Tag Archives: 歯列矯正

インビザライン治療のIPRについて

2023年3月1日

インビザライン治療IPRについてこんにちは。医療法人 甦歯会 マイデンタルクリニックもりかわ歯科の森川です。
今回は、インビザライン治療において必須であるIPRについてご紹介させて頂きます。

IPRって何?

IPRとは「Inter Proximal Reduction」の略になります。簡単に言いますと「歯と歯の間にヤスリをかける処置」です。

IPR

子供の時は顎の成長があるので顎が成長することで歯を並べるスペースを作っていくことが可能になります。ただ、成長が終わった後に歯を並べようとしたとしても顎の成長でスペースを作ることは難しいです。

並べる手段としては
1、歯を抜いてスペースを作る
2,歯を削ってスペースを作る
3,歯を後ろに下げてスペースを作る
という手段になってきます。

今回は歯を削ることにフォーカスを当ててお話ししていきたいと思います。

IPRの目的は?

IPRの目的は
1つ目は歯と歯の間にスペースを作るため
2つ目は左右の歯の大きさの違いがあるときに0.1㎜単位で大きさを合わせるため

歯を削る量は?

歯を削るという表現よりは歯にヤスリをかけるという表現が当てはまるかもしれませんが
基本的に歯と歯の間を0.1㎜単位でスペース作っていきます。

よく質問で
「歯を削って染みたりしませんか?」と聞かれます。
まず、なぜ染みるのかを説明させて頂きます。
歯が染みるのは神経に冷たいものが伝わっているので染みてしまいます。
歯の構造は1層目がエナメル質、2層目が象牙質、3層目が神経といったように3層になっております。

歯は3構造になっています

ポイントは2層目の象牙質なのですが象牙質は冷たい、温かいなど感じるのは象牙質から神経に伝えてくれることによって感じることができます。
エナメル質の役割は、象牙質を保護してくれています。

虫歯の治療の際、痛みを感じたことがあると思いますが虫歯の進行具合によりますが
痛みを感じる場合、虫歯が2層目の象牙質にまで到達しているので治療の際に神経まで振動や水の冷たさが伝わり痛みを感じてしまっています

エナメル質の厚みは平均2~3㎜程です。もし、IPRにて0.1mm単位で削ったとしても到底、象牙質に到達することはないので削って染みることはありません。

なので、処置する時は麻酔なども勿論必要ございません。

ただ、かみ合わせが元々強く歯が染みやすい場合もございます。
処置中にもし、染みるなど痛みを感じるときは必ず医師にお伝え下さい。

インビザライン治療においてIPRすることのメリット

先程もご紹介させて頂きましたが歯を並べるために抜歯が必要になってくることがあります。
ただ、インビザライン治療は歯を抜かずに歯を並べられる可能性がございます。
それを可能にするのがIPRになります。
歯と歯の間にスペースを作ることで抜歯が必要な時でも抜歯が必要なくなったりと症例にもよりますが計画の幅を広げることが可能になってきます。

IPRのデメリット

歯と歯の間にスペースを作ることで治療の幅が広がるというメリットがございます。

ただ、メリットがあればデメリットもございます。

デメリットは歯を削ることによって歯と歯の根の距離が近くなってしまい、歯根膜といって歯の周りの靭帯のようなものが傷ついてしまい影響が出てきてしまいます。

歯根膜の役割は例えば、ポテトチップスでも堅あげポテトとカルビーでは食べた時に食感って違ってきますよね。
それはどこで感知しているのかと言いますと歯根膜が感知して脳に情報を伝達して違いを感じています。
IPRを色んな所で入れてしまうと歯根膜が傷ついてしまい、食感の感じ方が変わってくるかもしれません。

歯根膜の説明図

当院のインビザライン治療におけるIPRの考え方

当院で治療計画を立てる時は

クリンチェックといって歯をどのように動かすのかをシミュレーションするソフトなのですがそこで患者様の歯並びを改善するには歯をどう動かすのかを1歯1歯を0.1mm単位で動かしていくのですがそこでIPRする量が決まってきます。

基本的に当院では歯並びを綺麗にして歯の健康も手に入れられるように考えて計画しています。
IPRを出来るだけ減らすように計画していきます。

どのようにIPRを計画していくのか

1.歯の大きさの不調和があるのか?

