Tag Archives: 矯正装置

小児矯正はいつから始める?|適切なタイミングと期間

小児矯正はいつから始める?|適切なタイミングと期間

2025年1月3日

こんにちは!大阪府八尾市の歯医者、ママとこどものはいしゃさん認定医院のもりかわ歯科です。

「うちの子、歯並びが気になる…」
「乳歯の虫歯、大丈夫かな?」
「小児矯正って、いつから始めればいいの?」

お子さんの歯について、そんな悩みをお持ちのママ・パパへ。
子供の歯の健康は、将来の健康な歯並びや噛み合わせに大きく影響します。

このブログでは、小児歯列矯正の必要性からご家庭でできるケア、そして「ママとこどものはいしゃさん」でできることまでご紹介しています。
お子さんの歯の健康を守り、笑顔あふれる未来を育みましょう。

この記事を読めば分かること

  • 小児矯正の基本と適切な開始時期
  • 早期治療のメリットと治療を遅らせた場合のデメリット
  • よくある疑問に対する具体的な回答
  • もりかわ歯科での矯正治療の具体的なステップ

小児矯正の基礎知識:いつから始めるべき?

「うちの子、もうすぐ歯が全部生えそろうんだけど、矯正っていつから始めたらいいのかな?」

「矯正治療って痛そうで心配だけど、本当に必要なの?」

「早く始めるべきなのか、子供の成長を待つべきなのか迷っている…」

これらは多くの親御さんが抱える共通の疑問や不安です。

子供の歯並びや噛み合わせに気を配ることは見た目の美しさだけでなく、将来の口腔健康や子供の自信にも大きな影響を与えます。
そんな中、小児矯正治療は子供の成長に合わせて最適なタイミングで行うことで、効果的かつ効率的に歯並びや噛み合わせを改善する治療法として注目されています。

小児矯正とは?

小児矯正とは、子供の歯並びや噛み合わせを整えるために行われる矯正治療のことです。

これは、乳歯から永久歯への自然な生え変わりの時期に矯正を行うことで顎の成長を活用しながら効果的に歯列を整えることが可能です。
早期に矯正治療を行うことで成長を利用した効率的な治療ができ、子供の将来の口腔健康をサポートします。

適切な開始時期

一般的には子供が7歳から12歳の間が小児矯正の開始時期として推奨されています。

この時期は顎の成長が活発であり、矯正治療によって歯並びを効果的に整えることができます。
具体的には永久歯が生え揃い始める頃で、顎の骨も柔軟性を持っているため、歯の移動がスムーズに行われます。

このタイミングで治療を開始することは、後々の治療期間や費用を抑えることにも繋がります。

さらに、早期に矯正治療を行うことで以下のようなメリットがあります。

成長を利用した効果的な治療

子供の成長期に合わせて治療を行うことで顎の骨の自然な成長を活用し、より効率的に歯並びを整えることができます。

治療期間の短縮

成長期に治療を開始することで後々の治療期間を短縮できる可能性があります。
成長が進むにつれて矯正治療がより複雑になるため、早めに始めることが有利です。

心理的なメリット

子供が成長過程で自信を持って笑顔を見せられるようになることで、心理的な安心感や自信の向上に繋がります。

しかしながら、矯正治療を遅らせると顎の成長が進んでしまい、治療が複雑化する可能性があります。
また、歯並びや噛み合わせの問題が悪化するリスクも高まります。

適切な時期に矯正治療を開始することでこれらのリスクを軽減し、子供の健康な歯列を維持することができます。

この記事では小児矯正の基礎知識とともに適切な開始時期や治療期間について詳しく解説し、皆さんの不安を解消するお手伝いをいたします。

次のセクションでは子供の成長段階と矯正治療の具体的な関係について詳しく見ていきましょう。

子供の成長段階と矯正治療の関係

子供の成長段階と矯正治療の関係

子供の成長段階に合わせた矯正治療は治療効果を最大限に引き出すために非常に重要です。
ここでは、各成長段階での矯正治療の特徴と注意点について詳しく説明します。

乳歯期(0~6歳)

乳歯期は、子供が最初に歯を持つ大切な時期です。

この時期には乳歯の健康を維持することが非常に重要です。
乳歯が早期に脱落したり虫歯が進行したりすると、永久歯の位置に悪影響を及ぼす可能性があります。

例えば乳歯が抜けるタイミングが早すぎると隣の歯が移動してスペースが狭くなり、永久歯が正しい位置に生えにくくなることがあります。

適切な口腔ケアと定期的な歯科検診を行うことで乳歯の健康を守り、必要に応じて早期に矯正治療を開始することができます。

早期治療により将来の歯列の健康をサポートし、複雑な治療を避けることが可能です。

永久歯期(7~12歳)

永久歯期は子供の成長が非常に活発な時期であり、矯正治療を行う絶好のタイミングです。

この時期に矯正治療を開始することで、顎の骨の成長を利用した効果的な治療が可能になります。

例えば顎の骨がまだ柔軟で成長中のため歯の移動がスムーズに行われ、治療期間を短縮することができます。

また、この時期に矯正治療を行うことで歯並びの問題を早期に解決し、将来の複雑な治療を避けることができます。
さらに子供が矯正装置に慣れやすく、治療の順調な進行が期待できる点も大きなメリットです。

思春期以降(13歳~)

思春期以降は顎の成長がほぼ完了しているため、矯正治療が難しくなる場合があります。

しかし、必要な場合は引き続き矯正治療を行うことが可能です。
この時期の治療では成長期の子供とは異なるアプローチが必要となり、より複雑な治療計画が求められることがあります。

思春期以降でも適切な矯正治療を行うことで歯並びや噛み合わせの問題を改善し、口腔健康を維持することができます。

専門の歯科医師が個々の状況に応じた最適な治療方法を提案し、子供の成長に合わせたサポートを提供します。

小児矯正に関するよくある質問と回答

矯正治療を検討する際、親御さんが抱える疑問や不安は多岐にわたります。

ここでは矯正治療に関するよくある質問をあらためて分かりやすいQ&A形式でまとめました。
ぜひご活用ください。

Q1:矯正治療は痛いですか?

