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市販のマウスピースで歯科矯正ってできるの?メリット・デメリットを徹底解説!

市販のマウスピースで歯科矯正ってできるの?メリット・デメリットを徹底解説!

2024年11月1日

こんにちは!大阪府八尾市の歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。歯の事やそれに関連する様々な疑問に勝手に答えていく「もりかわ歯科の勝手に解説!ブログ」です!

「歯並びが気になるけど、矯正治療は高そうだし…」
「手軽に歯並びを良くしたいな…」
「市販のマウスピース矯正ってどうなんだろう?」

そんな風に思っている方も多いのではないでしょうか?

近年、手軽に購入できる市販のマウスピース矯正(セルフ矯正)が注目を集めています。しかし、本当に効果があるのでしょうか? 歯科医院での矯正治療と比べて、どんなメリット・デメリットがあるのでしょうか?

この記事では、市販のマウスピース矯正について、その特徴やリスク、歯科医院での矯正治療との違いなどを詳しく解説していきます。

市販のマウスピース矯正って?手軽に歯並びを良くしたいけど…

市販のマウスピース矯正とは、ドラッグストアやインターネット通販などで購入できる、歯科医師の診断や処方箋なしで使える矯正装置のことです。

手軽さと費用の安さが魅力

市販のマウスピース矯正の最大の魅力は、その手軽さと費用の安さでしょう。

専門の歯科医院を受診する必要がなく、手軽に購入できる

忙しくてなかなか歯科医院に行けない方や、人目が気になる方でも、自分のペースで気軽に矯正を始められます。

費用が安い

歯科医院での矯正治療に比べて、費用が圧倒的に安い傾向があります。数千円から数万円で購入できる商品が多く、経済的な負担が少ないのも魅力の一つです。

見た目が目立ちにくい

透明なマウスピースを使用するため、装着していても周囲に気づかれにくいです。人目を気にせず、日常生活を送ることができます。

歯科医院での矯正と何が違うの?

手軽で費用も抑えられる市販のマウスピース矯正。魅力的に感じるかもしれませんが、歯科医院で行うマウスピース矯正とは、実は大きな違いがあるんです。

歯科医院のマウスピース矯正と何が違うの?

歯科医院のマウスピース矯正と何が違うの?

市販のマウスピース矯正と、歯科医院で行うマウスピース矯正(インビザラインなど)には、一体どんな違いがあるのでしょうか?一見同じように見えても、実はその中身は大きく異なります。

1. 診断・治療計画

一人ひとりに合わせたオーダーメイド治療 vs. 全員同じ既製品

歯科医院での矯正治療は、まさにあなたのためだけの「オーダーメイド治療」です。レントゲン撮影や口腔内スキャンなどの精密な検査を行い、あなたの歯並びや顎の状態、そして治療の目標をしっかりと把握した上で、最適な治療計画を立てます。

一方、市販のマウスピース矯正は、残念ながら「既製品」です。個々の状態に合わせた調整ができないため、効果が限定的であったり、場合によっては歯並びを悪化させてしまうリスクも潜んでいます。

2. マウスピースの品質

医療グレード vs. ???

歯科医院で使用するマウスピースは、医療グレードの高品質な素材で作られており、耐久性や安全性に優れています。長期間の使用でも変形しにくく、安心して治療を続けることができます。

一方、市販のマウスピースは、その品質が保証されていない場合があり、粗悪な素材で作られていることも。長期間の使用で変形したり、破損したりするリスクが高く、口腔内を傷つけてしまう可能性も否定できません。

3. 専門家によるサポート

安心の治療 vs. 自己責任

歯科医院での矯正治療では、矯正歯科医や歯科衛生士が、あなたの治療の進捗状況を定期的に確認し、必要に応じてマウスピースの調整や適切なアドバイスを行います。

一方、市販のマウスピース矯正は全てが自己責任での使用となります。

  • 装着していて痛みや違和感があるけど、どうしたらいいの?
  • マウスピースが破損してしまった…
  • 歯並びが思ったように動いていない気がする…

このようなトラブルが発生した場合でも、専門家のサポートを受けることができません。

歯科医院での矯正治療、その安心感をあなたに

ここまで、市販のマウスピース矯正と歯科医院での矯正治療の違いについて解説してきました。

「安いから」「手軽だから」という理由だけで、市販のマウスピース矯正を選んでしまうと、取り返しのつかない事態を招く可能性も…。

次の章では、セルフ矯正で起こりうる具体的なトラブルについて解説していきます。

実は危険がいっぱい!?セルフ矯正で起こるトラブル

「手軽に試せるなら、ちょっと試してみようかな…」

そう思って、市販のマウスピース矯正に手を伸ばしていませんか?
確かに、手軽さや費用の安さは魅力的ですが、その裏には、あなたの歯と健康を脅かす様々なリスクが潜んでいるかもしれません。