歯の大きさの不調和がもしありましたらまずそこからチェックをしてIPRを計画していきます。
歯の大きさもクリンチェックというソフトで計測できるので0.1㎜単位でチェックしていきます。

左右の歯の不調を合わせてあげると見た目もすごく綺麗になります。

2.歯並びが悪くなった原因は?

前歯に叢生(ガタガタ)がある場合、原因としては
・親知らずが生えてることで押されてしまい前歯が叢生(ガタガタ)になってしまった。
・子供の時に成長が乏しくスペースがなく歯が並ぶことが出来なかった。
など原因があります。

親知らずに押される歯

もし、親知らずがあることで歯が倒されて前歯の歯並びに影響しているのでしたらIPRで解消したとしても原因は親知らずにあります。
歯並びは一見きれいになったと思うかもしれませんが原因が残ったままになっていると後戻りの原因になってしまいます。

その場合、今まで親知らずに押されて歯が倒れていることで前歯に叢生(ガタガタ)になっていたので親知らずを抜歯をしてから歯が倒れているのを起こしてあげるとスペースが出来ますので歯を削らずに計画が出来ます。
IPRを計画する前に今の歯並びがどのようにして起こったのかをしっかり考えて原因を考える事が必要になってきます。

当院では、このように考えてIPRを最小限にするようにしております。
ただ、やむを得ず計画に入ってくることはありますがその場合でも患者様と話し合いながら決めていきますのでご安心ください。

患者様に計画の説明

当院の計画提案の仕方

もし、インビザライン治療していくことになりましたらワイヤー矯正とは違う所があります。
ワイヤー矯正は先生の頭の中にはゴールがありますが患者様とゴールの共有は出来ません。
インビザライン治療はクリンチェックというソフトでスタートからゴールの治療計画を共有することが出来ます。
その際に当院では
IPRで歯を並べた計画
IPRと歯を後ろに動かす(遠心移動)で歯を並べた計画
歯を後ろに動かす(遠心移動)で歯を並べた計画
抜歯で歯を並べた計画

このように色々な計画を立ててスタートからゴールまで達成した時に横顔がどのように変化するのかなどを考察して患者さまとご相談させて頂き治療計画を決定させて頂いております。

患者様が納得して頂いた計画にて治療が進んでいきますのでご安心下さい。
ただ、すべての要望を入れ込むのは難しい場合があるのでご相談していきましょう。

いかがだったでしょうか?
今回はIPRについてご紹介させて頂きました。
当院ではインビザライン治療の情報を発信しております。
ホームページ内「マウスピース矯正」のページで矯正について詳しく説明していますので、そちらも覗いてみてください。
今、治療中の方治療を考えられている方に有益な情報になっていますので是非またチェックして下さいね。

水色の背景の前にマウスピースが置かれている

インビザラインとワイヤー矯正を併用した治療について詳しく解説!

2023年2月27日

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

インビザラインは、透明のマウスピースを使って歯を動かすため、矯正中に目立つことがない、審美面に優れた矯正法です。技術の改良により適応できる症例が増えていますが、一部の症例には適していない場合があります。インビザラインだけでは治療が難しい場合、ワイヤー矯正で補うことで、より幅広い症例に対応できます。

本記事では、インビザラインとワイヤー矯正を併用するメリットや注意点についてご紹介します。治療を始めてから後悔しないためにも、矯正を検討している方は参考にしてください。

