Tag Archives: CTシミュレーション

1前歯が回転しているのが気になる小児矯正症例

【小児】主訴:「前歯が回転してるのが気になる」小児矯正症例

2025年3月28日

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【関連動画】

[動画版]【小児】主訴:「前歯が回転してるのが気になる」小児矯正症例

限定解除項目

2限定解除項目

通院時年齢 性別 通院目的 診断 治療内容 治療期間・回数 費用※自由診療となります。 リスク・副作用
8歳 男性 マウスピース矯正治療 叢生 インビザライン(非抜歯) 12ヶ月 通院回数6回 880,000円

※自由診療になります

マウスピース矯正は、マウスピースを着けていないと歯が動かないため、決められた時間は必ず装置を装着して頂く必要があります。

装着時間を守ること、1~2週間ごとにマウスピースの着け替えを怠らないことが大切となります。

 

こんにちは。大阪府八尾市にある歯医者医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

当院では年間250人以上の患者さんがインビザライン矯正を開始されています。

症例の紹介はもりかわ歯科のinstagramでも随時公開にて紹介しておりますのでチェックしてみてください。

 

「そもそもインビザラインって何?」と疑問に感じられた方や、インビザラインについての基礎知識を知りたい方はもりかわ歯科の「マウスピース矯正ページ」をご覧ください。

患者さんの主訴「前歯が回転してるのが気になる

今回ご紹介するのは、8歳の男の子です。主訴は「前歯が回転しているのが気になる」ということでした。
実は、このお子様は以前に乳歯(子供の歯)をぶつけてしまい、歯の神経を治療した経験があります。

乳歯は将来生えてくる永久歯の位置をガイドする役割があるため、乳歯の根の治療や外傷による影響が、永久歯の生える方向や歯並びに大きく影響することがあります。

乳歯を治療したあとに起こりうるリスク

乳歯の神経を処置すると、根の先に膿(うみ)がたまったり炎症が起きたりする場合があります。その膿を避けるように永久歯が生えてきてしまうと、歯並びが乱れたり回転したりするリスクが高くなるのです。
もし過去に乳歯の治療をした方や、お子様が受傷したことがある場合は、永久歯が正しく生えるスペースや方向を確認することをおすすめします。

回転した前歯をどう治すのか?

本記事では、回転した前歯がどのようにきれいに整うのかを写真や治療過程を交えてご紹介します。成長期の小児矯正の重要性を、ぜひ最後までご覧いただき、治療を始めるタイミングなどの参考にしてください。

小児】「前歯が回転してるのが気になる」小児矯正症例の治療内容と結果

【初診時】問題の原因について主治医の考察

3インビザライン症例(初診時)

インビザライン症例(初診時)

8歳の男の子で、左上の前歯が回転していることがわかりました。現在のままでは回転が強くなったり、他の永久歯が生えるためのスペースが足りなくなったりする可能性があります。
小児期のうちに問題を改善せず放置すると、思春期~成人期にかけてさらに歯列不正や抜歯が必要になるリスクが高まります。

今回の治療目標

  1. 回転している前歯の位置を矯正し、見た目を改善する
  2. 将来生える永久歯のためのスペース確保を行う

治療のポイント

永久歯のスペース確保

4治療のポイント

CT撮影で後ろに控えている永久歯の大きさや位置を把握し、拡大矯正などの方法でスペースを作る。

前歯の回転をマウスピース矯正で修正

お子様の場合、成長をうまく利用しながら歯を動かせるため、短い期間での改善も期待できます。

【治療計画】「前歯が回転してるのが気になる」小児矯正症例

5症例の治療計画

インビザライン矯正は、クリンチェックと呼ばれる3Dシミュレーションソフトで、歯を0.1mm単位で動かす計画を立てられます。
小児の場合でも、大人と同様にシミュレーションに基づいた治療が可能です。

CTでの骨状態・永久歯の大きさを計測

後ろの歯のサイズや生える方向をチェックし、拡大が必要かどうか、どれぐらいのスペースを確保するかを判断。

矯正装置(マウスピース)による拡大と回転の修正

上顎を適度に広げつつ、前歯が回転している部分を重点的に矯正する計画を作成。

治療中は定期的にシミュレーションを見直し

患者さんと一緒に3D画像で進捗を確認し、必要に応じて微調整を行う。

【矯正開始12ヶ月】「前歯が回転してるのが気になる」小児矯正症例

6インビザライン症例(12ヶ月)

