頻度
  • 歯質: エナメル質の強さや厚さ
  • 年齢: 乳歯は永久歯より進行速度が速い
  • フッ素の使用: フッ素入り歯磨き粉やフッ素塗布

進行速度を左右する要素

虫歯の進行速度は、以下の要素によって大きく左右されます。

食生活

砂糖や酸性食品を頻繁に摂取すると、虫歯菌が酸を生成し、歯を溶かしやすくなります。

口腔ケア

歯磨きやフロスなどの口腔ケアが徹底されていないと、歯垢が溜まり、虫歯菌が増殖しやすくなります。

唾液の量・質

唾液には、歯を洗浄したり、酸を中和したりする作用があります。唾液の量が少ない、または質が悪い人は虫歯になりやすいです。

歯質

歯の質が弱い人は、虫歯菌に抵抗力が弱く、進行が早くなります。

年齢

乳歯は永久歯よりもエナメル質が薄いため、虫歯の進行が早くなります。

虫歯を放置するとどうなる?

虫歯は自然治癒することはなく、放置すれば症状が悪化するばかりです。

  • C1: 歯の表面のエナメル質のみが溶け出す。自覚症状はほとんどない。
  • C2: エナメル質の内側にある象牙質まで進行する。冷たいものや甘いものがしみる。
  • C3: 象牙質がさらに深く侵され、神経に近づく。激しい痛みを感じる。
  • C4: 歯冠が崩壊し、神経も死んでしまう。抜歯が必要になることもある。

早期発見・早期治療が重要

虫歯は早期発見・早期治療が重要です。定期的に歯科検診を受け、虫歯の進行状況を確認しましょう。

 

虫歯菌は死滅させることができるのか?

虫歯菌は、歯を溶かすほど強い酸性環境でも生き続け増殖する非常に頑強な菌です。そのため、通常の方法では容易に殺菌できません。

しかし、歯科医院で販売されている殺菌剤「コンクール」に含まれるグルコン酸クロルヘキシジンは、虫歯菌に対して強い殺菌作用を持つ数少ない薬剤の一つです。

コンクールの殺菌作用は、虫歯菌の細胞膜を破壊することで菌を死滅させます。他の殺菌剤と比べて、虫歯菌に特化した高い殺菌効果を持ち、歯垢中の虫歯菌を効果的に減少させることが可能です。

そのため、コンクールには「虫歯予防」の効能が認められています。

コンクール以外の虫歯予防

コンクールは虫歯予防に効果的な殺菌剤ですが、虫歯予防には以下の点も重要です。

セルフケア

フッ素入り歯磨き粉による歯磨き、デンタルフロスや歯間ブラシによる歯間清掃

プロフェッショナルケア

定期検診、クリーニング、フッ素塗布

食生活の改善

糖分の多い食品や飲み物の摂取控え、これらの対策を組み合わせることで、虫歯菌の増殖を抑制し、虫歯予防効果を高めることができます。

注意点
  • コンクールは医薬品であり、用法用量を守って使用する必要があります。
  • 小さなお子様や妊婦の方、持病のある方は使用前に医師に相談しましょう。
  • 長期間の使用は、口腔内の菌叢バランスを崩す可能性があります。歯科医師と相談しながら使用しましょう。

結論

コンクールは、虫歯菌に対して強い殺菌作用を持つ有効な虫歯予防剤です。しかし、コンクール単独での使用ではなく、他の虫歯予防対策と組み合わせることで、より効果的に虫歯を予防することができます。

 

引用元:

まとめ「手遅れになる前に予防歯科へ」

虫歯は自然治癒することはなく、放置すると進行し、歯を失うことにもつながります。

虫歯にならないためには、日々のセルフケアに加え、定期的に歯科医院で予防歯科を受けることがとても重要です。

手遅れになる前に是非、信頼できる歯医者で予防を受けてください。

 

もりかわ歯科ではもちろん予防歯科にも力をいれております。予防歯科ページをご覧ください。

もりかわ歯科のスタッフ全員で最善の治療をご提案いたします。

 

虫歯にならないためには歯並びもとても重要です。

無料の矯正相談を受け付けておりますので、ご自身の歯並びが虫歯になりにくい歯並びなのか気になる方は一度お気軽に矯正無料相談にお越しください。

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マウスピースが装着された歯の模型

インビザライン矯正でやり直しになるケースとその原因、対策を解説

2023年11月8日

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

「インビザライン矯正でやり直しになった」という話を聞いて、インビザライン矯正をするか迷っている方もいらっしゃるでしょう。安心して治療を続けるためには、インビザライン矯正がやり直しになるケースと原因について知ることが大切です。

今回は、インビザラインがやり直しになるケースや原因、対策を解説します。インビザライン矯正中の方も検討中の方も、ぜひ最後までお読みください。

インビザライン矯正でやり直しになるケース

頭に手を当て考えている女性

インビザライン矯正でやり直しになるのは、まれなケースです。

しかし、まったくないとは限りません。では、どのようなときにやり直しになるのでしょうか。

インビザライン矯正でやり直しになるケースと原因について、以下に解説します。

計画どおりに歯が動いていない場合

計画どおりに歯が動いていないとやり直しになることがあります。インビザラインは、はじめに歯型を取り3Dシミュレーションで分析をしたあと、すべてのマウスピースをまとめて作成します。