実は危険がいっぱい!?セルフ矯正で起こるトラブル

セルフ矯正のリスク、侮ってはいけません

セルフ矯正は、手軽で費用も安いというメリットがある一方で、以下のようなリスクやトラブルも報告されています。

歯並びの悪化

適切な診断や治療計画なしにマウスピースを使用すると、歯並びがさらに悪化したり、噛み合わせに問題が生じたりする可能性があります。自己判断で歯を動かそうとすると思わぬ方向に歯が動いてしまい、かえって治療が困難になるケースも。

歯や歯茎へのダメージ

歯根吸収

歯の根っこが短くなってしまう「歯根吸収」が起こり、歯がグラグラしたり、最悪の場合は抜歯が必要になることもあります。

歯肉退縮

歯茎が下がってしまい、歯が長く見えたり、冷たいものや温かいものがしみやすくなる「知覚過敏」が起こったりする可能性があります。

顎関節症

顎関節に負担がかかり、顎の痛みや clicking音、開口障害などを引き起こすことがあります。

虫歯や歯周病

マウスピースの装着時間が長すぎたり、お手入れが不十分だったりすると、口腔内が不衛生になり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。特に、食事の後、歯磨きをせずにマウスピースを装着したり、マウスピースを清潔に保たなかったりすると、口腔内は虫歯菌や歯周病菌の温床となり、口腔内環境が悪化してしまいます。

トラブル発生時の対応が難しい

セルフ矯正では専門家のサポートを受けることができないため、トラブルが発生した場合でも適切な対応ができない可能性があります。

歯科医院での矯正治療、その価値とは?

「もしかして、もう手遅れかも…」
「セルフ矯正してしまったけど、大丈夫かな…」

そんな不安を感じている方もいるかもしれません。

次の章では、セルフ矯正と歯科医院でのプロの矯正治療を比較し、それぞれのメリット・デメリットを徹底解説していきます。

セルフ矯正とプロの矯正、メリット・デメリットを徹底比較!

セルフ矯正とプロの矯正、メリット・デメリットを徹底比較!

セルフ矯正の魅力は、なんといってもその「手軽さ」と「費用の安さ」ですよね。でも、ちょっと待ってください。「安かろう悪かろう」という言葉があるように、安易に飛びついてしまうと、後々後悔することになるかもしれません。

ここでは、セルフ矯正と歯科医院でのプロの矯正治療を比較し、それぞれのメリット・デメリットを徹底的に解説していきます。

それぞれのメリット・デメリット比較

市販のマウスピース矯正

メリット
  • 手軽に入手できる
  • 費用が安い
デメリット
  • 効果が限定的
  • 歯並びが悪化のリスク
  • 歯根吸収や歯肉退縮のリスク
  • 顎関節症のリスク
  • 虫歯や歯周病のリスク
  • トラブル発生時の対応が難しい

歯科医院での矯正治療

メリット
  • 専門家による診断と一人ひとりに合わせた治療計画
  • 適切な治療とサポート
  • 安全性の高い装置
  • 医療費控除の適用可能性
デメリット
  • 費用が高い
  • 通院が必要

あなたの大切な歯を守るために

「歯並びを良くしたい」という気持ちは、誰しもが持つ自然な願いです。しかし、その願いを叶えるためには、正しい知識と適切な治療が不可欠です。セルフ矯正は一見手軽で魅力的に見えるかもしれませんが、そのリスクをしっかりと理解し、慎重に検討する必要があります。

歯並びの悩み、プロの矯正歯科医に相談してみよう!

