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虫歯の治療費の目安は?

虫歯治療の費用の目安は?

2024年7月12日

こんにちは。大阪府八尾市の歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

歯の事やそれに関連する様々な疑問に勝手に答えていく「もりかわ歯科の勝手に解説!ブログ」です!

 

今回は、知ってるようでイマイチ知らない”虫歯治療の費用”について詳しく解説いたします!

虫歯治療にかかる費用はいくらかかる?費用が変動する要因とは?

虫歯と診断されると、治療の内容や期間によって、費用が大きく異なることをご存知でしょうか?虫歯治療費は、公的医療保険が適用されるため自己負担額は抑えられますが、それでも治療内容によっては高額になる可能性があります。

この記事では、虫歯治療にかかる費用について、治療の種類や状況によってどのように費用が変動するのか、そして費用を抑えるための方法について解説します。

虫歯治療費は、主に以下の項目で構成されます

虫歯治療費の主な項目

  1. 初診料・再診料

初めて受診する場合の初診料と、2回目以降の再診料です。

  1. 検査費用

虫歯の診断や進行度を調べるための検査費用です。レントゲン撮影などが含まれます。

  1. 処置費用

虫歯の除去や詰め物・被せ物などの費用です。治療内容によって費用は異なります。

  1. その他費用

麻酔代、歯のクリーニング代、診断書料などが含まれます。

虫歯治療費の変動要因

虫歯治療費は、以下のような要因によって変動します。

  1. 虫歯の進行度

虫歯の進行度合いによって、必要な治療内容が異なり、費用も変動します。初期の虫歯であれば費用は比較的安く済みますが、重度の虫歯の場合は神経治療や抜歯が必要になる場合があり、費用が高額になることがあります。

  1. 治療法の選択

詰め物や被せ物の種類によって費用は異なります。保険診療で適用される素材と、自由診療でしか選択できない素材があります。

  1. 歯の位置

治療する歯の位置によって費用が異なる場合があります。奥歯の方が治療が難しく、費用が高くなる傾向があります。

  1. 医療機関の種類

歯科医院や歯科大学病院など、医療機関の種類によって費用は異なります。

  1. 保険の種類

加入している公的医療保険や歯科保険の種類によって、自己負担額は異なります。

虫歯治療費を抑えるには?

虫歯治療費を抑えるには?

虫歯治療費を抑えるためには、以下の方法が考えられます。

  1. 早期発見・早期治療

早期の虫歯であれば、比較的簡単な治療で済むため費用を抑えられます。定期的な歯科検診を受け、虫歯を早期発見・早期治療することが大切です。

  1. 保険診療の範囲内で治療を受ける

保険診療で適用される治療法や素材を選択することで、自己負担額を抑えることができます。

  1. 歯科医院の比較検討

複数の歯科医院で費用を見積もり、比較検討することで、より費用を抑えられる場合があります。

  1. 予防歯科の徹底

定期的な歯磨きやフロス、歯科医院でのクリーニングなど、日頃から虫歯予防を徹底することで、虫歯になるリスクを減らし、治療費を抑えることができます。

初診の歯医者、いくら持っていけば安心?

初診の歯医者、いくら持っていけば安心?

初めて歯医者に行くとき、「いくら持っていけばいいですか?」と質問されることがあります。

金額が分からないのは不安ですよね。

正確には人によって異なるのですが、参考程度にお読みください。

初診時の費用の目安は?

一般的に、初診時の費用は3,000円~4,000円程度が目安となります。

内訳としては、

  • 初診料: 2,000円~3,000円程度
  • 検査費用(レントゲンなど): 500円~1,000円程度

となります。

ただし、虫歯の進行具合や治療内容によっては、さらに費用がかかる場合もありますので、5,000円程度持っていくと安心です。

注意点

  • 上記はあくまでも目安であり、歯科医院によって費用は異なります。心配な場合は、事前に電話で確認しておくと良いでしょう。
  • 保険証を忘れずに持参しましょう。保険証があれば、自己負担額が3割で済みます。
  • クレジットカードが使えるかどうかも確認しておくと安心です。

 

★初めて歯医者に来院される場合は、5,000円程度持ってきていただけば安心です。事前に費用や支払い方法を確認しておくと、より安心して治療を受けていただけます。

歯医者の治療費はどこも同じ?

