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矯正治療中の発音への影響は?滑舌が悪くなるって本当?

矯正治療中の発音への影響は?滑舌が悪くなるって本当?

2024年10月11日

こんにちは!大阪府八尾市の歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。歯の事やそれに関連する様々な疑問に勝手に答えていく「もりかわ歯科の勝手に解説!ブログ」です!

「矯正治療に興味があるけど発音が悪くなったらどうしよう…」
「滑舌が悪くなると仕事や人間関係に影響が出そうで不安…」

そんな不安を感じていませんか?
矯正治療は美しい歯並びを手に入れるだけでなく、噛み合わせや顔のバランスを整えるなど、様々なメリットがあります。それでも治療中の発音への影響や口元の突出感(いわゆる「口ゴボ(くちごぼ)」)が気になる方もいらっしゃるでしょう。

この記事では、矯正治療と発音・滑舌の関係、そして口ゴボについて、皆さんの疑問や不安を解消していきます。具体的な症例や改善方法もご紹介しますので、ぜひ最後まで読んで矯正治療への一歩を踏み出す参考にしてくださいね。

歯並びと発音・滑舌:切っても切れない関係

歯並びは私たちの滑舌や発音に大きな影響を与えます。歯は舌や唇とともに、言葉を話す上で重要な役割を果たしています。私たちが言葉を話す時、舌や唇を歯に当てたり歯と歯の間に息を通したりすることで、様々な音を正確に作り出しています。

歯並びが悪いと舌や唇の動きが制限されてしまい、特定の音を発音しづらくなることがあります。以下のような歯並びの方はそれぞれ特徴的な発音の癖が出やすい傾向があります。

出っ歯

歯並び/出っ歯

上の前歯が前に出ている状態で、サ行やタ行の発音が不明瞭になりやすい傾向があります。これは発音時に前歯の隙間から空気が漏れてしまうためです。また、口元が前に出ている「口ゴボ」の状態を引き起こしやすく、見た目の印象だけでなく発音や口腔機能にも悪影響を及ぼす可能性があります。

受け口

歯並び/受け口

下の前歯が上の前歯よりも前に出ている状態で、パ行やマ行の発音がしづらいことがあります。これは下の歯が上の歯よりも前に出ているため、唇の動きが制限されるためです。また、顎関節への負担や噛み合わせの問題を引き起こす可能性があり、放置すると顎関節症や消化不良などの健康問題に発展することもあります。

開咬

歯並び/開咬

奥歯を噛み合わせた時に前歯が噛み合わない状態です。前歯で空気をしっかりと閉じることができないため、サ行やタ行、カ行などの発音がしづらいことがあります。さらに開咬は舌で前歯を押してしまう癖(舌突出癖)や口呼吸を誘発し、さらなる歯並びの悪化や口腔機能の問題を引き起こす可能性があります。舌突出癖は、舌で前歯を押すことで開咬をさらに悪化させたり、出っ歯の原因になることもあります。また、口呼吸は、口内環境を悪化させ、虫歯や歯周病、口臭の原因となるだけでなく、免疫力の低下やアレルギー症状の悪化にもつながることがあります。

口ゴボ(くちごぼ):その深刻な影響とは

口ゴボ(くちごぼ):その深刻な影響とは

「口ゴボ」とは「口元が出ている状態」を表す俗語で、医学的には「上顎前突(じょうがくぜんとつ)」と呼ばれます。

口ゴボは上の前歯が前に出ていたり、上の顎の骨自体が前に出ていたり、上下の顎のバランスが悪かったりすることが原因で起こります。これらの原因が組み合わさり、口元が前に突き出ているように見える状態が「口ゴボ」です。

口ゴボは見た目の問題だけでなく、以下のような様々な健康面への影響も懸念されます。

口呼吸

口が閉じにくいため、鼻ではなく口で呼吸する習慣がつきやすいです。口呼吸は口内が乾燥しやすく、虫歯や歯周病、口臭の原因となるだけでなく、細菌やウイルスが直接体内に入りやすくなるため、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなることもあります。さらに、アレルギー症状が悪化したり睡眠の質が低下したり、顔の成長や発達に影響を与える可能性もあります。

