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【関連動画】
[動画版] 【正中のずれ】主訴:「前歯が中心からズレている」インビザライン症例
限定解除項目
通院時年齢 | 性別 | 通院目的 | 診断 | 治療内容 | 治療期間・回数 | 費用※自由診療となります。 | リスク・副作用 |
21歳 | 女性 | マウスピース矯正治療 | 叢生 | インビザライン(非抜歯) | 12ヶ月 4回 | 880,000円
※自由診療になります |
マウスピース矯正は、マウスピースを着けていないと歯が動かないため、決められた時間は必ず装置を装着して頂く必要があります。
装着時間を守ること、1~2週間ごとにマウスピースの着け替えを怠らないことが大切となります。 |
こんにちは。大阪府八尾市にある歯医者医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。
当院では年間250人以上の患者さんがインビザライン矯正を開始されています。
症例の紹介はもりかわ歯科のinstagramでも随時公開にて紹介しておりますのでチェックしてみてください。
「そもそもインビザラインって何?」と疑問に感じられた方や、インビザラインについての基礎知識を知りたい方はもりかわ歯科の「マウスピース矯正ページ」をご覧ください。
患者さんの主訴「前歯が中心からズレている」
今回ご紹介する患者さんは21歳の女性です。
「前歯が顔の中心からズレている」「歯並びがガタガタ」「顎が左にずれているように感じる」という複合的な悩みを抱えて来院されました。
「前歯が中心からズレている」について主治医の見解
歯科では、前歯の中心ラインが顔の中心ラインと合っていない状態を「正中のずれ」と呼びます。
この患者さんの場合、特に下の前歯のラインが左方向にずれており、それに伴って下顎全体も左側に偏った位置になっていました。
正中のずれを放置するリスクとは?
正中がずれていると、見た目のバランスが崩れるだけではなく、噛み合わせが乱れやすくなります。
噛み合わせの乱れは顎の関節への負担を増やし、顎関節症や頭痛、肩こりの原因にもつながります。
また、ズレが長期間続くと歯列全体がさらに乱れ、将来的に抜歯や大掛かりな矯正が必要になる可能性があります。
「正中のずれ」については、こちらの記事でも詳しく解説していますので、ぜひ合わせてご覧ください。
【正中のずれ】「前歯が中心からズレている」インビザライン症例の治療内容と結果
初診時の口腔内の状態
インビザライン症例(初診時)
患者さんの初診時の状態は以下の通りでした。
- 上の前歯が入り組んでいて、重なり合うように並んでいる(叢生)。
- 下の前歯もスペースが不足しており、歯が重なり合いガタガタな状態。
- 下顎が左にずれていて、上下の前歯の中心ラインが大きくズレている。
原因は顎のズレによるもの
診察を進めた結果、歯並びが悪くなった最大の原因は下顎の位置が左側にずれていることでした。
顎の位置がズレると噛む力が均等に分散されず、特定の歯に過度な負担がかかります。
その結果、歯が本来の位置から動いてしまい、全体の歯並びが悪化します。
治療計画:インビザラインを用いた非抜歯矯正
今回の症例では、「インビザライン」という透明で目立ちにくいマウスピース型の矯正装置を使用しました。
インビザラインの最大の特長は、治療前に「クリンチェック」という専用の3Dシミュレーションソフトを使い、歯の動きを0.1mm単位で細かく予測・計画できる点です。これにより、治療のゴールを患者さんご自身と明確に共有し、安全で精度の高い矯正治療を提供できます。
今回特に重要となったのは、歯列を「拡大(エクスパンション)」するという方法です。
歯並びがガタガタになる原因の一つに、歯が並ぶためのスペース不足があります。
抜歯を行わずにこのスペースを確保するため、歯列を左右方向に少しずつ広げることで歯が並ぶ余地を作りました。
