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小児矯正のマウスピースを装着する子ども

小児矯正は何歳まで?子どものうちに矯正治療を受けるメリットも

2025年6月4日

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

子どもの歯並びや噛み合わせが気になるとき、早めに矯正治療を検討すべきか迷う保護者の方は多いのではないでしょうか。小児矯正は、永久歯が生えそろう前の段階から顎の成長をコントロールできることが特徴で、大人の矯正にはないさまざまなメリットがあります。

しかし、始める時期によって治療の効果や選べる方法が異なるため、適切なタイミングを見極めることが重要です。

この記事では、小児矯正は何歳まで可能か、そして子どものうちに矯正を受けることで得られるメリットについて詳しく解説します。

小児矯正は何歳から何歳まで?

小児矯正を迷っている適齢期の子ども

小児矯正は、一般的に6歳ごろから12歳前後までの間に行う治療を指します。乳歯から永久歯への生え変わりが進む時期であり、顎の成長を利用しながら歯並びや噛み合わせを整えられることが特徴です。

特に、顎のバランスや位置に関する問題は、この時期にしか対応できないケースもあるため、タイミングが重要です。

永久歯が生えそろう前の段階で矯正を始めることで、抜歯や大がかりな治療を避けやすくなり、歯や骨への負担も少なく済む可能性があります。気になる症状がある場合は、早めに歯科医師の診察を受けて適切な時期を見極めることが大切です。

矯正治療を検討したほうがよい子どもの歯並び

矯正治療をしているすきっ歯の子ども

子どもの歯並びは、見た目の印象だけでなく、噛む・話すといった基本的な機能や全身の発育にも大きく関わります。歯が生え始める時期や永久歯への生え変わりの過程で、気になる歯並びや噛み合わせの乱れが見られることがあります。

こうした変化に早く気づき、必要に応じて矯正治療を検討することで、後の大がかりな治療を回避しやすくなります。ここでは、矯正を考慮すべき代表的な歯並びの例について解説します。

前歯のすき間や重なりが目立つ場合

乳歯から永久歯に生え変わるタイミングでは、多少のすき間や歯並びのばらつきがあるのは自然なことです。

しかし、明らかに前歯のすき間が広すぎたり、反対に重なって生えていたりする場合は注意が必要です。歯が生えるスペースが不足していると、歯がねじれて生えたり、正常な位置に生えてこなかったりすることがあります。

出っ歯や受け口が見られる場合

上の前歯が大きく前に突き出している、いわゆる出っ歯の状態や、下の歯が上の歯より前に出ている受け口(反対咬合)は、顎の成長バランスに問題がある可能性があります。見た目だけでなく、発音や咀嚼機能、顎関節への負担にも影響を及ぼすでしょう。

そのため、成長段階での早期介入が望ましいです。小児矯正で顎の成長方向をコントロールできる時期に対応することで、後の本格矯正や外科的治療を避けられる可能性があります。

噛み合わせが深い・浅い・ずれている

上下の前歯が深く重なっている過蓋咬合や、前歯が上下とも噛み合わない開咬、左右にずれている交叉咬合なども、矯正治療の適応となるケースです。噛み合わせの乱れは、食事中の咀嚼効率の低下や発音への影響を引き起こすだけでなく、顎関節への負担を増す要因にもなります。

早い段階で咬合のズレを整えておくことで、将来的な問題の発生リスクを大きく下げられます。

口呼吸や舌の癖がある場合

口を常に開けている、唇を閉じるのが苦手、舌を前に突き出す癖があるといった習慣は、歯並びの乱れと深く関係しています。特に、口呼吸は歯並びだけでなく、顔つきや姿勢にも影響を及ぼすため、注意が必要です。

癖を放置すると、矯正を行っても再び歯がずれる後戻りのリスクが高くなるため、専門的なアプローチが求められます。早期に歯科医師の診察を受け、適切な対応を行うことが大切です。

永久歯の生え変わりが左右非対称である

通常、乳歯から永久歯への生え変わりは左右対称に進むことが多いですが、一方だけ著しく早かったり遅かったりする場合は、歯の位置異常や萌出障害がある可能性があります。放置すると、将来的に歯が並ぶスペースが足りなくなり、歯列が乱れる原因になることがあります。

生え変わりの様子に左右差が見られる場合は、早めにレントゲンなどで確認し、必要に応じて矯正治療を検討しましょう。

子どものうちに矯正治療を受けるメリット

子どものうちに矯正治療を受けるメリットイメージ

子どもの歯並びや噛み合わせに不安を感じたとき、いつ矯正治療を始めるべきか悩む保護者の方は少なくありません。矯正は大人になってからでも対応できますが、顎の成長期にある子どもの時期に矯正を行えば、大人の矯正では得られない多くのメリットを得られます。

ここでは、子どものうちに矯正治療を受けることの主なメリットについて詳しく解説します。

顎の成長を利用できる

子どもの矯正では、まだ顎の骨が柔らかく成長途中であるという特徴を活かし、顎の幅や位置を整えながら自然な歯列へ導くことが可能です。例えば、上顎の発育が不十分な場合には拡大装置を使って顎の成長を促すことで、歯が並ぶスペースを確保し、抜歯の必要性を減らせます。