咀嚼(そしゃく)機能の低下

前歯でうまく食べ物を噛み切ることが難しく、奥歯に過度な負担がかかりやすいです。食べ物をよく噛み砕けないことで消化不良を起こしやすくなり、胃腸への負担が増加します。さらに咀嚼回数が減ることで満腹中枢が刺激されにくくなり、過食や肥満につながる可能性もあります。

発音障害

特にサ行やタ行の発音が不明瞭になりやすいです。前歯が前に出ていることで舌が適切な位置に収まらず、空気が漏れてしまうためです。口ゴボにより唇の動きも制限されるため、他の音の発音にも影響が出る可能性があります。発音障害はコミュニケーションの妨げとなり、自信喪失や対人関係の構築にも悪影響を及ぼす可能性があります。

顎関節症

顎の関節に負担がかかり、痛みや clicking音(顎を動かした時に音が鳴る)、開口障害(口が開きにくい)などを引き起こすことがあります。顎関節症は、放置すると慢性化し、頭痛、肩こり、耳鳴り、めまいなどを引き起こすこともあり、日常生活に支障をきたすこともあります。

口内炎

口が閉じにくいため唇が乾燥しやすく、口内炎ができやすいです。口内炎は食事や会話の際に痛みを伴い、日常生活の質を低下させる可能性があります。口内炎を繰り返すことで、口腔粘膜の炎症が慢性化し、より重篤な疾患につながるリスクも考えられます。

いびき・睡眠時無呼吸症候群

気道が狭くなり、いびきをかきやすくなります。重度の口ゴボの場合、睡眠時無呼吸症候群になるリスクも高まります。睡眠時無呼吸症候群は睡眠中に呼吸が止まる病気で、高血圧、心臓病、脳卒中などのリスクを高めるだけでなく、日中の眠気や集中力低下、記憶力低下などを引き起こし、日常生活に大きな支障をきたす可能性があります。

悪い歯並びを放置するリスクと矯正の重要性

悪い歯並びを放置するリスクと矯正の重要性

歯並びが悪いまま放置すると様々な問題を引き起こす可能性があります。

見た目のコンプレックス

歯並びが気になることで笑顔に自信が持てなくなったり、消極的な性格になってしまうことがあります。これは自己肯定感の低下や、対人関係の構築にも影響を及ぼす可能性があります。特に思春期のお子様にとっては周囲からの視線が気になる時期であり、歯並びのコンプレックスがいじめや孤立の原因になってしまうケースも残念ながら存在します。さらに就職活動や恋愛など、人生の様々な場面で第一印象は非常に重要です。歯並びが悪いことで自信を失ってしまい本来の能力を発揮できなかったり、チャンスを逃してしまう可能性も否定できません。

健康面への影響

顎関節症

歯並びの悪さは顎関節に過度な負担をかけ、顎関節症を引き起こすリスクを高めます。顎関節症は顎の関節や周囲の筋肉に痛みや違和感、口が開きにくいなどの症状を引き起こします。そのまま放置しておくと頭痛、肩こり、耳鳴り、さらには全身の骨格の歪みにつながることもあります。

虫歯や歯周病

歯並びが悪いと歯ブラシが届きにくい場所が増え、歯磨きが困難になります。結果としてプラーク(歯垢)が溜まりやすく、虫歯や歯周病のリスクが大幅に高まります。重度の虫歯や歯周病は歯を失うことにつながり、将来的にインプラントなどの高額な治療が必要になることもあります。

発音障害

歯並びが原因で発音が不明瞭な場合、コミュニケーションに支障をきたし自信喪失につながることがあります。これは、学業や仕事、人間関係など、様々な場面で悪影響を及ぼす可能性があります。特にプレゼンテーションや接客業など、人前で話す機会が多い職業では歯並びが原因でキャリアアップの妨げになることも考えられます。

その他

歯並びの悪さは呼吸や消化にも影響を及ぼすことがあります。口呼吸になりやすくなったり、食べ物をうまく噛み砕くことができずに消化不良を起こしやすくなったりすることもあります。また、口内炎ができやすくなるなど、口腔内の健康にも悪影響を与える可能性があります。これらの問題を放置すると慢性化し、日常生活の質を著しく低下させることもあります。

