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インビザライン矯正症例ブログ 八重歯①

2023年5月8日

八重歯①

こんにちは。八尾市にある歯医者 医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。
今回は、「インビザライン矯正の症例 八重歯①」です。

46歳の女性でアリオ八尾に買い物ついでに歯医者に来てくれました。
一番気になるのは八重歯だそうです。
年齢も年齢だしもういいかなと諦めていましたが勇気を一歩踏み出して問い合わせしてくれたそうです。
矯正を始めて大体10ヶ月です。まだ終わっていませんが途中経過を時間経過と共にご紹介させて頂きます。

インビザライン矯正症例経過

インビザライン矯正前の状態(初診)

インビザライン矯正前の状態(初診)

このように上も下も犬歯(3番目)が飛び出ており八重歯になっていました。
歯並びを分析すると歯を抜かずに歯並びを整えるのは難しいと診断したため前から4番目の歯、犬歯(3番目)の歯の後ろの歯を上下左右の歯を抜歯して歯を並べるスペースを作りインビザライン矯正を始めていきました。
患者さんはある程度覚悟はしていたが、いざ抜歯することになると少し怖いと仰っていました。
当院では、LINEを使って患者さんをフォローしています。
しっかり抜歯後に痛みがないのか?など確認しながら丁寧に矯正を進めていきます。
当院の「インビザライン専用窓口LINE公式」からいつでもご相談を受け付けております。

インビザライン矯正3ヶ月後

インビザライン矯正3ヶ月後

インビザライン矯正開始して3ヶ月後です。
少し動いてきました。4番目の歯を抜いてるので隙間はまだあります。
上の犬歯(3番目)には銀のフックがついていますがここにゴムを引っ掛けて引っ張っていきます。
患者さん自身だいぶ慣れてきたみたいでインビザライン矯正ライフを楽しんでくれていました。痛みは少しあるそうですが動いている証拠と笑顔でおっしゃていました。

インビザライン矯正6ヶ月後

インビザライン矯正6ヶ月後

6ヶ月後になるとだいぶ動いてきました。
下の前歯が重なっていたのも解消することが出来ました。
前から見た時も3番目の歯が収まってきて見た目がよくなってきました。
患者さん自身も変化を実感するようになり、毎日写真を撮影するくらい喜んでくれていました。
ただ、まだまだこれから動いていきます。

インビザライン矯正10ヶ月後

インビザライン矯正10ヶ月後

10ヶ月後なんとこんなに変化しました。
だいぶ歯並びが改善されて歯並びがよくなってきました。
八重歯も改善されてあと少しで矯正治療を終了することが出来ます。
患者さんが来院したのはなんと4回でここまで改善します。
今まで磨きにくかったのも歯並びが改善される事で磨きやすくなったと喜んでくれました。

10ヶ月間の矯正治療 Before After

矯正前は歯が入り組んでいて磨きにくく虫歯にもなりやすい状況でしたが歯並びが改善すると虫歯の予防にもなりますし噛み合わせもよくなります。そうすることによって偏頭痛、ほうれい線、肩こりなど《美》と《健康》を手に入れることが出来ます。

いかがだったでしょうか?

今回は、「インビザライン矯正の症例 八重歯①」でした。
経過ごとに変化がわかりやすかったかなと思います。
自分の歯並びに該当する方は是非、参考にして下さい。
たった10ヶ月でこれだけ変化します。
お悩みの方は是非、ご相談ください。
ダイヤモンドプロバイダーの森川 康司があなたのお悩みを解決します。
インビザライン治療の詳しい内容はこちら

ダイヤモンドプロバイダーの森川康司がご相談内容を伺います

青いケースに入ったマウスピース

インビザライン治療が延長になる原因と予定どおりに終わらせる方法

2023年5月5日

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

インビザライン治療は、歯科矯正治療の中でも審美性に優れており、昨今注目されている矯正治療です。マウスピースを装着し徐々に歯を動かしていくため、治療期間は長期にわたります。

今回は、インビザライン治療が延長になる原因と、予定どおりに終わらせるために大切なことをご説明します。治療期間を予定どおり終了することができるように、ぜひ参考にしてください。

