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奥歯の部分入れ歯のイメージ

奥歯を部分入れ歯にするメリットとデメリット!種類や費用についても

2024年12月25日

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

奥歯は人目につきにくいため、欠損しても「そのままでよいのでは?」と感じる方もいるかもしれません。

しかし、奥歯を失うと食べ物を噛み砕くことができなくなったり、噛み合わせが悪くなったりします。これにより、さまざまなトラブルが生じるケースもあるでしょう。そのため、失った歯の位置にかかわらず適切な治療を受けることが大切です。

本記事では、奥歯を失った場合の治療法や部分入れ歯を使用するメリット・デメリット、種類や費用などについて解説します。

奥歯を失った場合の治療法

奥歯を失った場合の治療法にはどんなものがあるのか考えるお年寄り

奥歯を失った場合の治療法としては、部分入れ歯・ブリッジ・インプラントの3つがあります。ここでは、それぞれの方法について解説します。

部分入れ歯

部分入れ歯とは、失われた歯の両隣にある歯にクラスプと呼ばれる金属のバネをかけて人工歯を装着する方法です。金属製のバネを使用するため、審美性が損なわれやすいという欠点があります。

ただし、保険適用外であれば、ある程度装具を目立ちにくくすることも可能です。

ブリッジ

ブリッジとは、隣接する歯を支えとして人工歯を固定する方法です。隣り合う天然歯を削って土台を作り、その上に橋をかけるように人工歯を設置します。

外科的な処置が不要で保険適用内で治療が可能ですが、人工歯の素材や色にこだわりたい場合には保険適用外となります。

インプラント

インプラントとは、歯ぐきを切開して顎の骨に穴を空けて人工歯根を埋め込み、その上にアバットメント・上部構造を装着する方法のことです。

インプラントは独立した歯根を持つため、部分入れ歯やブリッジに比べてより自然な見た目や噛み心地が得られるのが特徴です。寿命も10年~15年と長く、メンテナンス次第では半永久的に維持することが可能です。

ただし、顎の骨の人工歯根が結合するまでに一定の期間を必要とするため、治療には最低でも3か月程度かかります。また、治療は保険適用外となるため費用は高額になります。

奥歯を部分入れ歯にするメリットとデメリット

奥歯を部分入れ歯にするメリットとデメリットのイメージ

では、奥歯を部分入れ歯にすることには、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。ここからは、部分入れ歯のメリット・デメリットについて解説します。

奥歯を部分入れ歯にするメリット

メリットは、以下の通りです。

費用を抑えられる

失った歯を補う方法には、部分入れ歯の他にブリッジやインプラントなどの方法もあります。部分入れ歯は、それらに比べて費用を抑えられるというメリットがあります。

特に、保険適用で治療を受ける場合には、低いコストで奥歯を補うことが可能です。

短期間で作製できる

インプラント治療では、歯ぐきを切開したり顎の骨に穴を空けたりといった外科的処置が必要なので、治療期間も数ヵ月単位でかかることが一般的です。

しかし、部分入れ歯ではそのような外科的手術は不要で、短期間で作製ができます。また、ブリッジのように健康な天然歯を削る必要もありません。できるだけ負担の少ない方法を選びたい方や早く治療を完了させたいという方に選ばれています。

清掃がしやすい

部分入れ歯は取り外しができるため、食後や寝る前に外して丁寧にお手入れが可能です。口腔ケアがしやすいため、口腔内を清潔に保てることもメリットのひとつといえます。

また、必要に応じて歯科医院で調整や修理を受けることもできます。

奥歯を部分入れ歯にするデメリット

デメリットは、以下の通りです。

見た目に違和感が出ることがある

奥歯は人目に触れにくい部分ではありますが、部分入れ歯ではクラスプと呼ばれる金属のバネを使って固定します。そのため、欠損した本数などによってはクラスプの一部が見えることも考えられるでしょう。

また、部分入れ歯はインプラントのように独立した歯根を持たないため、装着時や食事の際に違和感を覚えることもあります。

数年で寿命を迎える

保険適用で作製したレジン製の入れ歯の寿命は、一般的に3~5年程度です。ブリッジは7~8年、インプラントは10~15年が寿命とされているので、他の方法に比べて寿命が短いことはデメリットといえるでしょう。