矯正治療で得られるもの:美しい歯並びの先にある未来

矯正治療は見た目の改善だけでなく、健康面や精神面にも良い影響を与えることができます。

健康面

噛み合わせ・顎関節の機能改善

噛み合わせが改善することで食べ物をしっかり噛み砕けるようになり、消化を助けます。また、顎関節への負担を軽減して顎関節症の予防や改善にもつながります。

虫歯・歯周病の予防

歯並びが整うことで歯磨きがしやすくなり、プラーク(歯垢)が溜まりにくくなります。結果として虫歯や歯周病のリスクを減らすことができます。

発音改善

歯並びが整うことで舌や唇の動きがスムーズになり、発音が明瞭になります。

呼吸・消化の改善

口ゴボが改善されれば鼻呼吸がしやすくなり、呼吸機能が向上します。また、食べ物をしっかり噛み砕けるようになることで消化もスムーズになります。

精神面

自信の向上

美しい歯並びはあなたの笑顔をさらに輝かせ、自信を与えてくれます。これまで歯並びが気になって思いきり笑えなかった方も、矯正治療後は自然と笑顔が増え、表情も明るくなるでしょう。

自分に自信を持つことは積極性や行動力にもつながります。新しいことにチャレンジしたり、人前に出ることを恐れない、そんなポジティブな自分に出会えるかもしれません。

コミュニケーション能力の向上

歯並びが整って発音が明瞭になることでコミュニケーションがスムーズになります。相手に自分の気持ちをしっかりと伝えられるようになり、誤解やトラブルも減るでしょう。

自信を持って話せるようになることで積極的にコミュニケーションを取れるようになり、人間関係の構築にも良い影響を与えます。

自己肯定感の向上

長年抱えていた歯並びのコンプレックスが解消されれば自分自身を肯定的に捉えられるようになり、自己肯定感が向上します。「自分はダメだ」と感じていた方も矯正治療を通して自分の価値を再認識し、前向きな気持ちで毎日を過ごせるようになるでしょう。

自己肯定感の向上は心の健康にもつながり、ストレスへの耐性や幸福感の向上にも貢献します。

矯正治療は単に歯並びを整えるだけではありません。それはあなた自身の内面を輝かせ、より豊かな人生を送るための第一歩となります。

まとめ「矯正治療で、自信あふれる笑顔と健康な毎日を!」

矯正治療中の発音への影響や口ゴボは、確かに気になる点かもしれません。しかし、矯正治療によって得られるメリットは、それらをはるかに上回ります。

美しい歯並びは、自信に満ちた笑顔と健康的な生活をもたらし、あなたの人生をより豊かに彩ってくれるでしょう。

もりかわ歯科ではインビザライン歯列矯正の無料相談を実施しています。歯並びや歯列矯正治療について、どんなことでもお気軽にご相談ください。

インビザライン専門ドクター 森川 康司(もりかわ こうじ)があなたの疑問や不安にお答えし、最適な治療プランをご提案いたします。

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肘をまげて頬に人差し指をあてながら考えている女性

インビザラインで口ゴボは治せる?治療法や費用を解説!

2023年4月21日

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

「口ゴボ」は、口元が突き出たように見える状態です。鼻の下から口元にかけて膨らんでいるため、サル顔や老けた印象を与え、悩みを抱える方も少なくないでしょう。口ゴボは、マウスピース矯正であるインビザラインで治療することが可能です。

今回は、口ゴボの原因やインビザラインで治す方法、費用や期間について詳しく解説します。口ゴボが気になっている、目立ちにくいインビザラインで矯正したいとお悩みの方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

口ゴボとは

髪を後ろで縛った女性の横顔

よく耳にする「口ゴボ」について、詳しくご存じない方も多いかと思います。ここでは、口ゴボがどのような状態のことか、見た目以外に与える影響についても解説します。

口ゴボの特徴

口ゴボとは、口元が前方に突出した状態のことを指します。横から見たときに、鼻と同じもしくは鼻以上に上下の口唇が前方に突き出ているのが特徴です。上下の歯が前方に傾いていたり、通常よりも上下の顎や歯列が前方に出ていたりすることで、口ゴボの状態になります。