インビザラインの一般的な治療期間

緑の壁にかかっている時計

インビザライン治療の一般的な治療期間は、2~3年です。症例によっては、1年半程度で治療が終了する場合もあります。

そんなに治療期間が長いのかと驚く方もいるかもしれません。

インビザライン治療は、マウスピースを装着することで歯科矯正を行います。ひとつのマウスピースで動かせる歯の距離は約0.25㎜とされており、1㎜動かすには約1か月必要です。そのため、矯正終了までに必要なマウスピースは50枚前後で、2週間に1枚のペースで交換します。ゆっくりと時間をかけて歯を動かしていくため、治療期間が長いのです。

また、矯正治療が終了したあとに、もとの歯並びに戻ることを予防するため、リテーナーとよばれる装置をつける必要があります。この期間を「保定期間」とよび、保定期間が長ければ長いほど、もとの歯並びに戻るリスクを減らせるとされています。

インビザラインの治療期間と同じ期間、リテーナーを装着するのが一般的です。歯を動かす矯正期間が1年の場合、保定期間も1年程度となります。そのため、インビザラインでの矯正治療は、完了するまでに2~3年を要するのです。

インビザラインの治療期間が長くなるケース

口元に手を当てて悩む女性

インビザライン治療には、症例によって治療期間が長くなるケースがあります。

以下、それぞれ解説します。

重度の叢生(そうせい)

叢生とは、別名「乱ぐい歯」ともよばれ、歯が重なり合って凸凹している状態です。

顎が小さい、歯が大きいなどの理由で、歯がきれいに並ぶスペースが足りないことで引き起こされます。八重歯も叢生の一種です。重度の叢生を治療する場合、矯正部位や歯を移動する距離が長いため、治療期間も長くなります。

抜歯を伴う場合

インビザライン治療は、従来のマウスピース矯正と異なり、抜歯を必要とする症例であっても行える場合があります。

しかし、抜歯をした場合、そのすき間を埋めるために歯の移動距離が長くなるため、治療期間も長くなります。先述した重度の叢生でも、抜歯が必要となるケースが多いです。

歯槽骨が硬い

歯槽骨とは、歯を固定している骨のことです。歯槽骨が硬い人ほど、歯が動きにくく矯正期間が長くなるとされています。

歯槽骨の硬さには個人差があり、治療期間も異なるでしょう。

インビザライン治療が延びる原因

マウスピースを持つ女性

インビザライン治療では、3Dシミュレーションを用いて事前に治療計画を立てます。そのため、治療を開始する前に、ある程度矯正期間を把握することができるのです。

しかし、インビザラインでの治療期間は、さまざまな原因から延びることがあります。

以下、治療期間が延びてしまう原因について解説します。

マウスピースの装着時間

インビザライン治療は、マウスピースを自分で付け外しすることが特徴です。そのため、装着時間に個人差が出ることがあります。

インビザライン治療では、マウスピースを1日20〜22時間装着しなければなりません。マウスピースをいつでも外すことができることはメリットでもありますが、患者さまがどれだけ協力してくださるかによって治療効果に差が出てしまうことがあります。

誤った装着方法

装着方法が誤っており、マウスピースがしっかりと密着できていないと、計画どおりに歯が動かず、治療期間が延びる原因になります。

虫歯や歯周病

インビザライン治療では、マウスピースを1日20〜22時間装着する必要があると先述しました。

マウスピースを装着していると、ふだんよりも唾液の自浄作用が働きにくくなります。そのため、虫歯や歯周病のリスクが高くなるのです。また、マウスピースのケアがうまくできておらず、汚染されたまま装着すると、虫歯や歯周病を引き起こす原因となります。

毎日の歯磨きを丁寧に行い、マウスピースを清潔に保つことが大切です。

喫煙

タバコに含まれるニコチンには、血管を収縮させる作用があります。血管が収縮すると、身体の血流が悪くなり、新陳代謝に影響を及ぼします。

口腔内の血流も悪くなり、歯が移動するスピードを遅くする原因となるため、禁煙しましょう。

追加でマウスピースを作成することも

上下のマウスピースを持っている医師

インビザライン治療を進めていくなかで、リファインメントという言葉を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。

インビザライン治療では、治療開始前に立てた計画に沿って治療が進められます。

しかし、歯の動きが計画からずれてしまうこともあり、そのずれの修正や、より美しい歯並びを目指す際に、追加のマウスピースを作成することがあります。この工程を「リファインメント」とよび、インビザライン治療の大切な工程のひとつです。

