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虫歯を放置したらどうなるの?-

虫歯を放置したらどうなるの?

2024年6月28日

こんにちは。大阪府八尾市の歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

歯の事やそれに関連する様々な疑問に勝手に答えていく「もりかわ歯科の勝手に解説!ブログ」のお時間です!

 

今回は、”虫歯を放置したらどうなるの?”と疑問に思うことを深掘りしていきたいと思います!

 

この記事をご覧いただいているあなたは「歯がちょっと痛いけど、我慢できないほどでもないし、とりあえず放置でいいか」と歯医者に行くのが煩わしく、つい放置しがちになっていませんか?

軽い気持ちで放置すると取り返しのつかない事になりかねません!

めんどくさくても腰が重くても、虫歯を疑う時はすぐに歯医者を受診してください!

はじめに虫歯のメカニズムとは?

虫歯は、口の中にいる細菌が原因で起こる感染症です。そのメカニズムは以下の通りです。

1.プラーク(歯垢)の形成

1.プラーク(歯垢)の形成

口の中には常に多くの細菌が存在しています。食べ物の残りかすや唾液中の成分と細菌が混ざり合い、歯の表面に粘着性の物質であるプラークを形成します。

2.酸の産生

2.酸の産生

プラークの中の細菌、特にミュータンス菌は、糖分を分解して酸を産生します。

3.脱灰

3.脱灰(だっかい)

細菌が産生した酸は、歯の表面のエナメル質を溶かしていきます。これを脱灰といいます。

再石灰化

通常、唾液には歯の成分であるカルシウムやリンが含まれており、酸によって溶かされたエナメル質を修復する働きがあります。これを再石灰化といいます。

※通常は「脱灰」→「再石灰化」のサイクルを繰り返します

4.虫歯の進行

4.虫歯の進行

しかし、糖分の摂取回数が多いなどにより、脱灰が再石灰化を上回ると、歯の表面のエナメル質が溶け続け、虫歯が進行していきます。エナメル質の内側にある象牙質にまで虫歯が進行すると、冷たいものや熱いものがしみたり、痛みを感じたりするようになります。さらに進行すると、歯髄(歯の神経)にまで達し、激しい痛みを引き起こします。

虫歯をどれくらい放置するとやばいですか?

虫歯の進行は、まるで個人個人で異なる物語を紡ぐように、そのスピードや症状に大きな差があります。ある人は、ほんの数か月から1年という短い期間で、歯の表面のエナメル質が溶け始め、内部の象牙質にまで達し、やがて歯の神経(歯髄)が死んでしまう「C4」と呼ばれる末期の状態にまで進行してしまうことがあります。これは例えるならば、小さな穴が開いたダムが、放置することで一気に決壊してしまうようなものです。

一方で、中には数年もの間、虫歯を放置していても、ほとんど症状が進まない人もいます。これは、唾液の量や質、歯磨き習慣、食生活、さらには遺伝的な要因など、様々な要素が複雑に絡み合って起こる現象です。まるで、ゆっくりと時間をかけて浸食される岩のように、少しずつではありますが確実に進行している可能性もあるため、油断は禁物です。

虫歯は、早期発見・早期治療が何よりも大切です。初期の段階であれば、削る量も少なく、簡単な処置で済むことが多いですが、進行するにつれて治療も複雑になり、痛みや費用も増大してしまいます。定期的な歯科検診を受け、虫歯の早期発見に努め、適切な治療を受けることで、大切な歯を守り、健康な口腔環境を維持を心がけてください。

ひどい虫歯を放置するとどうなる?

