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セラミック歯が気になる人

セラミックの歯の寿命は?寿命を縮める原因と長持ちさせる方法も解説

2024年4月10日

こんにちは。大阪府八尾市にある医療法人甦歯会 もりかわ歯科です。

自分の歯のように美しく、丈夫で長持ちしやすいのがセラミックの歯のメリットです。

しかし、見た目も丈夫さも優れているからとセラミックの歯を選んだはずが、さまざまな原因によって保険の銀歯やレジンよりも寿命が短くなる可能性があります。

セラミックの歯の寿命は口内環境に左右されるため、あらかじめセラミックの歯の寿命を縮める原因について理解しておくとよいでしょう。

そこでこの記事では、セラミックの歯の寿命や寿命を縮める原因について解説します。セラミックの歯を長持ちさせる3つの方法についても言及していますので、ぜひ参考にしてください。

セラミックの歯の寿命は?

セラミックの歯の寿命イメージ

セラミックの歯の寿命は平均で10年以上持つといわれています。

セラミックの歯にはさまざまな種類がありますので、ここではセラミックの種類ごとの寿命について解説します。

オールセラミック

オールセラミックとは、100%陶器でできたセラミックのことです。オールセラミックの歯の寿命は10〜15年程度といわれています。天然の歯に近い透明感やツヤがあり、審美性が高いのが特徴です。

しかし、陶器素材であるオールセラミックは、衝撃に弱いのがデメリットです。そのため、噛み合わせが強い場合や衝撃を受けた場合に、歯が欠けたり割れたりすることがあります。

e-max

e-maxとは、セラミックの中でも透明度の高いニケイ酸リチウムガラスという素材を使用したセラミックです。e-maxの寿命も10〜15年程度と長いです。

透明感があるため、前歯に使用すると自然な仕上がりになるでしょう。また、オールセラミックの歯よりも強度が高いといわれているため、審美性と耐久性を兼ね備えた素材といえます。

ジルコニア

ジルコニアとは、セラミックの中で最も硬い素材です。ジルコニアの寿命も10〜15年程度です。他のセラミックの歯と同じく審美性に優れているのはもちろん、丈夫で長持ちしやすいという特徴があります。

しかし、強度が高いため、噛み合う自分の歯を傷める可能性があります。

メタルボンド

メタルボンドとは、金属の外側にセラミックを焼き付けた被せ物のことです。寿命は8〜10年程度といわれています。金属の外側にセラミックを焼き付けているため、見た目の美しさと丈夫さを兼ね備えているのが特徴です。

しかし、金属を使用していることから、歯茎が黒ずんだり金属アレルギーを発症したりするリスクがあります。また、部位によっては、歯の根元部分の金属が見えることがあるでしょう。

ハイブリッドセラミック

ハイブリッドセラミックとは、レジン素材とセラミックを混ぜ合わせた素材です。ハイブリッドセラミックの歯の寿命は7〜8年程度といわれています。セラミックにレジンを混ぜることで、セラミックを使用した素材よりも費用を抑えられるのがメリットです。

しかし、レジンを使用するため耐久性が劣ります。また、使用できる部位に限りがあったり、着色や変色したりするリスクがある点はデメリットといえるでしょう。

セラミックの歯の寿命を縮める原因

歯周病の人

先述した通り、セラミックの歯は保険素材よりも寿命が長い点がメリットです。

しかし、セラミックの歯の寿命は口内環境などによって左右されます。

そこでここでは、セラミックの寿命を縮める5つの原因について解説します。

虫歯や歯周病

セラミックの歯は表面に汚れがつきにくいため、虫歯や歯周病になりにくいのがメリットです。

しかし、毎日の歯磨きが不十分で虫歯や歯周病になると、早く寿命を迎えることがあります。特に、セラミックと歯との隙間から虫歯になると、気付かない間に虫歯が進行することがあるのです。

また、歯周病で歯茎が下がると、本来歯茎に隠れている部分が露出し、新たに虫歯になることもあります。

歯ぎしりや食いしばりの癖がある

歯ぎしりや食いしばりの癖もセラミックの歯の寿命を縮める要因といわれています。歯ぎしりや食いしばりによってセラミックの歯に日常的に強い力が加わると、セラミックの歯が欠けたり割れたりすることがあるためです。

歯ぎしりや食いしばりによって歯にかかる負担は、普段の噛む力の3倍以上といわれています。歯ぎしりや食いしばりを放置すると、セラミックだけでなく自分の歯の寿命を縮めることにもつながるため対策が必要です。

強い衝撃を受けた

スポーツや事故などで強い衝撃を受けてセラミックの歯の寿命が縮まることもあります。例えば、野球・サッカーなどの球技や、ボクシング・ラグビーなどの体がぶつかりやすいスポーツなどです。

また、力仕事で踏ん張る際に、歯を食いしばったことでセラミックの歯が割れることもあるでしょう。他にも、交通事故や転倒などの外傷でセラミックの歯が破損し、寿命を迎えることもあります。