リファインメントは、8割程度の方が必要になるとされています。リファインメントの回数は人それぞれで、一度も行わない方もいれば、5回以上行う方もいます。

リファインメントは治療計画からずれてしまった場合だけでなく、予定していた歯並びから少し変更したいという願いを叶えることもできるでしょう。

インビザライン治療を予定どおりに終わらせるためには

女性患者に説明する男性歯科医師

インビザライン治療を予定どおりに終わらせるために、自分でできることはあるのでしょうか。最後に、自宅でできるセルフケアをご説明します。

マウスピースの装着時間を守る

インビザライン治療を予定どおり終わらせるためには、マウスピースの装着時間を守ることが最も大切です。

マウスピースを外している時間は、治療を止めている時間です。食事と歯磨きをするとき以外、1日20〜22時間装着するという習慣をつけ、つけ忘れないようにしましょう。治療期間が大幅に延びるリスクを回避できます。

マウスピースの管理を徹底する

マウスピースを紛失したり、破損したりすることは、治療期間が延びる原因です。そのため、マウスピースはケースに保管する習慣をつけましょう。

また、マウスピースを丁寧に洗浄することで、汚染による破損のリスクを減らせます。マウスピースを清潔に保つことも大切です。

マウスピースの装着方法に注意する

マウスピースを両手で持ち、前歯から奥歯の順に装着します。このときに、歯で食いしばりながら装着すると、歯に過度な力がかかりマウスピースの破損につながるため、やめましょう。

また、正しく装着するためには、チューイーとよばれるシリコン製の棒を用いてマウスピースと歯を密着させることも大切です。マウスピースを交換してから数日は、マウスピースと歯の間にすき間ができやすいので、チューイーを用いてしっかりと密着させる必要があります。

虫歯や歯周病に注意する

汚染されたマウスピースを装着すると、虫歯になるリスクが高まります。清潔なマウスピースを装着することを意識しましょう。

また、毎日の歯磨きを丁寧にすることはもちろん、マウスピースを装着する前は必ず歯磨きをする習慣をつける必要があります。食べカスをそのままにしてマウスピースを装着すると、虫歯や歯周病を引き起こすリスクが高まります。手間はかかりますが、毎食後だけでなく間食やジュースを飲んだあとも、お口とマウスピースを清潔にしてから装着しましょう。

虫歯や歯周病になると、虫歯治療が必要になり、マウスピースの作り直しが必要になる場合もあります。治療開始前に立てた計画どおりに矯正が進まず、治療期間が延びるので、虫歯は予防することが大切です。

まとめ部屋でリラックスして笑う女性

 

インビザライン治療を予定どおり進めるためには、マウスピースを正しく装着すること、装着時間を厳守すること、虫歯や歯周病を予防することが重要です。ふだんの歯磨きだけでなく、間食やジュースを飲んだあとにも歯磨きを行い、口腔内を清潔に保ちましょう。また、喫煙の習慣がある方は、禁煙すると計画どおりに治療を進められる可能性が高まります。

治療が延長することのないようセルフケアをしっかりと行い、計画どおり矯正治療を進めましょう。

インビザライン治療でお悩みの方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科」にご相談ください。

マウスピースを装着しようとしている女性の口元

マウスピース矯正で八重歯は治せる?八重歯を放置するリスクや治療費・期間についても解説!

2023年2月16日

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

以前は、矯正といえばワイヤー矯正一択でしたが、最近ではマウスピース矯正を取り扱う歯科医院が増えています。八重歯が気になるけれど、ワイヤーの見た目に抵抗があり諦めていた方も多いでしょう。

この記事では、八重歯をマウスピース矯正で治す方法や治療期間、費用について解説します。八重歯を矯正することで、お顔全体が清潔かつ華やかな印象になります。

<この記事を読めばわかること>

・マウスピース矯正で可能な八重歯の治療法

・八重歯を放置するリスク

・マウス ピース矯正のメリット、注意点

・マウス ピース矯正の治療費、かかる期間

「写真を撮るときにステキな笑顔を残したい」「マウスピース矯正が気になるけれど不安」という方は、ぜひ参考にしてください。

八重歯とは

指で唇を押し上げ、歯茎を出している女性

八重歯とは、犬歯(3番目の歯)が横の歯に重なって花のように見える状態をいいます。犬歯は糸切り歯ともよばれます。

日本では「笑うと歯が見えてかわいい」といわれていますが、海外では好まれない傾向にあるのも事実です。

八重歯の原因

黄色い背景の前に歯の模型と治療器具が置かれている

八重歯は、歯の大きさに対して生えるスペースが足りないことが原因で起こります。

顎が小さく、歯が生えるスペースがない

顎が小さく歯が生えるスペースがないと、犬歯が外側にずれて生えてきます。八重歯(犬歯)は、前歯や奥歯より遅れて生えるため、スペースがないと横の歯に押し出されます。また、生え変わりの時期に乳歯が早く抜けて、横の歯が傾き、スペースがなくなるケースもあります。

