Tag Archives: 洗浄

唾液の秘密

唾液の秘密

2024年5月17日

こんにちは!大阪府八尾市の歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

歯の事やそれに関連する様々な疑問に勝手に答えていく「もりかわ歯科の勝手に解説!ブログ」が始まりました!

 

初回となる今回は、健康な歯と体の守り神 “唾液”について詳しく解説いたします!

 

唾液は、私たちが健康な生活を送るために欠かせない存在です。しかし、その唾液の重要性を知っている人は意外と少ないのではないでしょうか?

この記事では、歯科医師の目線から唾液について詳しく解説させていただきます。

唾液の役割や分泌量、唾液の減少が招く問題、唾液ケアの方法など、知っておいていただきたい情報を全てお話しいたします!

はじめに、唾液とは?

唾液とは?

唾液の定義と役割

唾液は、耳下腺、顎下腺、舌下腺の3対の主要な唾液腺と、口腔内に多数存在する小唾液腺から分泌される無色透明の液体です。

唾液の主な7つの役割

唾液の主な7つの役割

唾液は、口腔内の健康を守るために重要な役割を担っています。ここでは、唾液の7つの主な役割について、詳しく説明します。

1. 消化作用

唾液には、アミラーゼやマルターゼなどの消化酵素が含まれています。これらの酵素は、デンプンや糖質を分解し、消化吸収を助けます。

アミラーゼ

デンプンを麦芽糖に分解

マルターゼ

麦芽糖をブドウ糖に分解

 

これらの酵素によって、食べ物は消化しやすい状態になり、小腸で効率的に吸収されます。

2. 咀嚼補助作用

唾液は、食べ物を柔らかくし、滑らかにすることで、咀嚼を容易にします。また、食べ物を食塊にまとめることで、飲み込みやすくします。

3. 洗浄作用

唾液は、口腔内の食べかすや細菌を洗い流し、口腔内を清潔に保ちます。また、舌や歯の表面に付着した汚れを落とす効果もあります。

4. 円滑作用

唾液は、舌や歯の動きを滑らかにし、発音や滑舌を良くします。また、義歯を装着している人にとっては、義歯と口腔内の摩擦を軽減する効果もあります。

5. 抗菌作用

唾液には、リゾチームやラクトフェリンなどの抗菌物質が含まれています。これらの抗菌物質は、口腔内の細菌の増殖を抑制し、虫歯や歯周病などの感染症を防ぎます。

6. pH緩和作用

唾液は、酸性やアルカリ性の食物を中和し、口腔内のpHバランスを維持します。口腔内のpHバランスが崩れると、虫歯や歯周病のリスクが高まります。

7. 保護作用

唾液は、口腔内の粘膜を潤滑し、乾燥や刺激から保護します。また、歯の表面を覆うペリクルを形成し、酸性物質による歯の損傷を防ぎます。

唾液の構成成分

唾液は99%以上が水分で、残り1%以下に無機質と有機質が含まれています。

無機質

カルシウム、リン、カリウム、ナトリウムなどの電解質が含まれています。これらの電解質は、歯の再石灰化や口腔内のpHバランスの維持に役立ちます。

有機質

タンパク質、脂質、糖質、酵素などが含まれています。タンパク質には、抗菌作用や粘膜保護作用を持つものがあります。脂質は、唾液の滑らかさを保ちます。糖質は、味覚の認識やエネルギー源として役立ちます。酵素は、消化や抗菌などの機能を担っています。

