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マイオブレースで受け口矯正治療をしている子ども

マイオブレースで受け口は治療できる?メリットとデメリット、費用も

2026年5月27日

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

「受け口が気になるけど、マイオブレースで治せるの?」「子どものうちに治しておくべき?」と悩んでいる保護者の方もいるのではないでしょうか。受け口を放置すると見た目だけでなく、噛み合わせや発音にも影響を及ぼすことがあります。マイオブレースは成長期のお子さまを対象とした矯正装置で、受け口の改善にも用いられます。

この記事では、受け口の原因やマイオブレースによる治療のメリット・デメリット、費用について解説します。ぜひ参考にしてください。

受け口とは

受け口の子ども

受け口とは、下の前歯が上の前歯よりも前に出ている状態を指します。専門的には反対咬合、または下顎前突と呼ばれ、不正咬合のひとつです。通常、上の前歯が下の前歯に被さるように噛み合いますが、受け口ではこの関係が逆になります。

受け口は見た目への影響だけでなく、食べ物をうまく噛み切れない、発音に影響が出るといった機能的な問題を引き起こすことがあります。また、放置すると顎の骨格に影響が及び、成長とともに状態が悪化する可能性があるため、子どものうちに対処することが大切です。

子どもが受け口になる原因

子どもが受け口になる原因の1つである指しゃぶりをしている

子どもの受け口は、複数の要因が複雑に絡み合って引き起こされることが多い歯並びです。ここでは、子どもが受け口になる原因について解説します。

遺伝による骨格

受け口の原因として、遺伝的な骨格の影響もあるケースが多いです。親や祖父母に受け口の方がいる場合、お子さまも下顎が発達しやすい骨格を受け継ぐことがあります。

骨格性の受け口は、下顎の骨が上顎に対して前方に位置していることが原因で、成長とともに下顎がさらに発達して悪化する場合があります。遺伝的な要因が強い場合は、早期に歯科医院で状態を確認してもらうことが大切です。

悪い癖や習慣

口呼吸・舌を下の前歯に押し当てる癖(舌癖)、指しゃぶりなどの悪習慣も、受け口の原因になることがあります。舌を下の前歯に押し当てる癖が続くと、下の前歯や下顎が前方に押し出されて受け口になりやすくなります。

これらの癖は、幼いうちに改善できれば顎の発育への影響を軽減できる可能性があります。お子さまの口まわりの習慣に気になる点があれば、早めに歯科医院に相談しましょう。

歯の生え方や噛み合わせの問題

骨格自体に異常がなくても、前歯が内側に傾いて生えてきたり、下の前歯が過度に前に押し出されていたりすると、反対咬合(受け口)になることがあります。歯のスペースが足りなかったり、歯列のアーチが崩れていたりすると、このような噛み合わせの異常が起こりやすいです。

また、乳歯から永久歯への生えかわり時期に、歯の位置や向きがずれることも少なくありません。放置するとそのまま受け口の状態で固定される可能性もあるため、早めに歯科医師に相談することが大切です。

マイオブレースで受け口は治療できる?

マイオブレース治療で使う矯正器具

マイオブレースとは、マウスピース型の小児矯正装置です。歯並びが悪くなる根本的な原因である口呼吸や舌癖などの悪習慣にアプローチし、顎の正常な発育を促して歯並びを整えることを目指します。

装着時間は日中1〜2時間と就寝時で、学校にいる間は装着する必要がありません。装置の装着に加えて、口まわりの筋肉や呼吸のトレーニング(アクティビティ)をセットで進めることが特徴です。

悪習慣や筋肉のバランスの乱れが原因となっている軽度〜中程度の受け口に対して、マイオブレースによる効果が期待できる場合があります。顎の成長が盛んな時期、おおむね3〜15歳ごろに取り組むことで、下顎の過度な発達を抑え、上顎の成長を促す効果が期待できます。

ただし、骨格的な要因が強い重度の受け口にはマイオブレースだけでの改善が難しい場合があります。お子さまの状態に合った治療かどうかは、歯科医師の診断のもとで判断することが大切です。

マイオブレースのメリット

マイオブレースのメリット

マイオブレース矯正には、多くのメリットがあります。ここでは、マイオブレースのメリットについて解説します。

将来の治療負担を減らせる可能性がある

マイオブレースは成長期に顎の発育を促してスペースを確保していく治療であるため、治療の過程で抜歯を必要としません。顎が適切に成長することで永久歯が収まるスペースが確保されれば、将来の本格的な矯正治療(2期治療)で抜歯が必要になるリスクも下げられる可能性があります。

また、マイオブレースで顎の成長が十分に促され、歯が正しい位置に誘導されれば、2期治療が不要になるケースもあります。2期治療が必要になった場合でも、土台が整っている分だけ治療期間の短縮や治療負担の軽減につながる可能性があります。