歯のサイズが大きい

歯の大きさには個人差があります。顎のサイズは正常であっても、歯のサイズが大きいと歯列スペースに入らず、ずれて生えてきます。

八重歯を放置することのリスク

紫背景の前に黄色い服を着た女性が口元を押さえて立っている

八重歯は、単に見た目だけの問題ではありません。八重歯を放置しておくと、虫歯や歯周病のリスク、お口全体にトラブルが発生する可能性があります。

八重歯を放置することのリスクは、主に以下の3つです。

・歯間の虫歯になりやすい

・歯周病になる恐れがある

・噛み合わせが悪く奥歯に負担がかかる

それぞれ詳しく解説します。

歯間の虫歯になりやすい

八重歯が横の歯と重なると、プラークがたまりやすくなり虫歯のリスクが高まります。

デンタルフロスや歯間ブラシが入らなければ、両隣の歯に虫歯が広がる恐れがあります。八重歯の周囲の虫歯を防ぐには、ブラッシングに時間をかけなければいけません。

歯周病になる恐れがある

歯が重なると、歯の根っこが接近し、歯を支えている周囲の骨が減ってしまいます。「歯を支える骨が少ない」「磨きにくく汚れがたまる」などの理由によって、歯周病のリスクが高まります。

また、八重歯があることで口が開いた状態が続き、口内が乾燥すると歯周病菌が増殖します。

噛み合わせが悪く奥歯に負担がかかる

人は、噛んで食べ物をすり潰すとき、犬歯を機能させて奥歯の噛み合わせの負担を減らしています(犬歯誘導)。

八重歯があると犬歯が当たらないため、犬歯誘導ができず、奥歯に負担がかかった状態が続きます。日々の負担が積もることで、将来、奥歯が割れるなどトラブルが起こるリスクが高まります。また、噛み合わせがずれた状態で過ごすと、顔や顎の歪みが生じるかもしれません。

マウスピース矯正で八重歯は治せる?

グレーのテーブルの上にマウスピースが置かれている

マウスピース矯正はワイヤー矯正と同様、八重歯の治療に対応しています。

マウスピース矯正で治せる歯並び

マウスピース矯正で治せる歯並びは、以下のとおりです。

・八重歯などの叢生(歯が重なる、ガタガタの状態)

・上顎前突(出っ歯)

・下顎前突(受け口)

・すき間が多い歯並び

しかし、重度の叢生や骨格に問題があると、マウスピース矯正の治療対象外になるケースもあります。

マウスピース矯正で八重歯を治せないケース

八重歯の向きや突出具合によっては、マウスピース矯正で治せないことがあります。

マウスピース矯正で八重歯を治せないケースは、以下の3つです。

・八重歯以外の歯のずれが大きい

・骨格に問題がある

・噛み合わせが深い

同じ八重歯でも、ずれが大きい場合や過蓋咬合といわれる噛み合わせが深い場合は、マウスピース矯正で治せないケースがあります。

次に、八重歯の治療法と治療時の抜歯の有無について説明します。

八重歯の治療法

レントゲン写真を使って説明をする歯科医師と、説明を聞く患者

八重歯の治療法は、以下の4つです。

歯を後方に移動させてスペースを確保する(非抜歯の場合)

奥歯を後方に移動させてスペースを確保し、八重歯を正しいスペースに戻す治療法です。

顎の幅を広げて八重歯のスペースを確保する(非抜歯の場合)

上顎は横に広げやすいため、顎を横に広げることで八重歯の入るスペースを確保します。八重歯の角度やねじれ具合によっては、マウスピース以外の装置を使用する場合があります。

歯の側面を削り歯列内に収める(非抜歯の場合)

軽度の叢生であれば、歯の側面を削り、八重歯をスペースに収める治療で対応が可能です。

歯を削ると聞いて心配になる方がいるかもしれませんが、影響がない程度に削るため問題はありません。表面のエナメル質をごくわずかに削り、上の歯全体で八重歯1本分のスペースを確保するイメージです。