市販のマウスピース矯正は、その手軽さや費用の安さから魅力的に見えるかもしれません。しかし、専門家による適切な診断や治療計画なしに矯正を行うことは、大きなリスクを伴います。

歯並びや噛み合わせは、見た目の美しさだけでなく、全身の健康や口腔機能にも大きな影響を与える重要な要素です。

セルフケアでの矯正は、

  • 歯並びや噛み合わせをさらに悪化させてしまう
  • 歯や歯茎にダメージを与えてしまう
  • 後戻りが起こりやすい

といったリスクが伴います。

専門家の力を借りて、安心・安全な矯正治療を

専門家の力を借りて、安心・安全な矯正治療を

歯科医院での矯正治療は、専門知識と豊富な経験を持つ矯正歯科医が、あなたのお口の状態を徹底的に検査・診断し、一人ひとりに合った最適な治療計画を立てます。

精密な検査と診断

お口の中の状態だけでなく、顔全体のバランスや骨格、筋肉の状態なども考慮し、総合的な診断を行います。

オーダーメイドの治療計画

あなたの歯並びの状態や治療目標、ライフスタイルに合わせて、最適な治療計画を立てます。治療期間や費用、使用する装置などについても、詳しく説明します。

適切な治療とサポート

治療中は、定期的に通院していただき、歯の動きや装置の状態をチェックします。問題があれば、すぐに対応し、安心して治療を進められるようサポートします。

安全性の高い装置

歯科医院で使用する矯正装置は、医療グレードの高品質な素材で作られており、耐久性や安全性に優れています。

医療費控除の適用可能性

歯科医院での矯正治療は、条件を満たせば医療費控除の対象となる場合があります。治療費の一部が戻ってくる可能性があるため、経済的な負担を軽減できます。

医療控除の適用に関しては以下の記事も是非ご覧ください!

▶歯列矯正は医療費控除の対象? 仕組みや条件をお教えします!

あなたに寄り添う、もりかわ歯科の矯正治療

あなたに寄り添う、もりかわ歯科の矯正治療

当院では、患者様一人ひとりの口腔内状況やご要望に合わせて、最適な矯正治療プランをご提案いたします。

無料相談

矯正治療に関する疑問や不安を解消し、安心して治療を受けていただけるよう、丁寧なカウンセリングを行います。

痛みの少ない治療

最新の技術や機器を導入し、痛みの少ない治療を心がけています。

目立ちにくい矯正装置

マウスピース矯正(インビザライン)や裏側矯正など、見た目を気にせず治療を進められる装置もご用意しています。

費用面でのサポート

分割払いなど、患者様のご負担を軽減できるよう、様々な支払い方法をご提案いたします。

まとめ「後悔しない矯正治療のために、まずは専門家にご相談を」

この記事では、市販のマウスピース矯正について、その特徴やリスク、歯科医院での矯正治療との違いなどを解説してきました。

セルフ矯正は、手軽で費用も安いというメリットがある一方で、歯並びが悪化したり、様々なトラブルを引き起こすリスクがあります。一生付き合っていく大切な歯だからこそ、安易なセルフ矯正ではなく、専門家による適切な診断と治療を受けることが重要です。

「歯並びを良くしたいけど、どこに行けばいいか分からない…」
「費用が心配…」

そんな方は、ぜひ一度当院にご相談ください。
あなたの歯並びのお悩みを丁寧に伺い、最適な治療プランをご提案いたします。

もりかわ歯科ではインビザライン専門ドクター 森川 康司をはじめ、経験豊富なスタッフが矯正治療中の患者様を全力でサポートいたします。口内炎のケアはもちろん治療に関する疑問や不安にも丁寧にお答えしますので、どんなことでもお気軽にご相談ください。

マウスピース矯正LPバナー
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医療法人甦歯会 マイデンタルクリニックもりかわ歯科

  • 住所:〒581-0803 大阪府八尾市光町2丁目3 アリオ八尾2F
  • 電話番号:072-922-8148
  • 診療時間:10:00~13:00 / 14:00~19:00(年中無休)
  • URL:https://yao-shika-morikawa.or.jp/

医療法人甦歯会 リノアス診療所もりかわ歯科

  • 住所:〒581-8680 大阪府八尾市光町2丁目60 リノアス7F
  • 電話番号:072-992-8148
  • 診療時間:10:00~13:00 / 14:00~19:00(年中無休)
  • URL:https://yao-shika-morikawa.or.jp/

