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インプラントの模型を持つ歯科医師

インプラントがあってもインビザライン治療はできる?メリットを解説

2023年12月6日

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

インプラントとインビザライン治療は、どちらも審美的・機能的に非常に優れた治療法です。インプラントを入れたあとにインビザライン治療を受けたいと考える方も多いのではないでしょうか。

今回は、インプラントがあってもインビザライン治療はできるかどうか解説します。ぜひ参考にしてください。

インビザラインとは?

インビザラインのマウスピース

インビザラインとは、透明なマウスピースを使用する矯正治療のことです。マウスピースを1日20~22時間装着し、約1~2週間ごとに新しいマウスピースに交換することで歯並びを整えます。

薄く透明なマウスピースを使用するため、ワイヤー矯正のように矯正装置が目立つことはありません。マウスピースを何枚も交換しながら徐々に歯を動かすため、歯の移動に伴う違和感や痛みが少ないことがメリットでしょう。

マウスピースは自由に取り外せるため、食事や歯磨きをしやすいこともメリットです。装置に食べ物が挟まることがないため、虫歯や歯周病になりにくいといえるでしょう。

マウスピースの着脱回数が多い場合や装着時間が短い日が続いた場合、歯が十分に移動しない可能性があります。自己管理が必要なことが、インビザラインのデメリットといえます。

インプラントとは?

インプラント

インプラントとは、歯を失った顎の骨にチタン製の人工歯根を埋め込み、人工歯を被せて歯を補う治療法です。チタンには骨と結合する特性があるため、インプラント治療を受けるとご自身の歯のようにしっかり噛めるようになります。

人工歯にはセラミックやジルコニアなどの素材を使用するため、白くて透明感のある自然な歯が手に入ることも特徴でしょう。非常に審美性が高いので、ご自身の歯と見分けがつかないことも珍しくありません。

歯を失った際の治療法には、インプラント以外に入れ歯やブリッジが挙げられます。どちらも周りの歯に負担をかけ、見た目が悪いなどのデメリットがあるでしょう。

インプラントは顎の骨に人工歯根を埋め込むため、単独した歯を作れます。見た目も美しいため、審美的にも機能的にも優れた治療といえるでしょう。

ただし、インプラント治療は麻酔を伴う外科治療が必要になるため、健康状態によっては受けられないことがあります。保険適応外のため、治療にかかる費用が高額になることもデメリットです。

インプラントがあってもインビザライン治療はできる?

インプラントがあってもインビザラインができるか疑問の女性

結論からお伝えすると、インプラントがあってもインビザライン治療は可能です。

しかし、インプラントは顎の骨としっかりと結合しているため、矯正治療を行っても移動しません。インビザラインを含めた矯正治療では、歯の周りにある歯根膜(しこんまく)という組織の性質を利用して歯を移動させます。

インプラントは人工物で歯根膜がないので、ご自身の歯のように移動させられないのです。インプラントがあってもインビザライン治療は受けられますが、インプラント以外の歯を移動させることになります。

以下のような症例の場合、インビザライン治療ができないことがあるでしょう。

・インプラントが複数本ある場合
・歯を動かしたい位置にインプラントがある場合

インプラントは動かせないため、お口の中にインプラントが複数本ある場合、インビザライン治療が難しいことがあります。インビザライン治療によって動かない歯が複数本あるということなので、理想の歯並びを実現できない可能性が高いでしょう。

インプラントの部位によっても、インビザライン治療が受けられないことがあります。例えば、出っ歯をインビザライン治療によって改善したい場合、前歯にインプラントがあると歯を動かせないため改善できないでしょう。

インプラントの人工歯を変更して、角度や歯の形態を修正することで改善されることもありますが、大きな変更は難しいです。

インプラントがあってもインビザライン治療は可能ですが、可能であればインビザライン治療を受けてからインプラントを受けるのが望ましいでしょう。インビザライン治療では治療前に歯の動き方をシミュレーションできるため、インプラントを埋入する位置を考慮してインビザライン治療の計画を立てられます。

「インプラント治療とインビザライン治療を同時に行いたい」という方もいますが、どちらも長期間の治療で患者様の負担が大きいため、同時には行えません。

インプラント治療は外科的治療が必要になるだけでなく、インプラントと顎の骨が結合するために3〜6か月程度待つ期間が必要になります。インプラントが安定するまではマウスピースによる負荷をかけられないため、同時に行うことは難しいのです。

インプラントがある状態でインビザラインをするメリット

インプラントがある状態でインビザライン矯正をするメリットイメージ

インプラントはインビザラインで動かせませんが、動かせないインプラントを利用することで効率的にインビザライン治療を進められることがあります。

例えば、出っ歯をインビザライン治療で改善したい場合、奥歯を支えにして歯並び全体を後方に引っ込め、前歯を移動させるためのスペースを確保するのが一般的です。奥歯にインプラントがあって出っ歯を改善する場合、インプラントを支えにしてほかの歯を動かせるでしょう。

インプラントは顎の骨としっかりと固定されているため、ご自身の歯を支えにするよりも安定しやすいです。

歯を動かす距離や本数が多い症例の場合、インプラントを支えにすることで、短期間で歯を移動できることがあります。効率的に歯並びを改善できることが、インプラントがある状態でインビザラインをするメリットです。

インプラントがある状態でインビザラインをするデメリット

インプラントがある状態でインビザライン矯正をするデメリットイメージ

インプラントがある状態でインビザライン治療をする場合、お口の状態によっては治療できないことがデメリットでしょう。先述したとおり、インプラントが複数本ある場合や歯を動かしたい位置にインプラントがある場合などが挙げられます。

インビザライン治療を受ける前にインプラント治療を受けている場合、整っていない歯並びに合わせてインプラントが作成されています。そのため、インプラント後にインビザライン治療を受ける場合、よい歯並びに合わせてインプラントの噛み合わせや歯の形態を調整しなければならないでしょう。

インプラントの人工歯の噛み合わせの再調整や作り直しなどで対応できる場合もありますが、インプラントの埋入手術のやり直しが必要になることもあります。患者様の負担が非常に大きくなるため、あまり推奨できません。

まとめ

インプラントの説明

今回は、インプラントがあってもインビザライン治療を受けられるのかどうか解説しました。インプラント治療を受けたことがある方でも、インビザライン治療は可能です。

しかし、インプラントは矯正治療で動かすことができません。

インプラントは顎の骨としっかり結合しているため、インプラントの本数や位置によってはインビザライン治療が難しい場合があるでしょう。インプラントの位置や本数によっては、理想の歯並びにならない可能性もあります。

また、インビザライン治療が可能な場合でも、インプラントの人工歯の噛み合わせの調整や作り直し、インプラントの埋入手術のやり直しが必要になることがあるでしょう。そのため、可能であればインビザライン治療で歯並びを整えたあとに、インプラントを入れるのが理想です。

インプラントがある状態でインビザライン治療を受けるメリットもあります。インプラントを支えにすることで、効率的にインビザライン治療を進められることがあるのです。

インプラントがあってインビザライン治療を検討している方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科」にご相談ください。

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