インビザラインだけでは治療が難しい症例

白いテーブルの上に書類、ノートパソコン、歯の治療器具が置かれており、その前に歯の模型を手に持った歯科医師が座っている

ワイヤー矯正ではほとんどの歯並びの問題に対応できますが、インビザラインには苦手な動きがあるため、すべての症例に対応できるわけではありません。

インビザラインだけでは治療が難しい症例は、以下の5つです。

・歯の高さが足りない

・歯が歯茎から出ている範囲が狭い

・歯のガタガタが強い

・歯のねじれが大きい

・抜歯したスペースが広く空いている

それぞれの症例について詳しく解説します。

歯の高さが足りない

インビザラインは、歯を引っ張る動きが得意ではありません。歯の高さが足りない場合、マウスピースで歯を固定して引っ張りますが、マウスピースを持ち上げると、マウスピースと歯の間にすき間ができてしまい、効果的に引っ張ることができません。また、抜歯後に歯を動かすことで、歯の高さが足りなくなるケースもあります。

例えば、抜歯をして空いたスペースに歯を移動させる際に、マウスピースで力を加えると歯が内側に倒れやすくなります。歯が内側に倒れると歯の高さが低くなり、上下の歯がうまく噛み合わなくなるため、歯を引っ張り上げる必要があります。

歯を引っ張り上げる動きは、インビザラインよりワイヤー矯正のほうが得意としています。ワイヤー矯正でインビザラインの欠点を補うことで、よりスムーズに矯正を進められます。

歯が歯茎から出ている範囲が狭い

マウスピースをはめて歯を動かす場合、マウスピースで歯をつかんで力を加えます。歯が出ている面積が少ない場合、マウスピースが歯をつかみにくく、力が弱くなる傾向があります。特に奥歯は、頭の部分が半分ほど埋まっている方が多いため、マウスピースで保持するのが難しくなります。太めの棒を手でつかんで引っ張り上げるのが難しいのと同じ原理です。

一方、ワイヤー矯正ではブラケットを歯に取り付けることさえできれば、自由に歯を引っ張り上げることができます。

歯のガタガタが強い

歯列から歯が大きく飛び出している「転位歯」も、インビザラインで動かすのが難しい症例です。

歯のずれが大きいと、マウスピースと歯がぴったりとフィットせず、歯に適切な力を加えられません。歯にアタッチメントとよばれる突起を付けて、マウスピースを歯にフィットさせる方法もあります。アタッチメントを使用しても歯に力が加わりにくい場合は、ワイヤー矯正を併用することで歯を動かすことが可能になります。

歯のねじれが大きい

歯がねじれていると、マウスピースが歯にぴったりと合わず、マウスピースと歯の間にすき間ができてしまいます。すき間があると、マウスピースで歯をつかんで回転させようとしても、すべって力がうまく伝わらず、回転しにくい場合があります。

抜歯したスペースが広く空いている

インビザラインは、マウスピースを使って歯を少しずつ移動させるため、歯の移動距離が長いと時間がかかります。また、歯の頭の部分にだけ力が加わり、歯が傾く場合があります。

ワイヤー矯正は歯に強い力を加えることができるため、歯全体を平行に移動できます。場合によっては、矯正用アンカースクリューや顎間ゴムなどの補助装置を使うことがあります。

インビザラインとワイヤー矯正を併用するメリット

指先にスマイリーが描かれた8本の指からカラフルな吹き出しが出ている

インビザラインが苦手とする動きをワイヤー矯正で補助することで、効率よく歯を移動でき、そのあとインビザラインに切り替えれば、できる限り目立たない矯正が可能になります。

インビザラインとワイヤー矯正を併用するメリットは、以下の3つです。

・奥歯が前に倒れるのを防げる

・矯正期間を短縮できる

・適応できる症例範囲が広くなる

それぞれのメリットについて詳しく解説します。

奥歯が前に倒れるのを防げる

前歯が突出した出っ歯のような歯並びでは、主に4・5番目の歯を抜歯します。抜歯したスペースに前歯を下げて歯並びを整えますが、マウスピースで歯に力を加えると奥歯にも力が加わり、前方に傾斜します。