保険診療の場合、治療内容に応じて国が定めた診療報酬点数表に基づいて費用が決まるため、基本的にはどの歯科医院でも同じになります。

しかし、以下の要素によって最終的な支払額が異なる場合があります。

  • 初診料・再診料
      • 初めて受診する場合の初診料は、歯科医院によって若干の差があります。
  • 院内処方箋料
      • 薬を院内で処方する場合にかかる費用で、歯科医院によって異なります。
  • 特定保険医療材料料(金属床など)
      • 一部の保険診療で使用する材料費は、歯科医院が独自に価格を設定できるため、若干の差が生じることがあります。
  • その他
    • レントゲンフィルムの種類(デジタルかアナログか)などによっても費用が異なる場合があります。

そのため、「保険治療の治療費はどこの歯医者でも同じ」という表現は、厳密には正確ではありません。

ただし、これらの差は一般的に数百円程度であり、全体的な治療費に大きな影響を与えることは少ないです。

 

保険診療の場合、治療費は基本的に全国一律ですが、上記のような要素によって若干の差が生じることがあります。

歯科医院を選ぶ際は、治療費だけでなく、医師の技術や設備、雰囲気なども考慮して総合的に判断することが大切です。

歯医者に行くお金が足りない時はどうすればいい?

歯がボロボロでもお金がない…そんな時の対処法

歯がボロボロなのに、お金がないと諦めていませんか?そんな時でも、状況に合わせて様々な対処法がありますので、下記を参考にしてみてください。

貯金・収入がない場合

  1. 無料低額診療事業の利用

    • 低所得者向けの制度で、無料でまたは低額で治療を受けられる場合があります。
    • 各市区町村の窓口やホームページで確認できます。
  2. 生活保護の利用

    • 生活が困窮している場合に、医療費の助成を受けられる制度です。
    • 市区町村の福祉事務所で相談できます。

収入はないが貯金がある場合

保険診療の利用

  • 医療保険に加入していれば、治療費の自己負担は3割で済みます。
  • 保険証を忘れずに持参しましょう。

貯金はないが収入がある場合

  1. クレジットカード払い

    • 一括払いまたは分割払いが選べます。
    • 分割払いの場合は、金利や手数料に注意しましょう。
  2. デンタルローン

    • 歯科治療費専用のローンです。
    • 金利や返済期間をよく確認しましょう。
  3. 銀行や消費者金融からの借入

    • 銀行のカードローンや消費者金融でお金を借りる方法もあります。
    • 金利や返済計画に注意が必要です。

その他の対処法

自治体の歯科検診

  • 定期的に無料または低額で歯科検診を行っている自治体もあります。
  • お住まいの自治体のホームページなどで確認してみましょう。

大学病院の歯科

  • 実習を兼ねて、比較的安価で治療を受けられる場合があります。
  • 待ち時間が長い場合があるので注意が必要です。

大切なこと

諦めずに相談

  • お金がないからと諦めずに、まずは歯科医院や自治体の窓口に相談してみましょう。
  • 状況に応じて、適切な対処法を提案されます。

予防を心がける

  • 定期的な歯磨きやフロス、歯科検診で虫歯予防を徹底しましょう。
  • 早期発見・早期治療で、治療費を抑えることができます。

お金がなくても、諦めずに歯の治療を受けましょう。健康な歯は、心身ともに健康な生活を送る上で欠かせないものです。

歯医者の支払いは現金払いだけ?

多くの歯科医院では、保険診療の支払いは現金のみとされていることが多いです。

保険診療の支払いが現金のみの理由としては

手数料の問題

  • クレジットカードや電子マネーでの支払いは、歯科医院側に手数料が発生します。
  • 保険診療の費用は国によって定められており、歯科医院が自由に価格を設定できないため、手数料を上乗せすることが難しく、結果として現金のみの対応となることが多いです。

事務処理の簡素化

  • 現金払いの場合は、会計処理がシンプルで済みます。
  • クレジットカードや電子マネーの場合、専用の端末が必要となり、事務処理も複雑になります。

しかし、近年では..キャッシュレス化の流れを受けて、保険診療でもクレジットカードや電子マネーでの支払いに対応する歯科医院も徐々に増えてきています。

特に、自費診療の割合が高い歯科医院や、都心部の歯科医院では、キャッシュレス決済に対応しているところが多い傾向があります。
もちろん我々医療法人甦歯会もりかわ歯科もクレジット払い、デンタルローンなど、様々な支払い方法に対応しております。

詳しくは当院HPの「治療料金表」ページをご覧ください。

まとめ

虫歯治療費は、虫歯の進行度や治療法によって大きく異なります。早期発見・早期治療を心掛け、保険診療の範囲内で治療を受けることで、自己負担額を抑えることができます。虫歯と診断された場合は、歯科医師に相談し、費用のことについてもしっかりと話し合いましょう。

お気軽にご相談ください

いかがでしたでしょうか?