一日に分泌される唾液量

成人の場合、1日に約1〜1.5リットルの唾液が分泌されます。唾液の分泌量は、覚醒状態、食事、睡眠などの影響を受け、時間帯によっても変化します。

唾液の三大パワー「健康を守る働き」

唾液の三大パワー

唾液の働きとは?以下のような主に3つの役割を担い、私たちの健康を守ってくれています。

1. 消化機能「食べ物を分解しやすくする」

唾液に含まれるアミラーゼやマルターゼなどの消化酵素は、デンプンや糖質を分解し、消化吸収を助けます。

  • アミラーゼ:デンプンを麦芽糖に分解
  • マルターゼ:麦芽糖をブドウ糖に分解

これらの酵素によって、食べ物は消化しやすい状態になり、小腸で効率的に吸収されます。

2. 抗菌作用「虫歯や歯周病を防ぐ」

唾液には、リゾチームやラクトフェリンなどの抗菌物質が含まれています。これらの抗菌物質は、口腔内の細菌の増殖を抑制し、虫歯や歯周病などの感染症を防ぎます。

  • リゾチーム:細菌の細胞壁を破壊
  • ラクトフェリン:細菌の増殖に必要な鉄を奪う

また、唾液の弱アルカリ性の性質も、虫歯や歯周病の原因となる酸性細菌の増殖を抑制する効果があります。

3. 粘膜保護「口腔内の乾燥を防」

唾液に含まれるムチンなどの粘性物質は、口腔内の粘膜を潤滑し、乾燥や刺激から保護します。

  • ムチン:粘膜の表面に保護膜を形成
  • ヒアルロン酸:粘膜の水分を保持

口腔内の乾燥は、口臭や味覚障害、虫歯や歯周病などのリスクを高めます。唾液は、口腔内を適度に湿らせることで、これらの問題を防ぐ役割を担っています。

唾液不足のサインとリスク、健康への影響

唾液不足のサインとリスク、健康への影響

唾液の分泌量が減少すると、以下のような症状やリスクが考えられます。

唾液不足のサイン

  • 口渇感
  • 口臭
  • 舌の乾燥
  • 粘着性の唾液
  • 飲み込みにくさ
  • 声が枯れる
  • 味覚障害

唾液不足のリスク

  • 虫歯や歯周病の増加
  • 消化不良
  • 口腔内感染症
  • 粘膜の傷や炎症
  • 全身疾患のリスク増加

唾液不足は、口腔内の健康だけでなく、全身の健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。

唾液不足の原因

唾液不足には、加齢、薬の副作用、ストレス、脱水、喫煙、糖尿病などの原因が考えられます。

唾液不足の対策としては、以下の方法が有効です

  • 水分補給を意識する
  • よく噛んで食べる
  • ガムを噛む
  • パロチンを含む食品を摂取する
  • ストレスを解消する
  • 口腔ケアを徹底する
  • 歯科医院で専門的なケアを受ける

唾液を増やすための習慣、日々のケア

唾液の分泌量を増やすためには、以下の習慣が有効です。

1. 水分補給を意識する

唾液の約99%は水分で構成されています。そのため、水分補給を意識することで唾液の分泌量を増やすことができます。

  • 水やお茶をこまめに飲む
  • 水分を多く含む果物や野菜を食べる
  • スープやシチューなどの汁物を食べる

2. よく噛んで食べる

よく噛むことで、味覚刺激が脳に伝わり、唾液の分泌が促進されます。

  • 一口30回以上を目安に噛む
  • 硬い食材を積極的に摂る

3. ガムを噛む

ガムを噛むと、咀嚼運動が刺激され、唾液の分泌が促進されます。

  • キシリトール入りのガムを選ぶ
  • 食後に5~10分程度噛む

4. パロチンを含む食品を摂取する

パロチンは、唾液の分泌を促進する効果がある物質です。

  • チーズ
  • ヨーグルト
  • 梅干し
  • キウイ
  • ナッツ類

5. ストレスを解消する

ストレスは、唾液の分泌を抑制する交感神経を活性化させます。

  • 十分な睡眠をとる
  • 適度な運動をする
  • リラックスできる時間を設ける

6. 口腔ケアを徹底する

口腔内の細菌が増殖すると、唾液の分泌量が減少します。

  • 1日2回の歯磨き
  • フロスや歯間ブラシの使用
  • 定期的な歯科検診

歯科医院での唾液ケア〜専門的なアプローチ〜

歯科医院では、以下のような専門的な唾液ケアを受けることができます。

1. サリバテスト(唾液量の測定)

唾液の量や質を測定することで、唾液不足の程度を診断することができます。

2. 唾液腺マッサージ

唾液腺をマッサージすることで、唾液の分泌を促します。

3. フッ素塗布

フッ素を塗布することで、虫歯予防だけでなく、唾液の分泌を促進する効果もあります。

4. 虫歯・歯周病治療

虫歯や歯周病は、唾液の分泌量を減少させる原因となります。これらの疾患を治療することで、唾液の分泌量を増やすことができます。

唾液が多い人はこんなメリットが!