医療法人甦歯会 もりかわ歯科 志記診療所

  • 住所:〒581-0031 大阪府八尾市志紀町2丁目45 小枝ビル1階
  • 電話番号:072-949-4673
  • 診療時間:9:30~13:00 / 14:00~18:30(休診日:日・祝)
  • URL:https://shiki-dental.jp/
青いケースに入ったマウスピース

インビザライン治療が延長になる原因と予定どおりに終わらせる方法

2023年5月5日

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

インビザライン治療は、歯科矯正治療の中でも審美性に優れており、昨今注目されている矯正治療です。マウスピースを装着し徐々に歯を動かしていくため、治療期間は長期にわたります。

今回は、インビザライン治療が延長になる原因と、予定どおりに終わらせるために大切なことをご説明します。治療期間を予定どおり終了することができるように、ぜひ参考にしてください。

インビザラインの一般的な治療期間

緑の壁にかかっている時計

インビザライン治療の一般的な治療期間は、2~3年です。症例によっては、1年半程度で治療が終了する場合もあります。

そんなに治療期間が長いのかと驚く方もいるかもしれません。

インビザライン治療は、マウスピースを装着することで歯科矯正を行います。ひとつのマウスピースで動かせる歯の距離は約0.25㎜とされており、1㎜動かすには約1か月必要です。そのため、矯正終了までに必要なマウスピースは50枚前後で、2週間に1枚のペースで交換します。ゆっくりと時間をかけて歯を動かしていくため、治療期間が長いのです。

また、矯正治療が終了したあとに、もとの歯並びに戻ることを予防するため、リテーナーとよばれる装置をつける必要があります。この期間を「保定期間」とよび、保定期間が長ければ長いほど、もとの歯並びに戻るリスクを減らせるとされています。

インビザラインの治療期間と同じ期間、リテーナーを装着するのが一般的です。歯を動かす矯正期間が1年の場合、保定期間も1年程度となります。そのため、インビザラインでの矯正治療は、完了するまでに2~3年を要するのです。

インビザラインの治療期間が長くなるケース

口元に手を当てて悩む女性

インビザライン治療には、症例によって治療期間が長くなるケースがあります。

以下、それぞれ解説します。

重度の叢生(そうせい)

叢生とは、別名「乱ぐい歯」ともよばれ、歯が重なり合って凸凹している状態です。

顎が小さい、歯が大きいなどの理由で、歯がきれいに並ぶスペースが足りないことで引き起こされます。八重歯も叢生の一種です。重度の叢生を治療する場合、矯正部位や歯を移動する距離が長いため、治療期間も長くなります。

抜歯を伴う場合

インビザライン治療は、従来のマウスピース矯正と異なり、抜歯を必要とする症例であっても行える場合があります。

しかし、抜歯をした場合、そのすき間を埋めるために歯の移動距離が長くなるため、治療期間も長くなります。先述した重度の叢生でも、抜歯が必要となるケースが多いです。

歯槽骨が硬い

歯槽骨とは、歯を固定している骨のことです。歯槽骨が硬い人ほど、歯が動きにくく矯正期間が長くなるとされています。

歯槽骨の硬さには個人差があり、治療期間も異なるでしょう。

インビザライン治療が延びる原因

マウスピースを持つ女性

インビザライン治療では、3Dシミュレーションを用いて事前に治療計画を立てます。そのため、治療を開始する前に、ある程度矯正期間を把握することができるのです。

しかし、インビザラインでの治療期間は、さまざまな原因から延びることがあります。

以下、治療期間が延びてしまう原因について解説します。

マウスピースの装着時間

インビザライン治療は、マウスピースを自分で付け外しすることが特徴です。そのため、装着時間に個人差が出ることがあります。

インビザライン治療では、マウスピースを1日20〜22時間装着しなければなりません。マウスピースをいつでも外すことができることはメリットでもありますが、患者さまがどれだけ協力してくださるかによって治療効果に差が出てしまうことがあります。

誤った装着方法

装着方法が誤っており、マウスピースがしっかりと密着できていないと、計画どおりに歯が動かず、治療期間が延びる原因になります。

虫歯や歯周病

インビザライン治療では、マウスピースを1日20〜22時間装着する必要があると先述しました。

マウスピースを装着していると、ふだんよりも唾液の自浄作用が働きにくくなります。そのため、虫歯や歯周病のリスクが高くなるのです。また、マウスピースのケアがうまくできておらず、汚染されたまま装着すると、虫歯や歯周病を引き起こす原因となります。

