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小児矯正している子ども

小児矯正中の食事で気を付けることは?食べられるものと避けたいもの

2026年8月19日

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

子どもが小児矯正を始めると「食べてはいけないものはある?」「ふだんどおりの食事で問題ない?」と、毎日の食事について気になる保護者の方もいるでしょう。

矯正中は、食べ物の硬さや粘着性、食べ方によって装置に負担がかかる場合があります。また、装置の周囲に食べかすや歯垢が残りやすくなるため、虫歯や歯肉炎を防ぐための配慮も欠かせません。

ただし、小児矯正中だからといって、食事を必要以上に制限する必要はありません。食材の選び方や調理方法、食べ方を工夫することで、さまざまな食品を取り入れられます。

この記事では、小児矯正中の食事で気を付けたい理由をはじめ、注意したい食べ物や食べられるもの、食事中に心がけたいポイントについて解説します。

小児矯正中の食事で気を付けたい理由

小児矯正中の食事で気を付けたい理由

矯正治療中は、食べるものや食べ方に注意が必要です。ここでは、小児矯正中の食事で気を付けたい理由について詳しく解説します。

装置が外れたり壊れたりすることがある

小児矯正中に食事へ気を付けたい理由の一つが、食べ物によって矯正装置が外れたり、壊れたりする可能性があるためです。とくに固定式の矯正装置を使用している場合、硬い食べ物を強く噛むと装置に大きな力が加わり、一部が外れたり破損したりすることがあります。

装置に不具合が起きると、歯科医院で状態を確認し、必要に応じて付け直しや調整を行います。そのため、矯正中は何を食べるかだけでなく、どのように食べるかにも気を配ることが大切なのです。

痛みや違和感が出ることがある

矯正装置を付けた直後や調整したあとは、歯を動かすための力が加わることで、食べ物を噛んだときに痛みを感じる場合があります。また、装置が頬や唇などに触れ、食事中に違和感を覚えることもあります。

このような時期に硬い食べ物を噛むと、歯に負担がかかり、食事を摂りにくくなることがあるのです。

虫歯や歯肉炎になるリスクが高まる

固定式の矯正装置を使用している場合は、装置の周囲に食べかすや歯垢が残りやすくなります。歯垢の中にいる細菌は、食べ物や飲み物に含まれる糖を利用して酸をつくります。

歯が酸の影響を繰り返し受けると、歯の表面からカルシウムなどが溶け出し、虫歯につながることがあります。また、歯と歯ぐきの境目に歯垢が残った状態が続くと、歯ぐきが赤く腫れたり、歯磨きの際に出血したりする歯肉炎を起こすこともあります。

そのため、糖分を多く含む食べ物や飲み物を頻繁に摂らないなど、食事の内容や摂り方にも気を配ることが大切なのです。

小児矯正中に注意したい食べ物

小児矯正中に注意したい食べ物であるせんべい

ここでは、矯正中に気を付けたい食べ物について解説します。

硬い食べ物

小児矯正中は、せんべいや硬いナッツ類、氷など、噛むときに強い力がかかる食べ物に注意が必要です。

固定式の矯正装置を付けている状態で硬いものを噛むと、その力が装置に加わり、外れたり破損したりすることがあります。りんごやにんじんなども硬さがあるため、大きなままかじるのはやめましょう。

粘着性の高い食べ物

小児矯正中は、キャラメルやソフトキャンディーなど、歯や装置にくっつきやすい食べ物に注意が必要です。粘着性の高い食べ物は、噛んだときに固定式の矯正装置に付着し、そのまま引っ張るような力が加わることで、装置が外れたり壊れたりすることがあります。

また、粘りのある食べ物が装置の細かな部分に入り込むと、簡単には取り除けない場合があります。そのため、固定式の矯正装置を使用している期間は、キャラメルのように粘着性が高く、噛んだあとも歯にくっつきやすい食べ物は控えることが大切です。

お菓子を選ぶ際には、硬さだけではなく、噛んだときに歯や装置へ強く付着しないかという点にも目を向けましょう。

甘い食べ物・飲み物

小児矯正中は、砂糖を多く含むお菓子や飲み物の摂り過ぎに注意が必要です。例えば、キャンディーやチョコレートなどのお菓子、ジュースや炭酸飲料などには糖が多く含まれているものがあります。

口の中に歯垢が残っていると、歯垢の中にいる細菌が食べ物や飲み物に含まれる糖を利用して酸をつくります。この酸によって歯の表面からカルシウムなどが溶け出す状態が繰り返されると、虫歯につながります。

とくに固定式の矯正装置を使用している場合は、装置の周囲に歯垢が残りやすいため、甘い食べ物や飲み物を摂り過ぎないことが大切です。

小児矯正中でも食べられるもの

小児矯正中でも食べられるおかゆ

小児矯正中でも、食材の硬さや調理方法を工夫すれば、無理なく食事を楽しめます。ここでは、矯正中でも食べやすいものをご紹介します。

やわらかく調理したご飯や麺類

小児矯正では、装置を付けた直後などに歯が痛み、食べ物を噛みにくく感じることがあります。そのようなときは、ご飯や麺類をやわらかく調理することで、噛む際の負担を抑えられます。

ご飯はやわらかめに炊くほか、おかゆや雑炊にする方法があります。麺類では、うどんなどをやわらかく煮て、長い場合は食べやすい長さに切るとよいでしょう。痛みがある時期は無理にふだんと同じ硬さのものを食べず、口の状態に合わせて主食の硬さを調整することが大切です。

スープや煮込み料理

スープや煮込み料理は、食材をやわらかくできるため、小児矯正中に歯が痛むときでも噛む負担を抑えやすい料理です。

例えば、野菜をやわらかく煮たスープやシチュー、肉や魚の煮込み料理などがあります。肉や根菜類などは、あらかじめ小さく切ってからやわらかくなるまで煮込むことで、強い力をかけずに噛みやすくなります。