虫歯菌が引き起こす病気として、あまり知られていない「脳静脈血栓症」があります。これは、口腔内の虫歯菌が血流に乗って脳に到達し、脳の静脈に血栓を生じさせる病気です。脳の静脈は、脳内で発生した老廃物や二酸化炭素などを含んだ血液を心臓に戻す役割を担っており、この血流が滞ると脳機能に深刻な影響を及ぼします。

脳静脈血栓症の症状

脳静脈血栓症の症状は、頭痛、嘔吐、意識障害など、脳梗塞と類似していますが、重篤な場合には脳出血や脳浮腫を引き起こし、死に至るケースも報告されています。特に、免疫力が低下している高齢者や基礎疾患を持つ方は、重症化しやすい傾向があります。

また、口腔内は血管が非常に豊富であるため、虫歯や歯周病を放置すると、そこから多くの細菌が血液を通じて全身に拡散するリスクも潜んでいます。例えば、心臓弁膜症や人工関節などを患っている方は、口腔内の細菌がこれらの部位に感染し、重篤な合併症を引き起こす可能性も否定できません。

このように、口腔内の問題は、脳や全身の健康にも大きな影響を与える可能性があるため、日頃から口腔ケアを徹底し、定期的な歯科検診を受けることが重要です。

虫歯を放置しすぎて歯医者で診てもらうのが恥ずかしい

虫歯を放置しすぎて歯医者で診てもらうのが恥ずかしい

その気持ち、とてもよく分かります。歯のことで悩んでいる方は、実は同じように感じている方がたくさんいらっしゃいます。

「こんなに悪くなってからだと、先生に呆れられてしまうのでは…」 「治療が痛そうで怖い…」 「何を言われるか不安…」

このような心配をされている方もいるかもしれません。でも、どうか安心して下さい。

我々歯医者は、お口の健康を取り戻すお手伝いをするのが仕事です。どんな状態のお口でも、決して驚くことはありませんし、ましてや呆れたり、責めたりすることもありません。

むしろ、「勇気を出して来てくれてありがとう」という気持ちでいます。治療が怖い場合は、麻酔など痛みを和らげる方法もありますので、遠慮なくご相談ください。

例えば、虫歯が進行してしまった場合でも、削る量を最小限に抑えたり、神経を残す治療法を選択したりと、患者さまの負担を減らす方法を提案いたします。

また、歯周病が気になる方にも、歯石除去やブラッシング指導など、症状に合わせた治療プランをご提案いたします。

まずは、勇気を出して一歩踏み出してみませんか?私たちと一緒に、健康な歯を取り戻しましょう。

虫歯は放置で治ることもある?

虫歯は放置で治ることもある?

虫歯は自然治癒しません。

一時的に痛みが消えても、それは治癒の兆候ではなく、むしろ悪化している可能性が高いのです。

虫歯は、口の中の細菌が歯を溶かすことで進行します。初期段階では自覚症状がないこともありますが、放置すると歯の内部にまで細菌が侵入し、神経にまで達すると激しい痛みを引き起こします。

「昨日は痛かったのに今日は痛くない」という経験はありませんか?これは、虫歯が進行し、歯の神経が死んでしまったために痛みが感じられなくなった状態です。痛みがなくなったからといって安心するのは危険で、虫歯は着実に進行しています。

また、虫歯菌は歯だけでなく、全身の健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。心臓病や糖尿病などのリスクを高めるという研究報告もあり、決して軽視できません。

虫歯の治療は、早期であれば比較的簡単な処置で済みますが、進行するほど治療期間や費用も増え、場合によっては歯を失うことにもつながります。

「痛くないから」「忙しいから」と放置せず、少しでも気になる症状があれば早めに歯科医院を受診しましょう。定期的な検診で早期発見・早期治療を心がけることが、健康な歯を保つ秘訣です。

放置すると根尖性歯周炎などの深刻な病気のリスクも

虫歯は、残念ながら自然に治ることはありません。放置すると、虫歯菌が出す酸によって歯がどんどん溶かされてしまいます。 最初は小さな穴でも、次第に神経にまで到達し、耐え難い痛みを引き起こすことも。 さらに進行すると、神経が死んでしまい、歯の根の先から細菌が広がり、根尖性歯周炎などの深刻な病気を招く可能性もあります。

虫歯治療で銀歯にしたくないのですが、どうすれば良い?