インビザラインでの矯正治療開始から12ヶ月後の実際の写真です。

治療開始からわずか12ヶ月経過した段階で、回転していた前歯がしっかり正しい向きに整いました。

  • 大きな抜歯や大掛かりな外科処置は行わず
  • 短期間(12ヶ月)で見た目も良好な状態に
  • CT計測により、永久歯のためのスペースを正確に確保

小児期に行うマウスピース矯正では、柔軟な成長を活かしながら歯を動かせるのが利点です。
定期的に通院していただき、シミュレーション通りに進めることで、予想以上の良い結果を得られることがあります。

「【小児】主訴:「前歯が回転してるのが気になる」小児矯正症例のまとめ

前歯が回転してるのが気になる」症例のビフォーアフター

7症例のビフォーアフター

初診時(8歳)

前歯が大きく回転しており、将来的なスペース不足も懸念される状態。

12ヶ月後

回転が修正され、永久歯のスペースもしっかり確保。

小児期からの矯正が重要な理由

乳歯の根の治療が永久歯に影響

乳歯の段階で神経治療や外傷があると、永久歯が避けるように生えてくるリスクが高まります。

成長期にアプローチすることで抜歯リスクを軽減

思春期以降に矯正を始めるより、骨が柔軟な時期に対応した方が、短期間・小さな負担で済む可能性が高い。

同じお悩みがある方へ

今回のように、小児期に回転している歯やスペース不足に対処しておくことで、大人になってからの抜歯や大掛かりな矯正を回避しやすくなります。
もしお子様の歯並びや今後の生え変わりについて不安をお持ちの場合は、ぜひ一度ご相談ください

当院には小児から成人まで多くの矯正治療実績があり、CTで骨の状態をしっかり確認しながら、適切なスペース確保を行う計画を立案しています。
大人になってから後悔しないために、早めの受診をおすすめいたします。

ぜひ、お子様の歯並びでお困りでしたら、勇気を出してもりかわ歯科までお気軽にご相談ください。
お子様が将来にわたって健康で美しい歯列を保てるよう、全力でサポートさせていただきます。

「歯並びは気になるが時間がかかるのでは?」「自分の歯並びがインビザライン矯正で治るの?」と不安になり、勇気が出ずに一歩踏み出せない方は勇気を振り絞って是非一度お問合せ下さい。

 

医療法人甦歯会もりかわ歯科は、全国の歯科医院の中で1%も獲得する事が出来ない”ダイヤモンドプロバイダー”の称号を3年連続獲得しておりますので、安心してご相談ください。

インビザライン矯正にご興味のある方、噛み合わせが気になる方は下記「もりかわ歯科のマウスピース矯正ページ」からお問合せ下さい。

 

最初から最後まで矯正担当医は矯正専門医の森川 康司が診させて頂きますのでご安心下さい。

 

1_歯が変なところから生えてきそうな小児矯正症例

【小児】主訴:「歯が変なところから生えてきそう」小児矯正症例

2025年3月14日

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【関連動画】
[動画版]【小児】主訴:「歯が変なところから生えてきそう」小児矯正症例

2_限定解除項目

通院時年齢 性別 通院目的 診断 治療内容 治療期間・回数 費用※自由診療となります。 リスク・副作用
9歳 女性 マウスピース矯正治療 叢生 インビザライン(非抜歯) 18ヶ月 通院回数12回 440,000円

※自由診療になります

マウスピース矯正は、マウスピースを着けていないと歯が動かないため、決められた時間は必ず装置を装着して頂く必要があります。

装着時間を守ること、1~2週間ごとにマウスピースの着け替えを怠らないことが大切となります。

 

こんにちは。大阪府八尾市にある歯医者医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

当院では年間250人以上の患者さんがインビザライン矯正を開始されています。

症例の紹介はもりかわ歯科のinstagramでも随時公開にて紹介しておりますのでチェックしてみてください。

 

「そもそもインビザラインって何?」と疑問に感じられた方や、インビザラインについての基礎知識を知りたい方はもりかわ歯科の「マウスピース矯正ページ」をご覧ください。

患者さんの主訴「歯が変なところから生えてきそう

今回ご紹介する患者さまは9歳の女の子です。「歯が変なところから生えてきそう」というお悩みを抱えてお母さまと一緒に来院されました。
お母さまによると他院での診察時にレントゲンで確認したところ「その歯は抜歯するしかない」と診断を受けたとのことでした。