少しの不快感があります。

矯正治療には一定の不快感や痛みを伴うことがありますが、最新の技術や装置を使用することで痛みを最小限に抑えることが可能です。

Q2:矯正治療の期間はどれくらいですか?

一般的には1年から3年です。

治療期間は個々のケースによりますが、子供の成長に合わせて治療を進めるため期間も効果的に設定されます。

具体的な期間は診断後に詳細にご説明いたします。

Q3:矯正治療の費用はどれくらいですか?

費用は治療内容によります。

矯正治療の費用は治療内容や期間によって異なります。

もりかわ歯科では治療プランに応じた費用の見積もりを提供し、保険適用や支払い方法についても丁寧に説明しますので、ご安心ください。

Q4:矯正治療中に子供がスポーツをしても大丈夫ですか?

スポーツは可能ですが保護具を推奨します。

矯正治療中でもスポーツは可能ですが、マウスピースなどの保護具を使用することを推奨します。

もりかわ歯科ではスポーツ活動を行う子供に適した矯正装置の提案も行っています。

Q5:矯正治療中に食事制限はありますか?

いくつかの食事制限があります。

矯正治療中は硬い食べ物や粘着性のある食べ物を避けることが推奨されます。
これにより矯正装置の破損を防ぎ、治療の進行をスムーズにします。

Q6:矯正装置が目立つのは嫌ですが、大丈夫ですか?

目立ちにくい装置も選べます。

現在では目立ちにくい矯正装置や透明なマウスピース型矯正装置など、見た目に配慮した治療方法が多数あります。

Q7:矯正治療が終わった後も歯並びが悪くなることはありますか?

リテーナーの使用が重要です。

矯正治療後にはリテーナーを装着して歯並びを維持することが重要です。
もりかわ歯科ではリテーナーの使用方法や期間についても丁寧に説明しますのでご安心ください。

Q8:矯正治療中に歯磨きはどうすればいいですか?

専用の歯ブラシやフロスを使用してください。

矯正治療中は歯磨きが少し難しくなることがありますが、専用の歯ブラシやフロスを使用することで効果的に歯を磨くことができます。

Q9:矯正治療が終わった後のフォローアップはありますか?

はい、定期的なフォローアップがあります。

もりかわ歯科では治療完了後も定期的なフォローアップを行い、歯並びの維持をサポートします。
必要に応じてリテーナーの調整や追加治療を提供します。

Q10:矯正治療を始めることで子供のQOLが向上しますか?

生活の質は向上します。

矯正治療により歯並びが改善されることで食事がしやすくなったり、自信を持って笑顔を見せることができるようになります。
これにより、子供の生活の質(QOL)が向上することが期待されます。

矯正治療を始める具体的なステップ

矯正治療を始める具体的なステップ

矯正治療を始める際の具体的なステップをご紹介します。

親御さんと子供にとって最適な治療計画を立て、安心して治療を進められるようサポートします。
以下のステップを参考に、子供の歯並び改善への第一歩を踏み出しましょう。

1.初診・相談

まずは、無料相談から始めます。
ここでは子供の歯並びや噛み合わせの状態を丁寧に確認します。

親御さんのご希望やお子様の症状に基づき、治療の必要性や最適な治療方法について詳しくご説明します。
初診時にはリラックスした雰囲気でお話しいただけるよう心掛けていますので、安心してご相談ください。

2.診断・治療計画の策定

次に、詳細な診断を行います。

X線撮影や口腔内写真、歯型の採取などを通じてお子様の歯列や顎の状態を正確に把握します。
この診断結果を基に、専門の歯科医師が個々のケースに最適な治療計画を策定します。

治療計画には使用する矯正装置の種類や治療期間、予想される費用などが含まれますので、納得のいくまでご説明いたします。

3.矯正装置の装着

治療計画に基づき、矯正装置を装着します。

もりかわ歯科ではお子様が快適に装着できるよう、最新の矯正技術を採用しています。
装着後は装置に慣れるためのアドバイスやケア方法についても丁寧に指導します。

初めての矯正装置装着時には多少の違和感や軽い痛みを感じることがありますが、
これは正常な反応ですのでご安心ください。

4.定期的な調整・フォローアップ

矯正治療は一度の装着で完了するものではありません。

定期的に通院していただき、矯正装置の調整や経過観察を行います。
この調整により歯の移動をスムーズに進め、治療効果を最大化します。

また、子供の成長に合わせて治療計画を柔軟に変更することもありますので、常に最適な治療が受けられるよう努めています。

5.治療完了・リテーナーの装着

矯正治療が完了した後は、歯並びを維持するためにリテーナーを装着します。

リテーナーは歯が新しい位置に安定するまでの間、歯列を固定する役割を果たします。
リテーナーの使用期間や装着方法についても専門のスタッフが丁寧に説明し、継続的なフォローアップを行います。

これにより、治療後も美しい歯並びを長く保つことができます。

矯正治療が子供の将来に与える影響

矯正治療が子供の将来に与える影響

矯正治療は単に見た目を美しく整えるだけではなく、子供の口腔健康や全身の健康にも大きな影響を与えます。

ここでは矯正治療が子供の将来にどのような良い影響をもたらすのか、具体的にご説明します。

健康な噛み合わせ

適切な噛み合わせは、食事を効率的に行うために重要です。
噛み合わせが整っていると食べ物をしっかりと噛み砕くことができ、消化を助けます。

また、正しい噛み合わせは歯や顎への負担を軽減し、長期的な口腔健康を維持するためにも欠かせません。
歯並びが悪いと特定の歯に過度な力がかかり、歯の摩耗や歯周病のリスクが高まることがあります。

