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歯垢や歯石が取り切れず悩む女性

歯科医院で行うスケーリングとは?メリットや注意点、頻度も

2025年9月10日

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

歯の健康を守るためには毎日の歯磨きが大切ですが、それだけでは取り切れない汚れや歯石があります。歯科医院で行うスケーリングは、歯垢や歯石を取り除くための専門的な処置です。

この記事では、スケーリングのメリットや注意点、理想的な通院頻度について解説し、効果的に口腔ケアを行う方法を紹介します。

歯科医院で行うスケーリングとは?

歯科医院で行うスケーリングの様子

スケーリングは、歯科医院で行う歯のクリーニング処置の一つで、歯垢や歯石を除去するための手技です。歯垢は、毎日の食事や飲み物の摂取後に歯の表面に付着し、放置すると歯石に変化します。

歯石は通常の歯磨きでは取り除けないため、専門的な処置であるスケーリングで除去しなければなりません。

スケーリングに使用される器具

スケーリングに使用される器具のイメージ

歯石や歯垢をしっかり取り除くことを目的として行われるのがスケーリングであり、そのためにさまざまな専用器具が使用されます。以下に、スケーリングに使用される主要な器具について詳しく解説します。

手動スケーラー

手動スケーラーは、手作業で歯石を取り除くために使用する基本的な器具です。歯茎のラインや歯の表面に付着した歯石を物理的に除去することができます。

手動スケーラーは、特に細かい部分や手が届きにくい部分に使用され、精密な作業を必要とする場所でも高い効果を発揮します。

超音波スケーラー

超音波スケーラーは、振動によって歯石を落とす超音波式の機器です。超音波スケーラーの先端が微細な振動を発生させ、これによって歯石を細かく砕きながら取り除くことができます。

手動スケーラーよりも短時間で広範囲にわたって処置が可能なことが特徴です。

エアフロー(エアスケーリング)

エアフローは、エアスケーリングとも呼ばれ、圧縮空気と微細なパウダーを使って歯石やプラークを除去する方法です。エアフローはスケーラーと違い、薬剤を使わずに非常に細かい粉末を吹き付けて汚れを取り除きます。

歯の表面を傷めずにきれいにすることができ、歯のホワイトニング効果も期待できます。エアフローは、特に軽度の歯垢や汚れを除去する際に便利です。

スケーリングを受けるメリット

スケーリングを受けるメリットイメージ

定期的にスケーリングを受けることで、口腔内の健康を保つために多くのメリットがあります。ここでは、スケーリングを受けることによる主なメリットを詳しく解説します。

虫歯や歯周病予防に効果的

スケーリングの最大の利点は、虫歯や歯周病の予防につながることです。歯石は、歯の表面に付着した歯垢(プラーク)が時間の経過とともに硬くなって形成されます。歯石は表面がザラザラしており、細菌が繁殖しやすい環境を作り出します。

特に、歯周病の原因菌は歯石の中や周囲に潜みやすく、歯茎の炎症や歯槽骨の破壊を引き起こします。スケーリングによって歯石をしっかり取り除くことで、細菌の温床をなくし、虫歯や歯周病の発症リスクを大幅に低減できます。

さらに、歯周病は初期段階では痛みや腫れといった自覚症状がほとんどないため、気づかないうちに進行してしまうことがあります。定期的なスケーリングは、こうした見えにくいリスクを早期に発見するきっかけにもなります。

口臭の改善

スケーリングは口臭の改善にも効果的です。歯石や歯垢が長期間残っていると、その中で細菌が繁殖し、揮発性硫黄化合物(VSC)と呼ばれる悪臭成分を発生させます。これが口臭の主な原因の一つです。

特に、歯周病が進行すると、歯茎からの出血や膿が加わり、口臭が強くなる傾向があります。

スケーリングを行うことで、これらの汚れや細菌を徹底的に取り除けます。処置後は細菌の繁殖が抑えられるため、口臭が軽減され、より爽やかな息を維持できるようになります。

歯の健康を維持できる

スケーリングは歯そのものの健康維持にも欠かせません。歯石がたまると歯の表面がザラザラし、そこに新たな歯垢が付着しやすくなります。歯垢はやがて酸を産生し、エナメル質を溶かして虫歯を引き起こす原因となります。