銀歯は見た目が目立つため嫌がられる患者さまが多いです。

近年、保険診療でも白い歯(CAD/CAM冠など)を選択できるケースが増えてきました。しかし、虫歯の大きさや場所、歯の種類によっては、強度や耐久性の面から銀歯が推奨される場合もあります。

まずは歯科医院を受診し、虫歯の状態を詳しく診てもらいましょう。その上で、白い歯にできる可能性や、保険診療で可能な白い素材、自費診療で選択できる素材など、様々な治療オプションについて詳しく説明を受けることをおすすめします。

保険診療で白い歯を選ぶ場合、一部条件を満たす必要がありますが、適用できるケースも増えてきています。また、自費診療では、より自然な色合いや透明感のある素材を選ぶことも可能です。

費用面も重要なポイントですので、それぞれの治療法にかかる費用や、保険適用される範囲についても確認しておきましょう。

ご自身の希望や予算、そして虫歯の状態を総合的に考慮し、納得のいく治療法を選択できるよう、まずはお気軽にもりかわ歯科までご相談ください。

当院のブログではより歯に馴染みやすく審美性が高いセラミックについても詳しく解説しております。

興味がある方は「セラミックの歯の値段は?高額な理由と選ばれる理由!」も併せてご覧ください。

まとめ

虫歯を放置し続けると脳の病気にまで進行する恐れがあります。

絶対に放置せず歯医者に来てください!

 

根本的に虫歯になりにくい口腔内を作るために、もりかわ歯科ではインビザライン矯正をおすすめしております。

歯並びが良くなると歯磨きがしやすくなり、虫歯になるリスクも格段に減ります。

長い目で見ると歯列矯正で歯磨きしやすい歯並びを手に入れることで結果的に虫歯のリスクを減らし、歯医者に通う頻度が少なく済みます。

 

もりかわ歯科ではインビザライン矯正を扱う全国の歯科医院で1%しか獲得できない「ダイヤモンドプロバイダー」の認定を受けております。

それだけ治療実績があり様々な症例をインビザラインで治療してきております。

これから歯列矯正をご検討される方は勿論、今治療中だけど歯列矯正について不安がある方も遠慮なくご相談ください。

 

もりかわ歯科のインビザライン矯正は「歯並びを治して全身を正す」”口腔内から全身へ。”をコンセプトに歯列矯正治療を行っております。

詳しくはもりかわ歯科の矯正ページをご覧ください。

 

正しい治療で歯並びを改善すると様々な恩恵が得られます。

インビザライン専門ドクター 森川 康司(もりかわ こうじ)が、お一人お一人の患者様に合わせた治療プランを丁寧にご提案いたします。

まずは無料診断にお越しください。きっと満足いただけると思います。

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虫歯の秘密

虫歯の秘密

2024年5月31日

こんにちは。大阪府八尾市の歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

歯の事やそれに関連する様々な疑問に勝手に答えていく「もりかわ歯科の勝手に解説!ブログ」です!

 

今回は、誰もがなりたくないあの”虫歯”の秘密について詳しく解説いたします!

 

歯並びは、人の印象を大きく左右する重要な要素です。歯並びが整っていると、清潔感や健康的な印象を与え、笑顔もより魅力的に見えます。

近年、多くの人が歯並びの悩みを抱えています。出っ歯、受け口、八重歯、乱ぐい歯などをはじめ歯並びが悪いと見た目の問題は勿論、意外と知られていないのですが、虫歯や歯周病になりやすく、噛み合わせが悪くて顎関節症などの症状を引き起こすこともあります。

歯列矯正は、こうした歯並びのお悩みを解決するための治療法です。矯正装置を使って歯を動かし、歯並びを改善します。

はじめに、虫歯とは?