自信の向上

美しい歯並びは子供の自信を大いに高めます。

歯並びが整っていることで子供は自信を持って笑顔を見せることができ、社交的な活動にも積極的に参加できるようになります。
自信を持って笑顔を見せることは子供の心理的な健康にも良い影響を与え、自己肯定感の向上にも繋がります。

逆に歯並びが気になることで子供が恥ずかしがったり、自己評価が低下するリスクもあります。

将来の歯科治療の予防

早期に矯正治療を行うことで、将来必要となる歯科治療を予防することができます。

例えば歯並びが整っていれば虫歯や歯周病のリスクが減少し、歯の健康を長期間にわたって維持することが可能です。
また、矯正治療を早めに行うことで将来的な複雑な治療が必要になる可能性を低減し、治療費用や時間の節約にも繋がります。問題を早期に解決することで子供の口腔健康を確保し、将来の健康リスクを軽減することができます。

全身の健康への影響

口腔健康は全身の健康とも密接に関連しています。
正しい噛み合わせを維持することで消化器系や心血管系の健康もサポートされます。

例えば噛み合わせが悪いと食べ物を十分に噛み砕けず、消化不良や胃腸のトラブルを引き起こす可能性があります。
また、口腔内の炎症が全身に広がることで心臓病や糖尿病などのリスクが高まることも知られています。

そのため、矯正治療を通じて口腔健康を改善することは全身の健康維持にも寄与します。

もりかわ歯科に相談して、子供の健康な歯列を守りましょう

小児矯正は子供の成長段階に合わせて適切なタイミングで始めることで、より効果的な治療が可能となります。

もりかわ歯科では親御さんの不安や疑問に対して丁寧にお答えし、お子様一人ひとりに最適な矯正治療プランを提案しています。
最新の矯正技術を駆使し、痛みや不快感を最小限に抑えた治療を提供することでお子様が安心して治療を受けられる環境を整えています。

「子供の歯並びが気になるけれど、矯正治療って本当に必要なのか…」

「矯正治療は痛そうで心配だけど、大丈夫なの?」

といったお悩みを抱えている親御さんも多いことでしょう。

もりかわ歯科ではこれらの疑問に対して明確な回答と安心できるサポートを提供し、お子様の健やかな歯列を守るお手伝いをいたします。

また、「ママとこどものはいしゃさん」として、もりかわ歯科では小児歯科と小児矯正に力を入れています。
お子様の年齢や歯並びの状態に応じて最適な治療計画を立て、丁寧な治療とサポートを提供します。

さらにご家庭でのケア方法についてもわかりやすくアドバイスし、日常生活での口腔ケアをサポートしますので、安心して治療を進めていただけます。

お子様の歯のことで気になることがあれば、どんな些細なことでもお気軽に「ママとこどものはいしゃさん」もりかわ歯科にご相談ください。
親御さんとお子様のニーズに合わせた最適な矯正治療を提供し、健康な歯列と自信に満ちた笑顔を育むお手伝いをいたします。

一緒にお子様の健やかな成長をサポートしていきましょう!

矯正治療後のメンテナンス方法と定期検診の重要性

矯正治療後のメンテナンス方法と定期検診の重要性

2024年11月8日

こんにちは!大阪府八尾市の歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。歯の事やそれに関連する様々な疑問に勝手に答えていく「もりかわ歯科の勝手に解説!ブログ」です!

矯正治療を終えて、ついに手に入れた美しい歯並び!
鏡を見るたびに嬉しくなりますよね。

でも、ここで気を抜いてはいけません。
矯正治療後のケアを怠ると、せっかくの努力が水の泡になってしまうことも…

この記事では矯正治療後のメンテナンス方法と、定期検診の重要性について詳しく解説します。

矯正治療後、美しい歯並びをキープするために…

長年の矯正治療を終え、ついに手に入れた美しい歯並び。
鏡を見るたびに嬉しくなり、自信を持って笑顔になれる喜びは何物にも代えがたいですよね。

ここで気を抜いてはいけません。矯正治療は装置を外した瞬間がゴールではありません。
むしろ、そこからが本当のスタートと言えるでしょう。

なぜなら、歯は「後戻り」する可能性があるから

矯正治療によって歯は理想的な位置に移動しますが、歯を支える周囲の組織(歯根膜や歯槽骨)は、まだ完全に安定していない状態です。例えるなら強風で曲がったばかりの若木のようなもの。支えがないと、また元の曲がった状態に戻ってしまいますよね?

歯も同じです。矯正装置という支えを失った歯は元の位置に戻ろうとする力が働き、せっかくの治療効果が台無しになってしまう可能性があります。これを「後戻り」と言います。

リテーナー:歯並びをキープする「縁の下の力持ち」

そこで登場するのが「リテーナー」です。リテーナーは矯正治療後、歯並びが後戻りしないように歯の位置を保定(固定)するための装置です。いわば歯並びを支える「添え木」のような存在と言えるでしょう。

特にマウスピース矯正の場合、リテーナーは矯正治療中に使用していたマウスピースと見た目がほとんど変わりません。透明で目立ちにくいため、周囲に気づかれずに装着できるのも嬉しいポイントです。

後戻りを防ぎ、美しい歯並びを一生の宝物に

リテーナーは矯正治療の成果を末永く維持するために欠かせない存在です。
しかし「リテーナーって本当に必要なの?」「後戻りって、そんなに簡単に起こるの?」といった疑問をお持ちの方もいるかもしれません。

次の章では後戻りのメカニズムやその原因、そしてリテーナーを使用しなかった場合に起こりうるリスクについて詳しく解説していきます。

後戻りってなに?その原因と対策を知ろう!

後戻りってなに?その原因と対策を知ろう!

後戻りとは、矯正治療によってせっかく動かした歯が元の位置に戻ろうとする現象のことです。

後戻りって、本当に起こるの?