毎日の歯磨きを丁寧に行い、マウスピースを清潔に保つことが大切です。

喫煙

タバコに含まれるニコチンには、血管を収縮させる作用があります。血管が収縮すると、身体の血流が悪くなり、新陳代謝に影響を及ぼします。

口腔内の血流も悪くなり、歯が移動するスピードを遅くする原因となるため、禁煙しましょう。

追加でマウスピースを作成することも

上下のマウスピースを持っている医師

インビザライン治療を進めていくなかで、リファインメントという言葉を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。

インビザライン治療では、治療開始前に立てた計画に沿って治療が進められます。

しかし、歯の動きが計画からずれてしまうこともあり、そのずれの修正や、より美しい歯並びを目指す際に、追加のマウスピースを作成することがあります。この工程を「リファインメント」とよび、インビザライン治療の大切な工程のひとつです。

リファインメントは、8割程度の方が必要になるとされています。リファインメントの回数は人それぞれで、一度も行わない方もいれば、5回以上行う方もいます。

リファインメントは治療計画からずれてしまった場合だけでなく、予定していた歯並びから少し変更したいという願いを叶えることもできるでしょう。

インビザライン治療を予定どおりに終わらせるためには

女性患者に説明する男性歯科医師

インビザライン治療を予定どおりに終わらせるために、自分でできることはあるのでしょうか。最後に、自宅でできるセルフケアをご説明します。

マウスピースの装着時間を守る

インビザライン治療を予定どおり終わらせるためには、マウスピースの装着時間を守ることが最も大切です。

マウスピースを外している時間は、治療を止めている時間です。食事と歯磨きをするとき以外、1日20〜22時間装着するという習慣をつけ、つけ忘れないようにしましょう。治療期間が大幅に延びるリスクを回避できます。

マウスピースの管理を徹底する

マウスピースを紛失したり、破損したりすることは、治療期間が延びる原因です。そのため、マウスピースはケースに保管する習慣をつけましょう。

また、マウスピースを丁寧に洗浄することで、汚染による破損のリスクを減らせます。マウスピースを清潔に保つことも大切です。

マウスピースの装着方法に注意する

マウスピースを両手で持ち、前歯から奥歯の順に装着します。このときに、歯で食いしばりながら装着すると、歯に過度な力がかかりマウスピースの破損につながるため、やめましょう。

また、正しく装着するためには、チューイーとよばれるシリコン製の棒を用いてマウスピースと歯を密着させることも大切です。マウスピースを交換してから数日は、マウスピースと歯の間にすき間ができやすいので、チューイーを用いてしっかりと密着させる必要があります。

虫歯や歯周病に注意する

汚染されたマウスピースを装着すると、虫歯になるリスクが高まります。清潔なマウスピースを装着することを意識しましょう。

また、毎日の歯磨きを丁寧にすることはもちろん、マウスピースを装着する前は必ず歯磨きをする習慣をつける必要があります。食べカスをそのままにしてマウスピースを装着すると、虫歯や歯周病を引き起こすリスクが高まります。手間はかかりますが、毎食後だけでなく間食やジュースを飲んだあとも、お口とマウスピースを清潔にしてから装着しましょう。

虫歯や歯周病になると、虫歯治療が必要になり、マウスピースの作り直しが必要になる場合もあります。治療開始前に立てた計画どおりに矯正が進まず、治療期間が延びるので、虫歯は予防することが大切です。

まとめ部屋でリラックスして笑う女性

 

インビザライン治療を予定どおり進めるためには、マウスピースを正しく装着すること、装着時間を厳守すること、虫歯や歯周病を予防することが重要です。ふだんの歯磨きだけでなく、間食やジュースを飲んだあとにも歯磨きを行い、口腔内を清潔に保ちましょう。また、喫煙の習慣がある方は、禁煙すると計画どおりに治療を進められる可能性が高まります。

治療が延長することのないようセルフケアをしっかりと行い、計画どおり矯正治療を進めましょう。

インビザライン治療でお悩みの方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科」にご相談ください。