埋伏歯(まいふくし)の状態

問題の歯は上顎の左右3番目(犬歯)の永久歯で、骨の中に埋まっている状態でした。
このような状態の歯を「埋伏歯」と呼びます。

レントゲン画像では埋伏している犬歯が完全に横を向いていることが確認でき、状態は非常に厳しいものでした。このまま放置すると、次のような問題が発生する可能性があります。

隣の歯にぶつかる

隣接する歯を押してしまい歯列全体に悪影響を及ぼす。

隣の歯の抜歯が必要になるリスク

最悪の場合、埋伏歯だけでなく隣の歯も抜歯せざるを得ないケースがあります。

抜歯以外の選択肢を模索

埋伏している犬歯を抜歯すると、その歯はもう戻すことができません。今回の症例ではできる限り抜歯を避けて歯を正しい位置へ誘導するための治療を行うことを目指しました。

この症例ブログについて

このブログでは埋伏歯にどのようにアプローチし、治療を進めたのかを詳しく解説していきます。
埋伏歯や似たようなお悩みを抱えている方はぜひ最後までご覧ください!

 

小児】「歯が変なところから生えてきそう」小児矯正症例の治療内容と結果

【初診時】問題の原因について主治医の考察

3_初診時

今回ご紹介する患者さまは、9歳の女の子です。主訴は「歯が変なところから生えてきそう」というものでした。お母さまが他院で診断を受けた際、レントゲンで確認したところ「歯が埋まっていて抜歯するしかない」と診断されたとのことで当院に来院されました。

詳しい診察結果”埋伏歯の状態”

問題の歯は上顎の左右にある犬歯で、骨の中に埋まっている「埋伏歯」という状態でした。
またCTで詳しく撮影した結果、埋伏歯が隣の歯にぶつかりそうになっていることも確認されました。

放置すると考えられるリスク
  • 隣の歯へのダメージ
    埋伏歯が隣接する歯に強い力を加え、最悪の場合、隣の歯もダメになってしまうことがあります。
  • 歯列全体への影響
    歯並びや噛み合わせに大きな乱れが生じる可能性があります。

治療の必要性:開窓・牽引によるアプローチ

このような埋伏歯に対しては歯茎を切開して埋まっている犬歯を露出させ、正しい位置に誘導する「開窓・牽引」という処置が必要です。
これにより横向きに埋まっている歯を徐々に正しい方向へ引っ張り出します。

この処置は少し不安を感じられる方も多いと思いますが、当院ではデジタル技術を活用し治療前に3Dシミュレーションを行っています。
これにより、患者さまやご家族に治療の流れを視覚的に説明し安心して治療を受けていただける環境を整えています。

このブログで解説する内容

次に埋伏歯に対するデジタルシミュレーションの具体的な内容や治療計画について解説していきます。
お子さまの埋伏歯や歯並びにお悩みの方はぜひご参考ください。

【治療計画】「歯が変なところから生えてきそう」小児矯正症例

埋伏歯の位置をデジタル技術で正確に確認

治療計画を立てるにあたりCT画像をもとに埋伏歯の正確な位置をデジタルシミュレーションで確認しました。
これにより従来の目安に頼った手術と比較して以下のようなメリットが得られます:

  • 正確な治療が可能
    埋伏歯の正確な位置を把握することで、治療を的確に進められます。
  • 手術時間の短縮
    無駄な手探り作業が減るため患者さまへの負担を軽減できます。
  • 親御さまへのわかりやすい説明
    デジタルシミュレーションや3Dプリンターで作成した模型を使用し、治療内容を視覚的に説明することで不安を解消します。

デジタル技術がもたらす安心感

4_デジタル技術がもたらす安心感

デジタル技術を活用することで、治療計画が精密かつ効率的になります。
親御さまにとっても治療内容や進行がわかりやすく、安心して治療を受けていただける環境を提供できます。

これから実際にどのように治療を進めていったのかを解説していきます。埋伏歯や歯並びの問題でお悩みの方はぜひ参考にしてください。

【矯正スタート】「歯が変なところから生えてきそう」小児矯正症例

こちらは小児矯正治療を開始した際の実際の写真です。治療は事前に行ったシミュレーションをもとに進められました。

手術の進行”デジタル技術を活用”

