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小児矯正中の女の子

小児矯正はいくらかかる?費用相場と負担を抑える方法

2025年8月6日

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

小児矯正にはどれくらいの費用がかかるのか気になられている保護者の方がいるのではないでしょうか。矯正治療は一般的に費用が高額になりがちです。では、小児矯正の場合はどれくらいの費用がかかるのでしょうか。

今回は、小児矯正の費用相場から保険適用の可能性、さらには費用負担を軽減する方法まで詳しく解説します。

小児矯正の費用相場

小児矯正の費用相場のイメージ

小児矯正の費用について理解するためには、まず治療の種類と段階を把握することが重要です。小児矯正は主に第1期治療と第2期治療に分けられ、それぞれかかる費用が異なります。

第1期治療の費用

第1期治療は、乳歯と永久歯が混在する5〜12歳頃に行われる治療です。あごの成長を利用して治療が行われます。第1期治療の費用相場は、30万〜50万円程度です。

第1期治療では、上下のあごのバランスを整えたり、永久歯が正しく生えるためのスペースを確保したりすることを目的とした治療が行われます。使用する装置は、拡大床や機能的矯正装置などが中心となります。

治療期間は通常2〜3年程度で、月に1回程度の通院が必要となるでしょう。調整料は1回につき3,000円〜5,000円程度が相場です。

第1期治療の大きなメリットは、成長期のあごの発達を利用することで、将来的な抜歯のリスクを回避できたり、第2期治療の期間を短縮できたりすることです。結果として、総合的な治療費用を抑えられる可能性があります。

第2期治療の費用

第2期治療は、永久歯が生えそろった12歳以降におこなわれる治療で、基本的に成人矯正と同様の方法が用いられます。第2期治療の費用相場は、60万〜100万円程度です。

第2期治療では、ブラケットとワイヤーを用いた方法や、マウスピースを用いた方法で歯並びを整えていきます。治療期間は2〜3年程度です。調整料は第1期治療と同様に、1回につき3,000円〜5,000円程度かかるケースが多いです。

第1期治療から継続して第2期治療をおこなう場合、第2期治療の費用を割引する歯科医院もあります。

そのほかにかかる費用

小児矯正では、治療費用以外にもさまざまな費用が発生します。

初診・相談料は、0円〜5,000円程度が相場です。多くの歯科医院では初回相談を無料としていますが、詳細な診査・診断をおこなう場合は別途費用が発生することがあるでしょう。

精密検査・診断料は、2万〜5万円程度が相場です。レントゲン撮影や歯型採取、口腔内写真撮影などが含まれ、適切な治療計画を立てるために必要な費用になります。

矯正治療終了後は歯並びを安定させるためにリテーナーと呼ばれる保定装置を使用します。保定装置代は、2万〜5万円程度が相場です。保定期間中も定期的に歯科医院を受診して歯並びの状態を確認してもらう必要があり、1回につき3,000円〜5,000円程度かかります。

保定期間は通常2〜3年程度で、この間の通院費用も考慮する必要があるでしょう。

小児矯正に保険は適用される?

小児矯正に保険は適用されるか説明するイメージ

小児矯正の費用について考える際、多くの保護者の方が気になるのが保険適用の可能性ではないでしょうか。

基本的に、小児矯正は健康保険の適用外となります。通常の歯並びの改善や噛み合わせの修正は、健康保険の適用基準に該当しないため、全額自己負担となるケースがほとんどです。これは、子どもの矯正治療であっても同様で、年齢に関係なく保険適用外となるのが一般的です。

保険適用されるケース

特別なケースでは、小児矯正にも保険が適用される場合があります。厚生労働大臣が定める疾患に起因する咬合異常の場合、保険適用の対象となります。具体的には、唇顎口蓋裂やダウン症候群、筋ジストロフィーなどの先天的な疾患に起因する咬合異常が該当します。

