こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。
子どもが寝ているときにギリギリという音が聞こえ、歯ぎしりを気にしている保護者の方もいるのではないでしょうか。歯ぎしりは、無意識のうちに歯をこすり合わせたり、上下に動かしたりする行為です。
子どもの歯ぎしりを放置すると、さまざまな問題を引き起こす可能性があることをご存じでしょうか。
この記事では、子どもの歯ぎしりの主な原因や放置した場合のリスク、子どもの歯ぎしりへの対処法について解説していきます。
Contents
子どもが歯ぎしりをする原因

子どもの歯ぎしりは、成長過程で自然に起こったり、生活環境や体の不調が関係していたりします。ここでは、主な原因をわかりやすく解説します。
歯の生え変わりによるもの
乳歯から永久歯への生え変わりの時期には、歯がぐらぐらしたり、新しい歯が生えてきたりすることで、噛み合わせが一時的に不安定になります。この時期、子どもは無意識に歯を動かそうとしたり、噛み合わせの位置を調整しようとする動きをとることがあり、その結果として歯ぎしりをしている可能性があります。
歯ぎしりによって歯がすり減るのではと心配になる保護者の方も多いですが、歯の生え替わりによって起こっている歯ぎしりは、成長に伴う一時的な現象ともいえます。そのため、特別な対応は行わずに経過を見守ることが多いです。
ただし、歯のすり減りや痛みが強い場合には、歯科医師に相談すると良いでしょう。
ストレスや緊張の影響
子どもにとって、大きな環境の変化や、学校・家庭でのプレッシャーは、大人が思う以上にストレスになります。このような心理的な負担が、歯ぎしりとして現れることがあります。
お子さまに限らず、ストレスは歯ぎしりを誘発する要因として知られています。入園・入学、進級、引っ越し、家庭環境の変化などが重なる時期には、歯ぎしりをしやすくなるでしょう。
噛み合わせの不調和
噛み合わせが正しくない場合、上下の歯がうまく合わず、それを無意識のうちに調整しようとする動きが起こることがあります。その結果、歯ぎしりが見られることがあります。
特に、前歯や奥歯の位置がずれていたり、歯並びが乱れていたりすると、口の中のバランスをとるために歯をこすり合わせる動作が起こりやすくなります。噛み合わせの問題は、成長期において体の発達とともに変化することがあるため、定期的なチェックが大切です。
生活習慣や癖の影響
日常生活のなかにある何気ない習慣や癖が、歯ぎしりの原因となることもあります。たとえば、頬杖をつく、爪を噛む、口呼吸をするなどの癖があると、あごの筋肉のバランスが乱れやすくなり、無意識のうちに歯ぎしりを誘発することがあります。
また、噛みごたえのある食べ物をあまり食べていないと、噛む力の発達に偏りが生じ、歯ぎしりを引き起こす一因となることもあります。
子どもの歯ぎしりはどんな影響を及ぼす?

子どもの歯ぎしりは一時的なものとして軽視されがちですが、放置するとさまざまな悪影響を引き起こす可能性があります。以下に、子どもの歯ぎしりを放置することによる主な影響を解説します。
顎関節や筋肉への負担が増える
歯ぎしりを長く続けていると、顎の関節やまわりの筋肉に負担がかかりやすくなります。その結果、口を開けにくくなったり、あごのあたりが痛くなったりすることもあります。
子どもの場合は骨や筋肉がまだ成長途中のため、こうした影響を受けやすいと言えるでしょう。また、日中に無意識のうちに歯を食いしばる癖が出てくることもあります。早めに気づいてあげることで、大きなトラブルを防ぎやすくなります。
歯や歯周組織の損傷リスクが高まる
強い力が長時間加わることで、歯の表面がすり減ったり、歯ぐきに負担がかかったりすることがあります。これにより、虫歯が進行しやすくなったり、歯の根元に亀裂が入ったりする可能性もゼロではありません。
口腔機能の発達に影響を及ぼす可能性がある
歯ぎしりが長期間続くと、噛む・話す・飲み込むといった基本的な口腔機能の発達に支障をきたすことがあります。特に成長期の子どもにとっては、口の使い方を覚える大切な時期であるため、歯ぎしりの癖が発音や咀嚼の仕方に影響を与えることがあります。
また、噛み合わせのズレが起こることで、片側だけで噛む癖や滑舌の悪化なども見られるようになるかもしれません。こうした問題が続くと、将来的な口腔トラブルのリスクにもつながる可能性があります。
睡眠の質に影響を及ぼす
歯ぎしりは、子どもの睡眠の質にもかかわってきます。歯を強く噛みしめることで眠りが浅くなり、眠りの途中で目が覚めたり、朝起きたときに疲れが残ったりするケースがあるのです。睡眠の質が悪くなると、日中の集中力や気分にも影響を与え、学校生活や学習面でのパフォーマンスの低下を招くことがあります。
子どもの歯ぎしりへの対処法

