こんにちは!大阪府八尾市の歯医者、医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。歯の事やそれに関連する様々な疑問に勝手に答えていく「もりかわ歯科の勝手に解説!ブログ」です!
「矯正治療を始めたいけど、食事制限が心配…」
「矯正中は、何を食べたらいいの?」
「我慢ばかりの食生活になるのは嫌だな…」
矯正治療を検討中の方や、すでに治療中の方にとって食事制限は大きな関心事の一つですよね。
この記事では矯正治療中の食事制限について、詳しく解説していきます。
矯正治療中の食事、制限ってホントにあるの?
矯正治療を始めるとなると、気になるのが食事制限。
「好きなものが食べられなくなるの?」
「我慢ばかりの食生活になるの?」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。
矯正治療中の食事制限は主に矯正装置の種類によって異なります。
ワイヤー矯正の場合: ちょっと我慢が必要かも
歯にブラケットやワイヤーといった装置が固定されているため、硬いものや粘着性のあるものは避けなければなりません。これらの食べ物は装置に強い力を加え、破損や変形を引き起こす可能性があるからです。
また、繊維質の多いものも注意が必要です。装置に挟まりやすく、取り除くのが困難なため、虫歯や歯周病の原因となるプラーク(歯垢)が蓄積しやすくなります。
さらに、カレーやコーヒーなど着色しやすい食べ物や飲み物も、装置に色がついてしまう可能性があります。せっかく美しい笑顔を目指して矯正治療をしているのに、装置が着色してしまっては残念ですよね。
マウスピース矯正(インビザラインなど)の場合: 食事の自由度が高い!
マウスピース矯正は取り外せるため、基本的に食事制限はありません。好きなものを好きな時に食べることができるのは大きなメリットです。
ただし、マウスピースを装着したまま飲食すると変色や破損の原因になるため、食事の際は必ず取り外しましょう。また糖分が多い飲み物や食べ物を頻繁に摂取すると、虫歯のリスクが高まるため注意が必要です。
食事制限が必要な理由: 矯正治療を成功させるために
矯正治療中は歯が少しずつ移動しているため、強い力が加わると装置が破損したり歯や歯茎を傷つけたりする可能性があります。
食べ物が装置に挟まると歯磨きがしづらくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
食事制限を守ることは矯正治療をスムーズに進め、健康な歯並びを手に入れるために非常に重要です。
制限を守らないとどうなるのか?
「ちょっとくらい大丈夫だろう…」と食事制限を甘く見ていると、さまざまなトラブルに繋がる可能性があります。
装置の破損や変形
硬いものを噛むとブラケットやワイヤーが破損したり、マウスピースが割れたりする可能性があります。そうなると再製作や修理に費用と時間がかかり、治療期間が延びてしまうことも。
治療期間の延長
装置の破損だけでなく、歯や歯茎の損傷も治療期間延長の原因となります。思わぬトラブルで矯正期間が延びてしまうのは避けたいですよね。
虫歯や歯周病のリスク増加
食べ物が装置に挟まり磨き残しが増えると、虫歯や歯周病のリスクが高まります。矯正治療中に虫歯治療が必要になるとさらに治療期間が延びたり、矯正治療自体に影響が出る可能性も。
痛みや不快感
硬いものを噛むと、歯や歯茎に痛みを感じることがあります。また粘着性のあるものが装置に付着すると不快感を感じることがあります。せっかくの矯正治療も痛みや不快感があると楽しめませんよね。
装置トラブルの元凶!?矯正中に避けるべき食べ物リスト
矯正治療中は、せっかくの美しい歯並びへの道のりを邪魔する「装置トラブル」には特に気をつけたいですよね。思わぬ装置の破損や治療期間の延長に繋がってしまうことも。
そこで矯正治療中に避けるべき「要注意な食べ物」をリストアップしました。しっかりチェックして快適な矯正ライフを送りましょう!