矯正治療中はブラケットやワイヤー、マウスピースなどの矯正装置によって歯に一定の力を加え、少しずつ動かしていきます。しかし治療が終わり、これらの装置が外れると歯は元の位置に戻ろうとする力が働いてしまうのです。

後戻りの原因は?

後戻りの原因は一つではありません。様々な要因が複雑に絡み合い、後戻りを引き起こします。

歯根膜の弾性

歯を支える歯根膜には元の位置に戻ろうとする弾性があります。
矯正装置によって歯が移動すると、歯根膜も引き伸ばされたり圧縮されたりします。装置が外れると、この歯根膜の弾性によって歯が元の位置に戻ろうとするのです。

舌や唇、頬の筋肉の圧力

舌や唇、頬の筋肉は常に歯に圧力をかけています。
矯正治療によって歯並びが変わるとこれらの筋肉のバランスも変化し、新しい歯並びに適応しようとする過程で歯に力が加わります。この力が後戻りの原因となることがあります。

加齢

年齢を重ねると歯や歯茎、顎の骨などが変化して歯並びが少しずつ変化することがあります。
特に歯周病などで歯茎や骨が弱っていると、後戻りが起こりやすくなります。

歯ぎしりや食いしばり

歯ぎしりや食いしばりは歯に強い力がかかるため、後戻りの原因となります。
特に夜間の歯ぎしりや食いしばりは、無意識のうちに行われることが多いため注意が必要です。

舌の癖や口呼吸

舌で歯を押す癖や口呼吸は歯並びを悪化させる原因となります。
矯正治療後もこれらの癖が続くと、後戻りのリスクが高まります。

リテーナーの不適切な使用

リテーナーは後戻りを防ぐための非常に重要な装置です。
しかし指示された時間通りに装着しなかったりお手入れを怠ったりすると、その効果が十分に発揮されず後戻りが起こりやすくなります。

後戻りを防ぐために、具体的に何ができるのでしょうか?

次の章では後戻りを防ぐための具体的な対策、特に「リテーナー」という装置の重要性について詳しく解説します。

後戻りを防ぐためには?

後戻りを防ぐためには?

後戻りを防ぐためには、まさに「継続は力なり!」 歯科医師の指示に従いリテーナーを毎日コツコツと装着することが何よりも大切です。
リテーナーには大きく分けて2つの種類があります。それぞれの特徴を理解して、あなたに合ったタイプを選びましょう。

1. 固定式リテーナー(ワイヤータイプ)

1. 固定式リテーナー(ワイヤータイプ)

特徴

歯の裏側に細いワイヤーを接着剤で固定するタイプのリテーナーです。

メリット
  • 取り外しができないため、装着時の違和感や紛失の心配がありません。
  • 食事や歯磨きの際に外す必要がないため、装着時間をしっかりと確保できます。
  • 主に前歯の裏側に装着され、後戻りしやすい前歯の歯並びをしっかりとキープします。
デメリット
  • 装置が目立ちやすい場合があります。(※ただし、近年では、より目立ちにくい素材やデザインのワイヤーも開発されています。)
  • 発音に影響が出る場合があるため、慣れるまで時間がかかることがあります。
  • 定期的な歯科医院でのクリーニングが必要です。ワイヤーの周りにプラーク(歯垢)が溜まりやすいため、丁寧な歯磨きと定期的なクリーニングが重要です。

2. 可撤式リテーナー(マウスピースタイプ)

2. 可撤式リテーナー(マウスピースタイプ)

特徴

透明なマウスピース型の装置で、取り外しが可能なタイプのリテーナーです。

メリット
  • 装着時の見た目が目立ちにくく、周囲に気づかれずに矯正治療を続けられます。
  • 食事や歯磨きの際は取り外せるため、口腔内を清潔に保ちやすいです。
  • 装着感が比較的快適で発音への影響も少ないです。
デメリット
  • 紛失や破損のリスクがあります。
  • 自己管理が必要で、装着時間をしっかりと確保する必要があります。
  • 1日20時間以上の装着が推奨されており、食事や歯磨きの時以外は装着する必要があります。

どのリテーナーがあなたに合う?

どのリテーナーを使用するかは、あなたの歯並びの状態やライフスタイル、そしてご希望などを考慮して歯科医師が判断します。

  • 後戻りのリスクが高い場合や自己管理に自信がない場合は、固定式リテーナーがおすすめです。
  • 見た目を気にされる方や食事や歯磨きの際に装置を外したい方は、取り外し式リテーナーがおすすめです。

リテーナーは、美しい歯並びを保つための「保険」

矯正治療後のリテーナー装着は、せっかく手に入れた美しい歯並びを長期的に維持するために非常に重要です。

しかし「リテーナーって本当に必要なの?」「面倒くさくて、ついサボってしまう…」そう思ってしまう方もいるかもしれません。
次の章では、リテーナー装着を怠るとどうなるのか、そのリスクについて詳しく解説していきます。

放置すると…後戻りするだけじゃない!定期検診を怠ると起こるコト

矯正治療が終わり、晴れて念願の美しい歯並びを手に入れたあなた。

「これで終わり!もう歯医者さんに行く必要はないかな?」
「リテーナーも面倒だし、もういいかな…」

そんな風に思っていませんか?

実は矯正治療後の定期検診を怠ると、後戻りのリスクが高まるだけでなく様々な問題が起こる可能性があります。

1. 虫歯や歯周病の発生・再発:矯正装置が外れても安心は禁物!