虫歯とは、口の中にいる細菌が食べかすや飲みかすに含まれる糖質を分解して酸を作り、その酸によって歯の表面のエナメル質が溶けてしまう病気です。エナメル質は体の組織の中で最も硬い組織ですが、酸には弱いため、酸によって溶け出すと修復することはできません。

虫歯が進行すると、エナメル質の内側にある象牙質まで溶け出して、冷たいものや熱いものがしみるようになります。さらに進行すると、歯髄と呼ばれる神経組織まで達し、激しい痛みを感じるようになります。

虫歯は、放置すると歯を失う原因になるだけでなく、全身の健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。そのため、早期発見・早期治療が大切です。

虫歯の原因

虫歯は主に以下の3つの要因が重なって発生します。

  • ミュータンス菌:口の中に住む細菌で、糖質を分解して酸を作り出す。
  • 糖質:食べ物や飲み物に含まれる。
  • 歯の質:唾液の量や質などによって左右される。

虫歯の症状

虫歯の進行度によって、症状は異なります。

  • 初期:歯の表面が白く濁ったり、茶色くなったりする。
  • 中期:冷たいものや甘いものがしみるようになる。
  • 後期:歯に穴が開き、痛みを感じたり、食べ物が詰まったりする。
  • 末期:歯髄(神経)が死んでしまい、激しい痛みを感じたり、歯がぐらぐらしたりする。

虫歯治療

虫歯の治療は、進行度によって異なります。

  • 初期:フッ素塗布や歯磨き指導など。
  • 中期:削って詰め物をする。
  • 後期:神経を取って被せ物をする。
  • 末期:抜歯する。

虫歯予防

虫歯を予防するには、以下のことが大切です。

  • 適切な歯磨き:1日2回、2分以上、歯垢をしっかり落とす。
  • フッ素入り歯磨き粉の使用:フッ素が歯の表面を強化し、酸から守る。
  • 定期的な歯科検診:最低年に2回程度、虫歯の早期発見・早期治療を受ける。

その他

  • 虫歯は、放っておくと歯を失うだけでなく、全身の健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。
  • 虫歯は、早期発見・早期治療が大切です。
  • 虫歯予防のためにも、定期的な歯科検診を受けましょう。

 

当院Youtubeで虫歯のお話を詳しく紹介していますので、是非そちらも併せてご覧ください。

「虫歯の進行度って!?人は何故虫歯になるのか?徹底解説」

歯の構造について

歯の構造について

 

歯は大きく分けて2つの部分からできています。

  • 歯冠:歯茎の上に見える部分
  • 歯根:歯茎の下に埋まっている部分

歯冠はさらに3つの層で構成されています。

  • エナメル質:体の組織の中で最も硬い組織。透明で光沢があり、虫歯菌から歯を守ります。
  • 象牙質:エナメル質の内側にある層。黄色く、エナメル質よりも柔らかい。冷たいものや熱いものがしみるのは、この層が刺激されるからです。
  • 歯髄:象牙質の中央にある神経組織。血管やリンパ管も含まれています。虫歯が進行すると、この層まで達して激しい痛みを感じます。

歯根はセメント質という層で覆われています。セメント質は歯根を歯槽骨に固定する役割を果たします。

歯周組織は歯を支える組織です。歯肉、歯根膜、歯槽骨、セメント質から構成されています。

歯周組織は歯周病によって破壊されます。歯周病は歯を失う原因の第1位です。

歯の構造を理解することの大切さ

歯の構造を理解することは、虫歯や歯周病を予防するために大切です。

  • エナメル質は虫歯菌に弱いため、歯磨きでしっかりと汚れを落とすことが重要です。
  • 象牙質は冷たいものや熱いものがしみやすいので、知覚過敏を防ぐための歯磨き粉を使用するのも効果的です。
  • 歯周組織は歯周病によって破壊されるので、定期的に歯科検診を受け、歯周病の早期発見・早期治療を受けることが大切です。