しかし、治療を進めていく途中で、当初の計画どおりに歯が動かないことや違う方向に歯が動くことがあるのです。

計画どおりに歯が動かない・違う方向に歯が動く原因は、主に以下のとおりです。

・マウスピースの装着時間が短い

・マウスピースをきちんと装着できていない

・舌や口唇の癖が歯の動きを邪魔している

・マウスピースが歯にフィットしていない

計画どおりに歯が動かないことで治療がやり直しになる可能性があるため、マウスピースの装着時間は守り、少しでも違和感を覚えたら歯科医師に相談しましょう。

矯正中に後戻りした場合

矯正中に後戻りした場合もやり直しになることがあります。矯正中に後戻りする原因には、マウスピースを装着していないことが挙げられます。では、どのようなときにマウスピースを装着できないのでしょうか。

マウスピースを装着できない理由には、以下のことが挙げられます。

・妊娠中のつわり

・病気やけが

・マウスピースの紛失・破損

インビザライン矯正の治療期間は、部分矯正では2か月〜1年程度、全体矯正では2〜3年程度です。

インビザライン矯正中に妊娠し、つわりがひどく、マウスピースを装着できないこともあります。また、病気やけがの影響で矯正治療が中断することもあるでしょう。

マウスピースの紛失・破損は、ご自身でしっかり管理することで防げます。矯正中に後戻りして、治療自体がやり直しにならないよう、マウスピースはしっかり管理しましょう。

矯正後に後戻りした場合

矯正後に後戻りしてやり直しになることもあります。矯正後は、歯並びを固定させるためにリテーナーを装着しなければなりません。リテーナーを装着しないと、歯は後戻りするのです。

また、以下の癖も後戻りする原因になります。

・舌で歯を押す

・頬杖をつく

・唇を噛む

・横向きで寝る

上記のような癖があると歯に一定の圧力がかかるため、後戻りの原因になるのです。後戻りを防ぐためにも、意識して改善しましょう。

奥歯の噛み合わせがずれた場合

矯正中に奥歯の噛み合わせがずれることによって、やり直しになることもあります。

インビザラインで歯並びを整える過程で奥歯の噛み合わせも少しずつ変化します。矯正中に奥歯の噛み合わせがずれ、調整が必要な場合にはインビザライン矯正がやり直しになるケースがあるのです。

審美性だけでなく、噛み合わせを治療するために必要な過程ですが、計画当初より治療期間が延長になります。インビザライン矯正を始める際、治療期間が延長になる可能性も見越しておいたほうがよいでしょう。

インビザライン矯正でやり直しにならないための対策

歯の模型とマウスピースを持っている女性

インビザライン矯正がやり直しになると、治療期間が延び、追加料金も発生します。

インビザライン矯正でやり直しにならないための対策は、以下のとおりです。

マウスピースの装着ルールを守る

インビザライン矯正でやり直しにならないために、マウスピースの装着ルールを守りましょう。

マウスピースの装着ルールは、主に以下のとおりです。

・1日20〜22時間以上装着する

・マウスピースを歯にしっかりフィットさせる

インビザラインではマウスピースを1日20〜22時間以上装着する必要があります。装着時間が短いと計画どおりに歯が動かないため、装着時間は必ず守りましょう。

また、マウスピース装着時、歯にしっかりフィットさせる必要があります。マウスピースが浮くなど、フィットしない状態のまま装着し続けると、計画どおりに歯は動きません。チューイーを噛むことでマウスピースを歯にフィットさせることができます。

通院日を守る

インビザライン矯正でやり直しにならないために、矯正中の通院日は守りましょう。

2〜3か月に1回の頻度で通院し、計画どおりに歯が動いているか歯科医師に確認してもらいます。定期的に通院することで虫歯や歯周病などのトラブルが起きている場合でも早期に発見・治療することが可能です。

通院頻度は少ないですが、通院日を先延ばしすると問題が発生していても発見・対処が遅れ、治療が延長ややり直しになる可能性があります。理由がない限り、通院日は守りましょう。

マウスピースの交換日を守る

インビザライン矯正でやり直しにならないために、マウスピースの交換日は守りましょう。マウスピースの交換日を守らなければ、歯が正しい位置へと誘導されません。

また、早く矯正を終わらせたいからといって、マウスピースの交換ペースを早めてはいけません。歯が計画どおりの位置まで動いていない状態で新しいマウスピースに交換すると、痛みや思わぬトラブルの原因になります。

マウスピースの交換日を守らないことで歯が正しい位置へと誘導されない、また思わぬトラブルが発生することで、治療自体がやり直しになる可能性があるのです。

マウスピースを適切に保管する

インビザライン矯正では取り外し可能なマウスピースを使用します。食事や歯磨きなどでマウスピースを取り外したら、ケースに入れて保管しましょう。ティッシュに包むなど、マウスピースが適切に保管されていないと、紛失・破損の原因になります。