※上の顎や歯が前方に出ている出っ歯や、下の顎や歯が上の歯より前方に出ている受け口は、一般的に口ゴボとは区別されます。

口ゴボは、鼻の下から口元が膨らんでいるため、サルのような印象の口元になったり、ほうれい線が目立って老けた印象になったりします。

このように、口ゴボは審美性に大きな影響を与えて、コンプレックスの原因になることがあります。また、口ゴボは見た目だけではなく、体にさまざまな影響を与えます。

口ゴボが見た目以外に与える影響

口ゴボが見た目以外に与える影響は、主に以下のようが挙げられます。

・虫歯や歯周病のリスクが高くなる
・発音が不明瞭になる
・顎関節症になりやすい
・胃腸に負担がかかる
・口呼吸になりやすい

口ゴボを放置しておくと、さまざまなリスクがあるため注意が必要です。

口ゴボの原因

遺伝子やDNAのイメージ

なぜ口ゴボになってしまうのでしょうか?ここでは、口ゴボになる3つの原因について解説します。

遺伝による骨格や歯の生え方

遺伝による骨格や歯の生え方が口ゴボの原因になります。

顔の骨格や歯並びは遺伝的な要素が大きいです。そのため、両親のどちらかが口ゴボの場合は、こどもも同じような口元になる可能性があります。

歯並びだけの問題であれば、矯正治療によって口ゴボを改善することが可能です。

しかし、生まれつき顎の骨が前方に出ている場合には、顎のバランスを変えるための外科手術を必要とするケースもあります。

日常的な癖

日常的な習慣が口ゴボの原因になることもあります。

舌で前歯を押したり、上下の前歯の隙間に下を挟んだりするような舌の癖があると、前歯が突出する原因になるのです。また、指しゃぶりなどが長引くことで口ゴボにつながることもあります。指しゃぶりは、舌を指ごと前歯に押し付ける状態になるため、長期化すると歯並びにも影響が出ます。

さらに、口呼吸も歯並びを悪くする原因の一つです。口呼吸は、鼻呼吸に比べて口周囲の筋肉が使われないため、筋肉が発達せず、口を閉じにくくなります。筋肉のバランスが崩れることで顎の骨の成長にも影響を及ぼし、歯並びが悪くなります。

こうした癖や習慣は、幼少期だけでなく、大人になってからも歯並びに影響を与えるため、改善するようにしましょう。

アデノイド肥大

鼻と喉の間にあるリンパ組織のアデノイドが何らかの理由で肥大すると、口ゴボの原因になります。

アデノイド肥大よって起こる鼻づまりに伴い、日常的に口呼吸になることで口ゴボになりやすいです。

抜歯は必要?インビザラインで口ゴボを治す方法

右手でマウスピースをはめる女性

口ゴボはインビザラインで改善することが可能です。インビザラインで歯並びを整えることで、口元の突出感を緩和できます。歯並びによっては、インビザラインの治療対象外になる可能性もあるため、詳しくは歯科医院に相談してみましょう。

ここでは、インビザラインで口ゴボを治す方法や抜歯の必要性について解説します。

インビザラインとは

インビザラインとは、メジャーな世界的メーカーによるマウスピース矯正の装置です。

マウスピース矯正は、一定の期間ごとに異なるマウスピースをはめていくことで、理想の歯並びに歯を動かしていく矯正方法です。マウスピース矯正の装置はさまざまなメーカーで作られていますが、インビザラインはその中でも普及率が高く、世界各国1,400万人以上の方が治療を受けています。

参照元:【公式】インビザライン|インビザライン・ジャパン株式会社

インビザラインの特徴は、以下のとおりです。

・透明なマウスピースなので目立たない
・自分で取り外しができる
・食事と歯磨きはマウスピースを外すので今までどおり行える
・対応できる歯並びが多い
・抜歯が必要な歯並びも治療できる
・型どりが1回で済む
・口の中のデータから、治療開始前に、治療中使用するすべてのマウスピースを作成する
・来院回数が1か月半~2か月に1回でよい
・ワイヤー矯正より痛みが少ない

口ゴボの矯正には抜歯が不可欠?