抜歯をしてスペースを確保する

顎が極端に狭く、八重歯以外に歯にずれが生じていれば、抜歯をするケースがあります。抜歯をしたあとに、上記3つの治療法を組み合わせて矯正します。

抜歯をするケースでも、基本的に八重歯を抜くことはありません。なぜなら、犬歯は根っこが大きく生涯にわたり残せる可能性が高いからです。八重歯が邪魔だからといって抜いてしまうと、噛み合わせが崩れる恐れがあります。多くの場合、抜歯は4〜5番目の歯を抜きます。

抜歯を懸念する気持ちがある方もいらっしゃるかもしれませんが、抜かずに無理に歯を動かすと、骨の吸収が早まる恐れがあります。抜歯については、歯科医師に相談し、納得したうえで進めましょう。

マウスピース矯正とワイヤー矯正を併用する

マウスピース矯正だけで対応できない場合は、部分的にワイヤーを使用することがあります。

マウスピース矯正は、ワイヤー矯正と併用することで対応できる症例の範囲が広がります。ワイヤー矯正で部分治療する範囲は、それぞれの歯科医師の判断によります。ワイヤー矯正の技術が乏しい歯科医院では、マウスピース矯正とワイヤー矯正を併用できないことがあります。歯科医院を選ぶときは、経験が多い歯科医院であるか適切に判断しましょう。

マウスピース矯正で八重歯を治すメリット

青い白衣を着た歯科衛生士が片手に治療木後を持っている

八重歯を治したいと思ったとき、マウスピース矯正とワイヤー矯正のどちらにするか迷う方もいるでしょう。両方を比較しながら、メリットについて解説します。

装置が目立たない

マウスピース矯正の最大のメリットは、装置が目立たないことです。

矯正は長期にわたるため、見た目が気に入らないと日々ストレスを感じ続けることになります。社会人の場合、写真撮影や接客など、見た目が気になるシーンは日常に溢れています。マウスピース矯正は見た目がほとんど変わらないため、外見によるストレスは少ないでしょう。

取り外しが可能である

マウスピースは、好きなタイミングで取り外せます。ワイヤー矯正では、ワイヤーに引っかかる食べ物や色のつくカレーを避けるなど、食事にも気を遣います。その点、マウスピース矯正は取り外して食べられるため、気にする必要がありません。

ただし、長時間取り外すとマウスピースが入らなくなる恐れがあるため、着け忘れには注意しましょう。

しっかり磨ける

ワイヤー矯正は、歯ブラシが届かない装置のすき間に汚れがたまるため、虫歯や歯周病のリスクが高まります。汚れを取るために、歯間ブラシやタフトブラシを使い、手入れに時間をかけなければいけません。マウスピースは歯を磨くときに取り外せるため、隅々までしっかり磨けます。

ただし、マウスピースは常に歯を覆っているため、唾液が循環しにくくなります。糖度が高いジュースは、マウスピースを取り外して飲むか、飲んだあとにうがいをするように心がけましょう。

痛みが少ない

ワイヤー矯正は、ワイヤーが粘膜に刺さったり金属が舌に当たったりするなど、口内が傷つくことがあります。

しかし、マウスピース矯正であれば、口内を傷つけるリスクはほとんどありません。ワイヤー治療のように歯を引っ張って動かすのではなく、マウスピース全体に力が分散されるため、痛みも少ないといわれています。

治療後のシミュレーションができる

マウスピース矯正は、治療前にスキャナー装置でシミュレーションし、マウスピースを製作します。

矯正終了後の状態を事前に確認できるため、モチベーションが上がり、安心感につながるでしょう。

通院間隔を長く空けられる

ワイヤー矯正は1か月おきの通院が必要ですが、マウスピース矯正は問題がなければ、2〜3か月に通院間隔を空けることが可能です。

受診回数が少ないため、留学や出産など通院が難しい場合にも融通がききます。

楽器やスポーツも安心できる

ワイヤーを装着していると、楽器を吹きにくい場合があります。激しいスポーツでは、ぶつかるとワイヤーが唇にあたりケガをするかもしれません。

マウスピース矯正ではそのような心配がないため、部活動に励む学生の方でも安心して治療が可能です。

金属アレルギーの心配ない

マウスピース矯正は金属を使用しないため、金属アレルギーの方でも安心して治療が可能です。

マウスピース矯正における注意点

暗闇の中にスポットライトで照らされたびっくりマークが置かれており、後ろにクエスチョンマークが複数置かれている

マウスピース矯正には多くの魅力がありますが、注意しなければならない部分もあります。

長時間装着する必要がある

マウスピースは好きなタイミングで取り外せますが、基本的には常に装着する必要があります。就寝時はもちろんのこと、短くても1日20~22時間は装着しなければいけません。