 

歯列矯正をご検討される方は勿論、歯に関する不安がある方も遠慮なくご相談ください。

まずは無料診断にお越しください。きっと満足いただけると思います。

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医療法人甦歯会 マイデンタルクリニックもりかわ歯科

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水色の背景の前にマウスピースが置かれている

インビザラインとワイヤー矯正を併用した治療について詳しく解説!

2023年2月27日

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

インビザラインは、透明のマウスピースを使って歯を動かすため、矯正中に目立つことがない、審美面に優れた矯正法です。技術の改良により適応できる症例が増えていますが、一部の症例には適していない場合があります。インビザラインだけでは治療が難しい場合、ワイヤー矯正で補うことで、より幅広い症例に対応できます。

本記事では、インビザラインとワイヤー矯正を併用するメリットや注意点についてご紹介します。治療を始めてから後悔しないためにも、矯正を検討している方は参考にしてください。

インビザラインだけでは治療が難しい症例

白いテーブルの上に書類、ノートパソコン、歯の治療器具が置かれており、その前に歯の模型を手に持った歯科医師が座っている

ワイヤー矯正ではほとんどの歯並びの問題に対応できますが、インビザラインには苦手な動きがあるため、すべての症例に対応できるわけではありません。

インビザラインだけでは治療が難しい症例は、以下の5つです。

・歯の高さが足りない

・歯が歯茎から出ている範囲が狭い

・歯のガタガタが強い

・歯のねじれが大きい

・抜歯したスペースが広く空いている

それぞれの症例について詳しく解説します。

歯の高さが足りない

インビザラインは、歯を引っ張る動きが得意ではありません。歯の高さが足りない場合、マウスピースで歯を固定して引っ張りますが、マウスピースを持ち上げると、マウスピースと歯の間にすき間ができてしまい、効果的に引っ張ることができません。また、抜歯後に歯を動かすことで、歯の高さが足りなくなるケースもあります。

例えば、抜歯をして空いたスペースに歯を移動させる際に、マウスピースで力を加えると歯が内側に倒れやすくなります。歯が内側に倒れると歯の高さが低くなり、上下の歯がうまく噛み合わなくなるため、歯を引っ張り上げる必要があります。

歯を引っ張り上げる動きは、インビザラインよりワイヤー矯正のほうが得意としています。ワイヤー矯正でインビザラインの欠点を補うことで、よりスムーズに矯正を進められます。

歯が歯茎から出ている範囲が狭い

マウスピースをはめて歯を動かす場合、マウスピースで歯をつかんで力を加えます。歯が出ている面積が少ない場合、マウスピースが歯をつかみにくく、力が弱くなる傾向があります。特に奥歯は、頭の部分が半分ほど埋まっている方が多いため、マウスピースで保持するのが難しくなります。太めの棒を手でつかんで引っ張り上げるのが難しいのと同じ原理です。

一方、ワイヤー矯正ではブラケットを歯に取り付けることさえできれば、自由に歯を引っ張り上げることができます。

歯のガタガタが強い

歯列から歯が大きく飛び出している「転位歯」も、インビザラインで動かすのが難しい症例です。

歯のずれが大きいと、マウスピースと歯がぴったりとフィットせず、歯に適切な力を加えられません。歯にアタッチメントとよばれる突起を付けて、マウスピースを歯にフィットさせる方法もあります。アタッチメントを使用しても歯に力が加わりにくい場合は、ワイヤー矯正を併用することで歯を動かすことが可能になります。

歯のねじれが大きい

歯がねじれていると、マウスピースが歯にぴったりと合わず、マウスピースと歯の間にすき間ができてしまいます。すき間があると、マウスピースで歯をつかんで回転させようとしても、すべって力がうまく伝わらず、回転しにくい場合があります。

抜歯したスペースが広く空いている

インビザラインは、マウスピースを使って歯を少しずつ移動させるため、歯の移動距離が長いと時間がかかります。また、歯の頭の部分にだけ力が加わり、歯が傾く場合があります。

ワイヤー矯正は歯に強い力を加えることができるため、歯全体を平行に移動できます。場合によっては、矯正用アンカースクリューや顎間ゴムなどの補助装置を使うことがあります。