矯正装置がなくなったことで、歯磨きがしやすくなったと感じる方も多いでしょう。しかし、油断は禁物です。

歯並びの変化で新たな磨き残しポイントが

歯並びが変化したことで、以前は磨きやすかった場所が逆に磨きにくくなっていたり新たな磨き残しポイントが生じたりすることもあります。

歯の表面に微細な傷

矯正治療中に歯の表面に微細な傷がついている場合があり、そこにプラークが溜まりやすくなることも。

唾液の分泌量の変化

ストレスや生活習慣の変化により、唾液の分泌量が減少して虫歯や歯周病のリスクが高まることもあります。

定期検診では、プロによるクリーニングや歯磨き指導を受けることで、これらのリスクを未然に防ぎ、お口の健康を守ることができます。

2. 噛み合わせの変化:放置すると顎関節症に!?

矯正治療後も、顎の成長や歯の磨耗などにより噛み合わせが少しずつ変化することがあります。

顎関節症のリスク

噛み合わせの変化を放置すると顎関節に負担がかかり、顎関節症を引き起こす可能性があります。顎関節症は顎の関節や周囲の筋肉に痛みや違和感、口が開きにくい、顎を動かすと音が鳴るなどの症状を引き起こします。さらに放置すると頭痛や肩こり、耳鳴り、さらには全身の姿勢の悪化にまで繋がる可能性も…。

見た目の変化

噛み合わせの変化は顔のバランスにも影響を与えることがあります。

定期的な検診で噛み合わせをチェックし、必要に応じて調整を受けることでこれらの問題を予防することができます。

3. リテーナーの破損や不適合:後戻りの原因にも

リテーナーは毎日使用することで、徐々に劣化したり変形したりすることがあります。また、歯並びがわずかに変化することでリテーナーが合わなくなることもあります。

後戻りのリスク

リテーナーが破損していたりフィットしていなかったりすると歯が動きやすくなり、後戻りが起こりやすくなります。

口腔内トラブル

変形したリテーナーは口内を傷つけ、口内炎などのトラブルを引き起こす可能性もあります。

定期検診ではリテーナーの状態をチェックし、必要に応じて修理や作り直しを行うことができます。

定期検診は「お口の健康維持」に欠かせません

矯正治療後の定期検診は後戻りだけでなく、虫歯や歯周病、噛み合わせの問題など様々な口腔トラブルを未然に防ぐために非常に重要です。

「でも、定期検診って具体的にどんなことをするの?」
「費用はどれくらいかかるの?」

そんな疑問にお答えするため、次の章では矯正治療後のケアに関するよくある質問をQ&A形式で解説していきます。

矯正治療後のケア、疑問を解決します!Q&A

矯正治療後のケアについて、気になる疑問を解消していきましょう。
正しい知識を身につけることで、美しい歯並びを安心して長く保つことができます。

Q. リテーナーはいつまで装着すればいいですか?

  1. 歯並びの状態や年齢、治療方法などによって個人差がありますが、一般的には最低でも2〜3年は必要です。

その後は歯科医師の指示に従って徐々に装着時間を減らしていくことはできますが、せっかく手に入れた美しい歯並びをキープするためにできる限り長く、理想的には一生涯使い続けていただきたいと考えています。
最初は少し面倒に感じるかもしれませんが、矯正治療を始めると装置を装着することに慣れてきます。リテーナーも同様で毎日装着することで自然と生活の一部となり、歯並びを維持するための大切な習慣となるでしょう。

定期的な歯科検診で歯並びの状態をチェックし、適切な装着時間を調整しながら一緒に美しい歯並びを保っていきましょう。

Q. リテーナーの装着時間を守らないとどうなるの?

  1. せっかく矯正治療で手に入れた美しい歯並びが元の状態に戻ってしまう「後戻り」が起こりやすくなります。

後戻りの程度はリテーナーを外していた期間や歯並びの状態、年齢などによって異なりますが、場合によっては再矯正が必要になることもあります。
再矯正となれば、再び時間的、経済的、肉体的負担を強いられることになりますので、指示された装着時間を守り後戻りを防ぐことが大切です。

美しい歯並びを維持するためにも、リテーナーは毎日忘れずに装着しましょう。

Q. 定期検診はどのくらいの頻度で受ければいいですか?

  1. 矯正治療後は、3ヶ月〜半年に1回の頻度で定期検診を受けることをおすすめします。

定期検診では、

  • 歯並びや噛み合わせの状態をチェック
  • 虫歯や歯周病の検査
  • 歯のクリーニング
  • リテーナーの調整

などを行います。

定期検診は矯正治療後の歯並びを安定させ、お口の健康を維持するために非常に重要です。
歯並びを長く維持するためにも定期検診は欠かせません。ぜひお気軽にご予約ください。

Q. 定期検診では具体的にどんなことをしますか?

  • 歯並びと噛み合わせのチェック: 矯正治療後の歯並びや噛み合わせが安定しているか、後戻りの兆候がないかなどを確認します。
  • 虫歯・歯周病の検査: 虫歯や歯周病の有無を検査し、早期発見・早期治療に努めます。
  • 歯のクリーニング: 歯の表面や歯と歯の間、歯周ポケットなどを専門的な器具でクリーニングし、口腔内を清潔に保ちます。
  • リテーナーの調整: リテーナーの破損や変形、不適合があれば、修理や調整を行います。
  • 歯磨き指導: 変化した歯並びに合わせた、より効果的な歯磨き方法を指導します。
  • その他: 気になることや不安なことがあれば、何でもご相談ください。

Q. 定期検診の費用はどれくらいかかりますか?

  1. 定期検診の費用は、保険適用となる場合と自費診療となる場合があります
    内容や費用については、お気軽に当院までお問い合わせください。

定期検診で、あなたの笑顔と健康を守りましょう

定期検診は矯正治療後の歯並びを維持し、お口の健康を守るために欠かせません。

「でも、忙しくてなかなか通院できない…」
「費用も気になるし…」

そんな方も、まずはお気軽に当院にご相談ください。

当院の定期検診で、あなたの笑顔と健康をサポート

当院の定期検診で、あなたの笑顔と健康をサポート

専門家による徹底チェック

当院では経験豊富な矯正歯科医と歯科衛生士が、あなたの歯並びや口腔内の状態を丁寧にチェックします。

  • 歯並びと噛み合わせの確認: 矯正治療後の歯並びが安定しているか、後戻りの兆候がないか、噛み合わせに問題がないかなどを確認します。
  • 虫歯・歯周病の検査: 虫歯や歯周病の有無を検査し、早期発見・早期治療に努めます。
  • 口腔内清掃状態の確認: 歯磨きがきちんとできているか、磨き残しがないかなどを確認し、必要に応じてブラッシング指導を行います。

