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矯正治療中の口内炎、その原因と効果的な対処法

矯正治療中の口内炎、その原因と効果的な対処法

2024年10月18日

こんにちは!大阪府八尾市の歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。歯の事やそれに関連する様々な疑問に勝手に答えていく「もりかわ歯科の勝手に解説!ブログ」です!

矯正治療中は口の中に装置が入ることで、いつもと違う環境になりがちです。慣れない装置が口内を刺激し、気づけば「口内炎ができて痛い!」なんて経験、心当たりありませんか?

口内炎は小さな傷のように見えても、食事や会話の妨げになったり痛みが長引いてストレスを感じたりと、矯正治療中の大きな悩みの種になりますよね。

安心してください。口内炎は矯正治療中に多くの人が経験するトラブルの一つです。
この記事では、口内炎の原因や予防法、効果的な対処法まで、詳しく解説していきます。

矯正治療中の口内炎、実はよくあることなんです

矯正装置を装着すると、どうしても口内がいつもと違う環境になります。慣れない装置が歯や粘膜に擦れたり、ちょっとした刺激が加わったりすることで口内炎ができやすくなってしまうのです。

  • 矯正装置を装着したばかりの頃
  • ワイヤーの調整直後
  • マウスピースを新しいものに変えた時

特に上記は口内炎ができやすい時期。新しい装置や調整後の装置は口の中にまだ馴染んでおらず、摩擦や刺激が強くなりやすいからです。

「もしかして、矯正装置が合わないのかな…」
「口内炎が痛くて、矯正治療を続けられるか不安…」

そんな風に心配になる方もいるかもしれませんが、口内炎は矯正治療中の非常によくあるトラブル の一つです。多くの人が経験していることなので過度に心配する必要はありません。

しかし、なぜ矯正治療中に口内炎ができやすいのでしょうか?

その原因について詳しく見ていきましょう。

なんでできるの?口内炎の原因とは

矯正治療中に悩まされる口内炎。その原因は一体何なのでしょうか?
実は口内炎にはいくつかの種類がありますが、矯正治療中に特にできやすい原因がいくつかあります。

 物理的な刺激:矯正装置との摩擦や接触

物理的な刺激:矯正装置との摩擦や接触

矯正装置を装着すると、どうしても口内がいつもと違う環境になります。ブラケットやワイヤー、マウスピースなどの矯正装置が歯ぐきや頬の内側、舌などに擦れたり、ちょっとした刺激が加わったりすることで口内炎ができてしまうのです。

特に以下は口内炎ができやすい時期です。

  • 矯正装置を装着したばかりの頃
  • ワイヤーの調整直後
  • マウスピースを新しいものに変えた時

新しい装置や調整後の装置は口の中にまだ馴染んでおらず、摩擦や接触による刺激が強くなりやすいからです。

栄養不足:偏った食事は口内炎を招きやすい

栄養不足:偏った食事は口内炎を招きやすい

ビタミンB群や鉄分、亜鉛などは粘膜の健康維持に欠かせない栄養素です。しかし矯正治療中は装置が邪魔で食事がしづらかったり、特定の食品が食べにくくなったりするため栄養バランスが崩れがちです。

特にビタミンB2、B6、B12、葉酸、鉄、亜鉛などは口内炎の予防・改善に重要な役割を果たします。これらの栄養素が不足すると粘膜が弱くなり、口内炎ができやすくなってしまいます。

ストレスや疲労:心身の状態も口内炎に影響

ストレスや疲労:心身の状態も口内炎に影響

ストレスや疲労は免疫力を低下させ、口内炎の発症を促します。矯正治療中は痛みや違和感、見た目の変化など、様々なストレスを感じることがあります。治療期間が長引くことによる精神的な負担も無視できません。

十分な睡眠や休息、適度な運動、趣味など、ストレスを解消する方法を見つけることが口内炎予防にも繋がります。

口腔内の乾燥:唾液の分泌量が減ると要注意

口の中が乾燥すると粘膜が傷つきやすくなり、口内炎ができやすくなります。矯正装置を装着していると唾液の分泌が減ったり口呼吸になりやすくなったりするため、注意が必要です。
こまめな水分補給や保湿効果のあるジェルやスプレーを使用するなど、口腔内を乾燥させない工夫をしましょう。

