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もりかわ歯科とにしぐち鍼灸整骨院との対談-

もりかわ歯科とにしぐち鍼灸整骨院との対談

2023年11月1日

こんにちは。大阪府八尾市にある歯医者医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

もりかわ歯科は今年、60周年になります。

おかげ様でたくさんの患者様にご来院いただき、ここまでたどりつくことができました。それを契機として、ここで改めて、当院の治療方針についてお話しさせていただこうと思います。

結論から言えば、もりかわ歯科の治療は「お口だけでなく、全身へアプローチする治療」と考えています。

昔の歯医者は、歯が痛くなった時に行くところでした。

しかし最近の歯医者は、歯の予防をするところになろうとしています。これによって、たとえば糖尿病のような大病を予防することができます。つまりこれからの歯医者は、「口腔内から全身に起こる大病」の予防を行うところになります。

ただし、歯科医はお口のプロであって、それを嚙み合わせからアプローチしますが、全身を扱うのはプロではありません。

そこで、同じ考えをお持ちの、全身のプロである『整骨院』と提携することを思いつきました。

そしてこの度、株式会社AMBER、にしぐち鍼灸整骨院様とご一緒できることとなりました。

それを記念して、患者さんを「お口から全身まで」根本的に治療することについて対談をしました。

ぜひ、最後までご覧ください。

対談内容は動画でもご覧いただけます

対談内容の文字起こしをご覧ください

対談の様子を文字起こし文章と画像で説明していきます。

1:コラボに至った経緯

2:整骨院の施術でどのように全身が整っていくのか?

3:顎の位置を整える治療は整骨院とのコラボでどう変わるのか

4:歯科から見た歪みの原因と整骨院から見た歪みの原因は?

5:脳が呼吸や体温調整という運動に影響を及ぼすのか

最後に:歯医者+整骨院、今後の展開について

なぜコラボをすることになったのか?

なぜコラボをすることになったのか?

森川:

皆さんこんにちは。医療法人甦歯会もりかわ歯科の矯正担当の森川康司と申します。

 

ソン院長:

株式会社AMBER、にしぐち鍼灸整骨医院の八尾院 院長のソン・テヨンと申します。

 

森川:

今回、もりかわ歯科とにしぐち鍼灸整骨院様とコラボレーション(協働。以下、コラボと表記)をするに当たって、5つのテーマでお話をしていきたいと思います。

1つ目はなぜコラボをすることになったのかという経緯です。

我々もりかわ歯科は60年に渡って、歯を治療するということをやってきました。

60年も経つと歯医者の存在理由も変わってきて、昔は虫歯になったら歯医者に行く、悪くなったら歯医者に行くっていうのが当たり前でしたが、今は予防の時代になっています。

さらに、もりかわ歯科に矯正という分野が出てきて、患者さんが根本的にどこから悪くなったのかということを考えるに至りました。

もりかわ歯科の矯正は、インビザラインというマウスピース矯正を使っているのですが、インビザラインの普通の使い方では、歯を並べるだけになってしまいます。

ただ歯を並べるだけでは、どこかに歪みがあった場合、全てが歪んでしまいます。

歯列と全身の歪みの関係とは?

顎の歪み、顔の歪み、肩の歪み、骨盤の歪み、足の歪みなど、いろいろなところに歪みはあります。これらを考慮して治療をすればいいのですが、我々は歯科なので、治療は口腔領域に限られてしまいます。

そこで、今回、にしぐち鍼灸整骨院様にご相談しようと思いました。

我々は、口腔内からの歪みを考えますが、御院はどのように歪みを考えられてますか?

 

ソン院長:

身体の歪みについて整骨院としての考え方

身体の歪みについて整骨院としての考え方

整骨院も元々は、痛みを取るためにいろいろな先生方が努力して、業界が広がっていきました。

その痛みの根本原因は姿勢にあり、整骨院でよく見られるのは骨盤矯正という治療です。

骨盤が後ろに倒れることで、背骨の湾曲が頚椎まで影響を及ぼし、いわゆるストレートネックの状態になります。

首がヘッドダウンし、顎が前に出てしまって、その部分からどんどん波及してしまい、顔の歪みや顎の歪み、そして全身に広がります。

それに対処するため、骨盤部分からのアプローチと頭部の部分からのアプローチという双方から歪みを取っていきます。

 

森川:

噛み合せのズレと顔の歪みの関係

噛み合せのズレと顔の歪みの関係

われわれ歯科の問題は嚙み合わせにあって、嚙み合わせがずれることによって顎がずれると考えます。

例えば、顔が左にずれている人は左噛みになって、左の顔の筋肉が張り、顔の歪みが発生します。

先ほど御院の治療を見せていただき、顔の6つのツボに振動を与える治療をされていましたね。

あの施術を見ていると、脳の神経にアプローチしていたと思うのですが、「脳にアプローチすることで全身が変わる」という発想は本当にすごいなと思いました。

歯科では口腔内しか触れませんので。

 

整骨院の施術でどのように全身が整っていくのか?