下顎の位置が左にずれている状態を改善するため、インビザラインに「ゴム」を併用して、顎の位置を適切なポジションに誘導していきました。
治療の流れ
矯正治療は、以下のプロセスで進めました。
1. 歯列の「拡大」をスタート
マウスピースを順次交換しながら、上顎と下顎の歯列を左右方向に少しずつ広げていきました。
これにより、新たなスペースを作り出しました。
2. 前歯の並びを改善
歯列が十分に広がったら、そのスペースを活かして前歯を本来の理想的な位置へと整列させました。
徐々に重なっていた歯がまっすぐ整っていきました。
3. 顎のズレの調整(正中の改善)
顎の位置が左にずれていたため、マウスピースと共にゴムを使用し、顎を正しい位置へ誘導しました。
噛み合わせを適切な位置に調整することで、上下の前歯の正中(中心ライン)を整えました。
これらの治療プロセスを、クリンチェックで作成した精密な3Dシミュレーションに沿って進めました。
毎回の通院で進捗を確認しながら治療を行うことで、患者さんも安心して治療を受けることができます。
治療完了後の状態(12ヶ月後)
治療開始から12ヶ月後、以下のような大きな変化が現れました。
前歯の歯並びが美しく改善
治療前はガタガタだった前歯が整然と並び、見た目が大きく改善されました。笑顔にも自信がもてるようになったと患者さんも喜ばれています。
正中のズレが解消され、顔のバランスが整う
顔の中心ラインに上下の前歯がぴったりと合い、見た目の印象が劇的に向上しました。
噛み合わせの改善で不快症状が解消
顎の位置が正しい場所に誘導されたことで、噛み合わせも理想的な状態になりました。
これにより患者さんが以前感じていた顎の痛みや頭痛が解消され、快適な日常生活を送れるようになりました。
「【正中のずれ】主訴:「前歯が中心からズレている」インビザライン症例」のまとめ
「前歯が中心からズレている」症例のビフォーアフター
治療前の状態(ビフォー)
歯並びのガタガタ(叢生)
治療前は上の前歯が入り組んで重なり合い、下の歯もスペースが不足して歯並びが悪い状態でした。見た目だけでなく、歯磨きもしにくく、虫歯や歯周病リスクが高い状態でした。
正中のずれ(下顎の左側へのズレ)
下の前歯が大きく左側へずれ、上の歯とのバランスが悪く、顔の中心ラインが不自然に見えていました。さらに、顎のズレから噛み合わせが崩れ、頭痛や顎の痛みなどの不快症状もありました。
治療後の状態(アフター)
美しく整った歯並び
12ヶ月のインビザライン矯正を終え、上下の前歯がきれいに整列しました。
見た目が劇的に向上し、患者さんも自信を持って笑えるようになったと喜ばれています。
正中のラインの改善
治療前に大きくずれていた前歯の中心ラインが顔の中心に揃い、顔全体のバランスが美しく整いました。
これにより、審美性が大幅に向上しました。
顎の位置の改善・不快症状の軽減
顎の位置が適切に調整されたことで、噛み合わせが理想的な状態になりました。
その結果、患者さんが悩まれていた頭痛や顎の痛みも解消され、日常生活がとても快適になりました。
インビザラインを使った矯正治療は、見た目の改善だけでなく機能的な問題も根本から解決できます。
また、マウスピース矯正(インビザライン)はどの医院でも同じ結果が出るわけではありません。
担当医師の技術力や計画力が治療の成功を左右します。
当院では精密な3Dシミュレーションと豊富な治療実績をもとに、患者さん一人ひとりに最適な治療を提供しています。
「歯並びは気になるが時間がかかるのでは?」や「自分の歯並びがインビザライン矯正で治るの?」と不安になり勇気が出ずに一歩踏み出せない方は勇気を振り絞って是非、一度お問合せ下さい。
医療法人甦歯会もりかわ歯科は、全国の歯科医院の中で1%も獲得する事が出来ない”ダイヤモンドプロバイダー”の称号を4年連続獲得しておりますので、安心してご相談ください。
インビザライン矯正にご興味のある方、噛み合わせが気になる方は下記「もりかわ歯科のマウスピース矯正ページ」からお問合せ下さい。
最初から最後まで矯正担当医は矯正専門医の森川 康司が診させて頂きますのでご安心下さい。