これらの原因が複雑に絡み合い、矯正治療中の口内炎を引き起こします。
「たかが口内炎」と安易に考え放置しておくと後々大きな問題に発展する可能性も…。

次の章では口内炎を放置することの危険性について詳しく解説していきます。

放置は禁物!口内炎をそのままにすると…

「口内炎なんて、そのうち治るでしょ…」

そう安易に考えて放置してしまうと、後々大きな問題に発展する可能性があります。口内炎は小さな傷のように見えても、放置することで様々なリスクを伴います。

痛みや腫れの悪化:日常生活への支障

口内炎を放置すると痛みや腫れがさらに悪化し、食事や会話に支障をきたすことがあります。特に矯正治療中は装置が口内炎に触れるたびに激痛が走ることもあり、食事が思うように取れなくなったり会話が困難になったりと、日常生活の質を著しく低下させる可能性があります。

感染症のリスク:放置すると悪化の一途

口内炎は口の中の粘膜にできた傷であるため、細菌感染を起こしやすく、炎症が広がるリスクがあります。放置すると口内炎が大きくなったり数が増えたり、さらに重症化することもあります。
免疫力が低下している時や口腔内環境が悪い状態では、感染症のリスクが高まります。矯正治療中は装置の存在により口腔内を清潔に保つことが難しく感染症のリスクも高まるため、注意が必要です。

長引く痛み:治癒の遅延と悪循環

口内炎は通常であれば1週間から2週間程度で自然に治癒しますが、放置したり繰り返し刺激を与えたりすることで治りが遅くなり、長引くことがあります。
特に矯正治療中は、矯正装置によって常に口内が刺激され傷口を治りにくくしてしまうため、口内炎が慢性化してしまうケースも少なくありません。

栄養不足:矯正治療にも悪影響

口内炎が長引くと食事が十分に取れなくなり、栄養不足に陥る可能性があります。栄養不足は矯正治療の進行を遅らせたり、歯や骨の成長に悪影響を及ぼしたりすることもあります。栄養不足は免疫力の低下にもつながり、口内炎の治癒をさらに遅らせる悪循環に陥る可能性もあります。

早期対処が重要です

口内炎は早期に対処することで、症状の悪化や長引くことを防ぐことができます。

次は矯正治療中に自分でできる口内炎の対策と予防法について解説していきます!

自分でできる!矯正中の口内炎対策&予防法

自分でできる!矯正中の口内炎対策&予防法

口内炎ができてしまったら少しでも早く治したいですよね。

ここではご自身でできる口内炎の対策と、つらい口内炎を繰り返さないための予防法をご紹介します。

口内炎ができてしまったら…

市販薬でサポート

殺菌・消毒効果のあるうがい薬や、炎症を抑えるステロイド配合の軟膏がおすすめです。薬剤師に相談して、あなたに合ったものを選びましょう。

食事にもひと工夫

刺激物を避けて、やさしい食事を

香辛料や酸味の強いもの、熱いものは、口内炎を刺激し、悪化させる可能性があります。

ビタミンを積極的に摂ろう

ビタミンB群やビタミンCは、粘膜の健康を保つために重要です。食事から十分に摂取できない場合は、サプリメントも活用してみましょう。

口内炎を予防しよう!毎日の心がけ

口内炎にならないためにも、日頃から以下の予防策を実践してみましょう。

丁寧な歯磨き

矯正装置の周りや歯と歯茎の境目など、磨き残しがないように丁寧に歯磨きを行いましょう。
歯ブラシの毛先が届きにくい場所は歯間ブラシやフロスを使ってケアすることも大切です。

口腔内を清潔に保つ

食後や就寝前には、うがいや歯磨きを徹底しましょう。マウスピースを使用している場合は清潔な状態を保つように心がけましょう。

バランスの取れた食事

ビタミンB群、ビタミンC、鉄分、亜鉛など、口内炎予防に効果的な栄養素を積極的に摂取しましょう。
野菜、果物、肉、魚、卵、乳製品などをバランスよく食べることが大切です。

ストレスを溜めない

ストレスは免疫力を低下させ口内炎の発症を促します。十分な睡眠や適度な運動、趣味など、ストレスを解消する方法を見つけましょう。

定期的な歯科検診

歯科医院で定期的にクリーニングやチェックアップを受け、口内環境を良好に保ちましょう。専門家によるクリーニングはセルフケアでは落としきれない汚れを除去し、口内炎の予防に繋がります。

それでも治らない、繰り返す口内炎…そんな時は?