唾液の量が多い人にはメリットがたくさんあります。以下に代表的なメリットを挙げていますので、ご覧ください。

1. 虫歯や歯周病になりにくい

唾液には、虫歯菌や歯周病菌を抑制する抗菌作用があります。そのため、唾液が多い人は、虫歯や歯周病になりにくいと言われています。

2. 消化吸収が促進される

唾液には、デンプンを分解するアミラーゼや、脂肪を分解するリパーゼなどの消化酵素が含まれています。そのため、唾液が多い人は、消化吸収が促進され、栄養素を効率的に摂取することができます。

3. 口臭が予防できる

唾液には、口臭の原因となる細菌を抑制する抗菌作用があります。そのため、唾液が多い人は、口臭が予防できると言われています。

4. 味覚が敏感になる

唾液は、味覚を感じる味蕾を潤滑し、味覚物質を溶かし出す役割があります。そのため、唾液が多い人は、味覚が敏感になると言われています。

5. 滑舌が良くなる

唾液は、舌を滑らかにし、発音しやすくする役割があります。そのため、唾液が多い人は、滑舌が良くなると言われています。

6. 胃腸の調子が整う

唾液には、胃酸の分泌を抑制する作用があります。そのため、唾液が多い人は、胃腸の調子が整いやすくなると言われています。

7. 肌の乾燥を防ぐ

唾液は、口唇や口腔内の粘膜を潤滑し、乾燥を防ぐ役割があります。そのため、唾液が多い人は、唇や口腔内の乾燥を防ぐことができると言われています。

8. 免疫力が向上する

唾液には、免疫細胞や抗体が含まれており、免疫力を高める効果があります。そのため、唾液が多い人は、免疫力が向上し、感染症にかかりにくくなると言われています。

9. ストレス解消効果がある

唾液を分泌する唾液腺は、副交感神経支配を受けています。副交感神経は、心身をリラックスさせる働きを持つ神経です。そのため、唾液をたくさん分泌することで、ストレス解消効果が期待できます。

10. アンチエイジング効果がある

唾液には、EGFやヒアルロン酸など、アンチエイジング効果を持つ成分が含まれています。そのため、唾液が多い人は、シワやたるみを予防し、若々しい肌を保ちやすくなると言われています。

唾液が多いメリットまとめ

唾液の分泌量は、個人差があります。一般的に、1日に1~1.5リットルの唾液が分泌されますが、人によってはそれ以上、あるいはそれ以下の人もいます。

唾液の分泌量は、加齢、ストレス、薬の副作用、喫煙、脱水などの影響を受けます。また、食後や運動時など、時間帯によっても変化します。

唾液の分泌量が少ない人は、日頃から水分補給を意識したり、よく噛んで食べたり、ガムを噛んだり、パロチンを含む食品を摂取したりすることで、唾液の分泌量を増やすことができます。

また、歯科医院で専門的な唾液ケアを受けることもできます。

唾液について番外編

唾液がめっちゃ出る原因は?

唾液過多症は、口の中に過剰な唾液が溜まる状態を指します。唾液分泌過剰症、流涎症などとも呼ばれ、日常生活に支障をきたす場合もあります。

原因は大きく2つに分けられます。

1. 真性唾液過多症

実際に唾液の分泌量が増加するタイプです。原因としては以下が挙げられます。

  • 口腔内刺激:入れ歯や虫歯などの刺激
  • 消化器系の病気:胃潰瘍、胃十二指腸潰瘍など
  • 神経系の病気:脳梗塞、パーキンソン病など
  • 薬の副作用:抗うつ薬、抗不安薬など
  • 妊娠:ホルモンの影響
  • その他:先天性疾患、遺伝性疾患など