ワイヤー矯正を併用することで、奥歯が前に倒れないように保持できるのです。

矯正期間を短縮できる

インビザラインは、歯の面積が狭いとマウスピースが歯をしっかりつかめず、歯の移動に時間がかかります。一方、ワイヤー矯正では、歯の面積が狭くてもブラケットを装着できれば、自由に歯を引っ張ることができます。ワイヤーで歯を引っ張り、歯の出ている面積が増えると、マウスピースで歯をつかめるため、歯を動かすことが可能です。

ワイヤー矯正を用いることで矯正期間が短縮できるのは、患者様にとっても大きなメリットといえるでしょう。

適応できる症例範囲が広くなる

インビザラインではできない動きをワイヤー矯正で補助することで、難症例にも適応できます。

例えば、抜歯のあと、歯を大きく動かす時期にワイヤー矯正を行います。ある程度歯列が整ったあとに、インビザラインに変更すれば、目立つワイヤー装置から早く解放されて、ストレスを軽減できるでしょう。ワイヤー矯正の特性を利用することで、矯正効果が高まります。

インビザラインとワイヤー矯正の併用が向いている方

右手にワイヤー矯正装置が付いた歯の模型、左手にマウスピースを持っているブロンズヘアの女性

歯並びの症状が軽度の場合はインビザラインのみで矯正できますが、歯のずれが大きいとインビザラインで歯を動かすのが難しいことがあります。インビザラインが不得意とする歯並びを、ワイヤー矯正でカバーすることで両方のメリットを活かせます。

インビザラインとワイヤー矯正の併用が向いている方は、以下のとおりです。

・歯列不正が重度の方

・前歯が前方に大きく出ている方

・噛み合わせがずれている方

・矯正を早く終わらせたい方

それぞれについて詳しく解説します。

歯列不正が重度の方

インビザラインは複雑な動きが苦手です。大きく歯がねじれた歯並びや、歯の傾きが強い歯並びは、マウスピースだけでは治せない場合があります。

インビザライン矯正は、最終的なきれいな歯並びをシミュレーションして、少しずつ歯を動かすようにマウスピースを製作します。歯を動かす量が多いと少しずつ計画がずれて、うまく矯正が進まないなどのトラブルが起こる可能性があります。その場合、ワイヤー矯正でリカバリーすることで、もとの計画へ戻すことができます。

前歯が前方に大きく出ている方

前方に大きく出ている前歯を後方に移動させるためには、マウスピースだけでは矯正できない場合があります。その場合、抜歯をしたり、ワイヤー矯正で強い力を加えたりすることで、スムーズに歯を後方に移動できます。

ただし、上顎自体が前に出ている場合は矯正だけでは限界があるため、外科手術が必要な場合があります。矯正歯科では、矯正で改善できる範囲を事前に予測できるため、不安な方は歯科医院で相談しましょう。

噛み合わせがずれている方

左右の噛み合わせが大きくずれている場合、インビザラインだけでは正しい噛み合わせに治せないことがあります。噛んだときに奥歯が当たらない場合には、歯を引っ張り上げる必要があるでしょう。

インビザラインが苦手とする歯を引っ張る動きをワイヤー矯正でリカバリーすることで、効率よく歯を動かせます。

矯正を早く終わらせたい方

歯を大きく移動する場合には、インビザラインよりワイヤー矯正のほうが短い期間で歯を動かせます。ワイヤーに抵抗感がある方は、インビザラインでゆっくり動かすこともできます。