セルフケアを続けてもなかなか口内炎が治らない、または頻繁に繰り返してしまう…
そんな時は一人で悩まずに歯科医師に相談しましょう。

もしかしたら、口内炎だと思っていたものが実は別の病気である可能性も考えられます。

専門家のサポートで、根本改善を目指しましょう

歯科医院では、専門的な知識と技術に基づいた診断と治療を受けることができます。つらい口内炎を根本から改善し、快適な矯正ライフを送れるようサポートいたします。

もう悩まない!専門家による口内炎ケアのススメ

もう悩まない!専門家による口内炎ケアのススメ

「自分でできることは試してみたけど、なかなか口内炎が治らない…」
「痛みがひどくて、矯正治療を続けるのがつらい…」

そんな時は、一人で悩まず、ぜひ歯科医師に相談してください。

自己判断は禁物!まずは専門家に見てもらいましょう

「口内炎かな?」と思っていても、実は違う病気である可能性も。
例えば「口腔カンジダ症」や「ヘルペス性口内炎」、場合によっては「口腔がん」の可能性もゼロではありません。

自己判断で放置したり誤ったケアを続けてしまうと、症状が悪化したり治療が長引いたりする可能性があります。

歯科医院でできること

歯科医院では専門的な知識と技術に基づいた、より効果的な口内炎ケアを提供することができます。

口内炎の原因特定と適切な治療

口内炎には様々な種類があり、その原因も多岐にわたります。歯科医師はあなたの口内炎の状態を詳しく診察して種類や原因を特定します。その上で適切な薬剤の処方や効果的な治療法をご提案します。

例えば最も一般的な「アフタ性口内炎」の場合、ステロイド軟膏の塗布やレーザー治療が有効とされています。ステロイド軟膏は炎症を抑えて痛みを和らげる効果があり、レーザー治療は治癒促進効果が期待できます。また「カンジダ性口内炎」の場合、抗真菌薬の塗布や内服が必要になります。

矯正装置の調整

矯正装置が口内炎の原因になっている場合は装置の調整を行います。ワイヤーの当たる部分にワックスを塗ったり、マウスピースの縁を滑らかにしたりすることで摩擦や刺激を軽減し、口内炎の治癒を促進します。

生活習慣や食生活のアドバイス

口内炎を繰り返さないためには生活習慣や食生活の改善も重要です。歯科医師や歯科衛生士はあなたの生活習慣や食習慣を詳しくお聞きし、口内炎になりにくい生活習慣や食生活のアドバイスを行います。

例えばビタミンB群や鉄分、亜鉛などの不足が口内炎の原因となる場合は、これらの栄養素を多く含む食品を積極的に摂取するようアドバイスします。ストレスや睡眠不足も口内炎の悪化因子となるため、ストレス軽減や睡眠の質向上のためのアドバイスも行います。

その他:こんな時も、ぜひご相談ください!

「口内炎パッチを誤って食べてしまった」
「市販薬を使用しても症状が改善しない」
「口内炎が痛すぎて食事ができない」

など、気になることや不安なことがあれば、どんな些細なことでもお気軽にご相談ください!

まとめ「口内炎ケアを万全に。快適な矯正ライフを!」

矯正治療中の口内炎は誰にでも起こりうるトラブルです。しかし適切な対処法と予防法を知り、専門家のサポートを受けることで、口内炎の悩みを軽減して快適な矯正ライフを送ることができます。

もりかわ歯科では矯正治療中の患者様を全力でサポートいたします。口内炎のケアはもちろん、治療に関する疑問や不安にも丁寧にお答えしますので、どんなことでもお気軽にご相談ください。

インビザライン専門ドクター 森川 康司(もりかわ こうじ)があなたの疑問や不安にお答えし、最適な治療プランをご提案いたします。

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医療法人甦歯会 マイデンタルクリニックもりかわ歯科

  • 住所:〒581-0803 大阪府八尾市光町2丁目3 アリオ八尾2F
  • 電話番号:072-922-8148
  • 診療時間:10:00~13:00 / 14:00~19:00(年中無休)
  • URL:https://yao-shika-morikawa.or.jp/

医療法人甦歯会 リノアス診療所もりかわ歯科

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  • URL:https://shiki-dental.jp/
口内炎ができた女性

インビザライン治療中の口内炎!対処法と予防法を解説!

2023年10月18日

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

インビザラインは、ほかの矯正治療に比べると口内炎ができにくい治療法といわれています。

しかし、マウスピースの縁が当たる場合や生活習慣が乱れている場合は、インビザライン治療中に口内炎ができることがあるでしょう。

今回は、インビザライン治療中に口内炎ができる原因や対処法について解説します。

生活のなかで取り入れられる口内炎の予防法についてもご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

口内炎とは?