顎の発育段階にある小児期でなければ、このような骨格レベルのコントロールは困難であり、子どものうちに始める意義は非常に大きいといえます。

将来的な矯正の負担を軽減できる

小児矯正の1期治療は、永久歯が生えそろう前の時期に行います。この段階で歯並びや顎のバランスを整えておくことで、その後必要になる2期矯正の内容を軽くできる可能性があります。1期治療だけで十分な結果が得られ、2期治療が不要になることもあるでしょう。

長期的に見て治療期間の短縮や費用負担の軽減につながる点も、子ども時代に矯正を始める大きなメリットです。

見た目への意識が高まる前に対応できる

成長とともに、歯並びや口元の見た目に対して本人が敏感になる時期が訪れます。思春期以降になると、装置の見た目が気になったり、矯正治療に対して心理的な抵抗感を持つお子さまも少なくありません。

小児期に矯正を始めれば本人の見た目への意識がそれほど高まっていない段階で治療を進められるため、心理的なストレスを軽減しながら歯並びを整えることができます。

発音や咀嚼などの改善が期待できる

歯並びや噛み合わせの乱れは、見た目だけでなく、発音や食べ物をしっかり噛むといった日常的な機能にも影響を与えます。特に、舌足らずな発音や、食事中の咀嚼効率の低下、飲み込みにくさなどは、矯正によって改善が期待できることがあります。

成長期の早い段階でこれらの機能を正常に整えることは、学習やコミュニケーションの面でも良い影響をもたらすでしょう。

悪習癖の改善にもつながる

子どもの中には、無意識に口で呼吸をする癖がついていたり、舌を前に突き出すなどの舌癖があるケースもあります。これらの習慣は歯並びや噛み合わせを悪化させる要因となるため、矯正治療を通して早期に修正することが重要です。

装置を使って歯並びを整えるだけでなく、筋機能訓練などを取り入れて口腔周囲筋の使い方を見直すことで、より良い成長を促せます。

将来的な虫歯や歯周病のリスクを抑えられる

歯並びが整っていると、歯磨きがしやすくなり、汚れが残りにくくなるため、虫歯や歯周病の予防にもつながります。子どものうちに矯正を行い、適切な歯列を形成しておくことは、将来的な口腔トラブルを防ぐうえでも重要です。

子どものうちに矯正治療を受けるデメリット

子どものうちに矯正治療を受けるデメリットイメージ

小児期の矯正治療には、顎の成長を利用できる、歯を残せる可能性が高まるなど、多くのメリットがあります。

しかし、治療には一定のデメリットや注意点があることも理解しておく必要があります。特に治療期間の長さや本人の協力度、成長による予測の難しさなどは、小児矯正に特有の課題といえます。

ここでは、子どものうちに矯正治療を受ける際に考慮しておきたいデメリットについて解説します。

治療期間が長くなる傾向がある

小児矯正は、乳歯と永久歯が混在する時期に開始する1期治療と、永久歯が生えそろってからの2期治療の二段階に分かれます。そのため、早い段階から治療を始めると、通院期間が長期にわたることがあります。

例えば、6歳ごろにスタートして高校生まで治療が継続するケースもあり、通院の継続が負担になる場合があります。治療の進行状況によっては、一時的に経過観察期間が設けられることもありますが、それでも長期的な関わりが必要になる点は理解しておくべきです。

本人の協力が不可欠

矯正治療は装置を正しく使用し、指導されたとおりのケアを行うことが効果に直結します。特に小児矯正では、取り外し式の装置が使われることが多く、本人の意識や習慣に治療成果が大きく左右されます。

装置の装着時間が不足していたり、食生活や口腔清掃が不十分であったりすると、期待された効果が得られず、治療が長引く要因にもなります。

また、活発に運動する時期でもあるため、装置の破損や紛失といったトラブルにも注意が必要です。お子さま本人の性格や生活リズムによって、矯正に適したタイミングかどうかを見極めることが重要です。

成長による予測の難しさ

小児矯正では、顎の発育や歯の萌出を見越して治療計画を立てますが、成長には個人差があるため、予測どおりに進まないこともあります。顎の大きさや形、永久歯の位置が予想とずれることで、当初の計画を見直し、追加治療が必要になるケースも考えられます。

このように、成長に伴う不確定要素は、小児矯正の判断を難しくする要因の一つです。

見た目や違和感への抵抗

治療で使用する装置の中には、目立ちやすいものや、発音・食事に違和感を覚えるものもあります。特に、学校生活の中では、周囲の目が気になったり、装置の管理に手間を感じたりすることがあります。

まとめ

矯正治療を受ける笑顔の子ども

小児矯正は、6歳ごろから12歳前後までの間に行われることが多く、顎の成長を利用して歯並びや噛み合わせを整える点が大きな特徴です。この時期に治療を始めることで、将来的な本格矯正の負担軽減や、抜歯の回避、見た目や機能面での改善が期待できます。

一方で、治療が長期化する傾向があることや、本人の協力が必要とされる点、成長による予測の難しさなど、デメリットも存在します。開始のタイミングや治療の必要性を見極めるためにも、まずは早めに歯科医師の診察を受けることが大切です。

小児矯正でお悩みの方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科」にご相談ください。

当院では、虫歯・歯周病治療をはじめ、矯正治療や入れ歯・ブリッジ・インプラント治療、予防歯科などさまざまな診療を行っています。ホームページはこちらご予約・お問い合わせも受け付けております。

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