2つ目の質問なのですが、どのように全身が整っていくのかを聞かせていただきたいと思います。

 

ソン院長:

三叉神経と呼ばれる顔の神経に直接にアプローチすると、脳に影響を与えることができます。

そして脳の補正をすれば、人間の身体を補正することができます。

自分の身体がまっすぐだと思っていても、周りから見ると実は、歪んでいるということがあります。その認知・認識を変えるために、顔の神経から脳へアプローチしています。

噛み合わせがズレている方方の例

森川:

脳が全身の筋肉の支配しているのならば、それを顔の神経への刺激から正そうという発想なのですね。

これからもりかわ歯科で取り組もうと思っているのは、口腔内という狭い領域で歯並びを整えるのではなく、全身も視野に入れて整える。

それによって、矯正の新しい価値が生まれてくると考えています。

この考えに基づいて、整骨院と治療の連携をすることができたら、すばらしい治療になると考えています。

口腔内だけでなく全身を視野に入れて整える

顎の位置を整える治療は整骨院とのコラボでどう変わるのか

森川:

3つ目の質問です。

私の矯正の患者さんの中には、噛み合わせを正して、顎の位置を整えるだけで、片頭痛が治ったり、気道が広がったり、顎先のニキビが治ったり、顔の筋肉のむくみが取れたりといった効果が出ています。

顎の位置を整えるという点から、御院と一緒にアプローチすることはできますか?

 

ソン院長:

そうですね。

筋肉へのアプローチはしますが、直接的に顎位が変わるということはありません。これは歯医者さんの領域になるので、「マウスピースをされていますか?」、「普段から噛み合わせを気にされていますか?」というお話にとどまります。

根本的なアプローチというのは難しい。ですので、この点でぜひ、森川先生とコラボして、地域の患者さまのさらなる健康に貢献できたらと考えています。

歯科から見た歪みの原因と整骨院から見た歪みの原因は?

森川:

4つ目の質問は、歯科から見た歪みの原因と整骨院から見た歪みの原因についてです。

我々歯科は、嚙み合わせのずれによって、顎のずれが起こり、それによって頭のずれが起きます。

そして頭がずれることで、目線がずれてしまい、平行感覚がおかしくなってしまいます。それを肩で調整し、骨盤を上げることで、両足の長さまで変わります。

顎のずれは、口腔内の歯の位置のずれが関係しています。

ゆがみが生じた体

矯正をすることで、それが正しくなり、その結果、歪みを取っていけるのかなと考えています。

これに対して、御院のアプローチも教えてください。

 

ソン院長:

基本的にはやはり骨盤部分からのアプローチとなります。

骨盤が後ろに倒れている、もしくは左右非対照に倒れていると、

背骨の湾曲が正しく作られていなくて、頸椎や顎の位置に変化が出てきます。

まずは、この姿勢の問題の根本となる骨盤を、いかに起こした状態でキープできるかという部分からアプローチしています。

 

森川:

ありがとうございます。

脳が呼吸や体温調整という運動に影響を及ぼすのか

森川:

5つ目の質問です。

頸椎の角度に注目しています。頸椎には椎骨動脈という2本の太い動脈が流れていて、それが脳に入る前に1本になって、前頭葉に血流を注いでいます。

頸椎の角度に問題があると、2本の椎骨動脈のバランスが悪くなり、脳にきちんと血流を送れません。これが運動能力やメンタルに悪影響を及ぼします。

もし、頸椎の角度が正しくできたら、椎骨動脈の血流を正すことができます。

首の骨(頚椎)を通る太い動脈「椎骨動脈」

そして脳の影響が、呼吸や体温調整という運動にも関係してくると考え、矯正治療をしているのですが、そのあたりはどのように考えていますか?