口内炎ができた子供

口内炎とは、唇の裏側や頬、舌などの粘膜に炎症が起きた状態です。口内炎ができる原因としては、矯正器具などによる物理的な刺激、口内環境の悪化、菌の増殖などが挙げられるでしょう。

口内炎の主な種類をご紹介します。

カタル性口内炎

カタル性口内炎とは、矯正器具などによる刺激が原因でできる口内炎です。

カタル性口内炎の主な症状は、以下のとおりです。

  • 粘膜部分が赤くなる・腫れる
  • 腫れた部分が熱をもつ
  • 水ぶくれができる
  • 唾液量が増加する、唾液が粘り気を帯びる
  • 味がわかりにくくなる
  • 口臭が悪化する
  • 口内炎と正常な粘膜部分の境界が曖昧になる

カタル性口内炎は、特に歯の表面に矯正器具をつけるワイヤー矯正中にできやすいといわれています。マウスピースの形によっては、インビザライン治療中にもできることがあるでしょう。

一度カタル性口内炎ができると、食事や会話などで口を動かすたびに痛みを感じます。矯正治療中の大きなストレスになるでしょう。

アフタ性口内炎

アフタ性口内炎とは、免疫力が低下したときにできる口内炎です。

アフタ性口内炎は矯正器具による刺激の有無に関わらずできるため、インビザライン治療中でもできることがあります。アフタ性口内炎はニキビのような白い炎症で、1週間ほどで自然に治ることが多いです。

しかし、食生活の偏りや栄養不足、睡眠不足など、不規則な生活によって免疫力が低下すると、再発しやすいでしょう。

カンジタ性口内炎

カンジタ性口内炎は、カンジタ菌が原因でできる口内炎です。カンジタ性口内炎ができると粘膜が赤く腫れ、白い膜ができるのが特徴です。

カンジタ菌は口内の常在菌なので、歯磨きなどのケアが不十分な場合や、免疫力が低下した場合にできます。インビザライン治療中にもカンジタ性口内炎ができる可能性があるでしょう。

ウイルス性口内炎

ウイルス性口内炎は、クラミジアやヘルペスなどのウイルスが原因でできる口内炎です。

ウイルス性口内炎はほかの口内炎とは異なり、やわらかい粘膜部分だけでなく、歯茎や上顎などの硬い粘膜組織にもできる場合があります。かゆみを感じることもあるでしょう。

免疫力が低下すると、ウイルス性口内炎の原因であるウイルスが繁殖しやすい口内環境になるため注意してください。

アレルギー性口内炎

アレルギー性口内炎は、金属アレルギーが原因でできる口内炎です。

金属アレルギーの方は、金属の詰め物やワイヤー矯正の金属部分が口内の粘膜に触れると口内炎ができやすいです。また、金属アレルギーは口内だけでなく、全身にも悪影響を及ぼす可能性があります。

インビザラインは金属を一切使用しない治療法なので、金属アレルギーの方でも安心して受けられるでしょう。

インビザライン治療中に口内炎ができる原因

口内炎が痛い女性

インビザラインのマウスピースは薄くなめらかなので、ワイヤー矯正よりも口内炎ができにくい治療法といえます。

また、インビザラインで使用するマウスピースは歯茎のラインに合わせて作成されるため、粘膜部分に当たりにくいです。そのため、インビザラインは数多くあるマウスピース矯正のなかでも口内炎ができにくいといわれています。

しかし、インビザライン治療中に口内炎ができないわけではありません。どのようなときに口内炎ができるのでしょうか。

インビザライン治療中に口内炎ができる原因は、以下のとおりです。

マウスピースの縁が当たっている

インビザラインのマウスピースは患者様の歯に合わせて作られますが、マウスピースの研磨不足などが原因で、マウスピースの縁が粘膜に当たって口内炎ができることがあります。

マウスピースの縁が当たる場合、唇の内側や頬などのマウスピースが当たりやすい部分に口内炎ができます。そのため、一度できると治りづらく、痛みを感じるので治療のストレスになるかもしれません。

アタッチメントによって粘膜が刺激されている

インビザライン治療を進める際、効率的に歯並びを整えるために歯にアタッチメントという小さな突起物を取り付ける場合があります。マウスピースがアタッチメントを覆うため、マウスピースの装着中は口内炎はできません。