ただし、矯正期間が長くなるほど虫歯や骨吸収のリスクが高まるため、できるだけ短い期間で矯正を終えることが望ましいでしょう。

ワイヤー矯正は、装置が目立つ点がデメリットです。ワイヤー矯正の中には歯の裏側に付ける装置もあるため、歯科医師に相談してみましょう。

インビザラインとワイヤー矯正を併用する際の注意点

黄色い背景の前に手に持たれたメガホンがある

ワイヤー矯正は、インビザラインとは異なり自由に取り外すことができません。インビザライン矯正中にワイヤー矯正を併用することになった場合、ワイヤー矯正についての知識がないと不都合が生じる可能性があります。ここでは、インビザラインとワイヤー矯正を併用する際に知っておくべき注意点をご紹介します。

インビザラインとワイヤー矯正を併用する際の注意点は、以下の5つです。

・マウスピースを切るなど、装置が当たらないように調整する必要がある

・金属アレルギーのある方は注意が必要である

・インビザラインとワイヤー矯正の両方に経験豊富な歯科医院を選ぶ

・治療費が高くなることがある

・ワイヤー矯正は装置が目立つ

それぞれについて詳しく解説します。

マウスピースを切るなど、装置が当たらないように調整する必要がある

インビザラインとワイヤー矯正を併用する場合、歯にブラケットワイヤーを付けてマウスピースを装着する必要があります。マウスピースとワイヤーが重なるため、マウスピースの一部を切らなければならない場合があります。歯科医院でマウスピースを切ることもできますが、患者様自身で切らなければならないこともあります。

マウスピースの調整や正しいマウスピースの取り外しには、患者様の協力が必要です。

金属アレルギーのある方は注意が必要

金属アレルギーのある方は、使用する矯正ワイヤーが原因でアレルギー反応を引き起こす可能性があるため、事前に歯科医師に相談して、安全な素材を選ぶことが重要です。

新しい素材である白いワイヤーやセラミックブラケットなど選択肢があるため、歯科医師に相談してから選びましょう。

インビザラインとワイヤー矯正の両方に経験豊富な歯科医院を選ぶ

インビザラインはマウスピースを外注して作るため、矯正の知識や経験が少ない歯科医師が矯正治療を行っていることがあります。インビザライン矯正中に歯が動かないなどのトラブルが起こった場合、ワイヤー矯正やほかの装置を使うなどの対処が必要になります。ワイヤー矯正の経験が少ないと対処できないため、経験豊富な歯科医院を選ぶことが重要です。

インビザラインを取り扱っているすべての歯科医院がワイヤー矯正の経験豊富であるとは限りません。過去の症例数やご自身と似たような歯並びの治療実績があるかを調べて、歯科医院を見極めましょう。

治療費が高くなることがある

インビザラインで歯並びを矯正中にワイヤー矯正を併用する場合、治療費が追加されるかどうかは歯科医院によって異なります。追加で治療費がかからない場合もあれば、ワイヤーやブラケットの材料費が必要な場合もあります。

治療費は高額なため、治療途中で費用の負担に困らないためにも、事前に歯科医院で確認することをおすすめします。

ワイヤー矯正装置が目立つ

インビザラインを希望する方は、一般的なワイヤー矯正と比べて、装置が目立たないことを主なメリットとして考えています。インビザラインを選んだけれど、途中でワイヤー矯正を併用することが必要になった場合、不満に感じるかもしれません。

矯正治療を始める前に、マウスピース以外にもフックや顎間ゴムなどの装置が必要かどうかを確認することが大切です。ワイヤー矯正には、歯の裏側にワイヤーを付けたり、白いワイヤーや白いブラケットを使用したりするなど、目立たない方法もあります。