歯や装置にダメージ!「硬い食べ物」
フランスパンの皮、おせんべい、ナッツ類、氷、骨付き肉、リンゴなどの硬い果物などは矯正装置に強い負荷をかけ、ブラケットやワイヤーの破損、マウスピースのひび割れなどを引き起こす可能性があるため、注意が必要です。
装置に絡みつく!「粘着性のある食べ物」
キャラメル、ガム、ハイチュウ、グミ、餅、飴などは装置に絡みつきやすく、取り除くのが困難です。装置に付着したまま放置するとプラークが溜まりやすくなり、虫歯や歯周病のリスクを高めるため、避けるようにしましょう。
挟まると大変!「装置に挟まりやすい食べ物」
トウモロコシ、ポップコーン、繊維質の多い野菜(ごぼう、たけのこなど)は、装置の細かい部分に挟まりやすく、取り除くのが大変です。無理に取ろうとすると、装置を破損させてしまう可能性も…。
笑顔が台無し!?「着色しやすい食べ物や飲み物」
カレー、コーヒー、赤ワイン、ケチャップ、ソース、色の濃いジュースなどは装置や歯の表面に色がつきやすいです。せっかく美しい歯並びになっても装置や歯が着色してしまっては、笑顔の魅力も半減してしまいます。
避けるべき食べ物を理解したら、次は…
ここまで、矯正治療中に避けるべき食べ物を紹介してきました。
「じゃあ、何を食べればいいの?」
「矯正中でも美味しく食事を楽しみたい!」
そんなあなたのために、次の章では矯正中でも安心して食べられるメニューをご紹介します。ぜひ参考にして、食事制限の中でも美味しく楽しい食生活を送ってくださいね!
矯正中でも安心!美味しく食べられるメニューをご紹介
矯正治療中の食事制限、最初は何を食べたらいいのか不安になりますよね。でも諦めるのはまだ早いです!食事制限があるからといって、味気ない食事ばかりでは矯正治療へのモチベーションも下がってしまいます。
ここでは、矯正中でも安心して食べられる柔らかくて栄養満点なメニューの数々をご紹介します。工夫次第で制限中でも美味しく、そして楽しく食事ができることを実感していただけるはずです。
主食:食べやすさ重視!栄養もしっかり
うどん、そうめん、パスタ
柔らかくツルンとした麺類は矯正治療中の強い味方!消化にも優しくのどごしも良いので、痛みがある時でも食べやすいでしょう。温かい麺類は、冷えた麺類よりもさらに食べやすいのでおすすめです。
おかゆ、リゾット
噛む力が弱っていても安心。消化に良いおかゆやリゾットは胃腸にも優しく、栄養をしっかり吸収できます。様々な具材を加えることで、風味や栄養価をアップさせることも可能です。
パン粥
パンを牛乳やスープで柔らかく煮込んだパン粥は朝食にもぴったり。パンの甘みと牛乳やスープの風味が溶け合い、優しい味わいです。栄養満点なので忙しい朝でも手軽にエネルギー補給ができます。
主菜:たんぱく質もしっかり摂って健康な歯と身体を維持!
煮魚、蒸し魚
骨を取り除けば安心して食べられる魚料理です。煮魚や蒸し魚は消化吸収が良く、良質なたんぱく質やオメガ3脂肪酸など健康に欠かせない栄養素を豊富に含んでいます。
鶏肉のソテーやハンバーグ
柔らかく調理した鶏肉やふっくらジューシーなハンバーグは、矯正中でも食べやすいメニューです。鶏肉は低脂肪高タンパクで、ハンバーグは野菜を混ぜ込むことでさらに栄養価を高めることができます。
卵料理
卵焼きやスクランブルエッグ、茶碗蒸しなど、アレンジ自在な卵料理は矯正治療中の食卓を彩ります。卵は良質なたんぱく質やビタミン、ミネラルが豊富で、手軽に栄養補給ができるのも魅力です。
副菜:彩り豊かにビタミン・ミネラルをプラス
温野菜
茹でたり蒸したりした温野菜は、柔らかく消化にも良いので矯正治療中でも安心して食べられます。旬の野菜を取り入れて彩り豊かに食卓を演出しましょう。
豆腐
冷奴や湯豆腐、麻婆豆腐など、アレンジ次第で様々なメニューが楽しめる豆腐は低カロリー高タンパクで、矯正治療中の強い味方です。
スープ
野菜や肉、魚介類など、様々な具材を使ったスープは栄養バランスも良くおすすめです。温かいスープは冷えた体を温め、心もほっと癒してくれます。
デザート:我慢しないでOK!ご褒美スイーツで気分転換♪
ヨーグルト、プリン、ゼリー
柔らかくつるんとした食感が嬉しいデザートは、矯正治療中でも罪悪感なく楽しめます。フルーツやシリアルなどをトッピングして自分好みのアレンジを加えてみましょう。
スムージー
果物や野菜をミキサーで混ぜたスムージーは栄養満点で手軽に作れます。朝食代わりにしたり、おやつとして楽しんだり、様々なシーンで活躍します。
アイスクリーム
冷たいアイスクリームは矯正治療中の痛みを和らげる効果も期待できます。ただし食べ過ぎには注意し、食後の歯磨きも忘れずに行いましょう。
ちょっとした工夫でさらに快適に!矯正中の食事を楽しむコツ
食事制限中でも、ちょっとした工夫と心構えで食事の楽しみは諦めずに済みます!
