噛む力の向上による脳の成長への期待

上顎は10歳までに約80%成長するとされており、その時期は脳の成長とも深く関連しています。 上顎の成長が促進されれば、しっかりかむ習慣が育ちやすくなり脳へ適切な刺激を与える効果も期待できるという考え方があります。 歯並びを整え噛む力を高めることは、お子さまの全身的な成長・発達にとってもプラスに働く可能性があります。

スキャモンの成長曲線について

スキャモンの成長曲線は、人体の成長を「神経型」「一般型」「リンパ型」「生殖型」の4種類に分類して示したものです。神経型は脳や頭蓋骨、上顎などが幼少期から急速に発達し、10歳頃までに成長の大部分を終えるのが特徴です。この時期に上顎の成長を活かして矯正を始めると、「歯並び」や「かみ合わせ」の改善に効果的です。また、噛む力を育てることが脳の発達を助けるとされています。