インビザラインとワイヤー矯正を併用するメリット

指先にスマイリーが描かれた8本の指からカラフルな吹き出しが出ている

インビザラインが苦手とする動きをワイヤー矯正で補助することで、効率よく歯を移動でき、そのあとインビザラインに切り替えれば、できる限り目立たない矯正が可能になります。

インビザラインとワイヤー矯正を併用するメリットは、以下の3つです。

・奥歯が前に倒れるのを防げる

・矯正期間を短縮できる

・適応できる症例範囲が広くなる

それぞれのメリットについて詳しく解説します。

奥歯が前に倒れるのを防げる

前歯が突出した出っ歯のような歯並びでは、主に4・5番目の歯を抜歯します。抜歯したスペースに前歯を下げて歯並びを整えますが、マウスピースで歯に力を加えると奥歯にも力が加わり、前方に傾斜します。

ワイヤー矯正を併用することで、奥歯が前に倒れないように保持できるのです。

矯正期間を短縮できる

インビザラインは、歯の面積が狭いとマウスピースが歯をしっかりつかめず、歯の移動に時間がかかります。一方、ワイヤー矯正では、歯の面積が狭くてもブラケットを装着できれば、自由に歯を引っ張ることができます。ワイヤーで歯を引っ張り、歯の出ている面積が増えると、マウスピースで歯をつかめるため、歯を動かすことが可能です。

ワイヤー矯正を用いることで矯正期間が短縮できるのは、患者様にとっても大きなメリットといえるでしょう。

適応できる症例範囲が広くなる

インビザラインではできない動きをワイヤー矯正で補助することで、難症例にも適応できます。

例えば、抜歯のあと、歯を大きく動かす時期にワイヤー矯正を行います。ある程度歯列が整ったあとに、インビザラインに変更すれば、目立つワイヤー装置から早く解放されて、ストレスを軽減できるでしょう。ワイヤー矯正の特性を利用することで、矯正効果が高まります。

インビザラインとワイヤー矯正の併用が向いている方

右手にワイヤー矯正装置が付いた歯の模型、左手にマウスピースを持っているブロンズヘアの女性

歯並びの症状が軽度の場合はインビザラインのみで矯正できますが、歯のずれが大きいとインビザラインで歯を動かすのが難しいことがあります。インビザラインが不得意とする歯並びを、ワイヤー矯正でカバーすることで両方のメリットを活かせます。

インビザラインとワイヤー矯正の併用が向いている方は、以下のとおりです。

・歯列不正が重度の方

・前歯が前方に大きく出ている方

・噛み合わせがずれている方

・矯正を早く終わらせたい方

それぞれについて詳しく解説します。

歯列不正が重度の方

インビザラインは複雑な動きが苦手です。大きく歯がねじれた歯並びや、歯の傾きが強い歯並びは、マウスピースだけでは治せない場合があります。

インビザライン矯正は、最終的なきれいな歯並びをシミュレーションして、少しずつ歯を動かすようにマウスピースを製作します。歯を動かす量が多いと少しずつ計画がずれて、うまく矯正が進まないなどのトラブルが起こる可能性があります。その場合、ワイヤー矯正でリカバリーすることで、もとの計画へ戻すことができます。

前歯が前方に大きく出ている方

前方に大きく出ている前歯を後方に移動させるためには、マウスピースだけでは矯正できない場合があります。その場合、抜歯をしたり、ワイヤー矯正で強い力を加えたりすることで、スムーズに歯を後方に移動できます。

ただし、上顎自体が前に出ている場合は矯正だけでは限界があるため、外科手術が必要な場合があります。矯正歯科では、矯正で改善できる範囲を事前に予測できるため、不安な方は歯科医院で相談しましょう。

噛み合わせがずれている方

左右の噛み合わせが大きくずれている場合、インビザラインだけでは正しい噛み合わせに治せないことがあります。噛んだときに奥歯が当たらない場合には、歯を引っ張り上げる必要があるでしょう。

インビザラインが苦手とする歯を引っ張る動きをワイヤー矯正でリカバリーすることで、効率よく歯を動かせます。

矯正を早く終わらせたい方

歯を大きく移動する場合には、インビザラインよりワイヤー矯正のほうが短い期間で歯を動かせます。ワイヤーに抵抗感がある方は、インビザラインでゆっくり動かすこともできます。