前述のとおり、紛失・破損するとマウスピースを装着できなくなるため、後戻りを起こします。インビザライン矯正がやり直しになるケースもあるため、マウスピースを取り外したときには適切に保管することが大切です。

リテーナーを装着する

矯正後は、必ずリテーナーを装着しましょう。

前述のとおり、リテーナーを装着しないと歯が後戻りを起こし、やり直しになるケースがあります。歯科医師の指示に従って、装着してください。

インビザライン矯正のやり直しの費用

バインダー・電卓・ペン・コーヒーが置かれている

インビザライン矯正のやり直しには、費用が発生します。特に、矯正後にやり直しになった場合は、新たに治療を開始するという扱いになる可能性が高いです。

やり直しの費用の目安は、以下のとおりです。

・軽度のやり直しの場合:通常矯正の4〜6割程度

・歯を大きく動かす場合:通常矯正の7割程度

歯を大きく動かす場合にはワイヤー矯正が必要になる可能性もあります。ワイヤー矯正になると費用も高額になるでしょう。上記の費用はあくまで目安のため、詳しくは歯科医院に確認してください。

インビザライン矯正のやり直しの費用を抑える方法

インビザライン矯正のやり直しにかかる費用設定は、歯科医院によって異なります。また、通院のたびに調整料が必要であることも多く、治療が長引くほど費用が発生するのです。

一方で歯科医院によっては、トータルフィー制度を採用しているところもあります。治療期間が延長になる場合や、追加のマウスピースをオーダーする場合でも追加料金は発生しません。

追加料金が心配な場合は、トータルフィー制度を採用している歯科医院を選ぶとよいでしょう。

納得して治療を受けるための対策

歯科医師と患者が話をしている

トラブルを避けるためにも矯正開始前に追加費用について確認しましょう。

矯正治療は長期に及ぶため、妊娠・病気・引っ越しなど、当初予定していなかったことが起こる可能性も否定できません。マウスピースの装着ルールを守り、また定期的に歯科医院に通院していたとしても、治療が延長になる症例もあります。

やり直しや延長になった場合の追加費用の目安をあらかじめ確認し、納得したうえで治療を開始しましょう。

まとめ

歯科医院でカウンセリングを受ける女性

今回は、インビザライン矯正でやり直しになるケースや原因、対策について解説しました。

インビザライン矯正は、マウスピースの装着時間や装着方法が守られていないことなどが原因で、やり直しになることがあり、やり直しになった場合には追加費用が発生します。

インビザライン矯正がやり直しにならないためにも、マウスピースの装着時間を守ることや、リテーナーを装着することなど、基本的なことを守りましょう。

インビザラインでお悩みの方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科」にご相談ください。

舌で前歯を触る女性

マウスピース矯正ですきっ歯を治す方法や期間、費用を詳しく解説!

2023年10月25日

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

マウスピース矯正ですきっ歯を治したいとお考えの方がいらっしゃるのではないでしょうか。「マウスピース矯正ですきっ歯を治せるのか」「マウスピース矯正ですきっ歯を治す場合、どれくらいの期間がかかるのか」など疑問に思うこともあるでしょう。

今回は、マウスピース矯正ですきっ歯を治す方法について解説します。すきっ歯になる原因や治療にかかる期間、費用も解説しますので、マウスピース矯正を検討している方やすきっ歯を治したいとお考えの方は、ぜひ最後までお読みください。

すきっ歯とは?

歯の模型で説明している歯科医師

すきっ歯とは、歯と歯の間にすき間がある状態のことで「空隙歯列」とも呼ばれます。なかでも、正中(前歯の中心)にすき間が開いている状態を「正中離開」と呼び、前歯がすきっ歯だと笑ったときに目立つため恥ずかしいと感じる人も少なくありません。

しかし、厚生労働省の健康情報サイトであるe-ヘルスネット「不正咬合の種類と実態」によると、日本人の不正咬合(歯並びや噛み合わせの問題)のうち、すきっ歯は第3位と多い症状であることがわかります。多くの人がすきっ歯で悩んでいる、もしくはそのまま生活していることがうかがえるでしょう。

参照元:厚生労働省 e-ヘルスネット「不正咬合の種類と実態」

すきっ歯は自然に治る?

永久歯が生えそろった段階ですきっ歯になっている場合は自然に治りません。

しかし、混合歯列期で犬歯が生える際、犬歯が歯を中心に向かって押すことで、すきっ歯が改善されることもあります。

混合歯列期は、顎の成長時期であり、歯並びが決まる大切な時期です。矯正歯科や小児歯科を受診して、歯並びに悪い影響が出ていないか確認してもらいながら大切な時期を見守りましょう。

すきっ歯は自力で治せる?