部分入れ歯が寿命を迎えた場合は作り直しが必要となるため、部分入れ歯を選ぶ際には将来的にかかる費用についても考慮することが大切です。

隣接する歯に負担がかかりやすい

部分入れ歯は、欠損した部分に隣接する歯を支えにして歯を補う方法です。そのため、支えとなる天然歯に負担がかかりやすいです。

隣接する歯が弱っている場合には、部分入れ歯の負担によって隣接歯の寿命が短くなる可能性も考えられます。

奥歯の部分入れ歯の種類

奥歯の部分入れ歯の種類の金属床のイメージ

ここからは、奥歯の部分入れ歯の種類について確認しましょう。

レジン床義歯(保険適用)

レジン床義歯とは、歯科用プラスチックで作られた部分入れ歯のことです。保険適用内で治療が受けられるため安価に作製できます。

ただし、強度や耐久性を高めるために入れ歯を厚く作る必要があります。そのため、装着時に違和感を覚えたり発音しにくくなったりすることもあります。

また、金属のバネを歯にかけるため、審美性が損なわれることも考えられます。

金属床義歯(自由診療)

金属床義歯は、床の部分に金属を使用した部分入れ歯のことです。金属床義歯はレジン床義歯よりも強度が高いため、薄く作ることが可能です。そのため、装着時の違和感が少なく、耐久性にも優れているのが特徴です。

また、金属を使用することで温度が伝わりやすくなるため、食事の際に食べ物の温度を感じやすいです。

ただし、保険適用の部分入れ歯に比べて、作製に時間がかかることや調整や修理が難しいことなど、欠点も存在します。

ノンクラスプデンチャー(自由診療)

ノンクラスプデンチャーとは、その名の通り、金属のバネであるクラスプを使用しない入れ歯のことです。バネの代わりに歯ぐきの色に似た樹脂を使用するため、自然な見た目が得られます。また、装着時の違和感が少ないことも特徴です。

ただし、経年劣化が激しいため、他の部分入れ歯に比べて寿命は短いケースが多いです。

マグネット義歯(自由診療)

マグネット義歯は、磁力で固定する入れ歯です。土台となる歯の歯根に金属の板を装着し、入れ歯側にも組み込んだ磁石で固定します。マグネット義歯は装着しやすく、審美性を保てることが特徴です。

ただし、歯根に金属の板を装着するため、健康な天然歯を大きく削る必要があります。また、金属アレルギーの方は使用できないことがあります。

奥歯を部分入れ歯にする費用

奥歯を部分入れ歯にする費用のイメージ

奥歯の部分入れ歯を検討している場合、費用が気になっている方が多いのではないでしょうか。以下では、部分入れ歯の費用の目安について解説します。

レジン床義歯(保険適用)

保険適用のレジン床義歯の費用の目安は、5,000円~1万5,000円程度です。他の部分入れ歯に比べて安価ですが、素材はレジンと金属しか使用できず、デザイン・構造も制限があります。

金属床義歯(自由診療)

金属床義歯の費用は、使用される金属の種類によっても異なります。目安は25万~35万円程度でしょう。義歯床を金属にすれば、レジンの部分入れ歯よりも3分の1程度の薄さで制作可能になります。

ノンクラスプデンチャー(自由診療)

ノンクラスプデンチャーの費用の目安は、15万~30万円程度となります。金属のバネを使用しないため、審美性を重視したい方に多く選ばれています。

マグネット義歯(自由診療)

マグネット義歯の費用の目安は、20万~40万円程度です。審美性を保てる部分入れ歯ではありますが、健康な天然歯を削らなくてはならないため慎重に検討する必要があるでしょう。

まとめ

笑顔で食事の準備をする老夫婦

奥歯は歯ブラシが行き届きにくいため、虫歯が生じやすいといわれています。虫歯や事故が原因で歯を失った場合は、どの部位でも補わなければなりません。

奥歯は人目に触れにくい部分ではありますが、適切に対処しなければさまざまなトラブルが引き起こされることもあります。部分入れ歯には保険適用で治療できるものから、審美性を保てる自由診療まで種類がありますので、ご自身に合った方法で歯を補うことが大切です。

自由診療の場合には、歯科医院によっても取り扱いのある治療方法や費用が異なります。奥歯の部分入れ歯について詳しく知りたいという方は、お気軽に歯科医院へご相談ください。

奥歯の部分入れ歯でお悩みの方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科」にご相談ください。

当院では、虫歯・歯周病治療をはじめ、矯正治療や入れ歯・ブリッジ・インプラント治療、予防歯科などさまざまな診療を行っています。ホームページはこちらご予約・お問い合わせも受け付けております。

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