2. 仮性唾液過多症

実際に唾液の分泌量は正常なのにもかかわらず、過剰に感じてしまうタイプです。原因としては下記のような可能性も考えられます。

  • 飲み込み障害:脳卒中、ALS、食道癌など
  • 口腔内乾燥:加齢、シェーグレン症候群など
  • 心因性:ストレス、不安、うつ病など

症状としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 口の中に常に唾液が溜まっている
  • 頻繁に唾を吐き出す必要がある
  • 口が渇く
  • 声が枯れる
  • むせる
  • 食事や会話がしにくい

診断は、問診、唾液量の測定、嚥下機能検査などによって行われます。

治療は、原因によって異なります。真性唾液過多症の場合は、原因となる病気を治療する必要があります。仮性唾液過多症の場合は、飲み込み障害の改善や口腔内乾燥の治療、心因性の場合はストレス解消などが有効です。

日常生活での対策

  • 水分補給をこまめにする
  • よく噛んで食べる
  • ガムを噛む
  • パロチンを含む食品を摂取する
  • ストレスを解消する
  • 口腔ケアを徹底する

唾液過多症は、原因を特定し適切な治療を受けることが重要です。症状が気になる場合は、早めに医師や歯科医師に相談しましょう。

まとめ「唾液を大切に、健康な生活を!」

唾液は、口腔内の健康だけでなく、全身の健康にも重要な役割を果たしています。日々の生活の中で、唾液ケアを意識し、健康な生活を送りましょう。
このブログ記事を通して、患者様に唾液の大切さを理解していただき、日々の生活の中で唾液ケアを実践されることを願っております。

唾液ケアについてもお気軽にもりかわ歯科へご相談ください。

もりかわ歯科「ご予約・お問い合わせ」のページからお気軽にご連絡ください!

マウスピースを両手で持って装着する女性

インビザライン矯正中の食事で気を付けることを詳しく解説!

2023年5月19日

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

インビザライン矯正中の食事では治療を妨げないために、硬い食べ物や糖分の多い飲み物を避けなければなりません。また、食後のお手入れも徹底する必要があるでしょう。

今回は、インビザライン矯正中の食事で気を付けることを詳しく解説します。

インビザライン矯正中にマウスピースを付けたまま食事しても大丈夫?

笑顔で食事をする女性

インビザライン矯正は、透明なマウスピースを使用して歯を矯正します。マウスピースを装着したまま食事をしてもいいか、悩む方もいるでしょう。

インビザライン矯正中にマウスピースを付けたまま食事をすることは、絶対にやめてください。食事をする際には、マウスピースを必ず外しましょう。

ここでは、マウスピースを付けたまま食事をすると生じる問題と、予防する方法をご紹介します。

マウスピースを付けたまま食事をすると生じる問題

インビザライン矯正で使用するマウスピースは透明なプラスチックでできており、食べ物や飲み物によって変色することがあります。特に、コーヒーや紅茶などの色の濃い飲み物や、カレーなどの食べ物は、マウスピースに色が付着しやすくなるのです。

また、マウスピースを使用する矯正治療では、マウスピースが歯を覆うため、唾液の自浄作用が十分に働かない可能性があります。そのため、口内を清潔に保つことが非常に重要です。

マウスピースを付けたまま食事をすると、食べ物がマウスピースと歯の間に詰まり、細菌が繁殖しやすくなります。細菌が繁殖すると、虫歯や歯周病のリスクが高まるため注意しましょう。

問題を予防する方法

食事の際には必ずマウスピースを外して、専用のケースに保管しましょう。ティッシュペーパーやペーパータオルで包んで保管する方がいますが、破損や紛失のリスクが高まるため、専用のケースを使用してください。

食事が終わったら、念入りに歯磨きを行いましょう。歯磨きを怠ると、マウスピースに付着した食べ物や細菌が、歯に悪影響を及ぼすことがあります。歯磨きが終わったら、マウスピースも流水で洗浄して装着しましょう。