すきっ歯は、自力で治せません。

「輪ゴムを使ったり、押したらいいのでは?」と考える方もいますが、専門知識がない状態で歯に圧力をかけると、歯だけでなく、歯の周りの骨や歯茎など歯周組織にダメージを与えます。すきっ歯を治したいのであれば、矯正治療が必要です。

すきっ歯の原因

男性の手のひらに青いクエスチョンマークが浮いている

そもそもなぜすきっ歯になるのでしょうか。

すきっ歯の原因は、以下のとおりです。

顎や歯の大きさ、形

顎や歯の大きさ、形が原因で、すきっ歯になることがあります。

特に、以下の場合にすきっ歯になりやすいでしょう。

・顎が大きい

・歯の数が少ない

・歯が小さい

顎が大きい場合や歯が小さい場合にすきっ歯になりやすいです。また、先天的に歯の数が少ないと、歯にすき間ができやすいでしょう。

顎や歯の大きさ、形は遺伝的な要素も関係します。親がすきっ歯だと、こどももすきっ歯になる可能性は否定できません。

習癖

すきっ歯になる原因には、習癖もあります。

以下のような習癖があるとすきっ歯になりやすいでしょう。

・歯で前歯を押す

・下唇を噛む

・指しゃぶりをする

上記の習癖によって、前歯に少しずつ圧力がかかります。前歯に圧力がかかることで歯が外側や内側に倒れ、すきっ歯になるのです。また、習癖はすきっ歯だけでなく出っ歯の原因にもなるため、できるだけ早くやめましょう。

上唇小帯の付着異常

上唇小帯とは、上唇の裏側にある上唇から歯茎にかけてつながっている靭帯のことです。上唇小帯のサイズや長さは、人によって異なります。

上唇小帯が大きすぎる、また歯の近くにある場合、正中離開(上の前歯の中心が空いている状態)になる確率が高くなるでしょう。

特にこどもは、上唇小帯が大きく、上の歯の近くまであることも珍しくありません。一般的に成長とともに小さくなりますが、なかにはそのまま変わらない場合もあります。

すきっ歯を予防するためにも、歯の成長とともに上唇小帯の状態も見守りましょう。

すきっ歯をそのままにするリスク

ドミノとRISKと書かれたブロック

すきっ歯をそのままにすると、日常生活や身体に支障をきたすことがあります。すきっ歯をそのままにするリスクもしっかりと理解しておきましょう。

すきっ歯をそのままにするリスクは、以下のとおりです。

歯周病や虫歯になりやすくなる

すきっ歯をそのままにすると、歯周病や虫歯になるリスクが高くなるでしょう。

歯のすき間には食べかすやプラークが挟まりやすくなります。歯ブラシだけでは歯のすき間に挟まった汚れまできれいに落とせないため、歯間ブラシやデンタルフロスを使ってしっかりとケアをしましょう。

発音しにくくなる

すきっ歯になると、発音しにくくなります。特に、舌を上の前歯の裏側に当てて発音する「サ行」「タ行」が発音しにくくなるでしょう。

言葉を覚える大切な時期にすきっ歯になると、正しい発音を覚えられない可能性もあります。

頭痛や肩こりが起こる

すきっ歯は頭痛や肩こりの原因にもなります。

すきっ歯によって噛み合わせが悪くなり、咀嚼する力がうまく分散できないと、身体の一部分に負担がかかりやすくなります。筋肉が硬直する、また血行が悪くなると頭痛や肩こりを引き起こすのです。

マウスピース矯正ですきっ歯を治すことはできる?

マウスピースを装着している女性

では、マウスピース矯正ですきっ歯を治すことはできるのでしょうか。すきっ歯の状態にもよりますが、多くの症例ではマウスピース矯正で治すことが可能です。

マウスピース矯正ですきっ歯を治すメリット

マウスピース矯正ですきっ歯を治すメリットは、以下のとおりです。

・目立たない

・取り外しができる

・手入れが簡単

薄く透明なマウスピースを使用するため、矯正装置を付けていても目立ちません。特に、前歯のすきっ歯を治すのであれば目立たない装置を使用するマウスピース矯正がおすすめです。簡単に取り外しができるため、食事や歯磨きもしやすいでしょう。

マウスピース矯正の2つの方法

マウスピース矯正には、以下の2つの方法があります。

・部分矯正:すきっ歯などの気になる部分のみを矯正する。軽度の症例に適応できる。

・全体矯正:すきっ歯だけでなく全体的に矯正する。噛み合わせも同時に調整できる。

軽度の症例であれば、部分矯正で治療できるケースも少なくありません。部分矯正では、すきっ歯だけを矯正するため、全体矯正に比べると短期間で治療が終了し、費用も安く抑えることができます。

しかし、部分矯正では噛み合わせの調整ができません。噛み合わせも調整したい場合は、全体矯正を選びましょう。

マウスピース矯正ですきっ歯を治す方法

歯の治療器具を持っている女性

マウスピース矯正で使用するマウスピースは、現在の歯並びから少しずらした形に作られており、1〜2週間に1回の頻度で交換しながら歯を誘導していきます。「ずれ」に向かって歯を動かすことで歯並びを整えていくのです。

マウスピース矯正の流れは、以下のとおりです。

1.カウンセリング

はじめにカウンセリングを受けます。

カウンセリングではおおまかな治療方針を確認できるでしょう。また、歯並びに関する悩みや不安な点を歯科医師に伝えることも重要です。カウンセリングの際に、これから長い付き合いになる歯科医院や歯科医師の雰囲気も確認しておきましょう。