身体の歪みと呼吸や運動能力との関係

ソン院長:

歩きにくいという患者さまに先ほどのアプローチをすると、施術前は誰かに手を持ってもらっていたような方が、施術後は普通に歩けるようになります。

これは、椎骨動脈の血流が変わって、運動能力が改善されたからだと説明しています。

森川:

身体は結局、脳が司っているところなので、口腔内も全身も、その動きは脳からの指令ですものね。

歯医者+整骨院、今後の展開について

最後にもりかわ歯科とにしぐち鍼灸整骨院とコラボに当たって、今後の展開について、西口社長とお話したいと思います。

歯医者+整骨院、今後の展開について

西口(社長):

株式会社アンバーの西口と申します。

よろしくお願いします。

 

森川:

もりかわ歯科では、口の中のずれに対して、

口腔内しか触れないので、そのプロとして対応しますが、骨格の知識はあったとしても、プロではないので対応ができません。

そこで、専門家に体の歪みを取っていただき、その上で顎の位置を整えて、歯の矯正治療に進めたらと考えています。

身体のずれがある状態で矯正をするのか、きれいで真っすぐな状態で矯正するのか。それによって、結果は大きく変わってきます。

だから今後の展開として、われわれの治療の領域と御院の治療の領域で、相互に連携を取って、患者さまにより良い治療を提供したいと考えています。

それに当たって、西口社長はどのように考えられますか?

 

西口(社長):

われわれも地域の患者さまに、歪みが痛みと直結しないというケースは多いので、逆に、そこをどんどん広げていきたいという気持ちがあります。

一方、歪んだ姿勢を良くしていくことが大切だと感じられている患者さまが増えてきています。

われわれもお顔を触らしていただくことがありますが、それによって問題がお口にあると思われる場合、「歯の治療中じゃないですか?」とか「歯医者さんに相談されていることはありますか?」と質問します。すると問題が歯科にあることに気づいて、「1度歯科に相談してみよう」とおっしゃる患者さまがいらっしゃいます。

また、われわれの治療を上手に患者さまに説明できなくて、いったんやめとこうということもあります

これらのケースにどう対応していこうか。ずっと悩んでいたところ、同じ方向を見て、全身から良くしていこうという目線で考えていただける、森川先生のようなお医者さまと出会うことができました。

もりかわ歯科さんとご一緒にできることは率先して、幅を広げていきたいと思います。

 

森川:

ありがとうございます。

異なる医療分野の横のつながりは、ありそうでないですよね。

患者さまはいろいろなところに通院されていますが、それぞれが連携していないということがたくさんあります。

だから今回、全身の領域を扱っている整骨院と連携することで、『口腔内から全身』という治療が実現できると思います。

これは患者さまにとって、有益な治療になっていくと思っています。

 

西口(社長):

「この患者さんは顎の状態をきちんと専門的なところで見てほしいな」

という時に、どの歯科医院に紹介すればいいかは悩みどころでした。

そこがクリアになると、治療の最後のパーツが埋まらないまま終わってしまう患者さまを手厚くフォローできます。これはとてもありがたいお話です。

 

森川:

今後我々は、歯医者と整骨院が統合された病院を設立したいという構想があります。

これが実現すれば、連携も取れるし、お互いの治療にもいい意味で干渉していけると思います。

もりかわ歯科は「口腔内から全身」を考えていますが、御院は「全身から口腔内」という流れを考えていただき、相乗効果を起こすことで、患者さまの運動能力や不定愁訴などの問題を、体の歪みから根本的に解決していけると思います。

もりかわ歯科とにしぐち鍼灸整骨院でいろいろな面でコラボして、患者さまに正しい治し方を導いていけたらと思います。本日はありがとうございました。

いかがだったでしょうか?

矯正治療は、歯を並べるだけでなく、いろいろな歪みも考えて治療することが大切です。

この考え方をもりかわ歯科は、歯の矯正の新しい価値として取り組んでいきます。

不定愁訴、運動能力を含めた根本治療です。

歯並びだけでなく、全身治療がこれから必要になってきます。

整骨院と連携を取ることで、さらに上質な治療を提供していきます。

歯並びだけでなく、健康や運動能力の維持・向上を考えて、矯正治療を考えてみませんか?