インビザラインや口腔内を清潔に保つことは、矯正をスムーズに進めるために非常に重要です。

インビザライン矯正中に食べてもいいもの・避けるもの

OK?とNG?の積み木

マウスピースを外して食事を行えば、基本的には食べ物の制限はありません。

しかし、矯正に影響を与えないように避けたほうがいいものもあります。

食べてもいいもの

インビザラインの特徴として、食事の際にマウスピースを外せることが挙げられます。そのため、矯正治療を始める前と同じように食事が可能で、食べ物を制限する必要はありません。

避けるもの

インビザライン矯正では、食事の際にマウスピースを外すため、食べ物の制限はありませんが、避けたほうがいい食べ物はあります。

矯正中の痛みや虫歯などのリスクを下げるために、避けたほうがいい食べ物を以下にご紹介します。

硬い食べ物

歯根膜が敏感になる矯正中は、硬い食べ物を噛むと強い痛みを感じる方が多いです。

痛みを避けるには、硬い食べ物は控えましょう。

糖分の多い食べ物

糖分の多い食べ物は虫歯のリスクを高めます。インビザライン矯正中に虫歯になると、治療期間が延びるだけでなく、マウスピースの再作成が必要になることもあります。

虫歯のリスクを下げるには、糖分の多い食べ物は控え、食事後の口腔ケアをしっかりと行いましょう。

粘着性のある食べ物

ガムなどの粘着性のある食べ物は、食後も歯に残りやすいため注意が必要です。粘着性のある食べ物が歯に付着した状態でマウスピースを装着すると、マウスピースの破損や虫歯の原因になることがあります。

ガムは唾液の分泌を促し、口腔内を清潔に保つ効果がありますが、インビザライン矯正中は避けたほうがいいでしょう。

インビザライン矯正中に飲んでもいいもの・避けるもの

丸とバツが書かれた札

マウスピースを装着していても、飲み物であればなにを飲んでもいいと思われる方も多いです。

しかし、マウスピースの着色や虫歯になることを避けるためには、避けたほうがいい飲み物も存在します。インビザライン矯正中に飲んでもいいものと、避けるものをご紹介します。

飲んでもいいもの

マウスピースの装着中に飲めるものは、基本的には水だけです。無糖の炭酸水であれば飲んでも構いませんが、レモンやオレンジなど柑橘系のフレーバーが加えられたものは酸性度が高いため、虫歯を引き起こす可能性があります。

無糖でも味があるものは、マウスピース装着中に摂取することは避けましょう。

避けるもの

マウスピースの装着中に避けたほうがいい飲み物を詳しく解説します。

甘い飲み物

甘い飲み物とは、ジュースや炭酸飲料、スポーツドリンクなど、糖分が含まれているものです。

マウスピースと歯の間に糖分がとどまり、虫歯のリスクを高めます。マウスピースをつける前に甘い飲み物を摂取した場合は、口をよくすすいでから装着しましょう。

色の濃い飲み物

色の濃い飲み物も、インビザライン矯正中は避けましょう。コーヒーや紅茶、赤ワインなどの飲み物は、マウスピースを変色させる可能性があります。

インビザラインのメリットとして、矯正装置が目立たないことが挙げられますが、マウスピースが変色すると、マウスピースを装着していることを周囲に気付かれるかもしれません。コーヒーや紅茶を飲むときはマウスピースを外し、飲み終わったら口をすすいでから再装着しましょう。

熱い飲み物

熱い飲み物も避けなければなりません。

お湯や熱いコーヒー、紅茶は、マウスピースを変形させる恐れがあります。水を飲むときも、冷水または常温の水を選びましょう。

飲食後は必ず歯磨きをしよう!