2.精密検査・診断

歯並びや顎の状態を確認するために、レントゲン・歯型・口腔内写真などをとります。その結果をもとに歯科医師が治療方針・計画を立てるのです。歯科医師から治療方針・計画の説明を受ける際に疑問点・不安点がある場合は、治療開始前に必ず確認しておきましょう。

3.マウスピースの型取り・作成

型取りをして、マウスピースを作成します。マウスピースが完成したら治療開始です。

4.治療開始

歯科医師の指示に従って、マウスピースを装着します。

マウスピースの交換頻度や通院頻度は、歯並びの状態によって異なるため、歯科医師の指示に従いましょう。また、定期的に歯科医院を受診し、計画どおりに歯が動いているか確認してもらう必要があります。

5.治療終了・リテーナー装着

治療が終了したら、後戻りを防ぐためのリテーナーを装着します。リテーナーを装着しないと、せっかく治療した歯がもとの位置に戻ってしまうため、必ず決められた時間装着しましょう。

また、治療終了後も定期的に歯科医院を受診し、歯並びや噛み合わせのチェックを受けます。

マウスピース矯正の注意点

黄色の背景の前にある白いメガホン

マウスピース矯正はメリットが多い治療法ですが、注意点もあります。すきっ歯の治療をスムーズ、かつ計画どおりに進めるためにも、以下のことに注意しましょう。

装着時間を守る

マウスピースは、1日20〜22時間以上の装着が必要です。マウスピースを決められた時間装着しないと、計画どおりに治療が進みません。治療期間が延長になるケースもあるでしょう。

また、マウスピースを外している時間が長いと、歯がもとの位置に戻ろうと動くこともあります。計画どおりに治療を進めるためにも、マウスピースの装着時間は守りましょう。

正しく装着する

マウスピースを装着する際は両手で奥歯からゆっくりと装着しましょう。正しく装着できていないと、思いもよらない方向に歯が動いてしまうリスクがあります。

通院日を守る

歯科医院の通院日は守りましょう。治療中、定期的に歯科医院を受診することで、計画どおりに歯が動いているか、口腔トラブルはないかなどチェックしてもらえます。

通院日を守らないと、万が一虫歯などの口腔トラブルの発見・対処が遅れ、結果として治療期間が延長になるケースもあるでしょう。

マウスピース矯正ですきっ歯を治すための期間

カレンダーと赤ペン

マウスピース矯正ですきっ歯を治すための期間は、以下のとおりです。

・部分矯正:2か月〜1年程度

・全体矯正:1〜3年程度

治療期間は、すきっ歯の状態によって異なります。部分矯正のほうが、全体矯正に比べると治療期間は短いです。

マウスピース矯正ですきっ歯を治すための費用

電卓・ノート・財布・現金が置かれている

マウスピース矯正ですきっ歯を治すための費用は、以下のとおりです。

・部分矯正:100,000〜700,000円

・全体矯正:600,000〜1,000,000円

費用もすきっ歯の状態によって異なります。また、マウスピース矯正は自由診療のため、歯科医院によって費用が異なるのです。

また、カウンセリングや精密検査、通院費用、リテーナー費用など、矯正治療とは別途で費用が発生する可能性もあるでしょう。

まとめ

両手人差し指で口元を指差す女性

「すきっ歯を治して、思いっきり笑いたい」と思っている方が多くいらっしゃるでしょう。

すきっ歯をそのままにすると虫歯や歯周病になるリスクが高まります。また、肩こりや頭痛など身体にも支障をきたすため、矯正治療を検討したほうがよいでしょう。

すきっ歯はマウスピース矯正で治すことが可能です。マウスピース矯正は透明の装置を使用するため、見た目を気にせずに矯正治療を受けられます。

マウスピース矯正を検討されている方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科」にご相談ください。

マウスピースを持って笑う女性

マウスピース矯正で抜歯が必要になるケースと抜歯をするメリット!

2023年10月11日

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

マウスピース矯正で抜歯が必要になるケースは、虫歯や歯周病がある場合や、前歯が大きく突出している場合などが挙げられます。

今回は、マウスピース矯正で抜歯が必要になるケースやマウスピース矯正で抜歯をするメリット・デメリットなどをご紹介します。マウスピース矯正で歯を動かす仕組みも解説するので、ぜひ参考にしてください。

マウスピース矯正で歯を動かす仕組み

顎に手を当てて考える白い服の女性

マウスピース矯正では、形状の異なるマウスピースを複数作成し、治療計画に沿って交換することで歯を動かします。適度に歯に力がかかるように、40〜50枚のマウスピースを装着して理想の歯並びを目指すのが一般的です。

基本的にマウスピースの交換は1〜2週間に一度行い、一度使用したマウスピースを再度使用することはありません。

マウスピース矯正で抜歯が必要になるケース

歯科医院で抜歯された歯を拡大する

マウスピース矯正で抜歯が必要になるケースは、以下のとおりです。

・虫歯や歯周病がある

・前歯が大きく突出している

・歯並びがガタガタしている

・上の前歯よりも下顎が前に出ている

それぞれ解説します。

虫歯や歯周病がある

重度の虫歯や歯周病がある場合は、抜歯が必要になるでしょう。歯の神経を抜くだけでは治らないほど虫歯が悪化している場合や、歯周病が重症化して歯茎や歯槽骨が弱くなっている場合などは、抜歯を行います。