しかし、アタッチメントに尖った部分があると、マウスピースを外したときに粘膜を刺激します。頬や唇の内側に口内炎ができることがあるのです。

口内やマウスピースが汚れている

インビザラインではマウスピースを自由に取り外せるため、ワイヤー矯正に比べると口内を清潔に保ちやすいといわれています。

しかし、毎日の歯磨きが不十分な場合や、マウスピースが汚れている場合は、口内炎ができやすいたでしょう。特に、インビザラインのマウスピースは定期的に交換するからとケアを怠ると、口内炎だけでなく虫歯や歯周病になるリスクもあります。

しっかりとケアして、口内やマウスピースを清潔に保ちましょう。

インビザライン治療中に口内炎ができたら

歯医者での治療

インビザライン治療中に口内炎ができたら、以下の4つの方法で対処してください。

歯科医院を受診する

口内炎はで自然に治るといわれていますが、インビザライン治療中に口内炎ができた場合は歯科医院を受診しましょう。

特に、マウスピースの縁が当たって口内炎ができた場合、粘膜に触れる部分を取り除かなければ口内炎は改善されません。マウスピースの縁が当たって痛いからとマウスピースの装着時間が短くなると、治療の進行度にも影響を及ぼします。

インビザライン治療中に口内炎ができたら、まずは歯科医院を受診してください。マウスピースや口内の状態を診てもらいましょう。

口内炎用の薬を使用する

口内炎は1〜2週間程度の時間をかけて治ります。治るまでの間に痛みや不快感がある場合は、口内炎用の薬を使用するとよいでしょう。

薬は歯科医院でも処方してもらえますが、市販のものでも構いません。口内炎用の薬を使用することで炎症を抑え、痛みをやわらげる効果が期待できるでしょう。

刺激を避ける

口内炎ができている間は、刺激を受けると痛みを感じやすいです。舌や手で触るのは避けましょう。

カレーなどのスパイス料理、キムチや唐辛子などの辛い料理、ミカンやレモンなどの酸味のある食べ物は、痛みがでやすいだけでなく口内炎が悪化する原因にもなります。口内炎が治るまでは口内炎に触れず、口内炎を刺激するような食べ物を避けましょう。

丁寧に歯磨きをする

口内が不衛生な状態だと、菌が繁殖し続け口内炎が徐々に悪化します。口内炎ができたら丁寧に歯磨きをし、口内を清潔に保つように心がけてください。

歯磨きに加えて、殺菌力のあるうがい薬を使用してもよいでしょう。

インビザライン治療中の口内炎予防法

眠る女性

インビザライン治療中に口内炎ができる原因は、栄養の偏りや免疫力の低下、ストレスの蓄積などが考えられます。

インビザライン治療中の口内炎を予防するには、以下の3つのことを心がけ、生活習慣を見直すとよいでしょう。

栄養バランスのよい食事を摂る

外食が多い場合や、偏った食生活をしている場合は、栄養不足になって口内炎ができやすいです。特に、口内炎を予防するには、ビタミンB₂・B₆・Cを意識して摂るとよいでしょう。

上記のビタミンは、豚肉やブロッコリー、バナナ、卵、キウイ、ピーマン、卵などに含まれています。日頃からバランスのよい食事を摂ることが大切です。

睡眠時間を確保する

睡眠時間が短いと、免疫力が低下して口内炎ができやすくなります。睡眠時間が不十分な場合、ストレスが溜まる、疲労感が取れないなど、心身の不調をきたし健康を害するかもしれません。

そのため、6時間以上は睡眠時間を確保しましょう。

ストレスを溜めない

ストレスを溜め込むと免疫力の低下につながり、口内炎の原因にもなります。ストレスを溜め込むことは心身の不調に直結するため、溜め込む前に日頃から解消することが大切です。

浴槽に浸かる、ストレッチをする、趣味の時間を設ける、運動をするなど、日頃からストレスを解消する習慣を取り入れましょう。

まとめ

口内炎が治った女性

インビザラインは、ワイヤー矯正よりも口内炎ができにくい治療法です。インビザラインで使用するマウスピースは歯茎のラインに合わせて作成されるため、粘膜部分に当たりにくいです。そのため、数多くあるマウスピース矯正のなかでも口内炎ができにくいといわれています。

しかし、マウスピースの縁が当たる場合や、生活習慣が乱れている場合は、口内炎ができることがあります。インビザライン治療中に口内炎ができたら、まずは歯科医院を受診してください。マウスピースに異常がないか診てもらいましょう。

インビザライン治療中の口内炎にお悩みの方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科」にご相談ください。