CTによるシミュレーションと3Dプリンターで作成した手術用ガイドを活用して、上顎左右の埋伏歯に対する手術を行いました。このアプローチにより以下のようなメリットを得ることができました。

手術時間の短縮

精密なガイドにより、無駄な作業を減らし迅速な処置が可能。

侵襲を最小限に抑えられる

患者さまへの負担を軽減することができました。

矯正治療の開始〜埋伏歯の牽引〜

5_矯正治療の開始(埋伏歯の牽引)

手術により歯茎の中に埋まっていた犬歯を露出させることができました。
その後以下のステップで矯正をスタートしました。

  1. 露出した歯にボタンを装着
    埋伏歯に専用のボタンを取り付けます。
  2. ゴムを使用した牽引開始
    ゴムを使って横向きに埋まっていた歯を、徐々に正しい位置へと誘導していきます。

治療は順調に進行中です。次に矯正治療の経過や最終的な結果について解説していきます。

【矯正開始3ヶ月】「歯が変なところから生えてきそう」小児矯正症例

6_インビザライン症例(3ヶ月)

こちらは治療開始から3ヶ月後の実際の写真です。

治療を進める中でゴムを使用して埋伏していた犬歯を引っ張り、レントゲンで確認したところ横を向いていた犬歯が真っ直ぐな状態へと改善されました。
他院では「抜歯が必要」と診断されていた症例ですがデジタル技術を活用することで、安全かつ効果的に対応することができました。

永久歯の重要性「お口の未来を守るために」

永久歯は28本がチームとなり口腔内の健康を支えています。
たった1本でも欠けてしまうと噛み合わせや歯列、さらには全身の健康にも影響を与える可能性があります。そのため抜歯を避け歯を守る治療を進めることが非常に重要です。

小児矯正はお任せください

医療法人甦歯会 もりかわ歯科では「小児矯正」を得意としており、最新のデジタル技術を駆使した精密な治療を行っています。
お子さまの歯並びや噛み合わせでお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。
お口の未来を守るお手伝いをさせていただきます!

「【小児】主訴:「歯が変なところから生えてきそう」小児矯正症例」のまとめ

歯が変なところから生えてきそう」症例のビフォーアフター

7_ビフォーアフター

こちらは小児矯正【初診時】と【3ヶ月後】の写真です。
治療の結果、埋伏していた犬歯を無事に正しい位置へと誘導することができました。

歯が変なところから生えてきそうな症例もわずか3ヶ月で治療することが可能です。
同じようなお悩みをお持ちの方はぜひ一度ご相談ください。

今回の症例について

今回は「歯が変なところから生えてきそう」という主訴で来院された小児矯正の症例をご紹介しました。

よくあるご相談

「歯の生え方、大丈夫でしょうか?」といったご相談は非常に多く寄せられます。しかし、ご相談いただくタイミングによって治療内容が大きく変わることも事実です。

タイミングが遅れると…
  • 今回のように埋伏歯が進行している場合、手術が必要になるケースがあります。

早めの相談で手術を回避できることも

  • 早い段階で相談いただければ手術を避けながら、より簡易的な治療で済む場合もあります。

お子さまの歯並びでお悩みの方へ

今回の症例を通じて早期相談の重要性をご理解いただければ幸いです。
歯並びや噛み合わせに不安をお持ちの方はぜひ「医療法人甦歯会 もりかわ歯科」にご相談ください。
お子さまの未来のために最適な治療をご提案いたします!

 

私が「小児矯正」で心掛けている事は自分の娘だったらと常に考えて治療を行うことです。

「小児矯正」を通じて一人一人の将来の歯の健康を守るため、歯の健康を守る事で全身の健康を守れたらと思っています。

矯正と聞くと勿論、敷居が高く感じてしまうと思います。

歯の矯正をするためではなく、今のお子様の現状と成長のために必要なことを気軽に聞きに来てもらえますと幸いです。知らないままではなく、知った上でどう行動をするか考えて下さい。

 

医療法人甦歯会もりかわ歯科は、全国の歯科医院の中で1%も獲得する事が出来ない”ダイヤモンドプロバイダー”の称号を3年連続獲得しておりますので、安心してご相談ください。

インビザライン矯正にご興味のある方、噛み合わせが気になる方は下記「もりかわ歯科のマウスピース矯正ページ」からお問合せ下さい。

 

最初から最後まで矯正担当医は矯正専門医の森川 康司が診させて頂きますのでご安心下さい。