子どもの歯ぎしりに気づいたら、まずはその背景や原因を理解し、適切な対応を取ることが大切です。年齢や状況によって対処法は異なりますが、早めの対応が歯や顎の健康を守ることにつながります。
ここでは、医療的なサポートから家庭でできる工夫まで、具体的な対策についてご紹介します。
定期的に歯科医院を受診する
子どもの歯ぎしりは、成長に伴って自然に落ち着くこともありますが、放っておくと歯や噛み合わせに悪影響を及ぼすことがあります。歯科医院では、歯のすり減り具合や顎の発達、噛み合わせの状態などを専門的に確認できます。また、必要に応じてマウスピースの使用など、歯や顎への負担を減らす処置も受けられます。
お子さまの口の中は成長とともに大きく変化するため、定期的なチェックで小さな変化にも早く気づくことが大切です。歯ぎしりが確認されたときは、早めに歯科医院で相談するようにしましょう。
噛み合わせの調整を行う
歯並びや噛み合わせに明らかなズレがある場合、歯ぎしりが起こりやすくなります。歯科医院で噛み合わせの確認を受け、必要に応じて矯正治療を検討してみましょう。
ストレスケアやリラックス法を取り入れる
子どもの歯ぎしりの背景には、ストレスや緊張が影響していることがあります。そのため、心のケアを意識することも重要です。例えば、寝る前に親子でゆったりと話をする時間を設けたり、好きな音楽や絵本を取り入れて心を落ち着かせたりすることが効果的です。
また、日中に体を使った遊びでエネルギーを十分に発散させることで、自然と精神的なバランスも整いやすくなります。お子さまからのストレスのサインを見逃さず、日常の中で心が安らぐ時間を増やす意識が大切です。
生活習慣の見直しと改善を行う
歯ぎしりの背景には、日常生活のリズムや生活環境が深く関わっていることもあります。栄養バランスのとれた食事を摂ることや、夜更かしを避けて規則正しい生活を送ることは、心身の疲労を回復し、脳や神経の働きを整えるうえで重要です。
また、ゲームやスマートフォンの使用時間が長い場合は、寝る前に視覚や神経を刺激しすぎないように、時間を区切ることが大切です。
まとめ

子どもの歯ぎしりは、ごく自然な現象として捉えられることも多いですが、放置すると歯や顎、さらには心の健康にも影響を及ぼす可能性があります。歯の生え変わりやストレス、噛み合わせの乱れなど、その原因はさまざまです。
大切なのは、早いうちにそのサインに気づき、適切な対処を取ることです。定期的な歯科受診を習慣化すること、噛み合わせの調整やマウスピースの活用、生活習慣の見直しやリラックス法の導入といった対策を組み合わせることで、歯ぎしりは十分に改善可能です。
子どもの歯ぎしりでお悩みの方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科」にご相談ください。
当院では、虫歯・歯周病治療をはじめ、矯正治療や入れ歯・ブリッジ・インプラント治療、予防歯科などさまざまな診療を行っています。ホームページはこちら、ご予約・お問い合わせも受け付けております。