マウスピース矯正に限らず歯列矯正では、歯や顎の骨に負荷がかかります。重度の虫歯や歯周病があると、治療途中で歯が抜け落ちるリスクがあるので、治療前に抜歯をするのです。

前歯が大きく突出している

前歯が大きく突出しているケースも、抜歯が必要になることがあります。前歯が大きく突出している場合は、歯がきれいに並ぶためのスペースが足りていません。抜歯によってスペースを確保する必要があります。

前歯が大きく突出してしまう原因としては、幼少期のおしゃぶりの使用や指しゃぶりの癖、口呼吸などが挙げられます。可能であれば改善しましょう。

前歯の突出度合いによって、抜歯が必要かどうかは異なります。事前に歯科医師に確認するとよいでしょう。

歯並びがガタガタしている

歯並びがガタガタしている叢生をマウスピース矯正で治療する場合、抜歯が必要になることがあります。叢生は、歯が正しい位置に生えるためのスペースが足りていないことが原因の場合が多いです。きれいに並ぶスペースが足りないことで、歯が重なり合って生える、ねじれて生えるなど、叢生になります。

顎が小さい場合や、顎のサイズに対して歯が大きい場合なども、叢生になることがあるでしょう。

軽度の叢生の場合は抜歯が必要ないこともあるので、事前に確認しましょう。

上の前歯よりも下顎が前に出ている

上の前歯よりも下顎が前に出ている反対咬合をマウスピース矯正で治療する場合、歯を動かすスペースを確保するために抜歯が必要になります。反対咬合は、上下の噛み合わせが反対になっている状態で、受け口ともよばれます。

マウスピース矯正では対応できず、ワイヤー矯正や外科手術などが必要になることもあるでしょう。

マウスピース矯正で抜歯をするメリット・デメリット

merit demeritと書かれた看板が建てられている

マウスピース矯正で抜歯をするメリット・デメリットをご紹介します。マウスピース矯正を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

抜歯をするメリット

マウスピース矯正で抜歯をするメリットは、以下のとおりです。

・歯が動きやすくなる

・顎や顔の輪郭に悪影響が出にくい

・複雑な症例でも治療できる

それぞれ解説します。

歯が動きやすくなる

マウスピース矯正で抜歯を行う最大のメリットは、歯が動きやすくなることです。歯を1本抜歯するだけで、歯を動かせるスペースを大きく確保できます。重度の出っ歯や叢生などの治療が可能になる場合もあるでしょう。

歯を動かせるスペースが大きくなれば、確実に歯が移動します。治療計画どおりに歯を動かせるので、治療計画が立てやすく、スムーズに治療を進められるでしょう。

顎や顔の輪郭に悪影響が出にくい

マウスピース矯正で抜歯をすると、治療完了後に顎や顔の輪郭などに悪影響が出にくいです。例えば、歯のスペースがあまりない状態で抜歯をせずに矯正を進めた場合、前歯が前に押し出されて口元が盛り上がるリスクがあるでしょう。

歯並びだけを重視してマウスピース矯正を進めると、顎や顔の輪郭に悪影響を与えます。歯が移動するスペースが少なく歯科医師から抜歯を勧められた場合は、抜歯をしたほうがよいでしょう。

複雑な症例でも治療できる

抜歯をすると歯を動かすスペースを確保できるので、複雑な症例でも治療できます。抜歯をすることで治療可能になる複雑な症例は、以下のとおりです。

・重度の叢生

・出っ歯

・受け口

ガタつきが多い歯並びでも、抜歯をすることで理想の歯並びを目指せるでしょう。

抜歯をするデメリット

マウスピース矯正で抜歯をするデメリットは、以下のとおりです。

・身体への負担が大きい

・費用がかかる

・治療期間が延びる

それぞれ解説します。

身体への負担が大きい

抜歯をすると、身体への負担が大きくなります。抜歯が必要なほど使えなくなった歯であれば問題ありませんが、健康な歯を抜くことに抵抗がある方もいるでしょう。身体的にも大きな負担がかかります。

抜歯後は、激しい運動ができない、湯船に入れないなど、生活の制限もあります。抜歯をすることで、骨や神経を傷つけるリスクもあるでしょう。

費用がかかる

抜歯をするには、費用がかかります。マウスピース矯正を進めるうえで健康な歯を抜く場合は保険が適用されず、1本あたり15,000円程度かかるでしょう。

マウスピース矯正の費用とは別で抜歯の費用がかかる歯科医院も多いので、事前に確認することが重要です。

治療期間が延びる

抜歯をすると、抜歯した部分の傷口を治す必要があります。抜歯をしない場合と比較すると、治療期間が延びるでしょう。

また、抜歯をするということは、歯を大きく動かす必要があるということです。歯の移動距離が大きい場合も、治療期間が延びやすいです。

矯正治療後は、保定装置を装着して後戻りを防ぐ期間が必要になります。保定期間は矯正治療にかかった期間と同程度とする歯科医院も多いので、矯正治療にかかる期間が延びると保定期間も延びるでしょう。

矯正治療にかかるトータルの期間が長期化する可能性があります。

どのタイミングで抜歯をする?