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もりかわ歯科の治療方針について

もりかわ歯科の治療方針について

2023年10月20日

こんにちは。大阪府八尾市にある歯医者医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

今回は「もりかわ歯科の治療方針について」、お話させていただきます。

まずはじめに、もりかわ歯科について

もりかわ歯科は今年、60周年になります。

おかげ様でたくさんの患者様にご来院いただき、ここまでたどりつくことができました。それを契機として、ここで改めて、当院の治療方針についてお話しさせていただこうと思います。

結論から言えば、もりかわ歯科の治療は「お口だけでなく、全身へアプローチする治療」と考えています。

昔の歯医者は、歯が痛くなった時に行くところでした。

しかし最近の歯医者は、歯の予防をするところになろうとしています。これによって、たとえば糖尿病のような大病を予防することができます。つまりこれからの歯医者は、「口腔内から全身に起こる大病」の予防を行うところになります。

そして予防をするに際して、大切なことがあります。それは嚙み合わせです。

噛み合わせが全身へ影響を与える理由

噛み合わせが全身へ影響を与える理由

このような噛み合わせの方を例にお話しします。

まず、上あごの前歯に対して、下あごの前歯がずれています。正確には、上の歯に対して下の歯が左にずれている状態でした。これによって、噛み合わせが悪くなり、下あごが左にずれていました。

こうなると噛み合わせは、お顔の様子にも影響してきます。

噛み合せのズレと顔の歪みの関係

まず、目線の高さが異なり、あごの位置がずれていることがわかります。

次に、左の口角の高さや左のほうれい線の方が深いといったこともわかります。

最後に、頭も左にずれていることがわかります。これは頭の傾きを補正しようと左の肩が高くなるからです。さらに骨盤が歪み、足の長さにまで影響が及びます。

このように噛み合わせが悪くなると、全身に悪影響が及ぶのです。

そしてこの悪影響は、

『腰痛』『膝の痛み』『首の痛み』などを引き起こします。

ゆがみが生じた体

噛み合わせが脳に影響を与える影響

もうひとつ嚙み合わせのお話をします。

噛み合わせが悪いと首の骨(頚椎)がずれてしまいます。

頚椎には椎骨動脈という太い動脈が通っていて、これは左右で2本あります。

首の骨(頚椎)を通る太い動脈「椎骨動脈」

そしてこの2本の椎骨動脈は、合流して1本になり、脳に血流を注ぎます。

首の骨(頚椎)を通る太い動脈「椎骨動脈」拡大図

しかし頚椎がずれてしまうと、左右のどちらかの動脈がつぶされて、流れが悪くなります。そうすると、脳へ行く血流が少なくなり、悪影響が出ます。

具体的には、頸椎がずれてしまって椎骨動脈の流れが悪くなり、脳の運動や呼吸、メンタルに影響を及ぼす延髄、間脳、中脳、視床への栄養と酸素が滞ります。その結果、運動や感情に悪影響が出てしまいます。

もりかわ歯科の治療方針は?

今までお話したように噛み合わせのずれは、全身の体幹、運動能力に悪影響を及ぼします。

『口腔内から全身へ』をコンセプトに、噛み合わせから全身へのアプローチを考える当院では、特に矯正治療において、全身のバランスがとれた噛み合わせを第一に考えています。

そのためにまず、身体の歪みを取った状態で噛み合わせを確認します。

噛み合せの確認

噛み合せの確認

左は普段の噛み合わせです。右は身体の歪みを取った状態での噛み合わせです。

こんなに噛み合わせは変わってきます。

奥歯が空いているのがおわかりいただけると思います。本来ここに歯があるべきなのですが、高さが足りていません。自分が正しいと思って噛んでいた所が、実は間違っているのです。

また、歪みがある時と歪みを修正した時でレントゲン写真を撮影してみました。

ウェブセフ(WEB CEPH)を使ったシミュレーション画像

ウェブセフを使ったシミュレーション画像

首の角度の違いがおわかりいただけると思います。

この患者さんは首に痛みがありました、その原因は、首の骨が噛み合わせによってダメージを受けているからでした。

噛み合わせを変えれば、このような首の骨の負担も軽減させることができます。

言い換えれば、身体の歪みを取ることで噛み合わせまで治療することができるのです。

顎のズレを修正

顎のズレを修正

さらに、このようにあごのずれを治すことで、頚椎の角度が変わり、椎骨動脈の流れがよくなり、身体能力を向上させることができます。歪みを取る前と取った後ではこれだけ柔軟性も変わってきます。

身体能力を向上させることができます

歯だけを並べるのではなく、このように全身まで治療することが大切です。

これが、当院の治療方針「口腔内から全身へ」です。

いかがだったでしょうか?

歯並びがきれいになるということも大切ですが、歯並びにより、あごの位置が変わり、身体に良い影響を及ぼすのです。

身体の歪みはいろいろな部分に悪影響を与えます。

歯並びだけではなく、健康を考えて矯正治療を考えてみませんか?

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