噛み合わせの変化

噛み合わせは加齢や歯のすり減り、歯周病の進行などによって変化します。そのため、セラミックの歯を入れた当初は問題なくても、徐々に噛み合わせが変化してセラミックの歯に負担がかかることもあるのです。

噛み合わせが変化してセラミックの歯に負担がかかると、欠けたり割れたりして寿命が短くなることがあります。

不適切なセルフケア

お茶碗を思い浮かべていただくと分かりやすいのですが、陶器素材をゴシゴシ洗うと表面に傷がつき、劣化が早まることがあります。

これはセラミックの歯でも同じで、ゴシゴシと力を入れて歯を磨くと、セラミックの歯の表面に傷がつくことがあります。そこに汚れが溜まりやすくなることで虫歯や歯周病になる可能性が高まるのです。

また、力を入れて歯を磨くと歯茎が下がることがあります。歯茎が下がるとセラミックと歯との境目が露出して虫歯になるリスクが高まるのです。

不適切なセルフケアによってはセラミックの歯の寿命だけでなく、自分の歯の寿命を縮めることもあるでしょう。

セラミックの歯を長持ちさせる方法

歯間ブラシで口腔ケアをする人

セラミックの歯は他の素材よりも寿命が長いのが特徴ですが、お口のケア方法によっては寿命を縮めることにもつながります。

ここでは、セラミックの歯を長持ちさせる3つの方法について解説します。

日々の丁寧なセルフケア

セラミックの歯は銀歯やレジンと比べると虫歯や歯周病になりにくいと言われていますが、長持ちさせるためには毎日の歯磨きによるセルフケアが欠かせません。

硬い歯ブラシでゴシゴシ磨くとセラミックの歯に傷がつき、寿命を縮めることにつながるため、やわらかい歯ブラシを使用して丁寧に歯を磨くようにしましょう。

特に、汚れの溜まりやすいセラミックと歯の境目や、歯と歯茎の境目は歯ブラシを45度の角度で当てて、1本1本磨くのがポイントです。また、歯ブラシの毛先が入りにくい歯と歯の間は、フロスや歯間ブラシを使用しましょう。

歯ぎしり・食いしばりの対策を行う

歯ぎしりや食いしばりを放置すると、セラミックの歯だけでなく天然の歯の寿命を縮めることにもつながります。

歯ぎしりや食いしばりは、噛み合わせの悪さやストレス、睡眠不足など、さまざまな要因が重なって発症するといわれています。まずは、歯科医院を受診し、噛み合わせの調整やナイトガードの使用を検討しましょう。

また、運動やストレッチなどでストレスを発散したり、睡眠時間を確保したりと、生活習慣を見直すことも大切です。

定期的なメンテナンス

上述のとおり、セラミックの歯を長持ちさせるには、毎日のセルフケアと定期的なメンテナンスが欠かせません。

毎日歯磨きを丁寧にしていても、磨きにくい歯と歯の間や歯と歯茎の境目に歯垢や歯石は溜まります。歯科医院でクリーニングを受けることでふだんの歯磨きでは落とし切れない汚れを除去してもらえるため、虫歯や歯周病の予防につながるでしょう。

また、定期メンテナンスではクリーニング以外にも、噛み合わせの確認や虫歯・歯周病のチェック、歯磨き指導も受けられます。

ご自身では問題ないと思っていても、噛み合わせが変化したり、虫歯や歯周病になっていたりすることで、セラミックの歯の寿命が短くなることがあります。そのため、何も症状がなくても、3〜4ヵ月に1回の頻度でメンテナンスを受けるようにしましょう。

セラミックの歯が寿命を迎えたら

セラミック歯を交換する

セラミックの歯が寿命を迎えたら、古いセラミックを取り外し、新しいセラミックに交換することを検討しましょう。

セラミックの歯が欠けたり割れたりしたまま放置すると、隙間から虫歯になり、歯を削る部分が大きくなることがあります。また、セラミックの歯が外れたまま放置すると、強く痛んだり、歯そのものが割れたりと、歯の寿命を縮めることもあるのです。

そのため、セラミックの歯が欠けたり割れたりと不具合を感じたら、なるべく早く歯科医院を受診しましょう。

まとめ

セラミックの歯

セラミックの歯の寿命はセラミックの種類によって異なりますが、平均して10年以上持つといわれています。

しかし、セラミックの歯の寿命は口内環境に左右されるため、ケアを怠るとこの寿命よりも短くなることがあるのです。

セラミックの歯を長持ちさせるためには、毎日しっかりと歯磨きを行い、定期的にメンテナンスを受けることが重要です。適切なケアを続けていれば、平均寿命よりも長持ちすることもあります。

虫歯や歯周病、噛み合わせの変化などは、ご自身では気づきにくいものですので、何も症状がなくても3〜4ヵ月に1回程度はメンテナンスに通うとよいでしょう。

セラミックの歯の寿命を長持ちさせたい方やメンテナンス方法について詳しく知りたい方は、歯科医師に相談してください。

セラミック治療でお悩みの方は、大阪府八尾市にある歯医者「医療法人甦歯会 もりかわ歯科」にご相談ください。

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