歯科医院で治療を受ける女性患者

マウスピース矯正において抜歯をするタイミングは、歯並びや治療計画によって異なります。基本的には、マウスピース矯正を開始する前に抜歯を行うでしょう。

特に、親知らずを抜かずに矯正治療を進めると、歯が動きにくいです。親知らずがある場合は矯正治療前に抜歯するでしょう。

出っ歯の場合は、歯並びを整えてから抜歯をするケースも多いです。治療中のトラブルを避けるためにも、事前に治療計画を確認しましょう。

まとめ

両手でマウスピースをもって装着する女性

今回は、マウスピース矯正で抜歯が必要になるケースや、マウスピース矯正で抜歯をするメリット・デメリットなどをご紹介しました。

マウスピース矯正で抜歯が必要になるケースは、虫歯や歯周病がある、前歯が大きく突出しているなどが挙げられます。抜歯をするデメリットは、身体への負担が大きい、費用がかかる、治療期間が延びるなどが挙げられるでしょう。

マウスピース矯正で抜歯が必要になるケースやメリット・デメリットを理解したうえで、治療方法を決定しましょう。

マウスピース矯正を検討している方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科」にご相談ください。

マウスピースをはめて笑う女性

インビザライン治療では歯を削る必要がある?メリットを解説!

2023年10月4日

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

インビザラインは、マウスピースを使って歯並びを整える矯正治療ですが、歯を削る処置が必要になることがあります。健康な歯を削ることに抵抗がある方もいるのではないでしょうか。

今回は、インビザライン治療で歯を削る理由や、メリット・デメリットなどを解説します。歯を削る量や痛みなども解説するので、歯を削ることに不安がある方はぜひ参考にしてください。

インビザライン治療では歯を削る必要がある?

歯科医院で治療を受ける男性患者

インビザライン治療では、歯並びや歯の形などによって歯を削る処置が必要になることがあります。歯を削る処置は、IPRやディスキングとよばれ、インビザラインだけでなく矯正治療全般で行われる処置です。

歯を削ると聞くと、虫歯治療のように大きく削るイメージをもつかもしれません。

しかし、インビザラインで行う歯を削る処置は、紙やすりや機械で歯の側面を研磨するというイメージが近いといえます。

虫歯治療などで大きく歯を削ると、歯の寿命が縮む可能性や、しみるなどの症状が現れる可能性があります。インビザラインで削る歯の量はごくわずかなので、歯に与える影響は限りなく少ないでしょう。

インビザライン治療で歯を削るのはなぜ?

歯科医院でカウンセリングを受ける女性

ガタガタした歯並びや、出っ歯など、歯並びが悪くなる原因の多くは、顎が小さいことや歯のサイズが大きいことで、歯がきれいに並ぶためのスペースが足りないことです。スペースが足りないままインビザライン治療を行っても、歯並びは改善されません。そのため、歯を削って歯を並べるスペースを確保するのです。

歯を削る方法以外に、歯を抜くことで歯を並べるスペースを確保することもあります。抜歯すると1本あたり7mm程度のスペースを確保できるため、歯を並べるスペースが大きく足りない場合は効率的に治療を進められるでしょう。

歯を並べるスペースがわずかに足りない場合は、抜歯するとすき間が大きくなりすぎるため、歯と歯の間を少しずつ削ることで歯を並べるスペースを確保します。

もともと顎が大きくすきっ歯になっている場合などは、歯を削る必要がないこともあります。抜歯が必要と判断された場合でも、歯を削る処置によって抜歯を避けられるケースもあるでしょう。

インビザライン治療で歯を削る処置が必要になるかどうかは、もともとの歯並びや口内の状態によって異なるため、歯科医師と相談して治療方針を決めてください。

インビザライン治療で歯を削るメリット・デメリット

merit demeritと書かれたメモが机に置かれている

インビザライン治療で歯を削るメリット・デメリットをご紹介します。

メリット

インビザライン治療で歯を削るメリットは、以下のとおりです。

抜歯せずに歯並びを整えられる

歯を削ることで、抜歯しなくてもスペースを確保できます。抜歯すると歯を並べるスペースを確保できますが、虫歯や歯周病になっていない健康な歯を抜くことは避けたいと思う方が多いです。

インビザライン治療において健康な歯を抜くことを避けたい方は、歯を削る処置を受けるとよいでしょう。

効率的に出っ歯を改善できる

出っ歯を改善するには、歯を後方に引っ込める必要があります。そのため、後方にスペースを確保しなければなりません。

しかし、出っ歯になる原因の多くは、歯を並べるスペースが足りないことです。歯を削る処置を行うことで歯を引っ込めるスペースを確保できるため、効率的に出っ歯を改善できるでしょう。

歯の見た目を整えられる

上下左右の歯の大きさや形が均一である状態が、美しい歯並びとされています。

しかし、歯の大きさが左右非対称な方や、形が整っていない方もいるでしょう。インビザライン治療では歯の見た目を整えるために歯を削ることがあります。口元のバランスが整うため、矯正後の仕上がりが美しくなるでしょう。

