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大人の矯正と矯正にかかる費用のイメージ

大人の矯正はどれくらいの期間がかかる?子どもとの違いや長くかかる理由

2025年11月12日

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

歯並びを整えたいと考えたときに、気になるのが「治療にどれくらいの期間がかかるのか」という点ではないでしょうか。特に、大人になってから矯正を始める場合、仕事やプライベートを考慮して、治療期間を把握しておきたい方も多いでしょう。

矯正治療は、装置の種類や歯並びの状態、年齢などによって期間が大きく異なります。

この記事では、大人の矯正治療の種類と矯正期間について解説します。子どもとの矯正期間の違いや期間が長くなる理由についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

大人の矯正の種類とその期間

ワイヤー矯正とマウスピース矯正

大人の矯正治療には、主にワイヤー矯正とマウスピース矯正の2種類があります。ここでは、それぞれの特徴と期間の目安について解説します。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は、ワイヤーの力で歯を動かす矯正方法です。歯にブラケットという小さな装置を取り付け、そこにワイヤーを通して力をかけます。

歯を大きく移動させたり、ねじれている歯を改善させたりできるため、マウスピース矯正と比べて幅広い症例に対応できます。

ただし、装置は取り外しできないため、歯磨きがしにくくなり、虫歯や歯周病になるリスクが高くなる点はデメリットです。装置が壊れるのを防ぐために、粘着性の高い食べ物や硬すぎる食べ物も控えなければなりません。

ワイヤー矯正の種類

ワイヤー矯正には、装置をつける部位と、治療範囲によって種類が分かれています。装置をつける部位別の種類は、以下の3パターンです。

・表側矯正
・裏側矯正
・片顎は表側矯正、もう片顎は裏側矯正

表側矯正は、口を開けたときにワイヤーが目立ちやすいデメリットがあります。裏側矯正は口を開けても目立ちませんが、費用が高くなりやすいです。

そのため、口を開けても見えにくい下顎は表側矯正、目立ちやすい上顎は裏側矯正を選ぶ方も多いです。

また、前歯のみ歯並びを改善する部分矯正と、歯列全体や噛み合わせを改善する全体矯正の2種類があります。

ワイヤー矯正の治療期間の目安

治療期間の目安は、部分矯正の場合5ヶ月〜1年程度、全体矯正の場合1年半〜3年程度です。歯並びが大きく乱れている場合は、治療期間が長くなる傾向にあります。

マウスピース矯正

マウスピース矯正は、透明なマウスピース型の装置を使って少しずつ歯を動かす方法です。薄くて目立ちにくく、装着したまま会話をしてもほとんど気づかれません。

食事や歯磨きの際に取り外せるため、口腔内を清潔に保ちやすいのもメリットです。

ただし、抜歯をして歯を大きく動かすケースや歯のねじれが強いケースなど、症例によっては対応できない場合もあります。歯科医師と相談しながら決めることが大切です。

マウスピース矯正の種類

マウスピース矯正は、大きく分けると前歯のみを整える部分矯正と、歯列全体を整える全体矯正の2種類です。基本的に前歯のみを動かす場合でも、歯列全体を覆う形をしています。

また、マウスピースのブランドによっても、マウスピースの厚みや硬さ、治療期間、費用などが異なります。

マウスピース矯正の期間

部分矯正の期間の目安は半年〜1年程度、全体矯正の場合は1年半〜2年半程度です。軽度〜中等度の歯並びの乱れであれば、ワイヤー矯正よりも短期間で治療が終わるケースもあります。

ただし、マウスピースは1日20時間以上の装着が必要です。装着時間が短いと歯が計画通りに動かず、治療期間が延びることもあります。

子どもの矯正期間との違い

子どもの矯正期間との違いを紹介する歯科衛生士の女性

成長期にある子どもの矯正では、歯を動かすだけでなく、顎の成長を促して歯が並ぶスペースを確保することが可能です。そのため、骨格のバランスを整えながら矯正を進められ、短期間で効果を得られるケースもあります。

一方で、大人の矯正はすでに顎の骨の成長が完了しているため、歯を動かす力だけで歯列を整えなくてはなりません。

顎の形や位置を変えることは難しく、歯の移動に時間がかかる傾向にあります。特に、骨格的なずれが大きい場合には、外科的矯正手術を併用するケースもあります。

子どもの矯正は、成長を利用して整える治療、大人の矯正は成長後の骨格に合わせて動かす治療であり、治療期間にもその差が表れるのです。

大人の矯正の期間が長い理由

大人の矯正の期間が長い理由はなぜか考えるイメージ

大人の矯正は、子どもに比べて治療期間が長くなることが多いです。ここでは、大人の矯正に時間がかかる理由について解説します。

顎の骨が硬く、歯の移動に時間がかかる

前述したとおり、大人の矯正では顎の骨がすでに完成しており、骨の代謝も子どもに比べてゆるやかです。矯正では歯に力を加えることで、歯を支える歯槽骨が吸収と再生を繰り返して歯が動いていきます。そのサイクルが遅くなり、治療期間が長くなるのです。