口ゴボの矯正では、抜歯を必要とするケースが多いです。

口ゴボは前歯が出ている状態のため、後方に下げるためにはスペースが必要です。それぞれの歯を少しずつ削ることでスペースを確保できますが、少しのスペースしか作れません。口ゴボの矯正治療では、歯並びを大きく後方に移動させないと口元の膨らみが改善されないため、大きなスペースが必要です。そのため、第一小臼歯を抜歯してスペースを作ることが多いです(歯の状態によっては他の歯を抜歯することもあります)。

抜歯をせずに無理に矯正してしまうと、歯が前方に出てしまい、口ゴボが悪化するおそれがあります。重なっていた歯が一列に並び、歯並びのアーチが長くなった分、前方に歯が出てしまうからです。

また、骨格に問題がある口ゴボは、抜歯して歯並びを後方に下げるだけでは、口元の膨らみに変化が見られないこともあります。その際は、顎の骨のバランスを変えるために、外科手術を併用する必要があるでしょう。

インビザラインで口ゴボを治す方法

インビザラインで口ゴボを治すには、次のような流れで治療を行います。

1.カウンセリング

歯並びの悩みや矯正治療に関する疑問などを、詳しく歯科医師に相談しましょう。

治療の流れやおおまかな見積もりを聞くことが可能です。

2.お口の精密検査・診断

歯の状態の確認やレントゲン撮影を行います。

歯科医師が口の中や骨格の状態を総合的に診て、どんな矯正治療が適しているのかを判断します。インビザラインで治療が可能かどうか、このときに診断可能です。歯並びの状態によっては、ワイヤー矯正のほうが適していることもあります。歯科医師に相談してみましょう。

3.歯の型どり

自分専用のマウスピースを作るための歯型をとります。

歯型のデータを歯科医院からインビザラインの会社に送り、マウスピースが作られます。

4.治療開始

マウスピースを歯科医院で受け取り、使用方法や注意事項を聞いてから治療を開始します。

マウスピースは歯型をとってから、およそ2週間で歯科医院に届きます。インビザラインのマウスピースの取り扱いについては、以下の3つに注意しましょう。

・1日20~22時間装着する
・マウスピースは10日~2週間ほどで次のマウスピースに交換する
・食事と歯磨きのときは外す

※抜歯や虫歯の治療が必要な場合は、マウスピース装着開始前に行います。
※骨格の状態によっては、顎の骨を切る外科手術をしないと、口元の突出感が改善されない場合があります。

5.定期受診

1か月半~2か月に1回、歯の移動状態を確認するために歯科医院へ来院します。必要があればマウスピースの調整を行います。

6.治療完了

目標とする歯並びになったら、治療は終了です。

7.保定・メンテナンス

矯正治療後は後戻り防止のために保定装置(リテーナー)を装着します。

矯正後は歯を支える骨や歯周組織がまだ安定しておらず、歯が動きやすいです。そのため、歯が安定するまで保定する期間が必要です。

また、矯正後の歯に問題がないか確認するため、歯科医院で定期的なメンテナンスを受けましょう。

インビザラインで口ゴボを治すためにかかる期間・費用

「COST」と書かれた積み木ブロック

インビザラインで口ゴボを治療したいと思う方によって、治療期間や費用は気になる部分でしょう。

ここでは、インビザラインの治療期間と費用について解説します。

インビザラインで口ゴボを治すための期間

歯並びや骨格の状態にもよりますが、治療期間はおよそ2年半~3年です。

抜歯が必要な口ゴボの矯正治療では、歯を動かす距離が長いため、比較的時間がかかります。部分矯正で済むケースなら、治療期間はこれより短いこともあるでしょう。

インビザラインで口ゴボを治すための費用

インビザラインの費用は、口の状態によって異なりますが、全体矯正では800,000~1,000,000円が相場です。

矯正は自費治療であるため、歯科医院によって費用は異なります。追加料金が発生する料金体系の歯科医院もありますので、治療前によく確認しておきましょう。

まとめ

黄色いTシャツを着た笑顔の横顔の女性

口ゴボは歯並びの状態にもよりますが、インビザラインで治療することが可能です。口ゴボは見た目の問題だけではなく、虫歯や歯周病、顎関節のリスクを高めてしまいます。口ゴボを治すことで口元の印象を変え、さまざまな体へのリスクを軽減できるでしょう。

インビザラインは目立ちにくいマウスピースで、痛みを抑えて治療できます。また、インビザラインは、マウスピース矯正の中でも珍しく、抜歯が必要な歯並びも治療の対象としています。歯並びの状態によってはワイヤー矯正をすすめられることもありますが、抜歯が必要な口ゴボの治療はインビザラインで治療できることが多いでしょう。

口ゴボでお悩みの方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科」にご相談ください。