ただし、矯正期間が長くなるほど虫歯や骨吸収のリスクが高まるため、できるだけ短い期間で矯正を終えることが望ましいでしょう。

ワイヤー矯正は、装置が目立つ点がデメリットです。ワイヤー矯正の中には歯の裏側に付ける装置もあるため、歯科医師に相談してみましょう。

インビザラインとワイヤー矯正を併用する際の注意点

黄色い背景の前に手に持たれたメガホンがある

ワイヤー矯正は、インビザラインとは異なり自由に取り外すことができません。インビザライン矯正中にワイヤー矯正を併用することになった場合、ワイヤー矯正についての知識がないと不都合が生じる可能性があります。ここでは、インビザラインとワイヤー矯正を併用する際に知っておくべき注意点をご紹介します。

インビザラインとワイヤー矯正を併用する際の注意点は、以下の5つです。

・マウスピースを切るなど、装置が当たらないように調整する必要がある

・金属アレルギーのある方は注意が必要である

・インビザラインとワイヤー矯正の両方に経験豊富な歯科医院を選ぶ

・治療費が高くなることがある

・ワイヤー矯正は装置が目立つ

それぞれについて詳しく解説します。

マウスピースを切るなど、装置が当たらないように調整する必要がある

インビザラインとワイヤー矯正を併用する場合、歯にブラケットワイヤーを付けてマウスピースを装着する必要があります。マウスピースとワイヤーが重なるため、マウスピースの一部を切らなければならない場合があります。歯科医院でマウスピースを切ることもできますが、患者様自身で切らなければならないこともあります。

マウスピースの調整や正しいマウスピースの取り外しには、患者様の協力が必要です。

金属アレルギーのある方は注意が必要

金属アレルギーのある方は、使用する矯正ワイヤーが原因でアレルギー反応を引き起こす可能性があるため、事前に歯科医師に相談して、安全な素材を選ぶことが重要です。

新しい素材である白いワイヤーやセラミックブラケットなど選択肢があるため、歯科医師に相談してから選びましょう。

インビザラインとワイヤー矯正の両方に経験豊富な歯科医院を選ぶ

インビザラインはマウスピースを外注して作るため、矯正の知識や経験が少ない歯科医師が矯正治療を行っていることがあります。インビザライン矯正中に歯が動かないなどのトラブルが起こった場合、ワイヤー矯正やほかの装置を使うなどの対処が必要になります。ワイヤー矯正の経験が少ないと対処できないため、経験豊富な歯科医院を選ぶことが重要です。

インビザラインを取り扱っているすべての歯科医院がワイヤー矯正の経験豊富であるとは限りません。過去の症例数やご自身と似たような歯並びの治療実績があるかを調べて、歯科医院を見極めましょう。

治療費が高くなることがある

インビザラインで歯並びを矯正中にワイヤー矯正を併用する場合、治療費が追加されるかどうかは歯科医院によって異なります。追加で治療費がかからない場合もあれば、ワイヤーやブラケットの材料費が必要な場合もあります。

治療費は高額なため、治療途中で費用の負担に困らないためにも、事前に歯科医院で確認することをおすすめします。

ワイヤー矯正装置が目立つ

インビザラインを希望する方は、一般的なワイヤー矯正と比べて、装置が目立たないことを主なメリットとして考えています。インビザラインを選んだけれど、途中でワイヤー矯正を併用することが必要になった場合、不満に感じるかもしれません。

矯正治療を始める前に、マウスピース以外にもフックや顎間ゴムなどの装置が必要かどうかを確認することが大切です。ワイヤー矯正には、歯の裏側にワイヤーを付けたり、白いワイヤーや白いブラケットを使用したりするなど、目立たない方法もあります。

ただし、歯科医院によって取り扱うメーカーが異なるため、外見に気を配る方は治療を始める前に確認することをおすすめします。

まとめ

タブレットを使って説明をする男性歯科医師と、歯科の椅子に座って話を聞く女性患者

インビザラインとワイヤー矯正は、それぞれに得意・不得意があります。2つを組み合わせることで、より美しい歯並びに短期間で仕上げることができます。インビザラインとワイヤー矯正を併用するためには、どちらにも優れた治療実績のある歯科医院を選ばなければいけません。歯科医院のホームページを確認するだけでなく、一度歯科医院に出向いて相談に行くことをおすすめします。実際に話を聞き、歯科医院の雰囲気を確かめることで、長く通院できるかどうかを判断する材料にもなります。カウンセリングを受けて、ご自身の歯並びに適した矯正法を選択しましょう。

インビザラインに少しでも興味がございましたら、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科」にお気軽にご相談ください。