プロフェッショナルクリーニングで徹底的なお口のお掃除

毎日の歯磨きだけでは落としきれない汚れや歯石を、専門的な器具を用いて徹底的にクリーニングします。

  • 歯の表面のクリーニング: 歯の表面に付着したプラークや着色汚れを除去し、ツルツルの歯に仕上げます。
  • 歯と歯の間のクリーニング: 歯ブラシの届きにくい歯と歯の間も、デンタルフロスや歯間ブラシを使って丁寧にクリーニングします。
  • 歯周ポケットのクリーニング: 歯周ポケットの奥深くまで入り込んだ歯石や汚れを除去し、歯周病の予防・改善を促します。

リテーナーの調整・修理

リテーナーの破損や変形や不適合があれば、その場で修理や調整を行います。
歯並びの変化に合わせて、新しいリテーナーの作成が必要になる場合もあります。

あなたに合わせた歯磨き指導

矯正治療後は歯並びが変化しているため、以前とは異なる歯磨き方法が必要になる場合があります。
当院では、あなたの歯並びに合わせた正しい歯磨き方法を丁寧に指導いたします。

その他、気になることは何でもご相談ください

定期検診では、上記以外にも、

  • ホワイトニング
  • 口臭予防
  • 歯ぎしり・食いしばり対策

など、様々なお口の悩みに関するご相談も承っております。

まとめ|美しい歯並びを一生の宝物に

矯正治療はゴールではなく、スタート地点です。
せっかく手に入れた美しい歯並びを一生涯にわたって維持していくためには、毎日のセルフケアと定期的な歯科検診が欠かせません。

当院では、患者様一人ひとりの口腔内状況やライフスタイルに合わせた、最適なメンテナンスプランをご提案いたします。

美しい歯並びを一生の宝物にするために、ぜひ当院の定期検診をご活用ください。
あなたのお悩みを丁寧に伺い、最適な治療プランをご提案いたします。

もりかわ歯科ではインビザライン専門ドクター 森川 康司をはじめ、経験豊富なスタッフが矯正治療中の患者様を全力でサポートいたします。口内炎のケアはもちろん治療に関する疑問や不安にも丁寧にお答えしますので、どんなことでもお気軽にご相談ください。

マウスピース矯正LPバナー
banner_インビザライン

医療法人甦歯会 マイデンタルクリニックもりかわ歯科

  • 住所:〒581-0803 大阪府八尾市光町2丁目3 アリオ八尾2F
  • 電話番号:072-922-8148
  • 診療時間:10:00~13:00 / 14:00~19:00(年中無休)
  • URL:https://yao-shika-morikawa.or.jp/

医療法人甦歯会 リノアス診療所もりかわ歯科

  • 住所:〒581-8680 大阪府八尾市光町2丁目60 リノアス7F
  • 電話番号:072-992-8148
  • 診療時間:10:00~13:00 / 14:00~19:00(年中無休)
  • URL:https://yao-shika-morikawa.or.jp/

医療法人甦歯会 もりかわ歯科 志記診療所

  • 住所:〒581-0031 大阪府八尾市志紀町2丁目45 小枝ビル1階
  • 電話番号:072-949-4673
  • 診療時間:9:30~13:00 / 14:00~18:30(休診日:日・祝)
  • URL:https://shiki-dental.jp/

インビザライン矯正の治療の流れ

2023年6月7日

インビザライン矯正の治療の流れ

こんにちは。大阪府八尾市にある歯医者 医療法人甦歯会もりかわ歯科です。
今回は「インビザライン矯正の治療の流れ」です。
インビザライン矯正ってどのように治療が進むの?と質問がよく来ます。
虫歯治療のように削って、詰めてとすぐ終わる治療ではありません。
初めて相談に来られてから矯正が終わるまでどのように治療が進んでいくのかを徹底的にご説明させて頂きます。
矯正を考えられている方に必見です。是非、最後まで読んでいただけますと幸いです。

まず初めにインビザライン矯正とは

インビザライン(Invisalign)は、透明なプラスチック製のマウスピースを使用して歯列矯正を行う方法です。従来のブラケットやワイヤーを使用する矯正治療とは異なり、透明なアライナー(マウスピース)を使って歯の位置を調整します。

インビザライン矯正の最大の利点は、透明で目立たないため、外見的な影響が少ないことです。また、アライナーは取り外し可能であるため、食事や歯磨きの際には外すことができます。ただし、治療の効果を最大限に得るためには、アライナーを1日22時間装着することを推奨しております。

インビザライン矯正治療の流れは?

1、矯正相談
2、精密検査
3、クリンチェックのご説明
4、マウスピースお渡し
5、アタッチメント装着
6、経過観察
7、保定

簡単な流れはこのようになります。
一つ一つ深堀してご説明させて頂きます。

1、矯正相談は何をするの?