ブラックトライアングルを改善できる

加齢によって歯茎が下がったことや歯並びが影響して、歯と歯の間に黒い三角形のすき間(ブラックトライアングル)が生じることがあります。

歯を削って歯の形を整えながらインビザライン治療を進めることで、ブラックトライアングルを改善できるでしょう。

インビザライン治療後の後戻りを防止できる

歯を削る処置を行うことで、インビザライン治療後の後戻りを防止する効果を期待できます。

通常、歯は根本に向かって細くなっているので、歯と歯は点で接します。歯と歯が接する部分を面になるように削ることで、隣り合う歯の密着度が高まるでしょう。密着度が高まれば、歯が動きづらくなります。

デメリット

インビザライン治療で歯を削るデメリットは、以下のとおりです。

健康な歯を削る必要がある

歯を削る処置では、健康な歯を削ります。歯と歯の間をわずかに研磨する程度なので、歯に与える影響は限りなく少ないとされていますが、健康な歯を削ることには変わりありません。

健康な歯を削ることに抵抗がある方は、担当の歯科医師としっかりと相談して治療方針を決めましょう。

対応できない症例がある

インビザライン治療で歯を削る量はごくわずかであるため、歯を削ることで得られるスペースには限度があります。そのため、歯を削っても十分なスペースを確保できない場合があるため注意してください。

歯の重なりが大きい重度の叢生や重度の出っ歯などは、歯を削るだけでは対応できず、抜歯が必要になることが多いでしょう。抜歯してもわずかにスペースが足りない場合や、歯の向きの微調整が必要な場合、抜歯と併せて歯を削る処置が必要になることもあります。

歯茎から出血することがある

インビザライン治療で歯を削る場合、歯と歯が隣り合う側面を削ります。歯の先端から歯茎に近い部分まで削るため、歯茎の状態によっては出血することがあるでしょう。

特に、もともと歯磨きが不十分で歯茎が腫れている方や、歯周病によって歯茎の状態が悪い方は、器具が歯茎に少し触れるだけでも出血する可能性があります。歯を削ることによる歯茎の出血は、すぐに治まるので心配ありません。

インビザライン治療で歯を削る量

歯科医院で治療を受ける男性患者

インビザライン治療で歯を削る量は、0.1~0.2mm程度、最大でも0.25mmです。歯は、外側に人体で最も硬いエナメル質があり、エナメル質の中に神経を守る柔らかい組織の象牙質、象牙質の中に神経があるという3層から成り立ちます。

エナメル質の厚さは2mm程度なので、インビザライン治療で削る歯の量はエナメル質の厚さの1/10程度です。歯への影響は限りなく少ないでしょう。

歯を削ったことで虫歯になりやすくなるのでは、と不安に思う方もいるかもしれません。歯を削る処置をしたあと、そのままの状態ではザラザラした歯面に汚れが溜まりやすくなるため、虫歯のリスクは上がります。

しかし、歯を削ったあとは、歯面が滑らかになるように研磨します。研磨のあとは、歯を強くする効果と虫歯予防の効果があるフッ素を塗布するので、虫歯になるリスクについても心配ないでしょう。

歯を削るのは痛くないのか?

顎に指を当てて悩む女性

インビザライン治療で行う歯を削る処置は、麻酔なしでも行えます。歯を削る処置をしても、しみる・痛む症状が現れることは少ないでしょう。

エナメル質の内部にある象牙質から神経に刺激が伝わることで、初めて「歯が痛い」と感じます。インビザライン治療で行う歯を削る処置では、エナメル質の1/10程度のわずかな量しか歯を削りません。

エナメル質の表層部分をわずかに削るだけなので、神経まで刺激が伝わることはないでしょう。痛いと感じることは少ないといえます。

ただし、歯を削る際の研磨の摩擦による熱で、痛みや不快感をおぼえるかもしれません。歯茎に近い部分の歯を削った際は、一時的に知覚過敏のような症状が出ることも考えられます。

歯を削る処置中にしみる・痛む症状がある場合は、我慢せずに歯科医師に伝えましょう。知覚過敏の症状を抑える薬を塗布することで、改善が見込めます。

まとめ

マウスピースを持って笑う女性

インビザライン治療では、ガタガタした歯並びや出っ歯などを改善する際、歯を並べるスペースを確保するために歯を削ることがあります。

歯を削ることで、抜歯しなくても歯並びを整えられる、効率的に出っ歯を改善できるなど、さまざまなメリットがあるでしょう。歯の形を整えるために歯を削ることで、口元のバランスが整い、インビザライン治療の仕上がりが美しくなります。

しかし、健康な歯を削ることや、歯を削るだけでは対応できない症例があるなど、デメリットも存在します。歯がしみる・痛むなど、一時的に知覚過敏のような症状が出る方もいるでしょう。

削る歯の量は最大で0.25mmと、歯と歯の間をわずかに研磨する程度のため、歯に与える影響は限りなく少ないといわれています。

しかし、虫歯や歯周病になっていない健康な歯を削ることには変わりありません。担当の歯科医師としっかりと相談して治療方針を決めましょう。

インビザライン治療を検討している方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科」にご相談ください。