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歯周病になっている歯

歯周病の原因は何?放置するリスクや進行を防ぐ方法も

2026年6月10日

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

歯ぐきが腫れている、歯磨きのときに血が出るといった症状がある場合、それは歯周病のサインかもしれません。初期段階では自覚症状が少ないため気づきにくいですが、進行すると歯が抜け落ちることもある恐ろしい病気です。

日本人の成人の多くが罹患しているとされる歯周病ですが、その原因はひとつではありません。日々の生活習慣や体の状態など、さまざまな要因が複雑に関係しています。

今回は、歯周病の主な原因や、放置することで生じるリスク、そして進行を防ぐ方法について詳しく解説していきます。

歯周病とは

歯周病とは?

歯周病とは、歯を支える歯茎や骨などの組織に炎症が起きる病気です。初期段階では歯ぐきが赤く腫れたり、歯磨きで出血したりする症状が現れます。この段階を歯肉炎と呼びますが、痛みがほとんどないため、気づかないうちに進行することが多いのが特徴です。

炎症が悪化すると、歯を支える骨が少しずつ溶けていき、歯がグラグラし始めます。この段階は歯周炎と呼ばれ、最終的には歯が抜けるおそれもあります。

歯周病は自覚症状が出にくく、気づいたときにはすでに進行していることが多いため、早期発見と予防がとても大切です。

歯周病の原因

歯周病の原因

歯周病は一つの原因で発症するわけではなく、複数の要因が重なり合って進行していきます。ここでは、歯周病の代表的な原因を具体的に解説します。

プラーク(歯垢)の蓄積

歯周病の最も大きな原因は、歯に付着したプラーク(歯垢)です。プラークは細菌のかたまりで、歯ぐきのまわりにたまることで炎症を引き起こします。このプラークを放置すると、歯石となりさらに細菌が増殖しやすい環境になります。

歯石の形成と蓄積

歯垢は時間が経つとやがて硬い歯石へと変化します。歯石は歯の表面に強く付着し、毎日の歯みがきでは除去できません。歯石が付着すると、その表面にさらに歯垢が付着しやすくなり、細菌の温床となります。

歯石の中には多数の細菌が含まれており、周囲の歯ぐきに炎症を引き起こしやすくします。

喫煙

喫煙も、歯周病の発症や悪化と深く関わっています。たばこに含まれる有害物質は歯ぐきの血流を悪くし、免疫力を低下させるため、歯周病菌に対する抵抗力が弱くなります。また、傷が治りにくくなるため、治療の効果も出にくくなります。

不適切なブラッシング

毎日歯を磨いているつもりでも、磨き方が正しくなければプラークはしっかり除去されません。力を入れすぎたり、磨き残しが多かったりすると、歯ぐきに炎症が起こりやすくなります。

また、歯並びが悪い箇所や奥歯などは汚れが残りやすく、知らないうちに歯周病が進んでいることもあります。

歯ぎしりや食いしばり

就寝中や集中しているときに歯ぎしりや食いしばりをしていると、歯や歯ぐきに過度な力が加わります。特に、歯周病が進行している場合、歯を支えている骨が弱っているため、過度な力によって歯がぐらつき、症状を悪化させる原因となります。

ストレスや生活習慣の乱れ

ストレスがたまっていると、歯ぐきのまわりで炎症が起こりやすくなります。また、睡眠不足が続くと、体の免疫機能がうまく働かなくなり、口の中でも細菌が増えやすくなります。

さらに、夜ふかしや食事の時間が不規則になるなど生活リズムが乱れると、歯磨きを忘れたり、丁寧にケアする時間がとれなくなったりすることもあります。こうした毎日の小さな乱れが積み重なると、気づかないうちに歯周病のリスクが高まっていきます。