矯正相談の1日は問診から始まります

1、問診

今のお悩みや治したいところを中心にヒアリングさせて頂きます。

2、iTero撮影

iTeroでお口の中をスキャン

360度あらゆる角度から口腔内を確認

3Dスキャン(iTero)を使ってお口全体を光を使って撮影していきます。
360度あらゆる角度からお口を見ることが出来るので現状の問題点を撮影することで把握していきます。
型取りの時にピンクの材料を使った経験をされた事ある人は分かるかもしれませんが、苦しくて気持ち悪いです。
iTeroはそういった苦痛もありませんのでご安心下さい。

3、カウンセリング

詳しくカウンセリング

問診でヒアリングしたこと、iTeroで撮影したデータを基にカウンセリングを行います。
歯並びの問題点、噛み合わせの問題点など解明していき治療方法を提案させて頂きます。

4、ビフォーアフター

その場でビフォーアフターが見られる

iTeroの機能の一つでその場で歯並びのビフォーアフターを見ることが出来ます。
現状を知った後は未来の自分の歯並びがどうなるのかを見てもらいます。
歯並びが綺麗になった自分を想像することも出来ます。
勿論、写真を撮ってもらう事も出来ますし画像もプレゼントしております。

5、料金、装置説明

費用、装置のご説明

最後にインビザライン矯正費用と装置の説明をさせていただきます。
実際、マウスピースがどんなものなのか、から使用上の注意事項など患者様の不安に思っている所を全てご説明させて頂きます。
支払い方法に関しても現金、クレジット、デンタルローンなど色々ありますので、1つずつ丁寧にご説明させて頂きます。
不安な事がありましたらなんでも質問ください。

矯正相談の1日はこのような流れで進んでいきます。
相談の時間は大体1時間程です。

2、精密検査について

インビザライン矯正の相談をして矯正する事になりましたら精密検査に移っていきます。
相談の時にiTeroを使って型取りはしているので歯の型取りは完了しています。
精密な情報を得るために、レントゲン撮影を行っていきます。
また、お口の中の写真とお顔の写真を撮影させて頂き精密な治療計画を立案させて頂きます。

3、クリンチェックの説明

インビザライン矯正において命になるのがクリンチェックです。
一体、クリンチェックとは何なのかと言いますと
歯並びをどう変化させるのかを計画するためのソフトです。
「クリンチェック」に沿って治療が進んでいきます。
一つの例としてクリンチェックと実際のお口がどう変化するか見てみましょう。

クリンチェックと実際のお口の状態がほぼ一致している

クリンチェックとお口の中が一致してるのがわかって頂けたかなと思います。
シミュレーション作成して治療が進んでいきます。
クリンチェックのご説明はどのように変化するのかやどれくらいの期間で歯並びが整うかをご説明させて頂きます。
シミュレーションを見てもらい納得してもらった上で治療を進めていきますのでご安心下さい。

4、マウスピースお渡し

いよいよインビザライン矯正がスタートします。
シミュレーションを基にマウスピースが作られてきます。
当日は、マウスピースの取り扱い説明、マウスピースのフィット感などを説明させて頂きます。
インビザライン矯正する上で不安なことも色々あると思います。
患者様のライフスタイルに合わせてアドバイスもさせて頂きますので気兼ねなくご質問下さい。
お渡ししてから1ヶ月後に歯にアタッチメントといって引っ掛けをつけて本格的に進んでいきます。最初の1ヶ月はマウスピースに慣れてもらう時期になります。いきなり始まらないのでご安心下さい。

5、アタッチメント装着

アタッチメントの見た目

インビザライン治療において重要になってくるのがアタッチメントになります。
例えば、鍋の蓋を掴もうとした時に取手がない状態では掴めないと思います。
インビザライン矯正はマウスピースだけでは歯が動くことが難しいので、アタッチメントっていうものが鍋蓋の取手の役割をしてくれます。
歯を動かすために必要不可欠な物になってきます。
ワイヤー矯正だと銀のワイヤーが目立つので見た目はどうですか?とよく質問を頂きます。
インビザライン矯正は見た目的に目立たないものになります。
樹脂は、天然歯となじみやすいです。
また、色のバリエーションがあり患者様の歯の色に近しいものを選んで使用するので目立ちにくいです。
歯並びの設計にもよりますが、歯が動く所にはアタッチメントが付いてきますのでほぼ全ての歯にアタッチメントが設置されることになります。
アタッチメントの装着する治療をする時は1時間ご予約の枠を頂いておりますのでご了承下さい。

装着手順

1、歯面清掃

歯面清掃

歯の表面に汚れが付いていると歯の表面に樹脂が付きません。
まずは、歯の表面を清掃し接着しやすくします。

2.エッチング塗布

エッチング塗布

歯の表面は滑沢で樹脂がひっつきにくいので歯の表面を酸処理することで凹凸になり接着面積を増やして外れにくくします。

3.ボンディング塗布

ボンディング塗布

樹脂と歯はそのままではくっつきません。
ボンディングという接着剤を塗ることで樹脂を歯につけることが可能になります。

4.コンポジットレジン(CR)を流し入れる

コンポジットレジン(CR)を流し入れる

アタッチメント専用のマウスピースを使用し、アタッチメント部分に樹脂を入れていきます。

5.装着

装着

アタッチメント専用のマウスピースに樹脂を入れた後、マウスピースを歯に装着した状態で光によって固めていきます。

6.バリ取り

バリ取り

歯に押し付けて硬化させているので、アタッチメントの形からはみ出した余剰な部分をバリと言います。
ブラックライトを当てるとコンポジットレジン(CR)は青く光るので余剰な部分を丁寧に取り除きます。
バリが残ったまま矯正を進めていくとピッタリはまらなくなるので矯正進行具合に影響が出てきてしまいます。
重要な工程になります。

特別な訓練を受けた衛生士さんによる施術になります。
当院の矯正期間が短い要因として正確にアタッチメントをつける技術があるからこそ実現が可能になります。

6、経過観察

インビザライン矯正は通院頻度として1ヶ月〜3ヶ月に1回になります。
通院費は頂いておりませんのでご安心下さい。

矯正開始3ヶ月後の歯並び

3ヶ月後の状態とシミュレーションを見比べて今のインビザライン矯正の進捗状態を確認していきます。
また、矯正中に不安な事がある場合はLINE公式にて対応させて頂いております。
矯正中のお悩みは我慢せずにその都度その都度で解消してもらえるようにフォローしてまいります。
医院の立地がアリオ八尾の中にあるので未成年の方でも一人で来院される場合があります。その時でもLINEにて進捗状態などは報告させて頂きます。
二人三脚でインビザライン矯正治療は進めていきます。安心してお任せ下さい。

保定

インビザライン矯正は歯並びが綺麗になって終わりではありません。
歯が動いた後は夜間のみマウスピースを入れて固定しないといけません。
もし、つけないと後戻りしてまた歯並びが悪くなってしまいます。
保定期間は先生からの指示に従ってしっかり装着しましょう。

いかがだったでしょうか?