虫歯の進行度合い

虫歯の進行度合いは、COからC4までの5段階に分類されます。C0は初期虫歯で、C4は末期の虫歯です。進行度合いによって、症状や治療方法が異なります。

虫歯の進行度を表す「C」は、英語で虫歯を意味する「Caries(カリエス)」の略です。数字が大きくなるにつれて、虫歯が進行していることを表します。

CO:初期虫歯

CO:初期虫歯

COの「O」は、英語で「観察」を意味する「Observation」の頭文字。つまり、虫歯のような症状が確認されたものの、まだ治療が必要ない段階の歯を指します。

  • エナメル質のみが溶け出す段階
  • 自覚症状はない
  • フッ素塗布や歯磨き指導で進行を止めることができる

C1:象牙質浅層虫歯

C1:象牙質浅層虫歯

  • エナメル質の内側にある象牙質の浅い層まで虫歯が進行
  • 冷たいものや熱いものがしみる
  • 虫歯の部分を削って詰め物をする

C2:象牙質深層虫歯

C2:象牙質深層虫歯

  • 象牙質の深い層まで虫歯が進行
  • 冷たいものや熱いものがしみ、痛みを感じる
  • 虫歯の部分を削って詰め物やかぶせ物をする

C3:歯髄炎

C3:歯髄炎

  • 歯髄と呼ばれる神経組織まで虫歯が進行
  • 激しい痛みを感じる
  • 根管治療が必要になる

C4:根尖性歯周炎

C4:根尖性歯周炎

  • 歯髄が死んで、歯根の先端にある根尖部と呼ばれる組織に炎症が起こ
  • 歯根の周囲に膿が溜まり、腫れたり、痛んだりする
  • 抜歯が必要になることもある

虫歯の進行速度

虫歯の進行速度は、個人差があります。一般的には、COからC1になるまでに数ヶ月から1年、C1からC2になるまでに1年から2年、C2からC3になるまでに2年から3年かかるとされています。しかし、生活習慣や口腔内の状態によっては、もっと早く進行することもあります。

虫歯を放置するとどうなりますか?

虫歯の進行速度は人によって異なります

虫歯は、放置すればするほど進行し、歯の神経にまで達すると激しい痛みを感じたり、歯を失ったりする可能性があります。しかし、虫歯の進行速度は個人差が大きく、数ヶ月から1年程度で末期(C4)にまで達するケースもあれば、数年放置してもそれほど症状が進行しない人もいます。

なぜ個人差が生じるのか?

  • 口腔内の環境: 歯垢や酸性度、唾液量などの違い
  • 食生活: 糖分の摂取量や食事の頻度
  • 歯磨き習慣: 歯磨きの丁寧さや頻度
  • 歯質: エナメル質の強さや厚さ
  • 年齢: 乳歯は永久歯より進行速度が速い
  • フッ素の使用: フッ素入り歯磨き粉やフッ素塗布

進行速度を左右する要素

虫歯の進行速度は、以下の要素によって大きく左右されます。

食生活

砂糖や酸性食品を頻繁に摂取すると、虫歯菌が酸を生成し、歯を溶かしやすくなります。

口腔ケア

歯磨きやフロスなどの口腔ケアが徹底されていないと、歯垢が溜まり、虫歯菌が増殖しやすくなります。

唾液の量・質

唾液には、歯を洗浄したり、酸を中和したりする作用があります。唾液の量が少ない、または質が悪い人は虫歯になりやすいです。

歯質

歯の質が弱い人は、虫歯菌に抵抗力が弱く、進行が早くなります。

年齢

乳歯は永久歯よりもエナメル質が薄いため、虫歯の進行が早くなります。

虫歯を放置するとどうなる?