歯周病を放置するリスク

歯周病を放置するリスク

歯周病は自然に治ることはなく、放置すればするほど症状が進行し、さまざまなリスクを引き起こします。ここでは、歯周病を放置する主なリスクについて解説します。

歯の喪失

歯周病は、歯を支える骨を徐々に破壊していく病気です。初期段階では歯ぐきの腫れや出血といった軽い症状にとどまりますが、進行すると歯を支えている顎の骨(歯槽骨)が溶かされ、やがて歯がぐらつき始めます。さらに状態が悪化すると、日常の食事や会話に支障をきたすほど歯が動揺し、最終的には抜け落ちることもあります。

特に、複数の歯が同時に影響を受けると、噛む力が偏ってほかの歯への負担も増加します。この影響で、連鎖的に歯の喪失が進む可能性もあります。

歯を失うと入れ歯やインプラントなどの治療が必要になり、経済的・身体的な負担も大きくなります。

全身疾患の悪化

歯周病は口の中だけの問題ではなく、全身の健康にも影響を与えることが明らかになってきています。特に糖尿病とは深い関係があり、歯周病が悪化すると血糖値のコントロールが難しくなることがあります。

また、心筋梗塞や脳梗塞といった命に関わる疾患との関連も指摘されています。妊婦の場合は、早産や低体重児出産のリスクも高まることがあるため、歯周病は単なる歯の病気として軽く見てはいけません。

全身の健康を守るうえでも、早期の治療と予防が非常に重要です。

口臭の悪化

歯周病が進行すると、強い口臭を引き起こすことがあります。これは、歯周ポケットの中で増殖した細菌が、悪臭を伴うガスを発生させるためです。歯周病の細菌によって引き起こされる口臭は慢性的に続くことが多く、周囲の人にも不快感を与える可能性があります。

咀嚼機能の低下

歯周病が進むと、歯がぐらついたり噛むと痛みを感じたりするようになります。その結果、硬い食べ物や噛み応えのあるものを避けるようになり、やわらかいものを中心とした食生活に偏ることが多くなります。

噛む力が弱まると、食べ物をしっかり噛み砕けず、栄養の吸収にも悪影響が出ます。さらに、噛む回数が減ると唾液の分泌量も減ってしまうので、口腔内の自浄作用が弱まることで、虫歯やさらに歯周病が進行する悪循環にもつながります。

しっかり噛める口の環境を保つことは、健康を維持するうえでとても重要です。

治療費の増加

軽度の段階であれば簡単なクリーニングや生活習慣の見直しで改善が期待できますが、重度に進行すると大がかりな治療が必要になります。外科的処置やインプラント治療などは費用と時間の負担が大きく、精神的なストレスにもつながります。

早期発見・早期治療が、経済的な負担を減らすことにもつながります。

歯周病の進行を防ぐためには

歯周病の進行を防ぐために歯磨きケアをする女性

歯周病は、日々のケアや生活習慣の見直しによって進行を食い止めることができます。ここでは、歯周病を防ぐために重要なポイントをご紹介します。

正しいブラッシング

歯周病予防の基本は、毎日の正しい歯磨きです。歯ブラシは鉛筆を持つように軽く持ち、力を入れすぎず、小刻みに動かすようにしましょう。特に、歯と歯ぐきの境目に歯垢がたまりやすいため、毛先を斜め45度に当てて磨くようにしてください。

1日2〜3回、できれば食後と就寝前に丁寧に時間をかけて磨くことで、歯周病の原因となるプラークをしっかり除去できます。

歯間ケアの徹底

歯ブラシでは届かない歯と歯の間には歯垢がたまりやすく、そのままにしておくと歯周病の原因になります。毎日のケアには、デンタルフロスや歯間ブラシを取り入れることが大切です。

デンタルフロスは細かい隙間の汚れの除去に、歯間ブラシは歯と歯の間に汚れがたまりやすい部分に使用します。自分の歯並びや隙間に合った道具を選び、丁寧にケアを続けることで歯周病の予防効果が高まります。