今回は「インビザライン矯正の治療の流れ」でした。
インビザライン矯正したいけどどのように進めるのかと疑問に思っていた方はこの記事を読んで解消出来たのではないかと思います。
矯正を考えている方は是非、一度ご相談下さい。
歯並びを整えることは見た目が綺麗になるだけではありません。
《美》と《健康》も改善する事が出来ます。
6/1~7/31インビザラインで一石十鳥キャンペーンを行っております。
お得な期間なので是非、この機会にどうぞ。

インビザライン矯正症例ブログ 開咬①

2023年5月15日

インビザライン矯正症例ブログ開咬1

こんにちは。大阪府八尾市にある歯医者 医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。
今回は、「インビザライン矯正症例ブログ 開咬①」です。
皆様は「開咬」ってご存じですか?
「オープンバイト」とも言われています。

開咬(オープンバイト)

このように前歯が噛み合っていなく奥歯しか噛んでいない状態が「開咬」です。
前歯の負担が奥歯に集約されるので奥歯の負担が強くなってしまいます。
この「開咬」という噛み合わせは80歳で20本の達成率0%と言われています。
今回は「開咬」の治療経過をご紹介させて頂きます。
この噛み合わせに該当される方は是非、参考にしてもらえたら幸いです。

インビザライン矯正症例経過

インビザライン矯正前の状態(初診)

インビザライン矯正前の状態(初診)

30代女性 前歯で噛み合わないことを気にされて来院されました。
また、前歯の歯並びもガタつきが気になることも気にされていました。

お口の中を見ると左上の奥歯が外に出ているのがわかって頂けるかなと思うのですが
それによって噛み合わせが逆転してしまう所謂「クロスバイト」という状態でした。

噛み合わせが逆転してしまう「クロスバイト」の状態

この症例の問題点は主に下記の3つです

1、開咬 2、歯並び 3、クロスバイトという状態でした。
インビザライン矯正の計画を立てる時に難しい所から解消していく考えで組み立てていきます。

今回の症例は

1、歯並び、クロスバイトをまず解消する。
2、開咬を解消する
といったような順番で計画を立てていきました。

歯並び、クロスバイトの矯正計画の動画はこちら

インビザライン矯正1ヶ月後

インビザライン矯正前と1ヶ月後の比較

インビザライン矯正1ヶ月後

1カ月後、計画通り歯並びがある程度改善されました。
また、クロスバイトも矯正前と矯正1ヶ月と比べると改善されたのがわかります。

矯正1ヶ月でクロスバイトが改善

ゴムの力を使って矯正を補助

では実際どのようにクロスバイトを解消したのかと言いますと左右の奥歯に自分でゴムを掛けてもらいゴムの力でインビザライン矯正の補助をしていきます。
本来、クロスバイトをインビザライン矯正のみで治療すると時間がすごくかかります。
このようにゴムの力を使うことでたった1ヶ月で解消することが可能になってきます。

患者様は滑舌に支障をきたすので慣れるまでなかなかしんどかったと仰っていました。
ただ、矯正期間が短くなったのでやってよかったと喜んでいただけました。

インビザライン矯正4カ月後

インビザライン矯正4カ月後_1

インビザライン矯正1カ月で計画していた歯並び、クロスバイトを解消することが出来たので次のステップの開咬の改善に進んでいきました。
インビザライン矯正4ヶ月程でこのように開咬も解消することが出来ました。
患者様はずっと前歯で食べ物を噛み切れなかったが4ヶ月程で前歯で食べ物が噛み切れるようになり喜んで頂けました。

この状態で最後は上の前歯の正中と下の前歯の正中が合っていない所を最後に調整することを計画していきました。

インビザライン矯正6カ月後

インビザライン矯正6カ月後

インビザライン矯正6カ月後 最後に計画をしていました正中のずれを治療していきました。
このように6カ月後には計画していた治療が完了することが可能になってきます。

6ヶ月間の矯正治療 Before After

インビザライン矯正前、インビザライン矯正6カ月後でこんなに変化があります。
「開咬」は奥歯の負担が過多になり奥歯を失ってしまうリスクが高くなる危険な噛み合わせです。
歯並びは見た目的に綺麗になることもメリットですが噛み合わせによる健康にアプローチもできることもメリットです。
《美》と《健康》を両方獲得することが出来るので該当する歯並びの方は是非、インビザライン矯正をされることをおすすめ致します。

いかがだったでしょうか?

今回は、「インビザライン矯正症例ブログ 開咬①」でした。
毎週月曜日は色々な歯並びの変化を紹介させて頂きます。
インビザライン矯正が気になるけどなかなか1歩踏み出せない方は是非、インビザライン矯正症例ブログをチェックしてもらい、もし自分がインビザライン矯正したらと想像してもらいながら見てもらえたら幸いです。
当院は、全国でも1%も獲得する事が出来ないダイヤモンドプロバイダーですので安心してご相談ください。
インビザライン矯正にご興味ある方はこちらからお問合せ下さい。
来週の月曜日もインビザライン矯正症例ブログをお楽しみ下さい。
インビザライン治療の詳しい内容はこちら

ダイヤモンドプロバイダーの森川康司がご相談内容を伺います