鏡を見ながら歯磨きをする女性

飲食後に歯磨きを怠ると、食べかすがついたままマウスピースを装着することになります。食べかすがついたままマウスピースを装着すると、細菌が繁殖しやすく、虫歯や歯周病のリスクが高まります。インビザライン矯正中のトラブルを防ぐには、歯磨きが非常に重要です。

唾液には口腔内の細菌の繁殖を抑える働きがありますが、マウスピースを装着していると、唾液が歯と直接触れることが減るため、自浄作用が低下します。唾液中のカルシウムやリン酸が歯の表面に沈着し、エナメル質を再び硬くする現象を再石灰化といいますが、マウスピース装着中は再石灰化作用も十分に働きません。

虫歯や歯周病が発生すると矯正治療を一時的に中断し、治療を優先するため、矯正期間が延びる可能性があります。矯正治療の効果や仕上がりに影響を与える場合もあり、患者さまにとっても不本意な結果になりかねません。

適切なケアを心がけることで、矯正治療が円滑に進み、最大限の治療結果を期待できます。矯正期間中も健康な口腔環境を維持しましょう。

インビザライン矯正中に気をつけるべきことは、以下のとおりです。

・食後の歯磨き

・マウスピースの洗浄

・定期的な通院

それぞれ解説します。

食後の歯磨き

インビザライン矯正中の食後は、必ず歯磨きを行って口腔内を清潔に保ちましょう。

適切な口腔ケアを心がけることで、インビザライン矯正中の虫歯や歯周病を防ぎ、効果的な矯正治療が期待できます。歯ブラシだけでなく、フロスや歯間ブラシを使って歯と歯の間のケアも行いましょう。

マウスピースの洗浄

マウスピースも定期的に洗浄し、細菌の繁殖を防ぐことが大切です。

マウスピースの洗浄方法は、手指や歯ブラシを使って汚れを落とし、水で洗い流します。強い力を加えるとマウスピースが破損する恐れがあるため、やさしく丁寧に扱いましょう。

定期的な通院

インビザライン矯正中は、定期的に歯科医院での診察を受けることが重要です。

歯科医師による検診で、虫歯や歯周病の早期発見につながり、適切な処置を迅速に行えます。治療中の問題が早期に発見されることで、矯正期間の延長を防ぐことができるでしょう。

インビザライン矯正中の外食時に気を付けること

カフェで雑談しながら食事する3人の女性

外食時は自宅と違って、歯磨きやマウスピースの洗浄ができないこともあるでしょう。

しかし、治療を効果的に進めるには、外食時でも歯磨きなどのお手入れをしっかりと行うことが大切です。

インビザラインを外したら専用ケースに入れる

食事の際はマウスピースを外しますが、ティッシュペーパーなどに包むとゴミと一緒に捨ててしまう危険性があります。そのままの状態やティッシュペーパーなどに包んだ状態でバッグやポケットに入れると、紛失や破損する危険性があるため、やめましょう。

インビザライン専用のケースに保管すれば、紛失や破損のリスクを避けることが可能です。専用ケースは、マウスピースのサイズに合った形状のため、インビザラインをしっかりと保護してくれます。ケースに入れていれば一目でインビザラインであることがわかるため、間違って捨てることもありません。

専用ケースは少々かさばるかもしれませんが、外出時にも必ず持ち歩きましょう。インビザラインを安全に保管し、紛失や破損から守ることができます。また、日常的にインビザラインを丁寧に管理する習慣をつけることで、矯正治療をスムーズに進めることができるでしょう。

インビザラインを装着する前に歯磨きをする

食事をすると食べかすが口腔内に残りますが、そのままにしていると細菌が繁殖しやすくなります。また、食事をすることで、口内環境が一時的に酸性に傾き、虫歯の原因となる細菌の活動が活発になります。

通常であれば、唾液の働きによって口内環境は中性に戻されますが、インビザラインを装着していると唾液が歯に直接触れにくく、酸性の状態が長く続くでしょう。唾液には食べかすを洗い流す、歯の再石化を助けるなどの自浄作用があります。

しかし、マウスピースに覆われた歯は、唾液の作用を十分に受けられません。そのため、食べかすを歯に残したままマウスピースを装着すると、虫歯や歯周病になるリスクが高まるのです。

食後は必ず歯磨きをして、食べかすを取り除くことが大切です。歯間ブラシやデンタルフロスを使用して、歯ブラシだけでは届かない歯間部分の掃除も忘れずに行いましょう。外出時など、時間をかけて歯磨きを行うことが難しい場合は、就寝前のみでもいいので歯間ブラシやデンタルフロスを使って清潔にしましょう。