スケーリングによって歯石を除去し、歯の表面を滑らかに保つことで、細菌や歯垢が付着しにくい環境を作れます。その結果、歯の寿命を延ばすことにもつながります。

歯茎のトラブルを防げる

歯茎の健康にもスケーリングは良い影響を与えます。歯周病が進行すると歯茎が赤く腫れたり、出血したり、最悪の場合は歯がぐらつくこともあります。歯石や歯垢が歯茎の縁や歯周ポケット内に溜まると、炎症が慢性化し、歯を支える骨にもダメージを与える危険があります。

スケーリングを定期的に行うことで、こうした歯茎トラブルを未然に防ぎ、健康的で引き締まった歯茎を維持できるでしょう。歯茎の腫れや出血が気になる場合は、早めに歯科医院で相談し、スケーリングを受けることが重要です。

スケーリングを受けるときの注意点

スケーリング後の口腔ケアを指導する歯科衛生士

スケーリングの処置自体は安全ですが、事前に注意しておくべきことがいくつかあります。ここでは、スケーリングを受ける際の注意点について解説します。

事前に歯科医師に相談する

スケーリング前には、必ず歯科医師に自分の健康状態を伝えましょう。歯や歯茎に強い痛みがある場合、妊娠中の方、または特定の持病がある場合には、処置方法やタイミングを調整する必要があります。

例えば、重度の歯周病や心臓疾患がある場合は、処置に先立って抗菌薬の服用が必要になることもあります。事前に正確な情報を共有することで、より安全に処置を進められるようになります。

処置後の口腔ケアを意識する

スケーリング後は、歯茎が一時的に敏感になったり、軽い出血が見られたりすることがあります。処置から数時間は、硬い食べ物や辛い・酸っぱい刺激物を避け、優しく食事をとるようにしましょう。

また、歯茎の状態が落ち着くまでは、強い力でのブラッシングは控えることが望ましいです。

歯科医師からケア方法の指示がある場合は、それに従って歯磨きやうがいを行いましょう。口腔内を清潔に保ち、再び歯石が付着しないよう意識することが大切です。

定期的にスケーリングを受ける

スケーリングは一度きりではなく、定期的に行うことで効果を発揮します。一般的な目安は半年に一度ですが、歯周病のリスクが高い方や歯石がつきやすい方は、1〜3か月に一度の頻度が勧められることもあります。

定期的なスケーリングは、歯垢や歯石を溜めないだけでなく、歯科医師による口腔チェックの機会にもなります。これにより、小さな虫歯や歯茎の異常を早期に発見でき、長期的な口腔の健康維持につながります。

歯科医院でスケーリングを受ける頻度

歯科医院でスケーリングを受ける頻度イメージ

通常、歯科医院でのスケーリングは、半年に一度程度が基本とされています。このペースで受けることで、歯垢や歯石がたまる前に除去でき、歯周病や虫歯の予防につながります。

ただし、歯周病が進行している、または過去に歯周病の治療を受けたことがある場合、スケーリングの頻度を高めるケースもあります。特に、歯周病が進行していると、歯茎に炎症が起きやすく、歯石が蓄積しやすいため、早期の治療が必要です。

また、歯垢や歯石がたまりやすい傾向がある方や、矯正治療を行っている場合も、スケーリングを頻繁に受けるよう指示されることが多いです。

まとめ

歯科医院でのスケーリング後も自宅でセルフケアを丁寧に行う女性

スケーリングは、歯科医院で行う歯のクリーニング処置で、歯垢や歯石を効果的に除去します。歯周病や虫歯の予防に欠かせない処置で、歯の表面を滑らかに保つことで、細菌の繁殖を抑えます。

スケーリングは一般的に半年に一度が推奨されますが、歯周病リスクが高い方や歯石が付きやすい方は、より頻繁なケアが必要になる場合があります。処置後は、口腔内が敏感になることがあるため、注意深くケアを行いましょう。

スケーリングでお悩みの方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科」にご相談ください。

当院では、虫歯・歯周病治療をはじめ、矯正治療や入れ歯・ブリッジ・インプラント治療、予防歯科などさまざまな診療を行っています。ホームページはこちらご予約・お問い合わせも受け付けております。

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