マウスピースを装着できない状態が続くと、修正が効かなくなる恐れがあります。マウスピースがはまりにくいなどトラブルが起こったら、早めに受診しましょう。

治療効果に本人の意志が関わる

取り外しが可能なマウスピースは、装着時間により治療の進行に差が出ます。食事後は洗ってすぐに着ける、寝る前に着け忘れないなど、ご自身が意識して行動しなければなりません。

マウスピースをまとめて受け取るときは、紛失や破損しないように丁寧に保管しましょう。

歯科医師の技術によって結果が左右される

マウスピース矯正は、矯正に熟知していない歯科医院でも治療できるからこそ、信頼できるところで治療することが重要です。

歯科医師の経験によって対応できる症例の範囲が異なります。金額のみで判断して治療を始めてしまうと、理想の状態から遠ざかり修正ができなくなるかもしれません。初回のカウンセリングで、今までの症例を見せてもらうなど、歯科医師任せにせず情報を集めるようにしましょう。

矯正後に保定装置の着用が必要である

矯正をして動かしたあとでも、歯は元の位置に戻ろうとする習性があります。そのため、ワイヤー矯正と同様、後戻りを防ぐために保定装置を使用しなければなりません。

治療後も装置の着用が必要であることを理解しておきましょう。

マウスピース矯正で八重歯を治療する場合にかかる期間・費用

カレンダーと白い電卓が置かれている

マウスピース矯正は何年かかるのか、費用はいくらかかるのか気になる方も多いでしょう。結論をいうと、治療にかかる期間・金額は歯科医院によって異なります。マウスピース矯正は、ワイヤー矯正と同じく保険適用外のため、治療費は高額です。費用や治療計画を比較するためにも、いくつかの歯科医院で相談することをおすすめします。

マウスピース矯正の一般的な治療期間・費用の目安を以下にまとめてみました。

<マウスピース矯正で八重歯を治療する場合にかかる期間・費用>

矯正の範囲 部分矯正 全体の矯正
金額 200,000〜500,000円程度 800,000〜1,200,000円程度
期間 4か月~1年程度 1〜3年程度

ワイヤー矯正と同様、マウスピース矯正は医療費控除の対象です。

また、治療費の支払い方法は多くの歯科医院で分割払いができます。

マウスピース矯正で八重歯を治せない場合の治療法

青い背景の前でワイヤー矯正の装置付きの歯の模型を持っている

マウスピース矯正で八重歯を治せない場合はどうしたらいいのでしょうか。ここからは、マウスピース矯正で八重歯を治せない場合の治療法について解説していきます。

拡大装置で顎を広げる

拡大装置を使えば、顎を一気に広げることが可能です。そのため、マウスピース矯正に比べてかかる期間が短くて済みます。マウスピース矯正やワイヤー矯正と併用することもよくあります。

表側のワイヤー矯正

歯の表面にブラケットを付けて、そこにワイヤーを通して歯を動かします。金属ワイヤーのイメージが強いですが、白いブラケットや白いワイヤーのような目立ちにくい装置もあります。

裏側のワイヤー矯正

歯の裏側にブラケットを付けるワイヤー矯正です。装置が目立ちにくいメリットがありますが、表側のワイヤー矯正よりも時間がかかるのがデメリットです。

まとめ

男性歯科医師に治療を受ける女性が左手でグッドサインを出している

今回は、マウスピースを使った八重歯の治療について、期間やリスクを含めて解説しました。八重歯が治るだけでお顔全体が整って見えます。写真で見比べれば、笑顔の印象はずいぶん変わるでしょう。マウスピース矯正を取り扱う歯科医院は年々増えており、日本での症例数も増加しています。一度、歯科医院でカウンセリングを受けるとイメージがしやすくなるでしょう。治療を開始してから後悔しないように、歯科医院を選ぶときは症例数や費用を比較し、納得したうえで進めてください。

マウスピース矯正でお悩みの方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科」にご相談ください。