食後に時間が取れず歯磨きができない場合は、なるべく早く歯を磨くように心掛けてください。歯磨きができなくても、食後にしっかりと口をゆすぐことで一部の食べかすは取り除けます。

食後の歯磨き・うがいを習慣化することで、インビザラインの効果を最大限に引き出し、虫歯や歯周病から歯を守ることができるのです。

インビザラインを外したら装着する前に洗浄する

食後の口腔内に残った食べかすや細菌は歯磨きによって取り除かれますが、マウスピースが汚れたままだと、細菌が再び歯に付着して繁殖する可能性があります。マウスピースを定期的に洗浄しないと、細菌によって不快な臭いも発生します。

細菌の増殖を予防するには、歯磨きを行うと同時にマウスピースも洗浄することが大切です。流水でマウスピース全体をよく洗いましょう。マウスピースを洗う際、お湯を使うのは避けてください。お湯はマウスピースを変形させる可能性があります。

基本的にマウスピースは指で洗浄するのが望ましいですが、歯型の細かい溝は歯ブラシを使うと、よりきれいに汚れを落とせます。

ただし、歯磨き粉を使うのは避けましょう。歯磨き粉には研磨剤が含まれていることが多く、マウスピースに細かな傷をつける可能性があります。

まとめ

洗面台に置かれたマウスピースとケアグッズ

インビザライン矯正中は、マウスピースの装着中に食事ができない、飲めるものは水のみなど、さまざまな制限があります。

しかし、インビザラインを外せば、ほとんど食事に制限はありません。基本的に自由に食事をして問題ないですが、食後の歯磨きは徹底しましょう。インビザラインを外して食事をしても、糖分や食べかすが付着したままマウスピースを装着すると、マウスピースの破損や、虫歯・歯周病のリスクを高めます。虫歯や歯周病などのトラブルを避けるには、食後の歯磨き・インビザラインの洗浄を必ず行いましょう。

インビザラインでお悩みの方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科」にご相談ください。

インビザラインのマウスピース取り扱いについて

2023年2月22日

インビザラインのマウスピースの取り扱いについて

インビザライン治療、皆様順調に進んでいますでしょうか?
インビザラインにおいてマウスピースはなくてはならない物です。
治療を進めていく上で、装着時間や管理や取り扱いはすごく大切な事になってきます。
今回はマウスピースの注意事項、管理の方法などご紹介させて頂きます。

インザライン治療のマウスピースについて

インビザライン矯正用マウスピース

インビザライン治療で必須であるマウスピースは1枚を使って歯並びを変化させるのではありません。
1枚1枚を少しずつ形が変わっていき、ご自身で交換をしていってもらい徐々にゴールに向かっていきます。
ですので、マウスピースはいっぱいお渡しすることになります。

マウスピースがいっぱいあるので、
患者様からよくマウスピース間違わないかなと不安な声を聞きます。

インビザラインが入っている袋

こちらがインビザライン治療のマウスピースが入っている袋です。
袋に今何枚目を使用しているのかわかるように数字が刻印されています。
こちらを確認してもらえましたら一目瞭然ですのでご安心ください。

インビザライン治療においてマウスピースの装着時間は?

基本的、22時間装着になります。
外している時間は飲食の時になります。
患者様からよくある質問で
「飲み物の時もマウスピース外さないといけませんか?」
飲み物の時で外さないといけないかの判断はその飲み物が甘いか?甘くないか?を基準にしてもらっています。
砂糖がもし入っている飲み物を飲んでしまうとマウスピースと歯の間に砂糖が入ってしまうので虫歯のリスクが高くなってしまいます。
インビザライン治療中に虫歯になってしまうと矯正治療は中断になってしまいます。
中断になってしまいますとまた治療計画を立て直しになってしまいます。

なぜ、22時間つけないといけないのか?