装置の取り外しができる

マイオブレースは、日中1時間と就寝時に装着する装置です。食事やブラッシングの際には取り外せるため、口内を清潔に保ちながら治療を進められます。

また、運動会や発表会などの行事や、お友達と遊ぶ時などに外すこともできます。そのため、学校生活や遊びの時間にも影響を及ぼしにくい治療といえます。

悪い癖の改善ができる

マイオブレースは歯を直接動かして歯並びを整える装置ではなく、歯並びを悪化させる口呼吸・舌癖・悪習慣を根本から改善することを目的としている治療です。これらの癖が改善されることで、治療後の後戻りが起きにくくなるとされています。

トレーニングを通じて正しい鼻呼吸・舌の位置・飲み込み方が身につくため、口まわりの筋肉のバランスが整い、歯並びが安定しやすくなります。

見た目に影響しにくい

マイオブレースは自宅での装着が基本で、学校や外出時には装着する必要がありません。見た目を気にしやすい年齢のお子さまでも、友人の目を気にすることなく治療を続けられるでしょう。

装置が人目に触れにくいため、お子さまの精神的な負担が少なく、治療へのモチベーションを保ちやすい点もメリットといえます。

マイオブレースのデメリット

マイオブレースのデメリット

マイオブレースには多くのメリットがある一方で、デメリットもあります。治療前にデメリットを把握しておけば、安心して治療に取り組めるでしょう。

ここでは、マイオブレースのデメリットを解説します。

装着時間を守る必要がある

マイオブレースは日中1〜2時間と就寝時の装着が必要です。決められた時間を守れないと十分な効果が得られない場合があり、お子さま自身のやる気が治療結果を大きく左右します。

就寝中の装着は比較的継続しやすいですが、日中の装着時間を毎日確保するには工夫が必要です。歯科医師や保護者のサポートのもと、習慣として定着させていくことが求められます。

重度の受け口には適応できない

マイオブレースは口まわりの筋肉や習癖にアプローチする装置であるため、骨格的な要因が強い重度の受け口には対応が難しい場合があります。重度の骨格性受け口では、外科手術を伴う治療や本格的な矯正治療が必要になることがあります。

お子さまの受け口の程度を正確に把握するためにも、まずは歯科医院での検査・診断を受けることが重要です。

費用が高額になることがある

マイオブレースは保険適用外の自費診療です。費用は歯科医院によって異なりますが、装置代として30万〜40万円程度が相場とされています。これに加えて、治療前の検査費用や定期検診・トレーニング指導料なども必要になる可能性があります。

治療を始める前には、総額でいくらかかるのかを聞いたうえで検討しましょう。

口腔機能の訓練が必要

マイオブレースは装置を装着するだけでは十分な効果が得られず、口まわりの筋肉や呼吸のトレーニングを毎日継続する必要があります。このトレーニングを続けることがお子さまにとって負担になることがあり、継続が難しいと感じるケースも少なくありません。

トレーニングの習慣が身につくまで、保護者の方が声かけをしながらサポートすることも必要です。

マイオブレースの費用

マイオブレースの費用

マイオブレースは保険が適用されない自費診療です。費用は歯科医院や治療内容によって異なりますが、装置代として30万〜40万円程度が相場とされています。これに加えて、治療開始前の検査に2万円程度、定期検診に1回あたり5,000円程度、トレーニングの指導料として1回あたり5,000円程度がかかる場合があります。

治療期間には個人差がありますが、おおむね1〜3年程度かかることが多いです。費用の詳細は歯科医院によって異なるため、治療前に確認しておきましょう。

まとめ

マイオブレースで受け口矯正治療をしている子ども

マイオブレースは、口呼吸や舌癖などの悪習慣にアプローチし、顎の正常な発育を促す小児矯正装置です。軽度〜中程度の受け口であれば、成長期に治療を開始することで改善が期待できます。

幼稚園や学校にいる間はつけなくてもよいため、子どもに負担がかかりにくいというメリットがある一方で、トレーニングの継続が効果を左右するため、お子さまと保護者の方の協力が欠かせません。受け口が気になる場合は、まずは歯科医院でお子さまの状態を確認してもらいましょう。

マイオブレースでお悩みの方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科」にご相談ください。

当院では、虫歯・歯周病治療をはじめ、矯正治療や入れ歯・ブリッジ・インプラント治療、予防歯科などさまざまな診療を行っています。ホームページはこちらご予約・お問い合わせも受け付けております。

森川 充康 理事長

■この記事の監修者

森川 充康 理事長

経歴
  • 1991年 大阪歯科大学卒業
  • 1991年 大阪歯科大学口腔外科学第一講座 入局
  • 1991年 大阪歯科大学大学院入学
  • 1995年 大阪歯科大学大学院卒業(歯学博士取得
  • 1995年 大阪歯科大学 非常勤講師就任
  • 1995年 医療法人甦歯会もりかわ歯科 常務理事就任
  • 2003年 医療法人甦歯会もりかわ歯科 院長就任
  • 2008年 医療法人甦歯会もりかわ歯科 理事長就任
  • 2012年 大阪歯科大学臨床准教授
修了研修・学会等
  • 日本歯科審美学会 所属
  • 日本口腔インプラント学会 所属
  • 日本抗加齢医学会 所属
  • 日本アンチエイジング学会 所属
  • 日本抗加齢医学会認定医
  • インビザラインドクター
  • 歯科医師臨床研修指導歯科医師

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