1. 食べ物を小さく切る:装置への負担を軽減&食べやすさアップ!
大きな塊の食べ物は噛む際に矯正装置に負担をかけたり、装置と歯の間に挟まったりする可能性があります。そこで、ひと口サイズにカットするひと手間を加えましょう。
- 包丁で細かく切る
- キッチンバサミでカットする
- フォークやスプーンでほぐす
など、食材や調理法に合わせて工夫してみてください。
小さく切ることで、
- 矯正装置への負担を軽減
- 噛む回数を減らして痛みを軽減
- 食べ物が装置に挟まるのを防ぐ
- 見た目も美しく食欲アップ!
といったメリットがあります。
2. ゆっくりよく噛む:消化を助け、満腹感もアップ!
矯正装置があるとつい早食いになりがちですが、ゆっくりよく噛むことを意識しましょう。
よく噛むことで、
- 消化を助けて胃腸への負担を軽減
- 唾液の分泌を促し、虫歯予防にも効果的
- 満腹中枢が刺激され、食べ過ぎを防ぐ
などのメリットがあります。
3. 痛みがある時は…無理せず、優しい食事を
矯正治療の初期や調整直後は、歯や歯茎が痛むことがあります。「食べ物が噛めない!」とストレスを感じることもあるかもしれません。
そんな時は、無理せず柔らかいものを選んで食べるようにしましょう。
おすすめメニュー
うどん、そうめん、おかゆ、豆腐、スープ、ヨーグルト、プリンなど
調理方法の工夫
野菜は柔らかく煮込む、肉は細かく刻む、など
4. 口内炎ができた時は…刺激を避けて、治癒を促進
口内炎ができると食事のたびに痛みを感じてしまうため、食事が憂鬱になってしまいますよね。
そんな時は刺激の少ない、熱くない、柔らかいものを選ぶようにしましょう。
おすすめメニュー
冷たいヨーグルト、アイスクリーム、ゼリー、スムージーなど
避けるべきもの
香辛料の多い料理、酸味の強いもの、熱いものなど
5. 外食も楽しみたい!そんな時は…
矯正治療中でも、ちょっとした工夫で外食を楽しむことができます。
事前にメニューをチェック
多くのレストランではホームページやグルメサイトでメニューを確認できます。
事前にチェックして、矯正中でも食べやすいものを選びましょう。
お店の人に相談する
場合によっては料理の切り方や調理方法を調整してくれることもあります。
遠慮せずお店の人に相談してみましょう。
周りの人に配慮する
一緒に食事をする人に矯正治療中であることを伝え、理解を求めましょう。
これらのコツを実践して、食事の時間をもっと楽しもう!
食事制限は矯正治療中の大きな壁の一つですが、決して乗り越えられないものではありません。
これらのコツを参考に、食事の時間を楽しみながら理想の歯並びを目指しましょう!
まとめ「食事制限も前向きに!
矯正中の食生活を楽しみながら、理想の歯並びへ」
矯正治療中の食事制限は確かに少し大変かもしれませんが、美しい歯並びを手に入れるための大切なステップです。食事制限を前向きに捉え、栄養バランスに気を配りながら、様々な工夫で食事を楽しみましょう!
食事について疑問や不安があれば、お気軽に当院にご相談ください。
管理栄養士や歯科衛生士が、あなたの食生活をサポートいたします。
もりかわ歯科ではインビザライン専門ドクター 森川 康司をはじめ、経験豊富なスタッフが矯正治療中の患者様を全力でサポートいたします。口内炎のケアはもちろん治療に関する疑問や不安にも丁寧にお答えしますので、どんなことでもお気軽にご相談ください。
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