また、歯を無理に速く動かすと、歯根吸収や歯肉退縮を引き起こすおそれがあるため、少しずつ時間をかけて動かす必要があります。

歯並びや噛み合わせが悪化している

大人の場合、長年の噛み癖や歯のすり減り、過去の虫歯治療などによって、歯並びや噛み合わせが複雑になっているケースが多いです。たとえば、頬杖をつく、舌で歯を押す、片側でばかり噛むといった癖が続くと、歯や顎に偏った力がかかって歯列や噛み合わせにずれが生じることがあります。

歯の移動距離が大きい症例や、歯列全体のバランスを整える必要があるケースでは、調整の回数も増え、治療期間が延びやすくなります。

歯周病や虫歯の治療を並行する必要がある

大人に限った話ではありませんが、虫歯や歯周病などの口腔トラブルがすでにあることも少なくありません。

虫歯や歯周病を放置したまま矯正を行うと、歯を動かす過程で症状が悪化するおそれがあります。そのため、矯正治療を始める前に、歯周病や虫歯の治療を済ませておくのが基本です。

また、矯正中も口腔内の清掃がしにくくなるため、定期的に歯科医院でクリーニングを受けながら治療を進めます。口腔内のトラブルを予防しながら歯を移動させなければならないため、治療期間が長くなるのです。

矯正治療後に保定しなければならない

矯正で歯を動かしたあとは、歯が元の位置に戻ろうとする後戻りを防ぐために、リテーナー(保定装置)を使用して歯の位置を安定させます。保定期間は、一般的に歯の移動期間と同じ、あるいはそれ以上の長さが必要です。

特に、大人の場合は子どもよりも代謝が低く、骨や歯茎がつくりかえられるのに時間がかかります。そのため、少なくとも1〜3年程度リテーナーを装着することが推奨されています。

矯正期間を短くすることはできる?

矯正期間を短くすることはできるのか考える女性

矯正期間は歯並びや噛み合わせ、年齢などさまざまな要素によって左右されるため、ご自身で調整することはできません。

ただし、矯正期間を長引かせないように心がけることは可能です。ここでは、矯正期間を長引かせないために意識したいポイントを紹介します。

矯正装置を指示どおりに装着する

マウスピース矯正では、自分でマウスピースの装着時間を管理する必要があります。1日20時間以上、食事や歯磨き以外の時間は基本的に装着しなければなりません。装着時間が短いと歯が予定どおりに動かず、治療期間が長引く原因になります。

たとえば、間食が多い人や、職場の同僚や友人など、人と外食する機会の多い人は装着時間が短くなりやすいです。食後に歯磨きをしてマウスピースを装着するタイミングを逃すことが多いためです。

外出時も歯磨きセットとケースを持ち歩く、間食はできるだけ減らすなどして、マウスピースの装着時間が短くならないように心がけましょう。

毎日のセルフケアを丁寧に行う

虫歯や歯肉炎などのトラブルが起きると、矯正治療を中断せざるを得ない場合があります。特に、ワイヤー矯正の場合は装置の周りに汚れがたまりやすいです。マウスピース矯正の場合も、汚れがついたままマウスピースを装着すると虫歯になるリスクが高まります。

そのため、口腔内を清潔に保てるよう、普段以上に心がける必要があります。歯と歯の間や歯と歯茎の間、ワイヤー矯正の場合はブラケットの周囲を丁寧に磨きましょう。細かい部分は歯間ブラシやデンタルフロスを使用することも大切です。

定期的に歯科検診を受ける

矯正治療中は、定期的な受診が必要です。ワイヤー矯正の場合、1ヶ月に一回程度ワイヤーをきつくすることで歯に力をかけ、歯を動かしていきます。

マウスピース矯正の場合も、1〜2ヶ月に一度、歯の移動が予定通りに進んでいるか確認し、必要に応じて次のマウスピースへの交換時期を調整します。

また、装置のトラブルやワイヤーの緩みなどを早期に発見できるのも、定期検診を受けるメリットです。歯科医師から指定されたスケジュールを守り、スムーズに治療を進められるようにしましょう。

食事の内容や習慣に気をつける

矯正治療中は、食事内容に注意が必要です。ワイヤー矯正中は、ワイヤーが破損しないよう、硬いナッツ類や氷、粘着性の高いキャラメルなどを避けましょう。マウスピース矯正の場合も、装置をつけたまま飲食すると、変形や破損につながります。

また、糖分を多く含むお菓子やジュースを頻繁に摂ると、虫歯や歯肉炎の原因になります。矯正中は、装置を守りながら口内を清潔に保てる食生活を心がけましょう。

まとめ

ワイヤー矯正をしている女性

大人の矯正治療は、子どもの矯正のように顎の骨の成長を利用することはできません。また、子どもよりも代謝が低くなるため、治療期間が長くなる傾向があります。

治療期間を長引かせないためには、毎日の口腔ケアを丁寧に行うこと、歯科医師の指示どおりに定期検診を受けることが大切です。マウスピース矯正の場合は、装着時間が短くならないように心がけましょう。

矯正治療を考えている方は、まず歯科医師に相談してみてください。

矯正治療でお悩みの方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科」にご相談ください。

当院では、虫歯・歯周病治療をはじめ、矯正治療や入れ歯・ブリッジ・インプラント治療、予防歯科などさまざまな診療を行っています。ホームページはこちらご予約・お問い合わせも受け付けております。

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