虫歯は自然治癒することはなく、放置すれば症状が悪化するばかりです。

  • C1: 歯の表面のエナメル質のみが溶け出す。自覚症状はほとんどない。
  • C2: エナメル質の内側にある象牙質まで進行する。冷たいものや甘いものがしみる。
  • C3: 象牙質がさらに深く侵され、神経に近づく。激しい痛みを感じる。
  • C4: 歯冠が崩壊し、神経も死んでしまう。抜歯が必要になることもある。

早期発見・早期治療が重要

虫歯は早期発見・早期治療が重要です。定期的に歯科検診を受け、虫歯の進行状況を確認しましょう。

 

虫歯菌は死滅させることができるのか?

虫歯菌は、歯を溶かすほど強い酸性環境でも生き続け増殖する非常に頑強な菌です。そのため、通常の方法では容易に殺菌できません。

しかし、歯科医院で販売されている殺菌剤「コンクール」に含まれるグルコン酸クロルヘキシジンは、虫歯菌に対して強い殺菌作用を持つ数少ない薬剤の一つです。

コンクールの殺菌作用は、虫歯菌の細胞膜を破壊することで菌を死滅させます。他の殺菌剤と比べて、虫歯菌に特化した高い殺菌効果を持ち、歯垢中の虫歯菌を効果的に減少させることが可能です。

そのため、コンクールには「虫歯予防」の効能が認められています。

コンクール以外の虫歯予防

コンクールは虫歯予防に効果的な殺菌剤ですが、虫歯予防には以下の点も重要です。

セルフケア

フッ素入り歯磨き粉による歯磨き、デンタルフロスや歯間ブラシによる歯間清掃

プロフェッショナルケア

定期検診、クリーニング、フッ素塗布

食生活の改善

糖分の多い食品や飲み物の摂取控え、これらの対策を組み合わせることで、虫歯菌の増殖を抑制し、虫歯予防効果を高めることができます。

注意点
  • コンクールは医薬品であり、用法用量を守って使用する必要があります。
  • 小さなお子様や妊婦の方、持病のある方は使用前に医師に相談しましょう。
  • 長期間の使用は、口腔内の菌叢バランスを崩す可能性があります。歯科医師と相談しながら使用しましょう。

結論

コンクールは、虫歯菌に対して強い殺菌作用を持つ有効な虫歯予防剤です。しかし、コンクール単独での使用ではなく、他の虫歯予防対策と組み合わせることで、より効果的に虫歯を予防することができます。

 

引用元:

まとめ「手遅れになる前に予防歯科へ」

虫歯は自然治癒することはなく、放置すると進行し、歯を失うことにもつながります。

虫歯にならないためには、日々のセルフケアに加え、定期的に歯科医院で予防歯科を受けることがとても重要です。

手遅れになる前に是非、信頼できる歯医者で予防を受けてください。

 

もりかわ歯科ではもちろん予防歯科にも力をいれております。予防歯科ページをご覧ください。

もりかわ歯科のスタッフ全員で最善の治療をご提案いたします。

 

虫歯にならないためには歯並びもとても重要です。

無料の矯正相談を受け付けておりますので、ご自身の歯並びが虫歯になりにくい歯並びなのか気になる方は一度お気軽に矯正無料相談にお越しください。

もりかわ歯科ではインビザライン矯正を扱う全国の歯科医院で1%しか獲得できない「ダイヤモンドプロバイダー」の認定を受けております。

それだけ治療実績があり様々な症例をインビザラインで治療してきております。

これから歯列矯正をご検討される方は勿論、今治療中だけど歯列矯正について不安がある方も遠慮なくご相談ください。

 

正しい治療で歯並びを改善すると様々な恩恵が得られます。

インビザライン専門ドクター 森川 康司(もりかわ こうじ)が、お一人お一人の患者様に合わせた治療プランを丁寧にご提案いたします。

まずは無料診断にお越しください。きっと満足いただけると思います。

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