とくに装置を付けた直後など、噛むと痛みを感じる時期には、具材の硬さを確認しながら調理するとよいでしょう。

食べやすい大きさに切った野菜や果物

小児矯正中でも、野菜や果物は大きさや硬さを工夫することで食べられます。とくに硬さのあるものは、大きなままかじるのではなく、食べやすい大きさに切ることが大切です。

例えば、りんごは丸ごとかじらず、薄く切ったり小さく切ったりします。にんじんなどの硬い野菜は、小さく切ったうえで加熱してやわらかくすると、噛む際に固定式の矯正装置へかかる負担を抑えられます。

バナナや熟した果物など、もともとやわらかいものも、大きい場合は一口で無理なく食べられる大きさに切るとよいでしょう。

小児矯正中の食事で心がけること

小児矯正中の食事で心がけること

小児矯正中は、食べ物の種類だけでなく、毎日の食べ方や食後のお口のケアにも目を向けることが大切です。ここでは、矯正治療中の食生活で心がけたいポイントを解説します。

バランスのよい食事を心がける

成長期の子どもにとって、毎日の食事から必要な栄養を摂ることは大切です。小児矯正中も食べられるものを必要以上に制限せず、栄養バランスを意識しましょう。

食事は、ご飯やパンなどの主食、肉・魚・卵・大豆製品などを使った主菜、野菜などを使った副菜を組み合わせることが基本です。さまざまな食品を組み合わせることで、必要な栄養素を摂りやすくなります。

食事の時間と回数を意識する

矯正中は、食事や間食の時間と回数にも気を配りましょう。

とくに糖を含む食べ物や飲み物を頻繁に口にすると、歯垢の中にいる細菌が糖から酸をつくり、歯が酸の影響を受ける機会が増えます。そのため、お菓子などを長時間にわたって少しずつ食べ続けるのではなく、間食は時間を決めることが大切です。

よく噛んで食べる

小児矯正中も、食べ物を急いで飲み込まず、一口ずつよく噛んで食べることを意識しましょう。

よく噛むためには、一度に多くの食べ物を口に入れず、ゆっくり食事をすることが大切です。固定式の矯正装置を使用している場合は、装置に負担をかけないよう、無理のない力で噛みましょう。

水分補給をしっかり行う

小児矯正中も、日常生活の中で必要な水分をきちんと摂ることが大切です。その際は、水分の量だけでなく、何を飲むかにも目を向けましょう。

ジュースや清涼飲料水など、糖を含む飲み物を頻繁に飲むと、そのたびに口の中の細菌が糖から酸をつくり、歯が酸の影響を受けます。そのため、のどが渇くたびに甘い飲み物を選ぶことは控えましょう。

日常的な水分補給には、水などの糖を含まない飲み物を選ぶとよいでしょう。特に汗をかいたときは、のどの渇きを感じる前から、こまめに水分を摂ることが大切です。

食後の歯磨きを習慣化する

小児矯正中は、食後の歯磨きを習慣にすることが大切です。とくに固定式の矯正装置を使用している場合は、装置の周囲に食べかすや歯垢が残りやすく、歯ブラシの毛先が届きにくい部分もあります。

歯磨きをするときは、歯の表面だけでなく、装置の周囲や歯と歯ぐきの境目にも毛先を当て、丁寧に磨きましょう。歯ブラシだけでは汚れを落としにくい部分には、歯間ブラシなどの清掃用具も活用するとよいでしょう。

子どもだけでは細かな部分まで磨くことが難しい場合もあるため、年齢や歯磨きの状態に応じて、保護者の方が磨き残しを確認したり、仕上げ磨きをしたりすることも大切です。

まとめ

小児矯正している子ども

小児矯正中は、食べ物の硬さや糖分に気を配り、矯正装置やお口の状態に合わせて食事を摂ることが大切です。

硬い食材は小さく切ったり、加熱してやわらかくしたりすることで、装置への負担を抑えられます。また、装置を付けた直後などに歯が痛む場合は、おかゆややわらかく煮た麺類、スープなどを取り入れるとよいでしょう。

食事では栄養バランスを意識するとともに、間食の時間や甘い飲み物の摂り方にも注意が必要です。さらに、固定式の矯正装置は周囲に食べかすや歯垢が残りやすいため、食後は装置の周囲まで丁寧に磨きましょう。

小児矯正を検討されている方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科」にご相談ください。

当院では、虫歯・歯周病治療をはじめ、矯正治療や入れ歯・ブリッジ・インプラント治療、予防歯科などさまざまな診療を行っています。ホームページはこちらご予約・お問い合わせも受け付けております。

森川 充康 理事長

■この記事の監修者

森川 充康 理事長

経歴
  • 1991年 大阪歯科大学卒業
  • 1991年 大阪歯科大学口腔外科学第一講座 入局
  • 1991年 大阪歯科大学大学院入学
  • 1995年 大阪歯科大学大学院卒業(歯学博士取得
  • 1995年 大阪歯科大学 非常勤講師就任
  • 1995年 医療法人甦歯会もりかわ歯科 常務理事就任
  • 2003年 医療法人甦歯会もりかわ歯科 院長就任
  • 2008年 医療法人甦歯会もりかわ歯科 理事長就任
  • 2012年 大阪歯科大学臨床准教授
修了研修・学会等
  • 日本歯科審美学会 所属
  • 日本口腔インプラント学会 所属
  • 日本抗加齢医学会 所属
  • 日本アンチエイジング学会 所属
  • 日本抗加齢医学会認定医
  • インビザラインドクター
  • 歯科医師臨床研修指導歯科医師

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