禁煙

喫煙は歯周病の最大のリスク因子のひとつです。タバコに含まれる有害物質は、歯ぐきの血流を悪化させ、免疫力を低下させることで、歯周病の進行を早めます。

また、喫煙者は歯ぐきの炎症に気づきにくく、症状が悪化してから初めて異変を感じることも多いです。歯周病の治療効果も喫煙者では低くなることが知られているため、歯の健康を守るためには禁煙が非常に重要です。

食生活の見直し

日々の食事も、歯周病の進行に大きな影響を与えます。

砂糖を多く含む食品や加工品を頻繁に口にする習慣は、口腔内の細菌バランスを崩し、炎症を助長する要因となります。また、ビタミンCやビタミンDなどの栄養素が不足していると、歯ぐきの健康を保ちにくくなります。

食生活を改善することで、歯周病のリスク軽減につながるでしょう。バランスの良い食事を心がけ、間食を控え、食後にはしっかりと歯磨きを行うことが大切です。

ストレス管理

ストレスは歯周病と直接関係があるように思われにくいですが、実は無視できない影響を与えます。強いストレスは免疫力を低下させ、身体全体の抵抗力が落ちることで、歯ぐきが炎症を起こしやすくなる原因になるのdえす。

また、ストレスが続くと、歯ぎしりや食いしばりなどのクセが出やすくなり、これが歯や歯周組織に余計な負担をかけることもあります。その結果、歯ぐきの感染や炎症が悪化しやすくなります。

ストレスを減らすためには、適度な運動、十分な睡眠、バランスのとれた食事、そして趣味やリラックスできる時間を持つことが大切です。歯周病を予防するうえでも、心身のバランスを整えることが非常に重要なのです。

定期的な歯科検診

歯周病は、初期段階では自覚症状がほとんどないため、自分では気づきにくい病気です。そのため、定期的に歯科医院でチェックを受けることが大切です。一般的には3ヶ月から半年に1回の受診が推奨されており、歯ぐきの状態や歯周ポケットの深さ、歯石の付着状況などを確認してもらいます。

早期の段階で異常が見つかれば、軽い処置で改善が望めます。忙しくても定期検診の時間を確保することが、健康な口内環境を維持する第一歩です。

まとめ

歯周病になっている歯

歯周病は、日常のケアや生活習慣によって予防・進行を防ぐことができる病気です。

しかし、初期段階では自覚症状が少ないため、気づかないうちに悪化していることもあります。歯を失う原因となるだけでなく、全身の健康にも影響を及ぼすおそれがあるため、早期発見・予防が欠かせません。

毎日の丁寧な歯磨き、歯間ケア、生活習慣の見直し、そして定期的な歯科検診を欠かさないことが、歯周病を防ぐうえで重要です。将来の健康な口内環境を守るためにも、今日からできることを少しずつ始めていきましょう。

歯周病にお悩みの方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科」にご相談ください。

当院では、虫歯・歯周病治療をはじめ、矯正治療や入れ歯・ブリッジ・インプラント治療、予防歯科などさまざまな診療を行っています。ホームページはこちらご予約・お問い合わせも受け付けております。

森川 充康 理事長

■この記事の監修者

森川 充康 理事長

経歴
  • 1991年 大阪歯科大学卒業
  • 1991年 大阪歯科大学口腔外科学第一講座 入局
  • 1991年 大阪歯科大学大学院入学
  • 1995年 大阪歯科大学大学院卒業(歯学博士取得
  • 1995年 大阪歯科大学 非常勤講師就任
  • 1995年 医療法人甦歯会もりかわ歯科 常務理事就任
  • 2003年 医療法人甦歯会もりかわ歯科 院長就任
  • 2008年 医療法人甦歯会もりかわ歯科 理事長就任
  • 2012年 大阪歯科大学臨床准教授
修了研修・学会等
  • 日本歯科審美学会 所属
  • 日本口腔インプラント学会 所属
  • 日本抗加齢医学会 所属
  • 日本アンチエイジング学会 所属
  • 日本抗加齢医学会認定医
  • インビザラインドクター
  • 歯科医師臨床研修指導歯科医師

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