よく患者様からの質問で「マウスピースをもしつけられなかったらどうなりますか?」と聞かれます。

24時間中22時間装着でしたら2時間外していることになります。
外している時間は基本的に後戻りしている事になります。
もし、22時間装着していても20時間分の歯の動きになってしまいます。

なぜ22時間つけないといけないのか

仮に、12時間しか装着出来なかったら外している時間は12時間になるので動いている時間はないことになります。
せっかく、マウスピースを頑張ってつけていたとしても成果として出ない場合があります。

22時間装着するためのコツ

22時間装着難しい患者様にアンケート取った所一番多い原因として間食などに外すからとありました。
患者様にいつもお伝えすることなのですが、間食は悪い事ではありませんが間食をするとマウスピースを外すことになり装着時間は減りますし、間食ごとに歯ブラシすることは難しいと思いますので虫歯のリスクも上がってしまいます。

22時間を装着するためには間食をなるべく減らすのがコツになります。

インビザライン治療において装着時間は命です

インビザライン治療は患者様がマウスピースをつけてもらうことで初めて成り立つ治療になってきます。勿論、診断や設計などもインビザライン治療において大切ですが、どんなに緻密に計画していても装着時間が短ければ全く歯が動いてくれません。もし、歯の動きが計画通りに進まなければ治療期間が長くなってしまいます。
マウスピースを装着することを必ず意識してください。

マウスピースを紛失してしまったら?

たまに患者様からお問い合わせがあります。
「マウスピースを紛失しましたどうしましょう?」
紛失しないことが一番ですが紛失してしまうことも人間ですから必ずあります。
そんな時は、マウスピースもお渡しするのは状況にもよりますが1枚だけだはありません。
紛失した場合、次のマウスピースを一度装着してみて問題ないか確認することが必要です。
もし、心配な時は医院のご連絡してもらい、チェックすることも可能なのでお気軽にお問い合わせ下さい。

状況にもよりますので紛失した場合は、一度確認することを推奨します。

紛失を防ぐには?

マウスピースを紛失するのは飲食している時が多いです。患者様にお話しを聞いていますとマウスピースを外してティッシュに包んでいてゴミと間違えて捨てられましたというエピソードが多いです。

インビザライン治療開始の時にマウスピースを入れるケースをお渡ししています。
外出時に必ず携帯してもらい外した時は必ず入れる習慣をつけてもらうことによって紛失は防ぐ事が可能です。
また、お渡ししているケースは黒色なのですがケースのお色はこんなに種類があります。
オシャレなので外出先で持っていても恥ずかしくないのでご安心下さい。

種類が豊富な専用ケース

マウスピースの洗浄について

インビザライン治療中にどうしても汚れてしまったりすると洗浄すると思います。
その際、歯ブラシなどで擦って磨く方が多いのですがその必要はございません。
なぜかと言いますと歯ブラシで汚れを落とす時、ゴシゴシ磨くことによって傷がついてしまいます。
マウスピースに傷がついてしまうと汚れが余計に付きやすくなってしまいます。
洗浄の際は、基本的には水洗いを行ってください。

インビザライン治療の成功のカギ

先程、22時間装着が成功のカギとご紹介させて頂きました。
成功のカギは他にもあります。それは、歯とマウスピースがしっかりフィットしていることが鍵になります。
このような、チューイといったものをインビザライン治療始める時にお渡ししています。
どういう役割かと言いますと、マウスピースを指でいれるだけではフィットがよくない状態です。
そこでマウスピースを入れた後チューイを噛むことによって歯にマウスピースがフィットしていきます。
22時間という装着時間、チューイを噛むというフィット感がインビザライン治療の成功のカギになります。

チューイを噛む

いかがだったでしょうか?
インビザライン治療において管理や取り扱いがすごく重要になってきます。
成功のカギは患者様の協力になってきます。
今治療中の方、これからインビザライン治療を考えられている方など参考にしてもらえたら幸いです。
マウスピースライフを頑張って過ごしましょう。
ホームページ内「マウスピース矯正」のページで矯正について詳しく説明していますので、そちらも覗いてみてください。

これからもインビザライン治療に関連する内容をご紹介させて頂きます。
是非、またチェックしてみて下さい。