ただし、歯科医院によって取り扱うメーカーが異なるため、外見に気を配る方は治療を始める前に確認することをおすすめします。

まとめ

タブレットを使って説明をする男性歯科医師と、歯科の椅子に座って話を聞く女性患者

インビザラインとワイヤー矯正は、それぞれに得意・不得意があります。2つを組み合わせることで、より美しい歯並びに短期間で仕上げることができます。インビザラインとワイヤー矯正を併用するためには、どちらにも優れた治療実績のある歯科医院を選ばなければいけません。歯科医院のホームページを確認するだけでなく、一度歯科医院に出向いて相談に行くことをおすすめします。実際に話を聞き、歯科医院の雰囲気を確かめることで、長く通院できるかどうかを判断する材料にもなります。カウンセリングを受けて、ご自身の歯並びに適した矯正法を選択しましょう。

インビザラインに少しでも興味がございましたら、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科」にお気軽にご相談ください。

下の前歯の歯並びについて

2023年2月8日

八尾市 歯医者 下の前歯の歯並びについて

皆様、こんにちは。八尾市の歯医者のもりかわ歯科です。
今回は、下の前歯の歯並びについてお話していきます。
下の歯並びがガタガタになる原因や治療の経過などご紹介させて頂きます。

下の前歯の歯並びを悪いまま放置しておくと?

日本には8020という指標があります。それは80歳で歯を20本です。
下の前歯に3㎜以上歯並びがガタガタになっていると達成するのが難しいと言われています。
歯並びが悪いと磨き残しも出てきます。それによって歯周病が進行してきてしまいます。

八尾市 歯医者 矯正開始6ヶ月後の歯並び

どっちの方が歯を磨きやすいですか?
両方同じ人のお口の中です。
左は矯正前。右は矯正開始から6か月後です。
歯並びを整えることで歯を磨きやすくなり虫歯や歯周病を予防することが出来ます。
左の写真と右の写真とでは見た目はそうですが歯の長持ちも変わってきてしまいます。

下の前歯の歯並びが悪くなる原因は?

歯並びが悪くなる原因は色々あります。事前に予防することもできますのでご参考にしてみて下さい。

舌、お口の癖がある

矯正は歯に持続的に弱い力をかけることで歯が動きます。舌や唇の力は矯正の力以上です。
飲み込むときの癖によって歯並びが崩されてしまいます。
正しい舌の位置、正しい飲み込み方を身に付ける必要があります。

八尾市 歯医者 お口の中の力の伝わり方

八尾市 歯医者 正しい歯列を6ヶ月で手に入れた方の事例

筋肉や舌の位置が正しくなければ顎は小さく歯並びが悪くなってしまいます。

顎を広げてあげて舌の位置や唇の癖を取ることによって正しい歯列を6か月程で手に入れることが可能です。

親知らずが押している

親知らずは虫歯の原因、歯周病の原因などはよく知られています。
ただ、親知らずは歯並びにも影響してきます。

生えてこようとしてくるので押してきます。
そうすることによって歯が倒されるので前歯の歯並びに影響してきます。

八尾市 歯医者 親知らずによって押し出される前歯

親知らずに押されることによって前歯が押し出されてしまいます。
このように歯並びが悪くなる原因は身近に潜んでいます。

どのように歯並びが変化するのか

初診

八尾市 歯医者 初診

このように下の前歯の歯並びが悪いのはスペースがないからです。

奥歯を順番にうしろに下げてまずは前歯が並ぶためのスペースを作ります。

3か月後

八尾市 歯医者 3ヶ月後

スペースが詰め詰めだったのが奥歯を移動させることでスペースが出来てきました。

6か月後

八尾市 歯医者 6ヶ月後

スペースが出来たところに前歯を並ばすことによって歯並びが改善していきます。

奥歯を動かしてから前歯を動かすので変化までは時間がかかりますが確実に歯並びが変化していきます。

 

いかがだったでしょうか?
下の前歯の歯並びは見た目的にもそうですが歯の寿命にも関わってきます。
歯並びを治して健康を手に入れましょう。
もりかわ歯科の矯正担当する 森川 康司は全国でも1%しか獲得できないダイヤモンドステータスを獲得しております。
ご安心してお任せ下さい。

八尾市 歯医者 ダイヤモンドプロバイダーピラミッド