顎変形症と診断された場合も保険適用の対象となるでしょう。あごの骨格に著しい変形があり、外科手術が必要な場合に限り、術前・術後の矯正治療が保険適用の対象となります。また、前歯の3歯以上の永久歯萌出不全による咬合異常の場合も、保険適用の対象となることがあります。

ただし、これらのケースでは、指定された医療機関での治療が必要となります。また、保険が適用される場合でも、使用できる装置や治療法に制限がある可能性があります。

小児矯正の費用負担を抑えるためには

小児矯正の費用負担を抑えるデンタルローンのイメージ

小児矯正の費用負担を抑える方法を事前に知っておくことで、経済的な負担を軽減しながら質の高い治療を受けることができるでしょう。

医療費控除を活用する

小児矯正の費用負担を軽減する方法のひとつに、医療費控除の活用があります。

医療費控除とは、1年間に支払った医療費が一定額を超える場合に確定申告することで受けられる所得控除のことです。生計を一にする家族分の医療費も合算できます。また、治療費だけでなく通院する際に利用したバスや電車などの公共交通機関の交通費も控除対象となります。

治療にかかる費用を安くすることはできませんが、医療費控除を活用することで経済的な負担軽減にはつながるでしょう。

分割払いを利用する

小児矯正の費用負担を軽減するために、支払い方法を工夫することも有効です。分割払いを利用できれば、1回に大きな費用を支払う必要がなくなります。また、クレジットカード決済を利用することでポイント還元などの特典を受けられるケースもあります。

デンタルローンを利用する

デンタルローンとは、歯科治療専用のローンです。治療にかかる費用を金融機関や信販会社が立て替えて支払い、患者さんは分割して返済していきます。一般的なローンよりも金利が低く設定されているケースが多く、長期間の分割払いが可能です。

審査が必要ですが、月々の負担を大幅に軽減できます。なお、デンタルローンを利用しても医療費控除の対象となりますが、金利手数料は対象外となる点には注意が必要です。

早期からの治療を検討する

小児矯正においては、早期に治療を開始することで、結果的に費用を抑えることができる場合があります。

あごが成長する時期に矯正治療を開始できれば、歯を並べるスペースを確保しやすくなります。これによって、短期間で第2期治療を終えられたり、第2期治療自体が不要になったりする場合があり、結果として費用を抑えることにもつながるのです。

歯並びの問題が深刻化する前に治療を開始することで、より簡単で費用の安い治療法を選択できる場合があります。

複数の歯科医院でカウンセリングを受ける

費用を抑えながら質の高い治療を受けるためには、歯科医院の選び方も重要です。同じ治療内容でも、歯科医院によって費用に差があることは珍しくありません。そのため、複数の歯科医院でカウンセリングを受け、治療内容と費用を比較検討することが推奨されます。

また、費用の内訳を明確に説明してくれる歯科医院を選ぶことが大切です。追加費用についても事前に確認し、総額を把握したうえで治療を開始しましょう。

治療後のアフターケアの充実度も考慮し、保定期間中のフォローアップや緊急時の対応体制が整っている歯科医院を選ぶことも、長期的な安心感を得るうえでは重要です。

まとめ

小児矯正をして綺麗な歯並びになった男の子

小児矯正の費用は、第1期治療で30万〜50万円程度、第2期治療で60万〜100万円程度が相場となっています。検査や調整料などを含めると、総額では30万〜150万円程度の費用がかかるでしょう。

小児矯正は基本的に保険適用外となるため、全額自己負担となりますが、医療費控除の活用や支払い方法の工夫により、実質的な負担を軽減することが可能です。早期治療の開始や適切な歯科医院の選択により、長期的な費用を抑えることもできます。

お子さまの健やかな成長のために、費用面での不安を解消し、適切な治療を受けられるよう、まずは信頼できる歯科医院で相談しましょう。

小児矯正を検討されている保護者の方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科」にご相談ください。

当院では、虫歯・歯周病治療をはじめ、矯正治療や入れ歯・ブリッジ・インプラント治療、予防歯科などさまざまな診療を行っています。ホームページはこちらご予約・お問い合わせも受け付けております。

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